富士東和佳

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富士東 和佳 Sumo pictogram.svg
Fujiazuma 2011 Nov.jpg
基礎情報
四股名 富士東 和佳
本名 渋谷 和由
愛称 おかわり君、シブ、トトロ
生年月日 1987年4月19日(27歳)
出身 東京都足立区
身長 180cm
体重 182kg
BMI 56.17
所属部屋 玉ノ井部屋
得意技 突き、押し、左四つ
成績
現在の番付 西十両6枚目
最高位 西前頭4枚目
生涯戦歴 332勝305敗15休(69場所)
幕内戦歴 102勝123敗15休(16場所)
データ
初土俵 2003年3月場所
入幕 2011年7月場所
備考
2014年9月28日現在

富士東 和佳(ふじあずま かずよし、1987年4月19日 - )は、東京都足立区出身で玉ノ井部屋所属の現役大相撲力士。本名渋谷 和由(しぶや かずよし)。身長180cm、体重182kg。得意手は突き、押し、左四つ。最高位は西前頭4枚目(2013年7月場所)、血液型O型。ニックネームは「(角界の)おかわり君」、シブ。

来歴[編集]

足立区立亀田小学校5年の時に相撲を始め、6年時にはわんぱく相撲全国大会で2位となった。足立区立第九中学校卒業直前に、小学校時代から稽古に通っていた[1]玉ノ井部屋に入門し、2003年3月場所において初土俵を踏んだ。同期生に佐田の海らがいる。

体格を生かした押し相撲を武器として、2005年7月場所に幕下へ昇進し、2006年11月場所では自己最高位となる東幕下11枚目の位置まで昇進したものの、一時期は首を痛めて三段目まで陥落した。その後も長らく幕下に在位し続け、2011年1月場所において新十両へ昇進した。14代玉ノ井(元大関・栃東)が玉ノ井部屋を継承してからは初となる関取となった。同年5月技量審査場所では西十両8枚目の位置で9勝6敗と勝ち越しを果たし、通常ならば幕内へは上がれない位置と成績だったものの、大相撲八百長問題で多くの力士が引退した影響を受けて、翌7月場所において新入幕を果たした。

新入幕となった2011年7月場所では10勝5敗という好成績を挙げたものの、翌9月場所から5場所連続して負け越してしまい、2012年7月場所において十両へ陥落した。その7月場所では10勝5敗と大きく勝ち越し、翌9月場所において再入幕を果たした。場所後の2014年2月4日には左目網膜剥離の手術を受けていたことが明らかになり、3月9日には協会から「左裂孔原性網膜剥離」で今月末まで安静を要すると診断されたことが発表された。これにより富士東は初土俵以来初めてとなる休場となった。[2]西十両9枚目の地位で迎えた7月場所には目薬を差す必要が無くなるほど左目の状態が改善されており、この場所では8所7敗の勝ち越しを治めた。[3]

土俵の外では、テレビのバラエティ番組への出演の他、2014年4月26日公開の映画『テルマエ・ロマエII』に、力士役として出演している[4]

エピソード[編集]

  • 現役力士の中でもえびすことして知られており、白米と焼肉が大好物である。中でも牛タンは軽く10人前を平らげるそうである。反面汁物は好まず、ちゃんこ鍋も汁を飲まずに具だけをおかわりするという。外食では足立区の焼肉屋に足しげく通い、場所中に焼肉屋皆勤を果たしたこともある。[5]
  • 幼稚園などのイベントで訪問するとトトロと形容されることが多い。[5]
  • 境川部屋へ出稽古に訪れることが多く、本人も「僕には3人の師匠がいて、当代先代境川親方です」と答えたことがある。[6]
  • 2013年5月場所初日にNHK大相撲中継で解説を担当していた二子山(元大関・雅山)は「一時期彼がダイエットしていると聞きまして、呼んで怒りました。重い突き押しが彼の魅力ですから」と話したことがある。

主な成績[編集]

2014年9月場所終了現在

通算成績[編集]

