ブリストル ボーファイター
ブリストル ボーファイター
ブリストル ボーファイター (Bristol Beaufighter) は、第二次世界大戦でイギリス空軍が使用した双発の重戦闘機 (Heavy fighter)。開発はブリストル・エアロプレーン社。イギリス空軍の他、アメリカ陸軍、オーストラリア空軍でも使用されている。
本来は、長距離を飛行できる昼間戦闘機として開発されたが性能不足であったため、夜間戦闘機、戦闘雷撃機に転用され、終戦まで活躍した。
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開発の流れ [編集]
ボーファイターの起源は、同じブリストル社が開発した双発雷撃機ブリストル ボーフォートと全く別の試作戦闘機、ブリストル タイプ 151にまで遡る。
ボーフォートを元にした計画はトーラスエンジンと20 mm機関砲を装備した重武装の昼間爆撃機を目指したものであったが、関係者が死去したことにより計画は中断されてしまった。
タイプ151の計画は、当初、ハーキュリーズエンジン装備の単発戦闘機であったが、後に空軍の仕様書F37/35に沿った、アクイラエンジン装備の双発戦闘機に改められ、タイプ153、およびタイプ153Aと呼ばれた。しかし、この計画はウェストランド ホワールウィンドに敗れ、不採用となった。
その1年後、ブリストル社からの提案という形で、新たな双発戦闘機の仕様書が空軍に提出されるが、空軍の要求と合わなかったため、いくつかの仕様が検討され、結局、ボーフォートの機体を流用した、タイプ156が選択された。
この仕様は、ハーキュリースエンジンを2基、機首下にイスパノ Mk.II 20mm機関砲4門を装備しており、尾翼、外翼、降着装置をボーフォートと共通しているため、設計期間が短くて済み、生産転換も容易である点が特に評価された。
試作1号機は1939年7月に行われたが、性能は思わしくなく、各種改修を行っても最大速度は期待された539 km/hを下回る497 km/hしか出なかったが、機動性は概ね満足の行くものに仕上がっており、1940年7月、制式採用され、ごく少数機が、バトル・オブ・ブリテンの昼間迎撃にも参加している。
夜間戦闘機としての運用もほぼ同時に始まり、レーダーを搭載したタイプが、1941年ごろから、夜間戦闘機の主力として大きな戦果をあげている。
対艦攻撃機としてのボーファイターは、1942年11月に最初の部隊が編成されている。索敵、機銃掃射、爆撃、雷撃等、艦船攻撃用の複数の任務を1機種でまかなえる雷撃型ボーファイターの登場は、混成対艦攻撃の嚆矢となった。
仕様 (Mk. X) [編集]
出典: Jane's Fighting Aircraft of World War II[1].
諸元
- 乗員: 2名(パイロット、偵察員)
- 全長: 12.6 m (41 ft 4 in)
- 全高: 4.84 m (15 ft 10 in)
- 翼幅: 17.65 m(57 ft 10 in)
- 空虚重量: 7,072 kg (15,592 lb)
- 最大離陸重量: 11,521 kg (25,400 lb)
- 動力: ブリストル ハーキュリーズ 14気筒レシプロエンジン、1,200 kW (1,600 hp) × 2
性能
- 最大速度: 515 km/h (280 kt, 320 mph) 10,000 ft (3,050 m)
- 航続距離: 2,816 km (1,750 海里) 1,520 nm
- 実用上昇限度: 5,795 m (19,000 ft)
- 上昇率: 8.2 m/s (1,600 ft/min)
武装
- * 固定武装:イスパノ・スイザ HS.404 20 mm 機関砲 4門(各60、計240ラウンド)
- 戦闘機部隊配備機
- 右翼:7.7 mm (.303 in) 機関銃 4門
- 左翼:7.7 mm機関銃 2門
- 搭載:RP-3 ロケット 8発 または 1000 lb 爆弾 2発
- 沿岸航空隊配備機
- ヴィッカーズ GO 7.7 mm 旋回機関銃 1門
- ブローニング 7.7 mm 旋回機関銃 1門
- 搭載:457 mm (18 in) 魚雷 1発
- 戦闘機部隊配備機
出典 [編集]
- ^ Bridgman, Leonard, ed. Jane’s Fighting Aircraft of World War II. "The Bristol 156 Beaufighter". London: Studio, 1946. 110-111. ISBN 1-85170-493-0
外部リンク [編集]
- ボーファイター画像[1]