MD 500

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MD 500E
MD 500E操縦席

MD500シリーズは、アメリカMDヘリコプターズで製作された、民間用、軍用の軽量万能ヘリコプターである。

MD 500は、ヒューズ500 OH-6Aカイユースの民間向けとして始まった。シリーズは、現在500E MD520N MD530F MDを含む。


目次

設計と開発 [編集]

ヒューズ 500 モデル369HS
ヒューズ 500 モデル369D
ノーターMD 520N

ヘリコプターとして成功したヒューズ500/MD 500シリーズは、当初米軍の軽量観測ヘリコプター開発要求に応じて設計試作が開始され、ベルヒラーとの審査を勝ち抜き、ヒューズModel 369として生産を開始した。OH-6Aカイユースとしての初飛行は、1963年2月。

ヒューズ/MD 500 [編集]

OH-6最初の飛行の前に、ヒューズ社は民間向けの機体を開発していると発表を行い、そしてヒューズ500(基本的に5席と7席の構成を選択し利用できる)として市場に出した。また、より強力なエンジンによる実用の機体は、500Uと呼ばれ(後に500C)として市場に提供された。

より強力なエンジン、T型の尾翼と新しい5枚のメインローターブレードで、改良されたヒューズ500Dは、1976年の主要な機種となり、4枚のテールローターブレードは、選択装備であった。500Dは、機首部分を鋭利な形状としたり、いろいろな内部の改良を施され(操縦室の面積拡大など)で1982年から500Eへと生産が移行した。530Fは500Eをさらに改良した高出力仕様で、より高負荷での飛行を可能とした仕様である。

マクダネルダグラスは1984年1月にヒューズ・ヘリコプターズを買収し、1985年8月から従来のヒューズ500Eを500E MDとして、そして、530FはMD 530Fとして製造を継続することになる。 1997年ボーイング/マクダネルダグラス合併により、1999年前半に民間向けのヘリコプター製造はMDヘリコプターズが継続する事になる。

軍用はMD 500 ディフェンダーと呼ばれ供給されている。

MD 520N [編集]

MD520Nは、ヒューズ/マクダネルダグラスが開発した、ヘリコプター設計上の革命である従来のテールローターが不要な方式であるノーターを装備したヘリコプターである。

マクダネルダグラスは、当初、520N(従来のMD500Eに基づき1989年1月に開始されていた)より強力でな高性能に改良された標準的なMD530Nを開発する予定であった。MD530Nの初飛行は1989年12月29日で、520Nの初飛行が1990年5月1日であったが、。マクダネルダグラスはMD520N が大部分の顧客が必要な要求を満たすと判断し、MD 530Nの開発は中止された。520Nは1991年9月13日FAA(連邦航空局)の型式証明を取得し、最初機体がその年の12月31日工場より初出荷された。

MDヘリコプターズは2000年に、改良されたRR 250-C20R+エンジンを搭載しデュフューザとファンを強化した、外気温が高い場合にも3-5%性能が向上した520Nを発表した。

ノーターは、警察などの法執行機関にも人気がある。それは従来のテールローターに比べ騒音が低いためである。

バージョン [編集]

民間用 [編集]

500
民間事業用向け仕様 369/OH-6A。エンジンアリソン 250C-18B 出力317 shp (236 kW).
500C
民間事業用向けの性能向上型。エンジンはアリソン 250C-C20 出力400 shp (298 kW).
500D
1976年の新しい民間事業用向け仕様。  エンジンはアリソン 250-C20B 出力420 shp (313 kW).
500E
機首形状を変更した最新の仕様。
NH-500E
イタリアで製作された500E.
520N
500Eにノーターを装備した機種
530F
500Eの上位機種。エンジン アリソン 250-C30B 出力 650 shp (485 kW).

軍用 [編集]

MD 500 ディフェンダー

軍隊向け仕様はディファンダーと呼ばれ輸出もされている。 500M, 500MD, 500MG,530MGなど.

運用国 [編集]

警察のMD 500E
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
ベルギーの旗 ベルギー
チリの旗 チリ
コスタリカの旗 コスタリカ
フィンランドの旗 フィンランド
クロアチアの旗 クロアチア
4機全てが退役
エルサルバドルの旗 エルサルバドル
5機
朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮
ハンガリーの旗 ハンガリー
  • ハンガリー警察
アイスランドの旗 アイスランド
イランの旗 イラン
日本の旗 日本
  • 海上自衛隊 5機の500Eが練習機として運用中。 陸上自衛隊、川崎重工業がライセンス生産を行ったOH-6D(民用MD369D=MD500D)が100機以上運用中。
中華民国の旗 中華民国台湾
ケニアの旗 ケニア
メキシコの旗 メキシコ
パナマの旗 パナマ
スペインの旗 スペイン
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

性能・主要諸元 [編集]

MD 500Eの操縦席
MD 500Eのローターヘッド

モデル 500C [編集]

  • 乗員: 1-2
  • 席数: 全5席
  • 全長: 30 ft 10 in (9.4 m)
  • 主回転翼直径: 26 ft 4 in (8.03 m)
  • 全高: 8 ft 2 in (2.48 m)
  • 空虚重量: 1,088 lb (493 kg)
  • 最大離陸重量: 2,250 lb (1.157 t)
  • 発動機: アリソン250-C20 ターボシャフトエンジン1基 278 hp (207 kW)
  • 超過禁止速度: 152 knots (175 mph, 282 km/h)
  • 巡航速度: 125 kn (144 mph, 232 km/h)
  • 航続距離: 335 NM (605 km)
  • 実用上昇限度: 16,000 ft (4,875 m)
  • 上昇率: 1,700 ft/min (8.6 m/s)

MD 520N [編集]

  • 乗員: 1-2
  • 席数: 全5席
  • 全長: 33 ft 2 in (9.78 m)
  • 主回転翼直径:27 ft 4 in (8.33 m)
  • 全高: 9 ft 0 in (2.74 m)
  • 円盤面積: 586.8 ft² (54.5 m²)
  • 空虚重量: 1,636 lb (742 kg)
  • 最大離陸重量: 3,350 lb (1.52 t)
  • 発動機: アリソン250-C20R ターボシャフトエンジン1基 375 hp (280 kW)
  • 超過禁止速度: 152 knots (175 mph, 282 km/h)
  • 巡航速度: 135 kn (155 mph, 250 km/h)
  • 航続距離: 267 mi (429 km)
  • 実用上昇限度: 14,175 ft (4,320 m)
  • 上昇率: 1,850 ft/min (9.4 m/s)

MD 530F [編集]

  • 乗員: 1-2
  • 席数: 5 total
  • 全長: 32 ft 7 in (9.94 m)
  • 主回転翼直径: 27 ft 4 in (8.33 m)
  • 全高: 8 ft 9 in (2.48 m)
  • 円盤面積: 587.5 sq ft (54.6 sq m)
  • 空虚重量: 1,591 lb (722 kg)
  • 最大離陸重量: 3,100 lb (1.61 t)
  • 発動機: アリソン 250-C30 ターボシャフトエンジン1基 375 hp (280 kW)
  • 超過禁止速度: 152 knots (175 mph, 282 km/h)
  • 巡航速度: 135 kn (155 mph, 250 km/h)
  • 航続距離: 232 nmi (267 mi, 430 km)
  • 実用上昇限度: 18,700 ft (5,700 m)
  • 上昇率: 2,070 ft/min (10.5 m/s)

関連事項 [編集]

外部リンク [編集]