  • 通算成績:332勝305敗15休(69場所)
  • 幕内成績:102勝123敗15休(16場所)

場所別成績[編集]

                                                                                                                              

富士東 和佳
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2003年
(平成15年)
x (前相撲) 東 序ノ口 #13
5–2
 
西 序二段 #78
5–2
 
東 序二段 #34
4–3
 
西 序二段 #12
4–3
 
2004年
(平成16年)
東 三段目 #92
5–2
 
東 三段目 #58
5–2
 
西 三段目 #28
4–3
 
東 三段目 #13
4–3
 
西 三段目 #2
3–4
 
東 三段目 #15
3–4
 
2005年
(平成17年)
東 三段目 #30
4–3
 
東 三段目 #20
4–3
 
西 三段目 #7
4–3
 
西 幕下 #57
4–3
 
西 幕下 #47
5–2
 
西 幕下 #31
5–2
 
2006年
(平成18年)
西 幕下 #17
4–3
 
東 幕下 #14
2–5
 
西 幕下 #30
2–5
 
西 幕下 #47
5–2
 
東 幕下 #32
6–1
 
東 幕下 #11
3–4
 
2007年
(平成19年)
東 幕下 #18
2–5
 
東 幕下 #37
4–3
 
西 幕下 #31
3–4
 
西 幕下 #38
4–3
 
東 幕下 #31
1–6
 
東 三段目 #3
3–4
 
2008年
(平成20年)
西 三段目 #12
5–2
 
東 幕下 #53
4–3
 
東 幕下 #44
5–2
 
西 幕下 #29
4–3
 
西 幕下 #24
6–1
 
西 幕下 #8
2–5
 
2009年
(平成21年)
東 幕下 #24
4–3
 
東 幕下 #18
5–2
 
東 幕下 #10
4–3
 
西 幕下 #8
3–4
 
東 幕下 #15
3–4
 
東 幕下 #20
5–2
 
2010年
(平成22年)
西 幕下 #15
4–3
 
東 幕下 #11
3–4
 
西 幕下 #16
5–2
 
西 幕下 #7
4–3
 
西 幕下 #2
3–4
 
西 幕下 #5
5–2
 
2011年
(平成23年)
西 十両 #13
8–7
 
八百長問題
により中止
西 十両 #8
9–6
 
東 前頭 #15
10–5
 
東 前頭 #7
6–9
 
西 前頭 #10
7–8
 
2012年
(平成24年)
東 前頭 #11
7–8
 
西 前頭 #12
5–10
 
東 前頭 #15
3–12
 
西 十両 #5
10–5
 
東 前頭 #15
8–7
 
東 前頭 #13
8–7
 
2013年
(平成25年)
西 前頭 #11
8–7
 
東 前頭 #9
8–7
 
東 前頭 #7
8–7
 
西 前頭 #4
5–10
 
東 前頭 #8
6–9
 
西 前頭 #12
8–7
 
2014年
(平成26年)
西 前頭 #9
5–10
 
東 前頭 #13
休場[7]
0–0–15
東 十両 #8
7–8
 
西 十両 #9
8–7
 
西 十両 #6
7–8
 
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 十両・幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴[編集]

  • 渋谷 和由(しぶや かずよし)2003年3月場所 - 2009年3月場所
  • 富士東 和佳(ふじあずま かずよし)2009年5月場所 -

映画[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 生まれも育ちも足立区の関取誕生!新十両昇進の「富士東」が足立区長に喜びを報告 足立区公式ホームページ
  2. ^ 富士東 左目網膜剥離で今月末まで安静 Sponichi Annex 2014年3月9日 11:08
  3. ^ 富士東3勝目!網膜剥離から復調へ nikkansports.com 2014年7月20日20時31分
  4. ^ 富士東「テルマエ・ロマエ」出演 日刊スポーツ 2013年11月26日
  5. ^ a b 『相撲』2014年2月号84頁から86頁
  6. ^ 『大相撲ジャーナル』2014年2月号67頁
  7. ^ 左裂孔原性網膜剥離のため全休

外部リンク[編集]