ビザ

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ビザ
Visa Inc.
Visa Inc. logo.svg
種類 株式会社公開会社
市場情報
NYSE V
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ 私書箱8999
設立 2007年5月25日
業種 その他金融業
事業内容 決済事業
代表者 ジョセフ・W・サウンダース(会長最高経営責任者
ジョン・M・パートリッジ(社長
資本金 51,957.90ドル(クラスA普通株式)
36,903.88ドル(クラスB普通株式)
4,718.39ドル(クラスC普通株式)
(2011年9月30日現在)
発行済株式総数 9億3584万4585株
(2011年9月30日現在)
営業利益 54億5600万ドル(2011年9月期)
純利益 36億5000万ドル(2011年9月期)
従業員数 7,463人(2011年9月30日現在)
決算期 9月末日
主要株主 ・クラスA普通株式
エフエムアール・エルエルシー 7.5%
・クラスB普通株式(除ビザUSA保有分)
JPモルガン・チェース 23.3%
バンク・オブ・アメリカ 23.0%
ナショナル・シティ・コーポレーション 9.5%
・クラスC普通株式(除くビザ・インターナショナル・サービス・アソシエーション保有分)
三井住友カード 8.85%
新韓カード株式会社 7.33%
(2011年9月30日現在)
外部リンク http://www.visa-asia.com/ap/jp/
特記事項:デラウェア州法人
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ビザ: Visa Inc.)は、アメリカ合衆国に本社を置き世界的な決済技術を提供している会社(デラウェア州法人・公開会社[1]である。クレジットカードを柱とする決済手段の国際ブランドを運営する。

概要[編集]

VISAエレクトロンの例(ノルデア銀行
VISAカードの例(旧ロゴ/カナダロイヤル銀行
VISAクレジットカード端末の例
VISAロゴが大書されたATM(北京オリンピック会場)
VISAを含む各種クレジットカードが使える自動券売機(日本・JR東日本)

1958年バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が BANK AMERICARD を設立したことから始まり、後にBAICへと社名とブランド名を変更、それを1976年にVISA(Value Issuer Service Area[要出典])に変更、これが現在の社名・ブランド名である。このブランド名は、「各国地域の市場ニーズに合わせた貨幣価値を、国際決済サービスで提供する世界通貨」を意味する。[要出典]2008年ニューヨーク証券取引所に上場している。 ちなみに、査証とは関係ない。

ロゴマーク[編集]

古いVISAのロゴマークに配色されている青と金は、バンク・オブ・アメリカが設立されたルーツであるカリフォルニア州の青い空と金色の丘を意味している。VISAのロゴマークは小売店などでカードを受け入れる表示として広く使われてきた。

ヨーロッパ、とくにフランスなどでは、VISAのロゴマークが表示されていてもローカルなカードしか受け入れない小売店も多くあった。 2005年春から、今まで親しまれてきた古いVISA旗マークから、新たに発行されているカード[2]やVISAのサイト、小売店の掲示などで見られる新しいタイプのVISAマークに替えている[3]

トレードマークである「旗」を変更するのはこれが初めてである。カードや店頭に表示されている新しいロゴはシンプルなデザインになった。オレンジ色のVではじまり、あとは青色の文字で示され、背景は白地であることが多いが背景そのものがなく青色の文字部分が白色になっているものもある(三井住友VISAプラチナカード等)。

ホログラム[編集]

1984年から、今ではすっかり当たり前となっているが、世界中のVISAカードはカード番号下4桁の箇所に特徴的な鳩のマークが施されたホログラム入りのカードに変更された[4]。これは偽造防止など、セキュリティ対策のために実施された。本物のカードのホログラムならば3次元に見える。ホログラムの対策が実行されるとVISAのロゴマークも右になりホログラムと並列になっている。なお、ゴールドカード向けに、金色のホログラムシールも提供されている。

カードの外観は制限はあるが発行会社のカスタマイズを2005年3月から許している。これは同年秋からのマスターカードにおいても同様である。大部分のVISAカードは更なる偽造変造防止対策のセキュリティとしての紫外線の下でも鳩マークとVISAマークが浮かび上がるようにしている。2005年の新基準ではホログラムをカード裏面の磁気ストライプ上の貼付けホロマグネットストライプ(通称ホロマグ)のいずれかに変更となった。しかし、当時は2005年から5年以内に表面にホログラムを表示させることを目的にしていたが、未だにカード会社によっては従来通りのカードもある。この方式を採用するかはカード発行会社によっては決められていない。だが、POSレジスターが旧式であるのとカード会社のわがままがホロマグネットストライプを後退させた。代わりに、ホログラムをカード裏面に表示された。

ホロマグの欠点は、通常の磁気ストライプに比べ加盟店の旧式POSレジで読み取れないことが挙げられる。現在、この現象の詳細は不明である。なお、ANA VISAカードやVISAデビットは当初ホロマグタイプのカードで発行されたが、VISAからの加盟店教育を無視した加盟店のわがままが、後には普通の磁気ストライプと裏面のホログラムの組合せに切り替わっている。

サービス[編集]

Visaは、カードの発行その他のサービスを提供せず、Visaからライセンス権利を得た業者が自身の会員に提供する。

カード[編集]

カードは、後払いのクレジットカード、即時翌日払いのデビットカード、預払いのプリペイドカードをラインナップしている。

クレジットカード[編集]

クレジットカードとしては、次の種類のものが発行されている。

デビットカード[編集]

デビットカードとしては「Visaデビットカード」が発行されている。

利用する際に引落口座の残高を確認する必要があるという特性上、インプリンタでの処理を忌避させるためにエンボス処理はされていない。しかし、預金残高を超えてもオーソリ(承認)が取れてしまうことは無い。発行機関による立替問題が解消していないと、経済誌『ZAITEN』2009年1月号が報じた。立替サービスは、実際、2008年7月規定の変更後から始まっている。

海外では取扱高が2006年9月末時点で2兆5,000億米ドルに達し[5]、クレジットカードの取扱高2兆米ドルを上回っている。

日本では、楽天銀行が「楽天銀行 VISAデビットカード」、スルガ銀行が「SURUGA VISAデビットカード」をそれぞれ発行している他、カードを発行しないものとしてジャパンネット銀行(JNB)が「JNBカードレスVisaデビット(ワンタイムデビット)」を取り扱っている。: 平成23年5月25日より大手銀行では初りそな銀行りそなVisaデビットカード〈JMB〉を受付を開始した

プリペイドカード[編集]

Visa海外トラベルプリペイドカード[編集]

カードへ入金する事によって、海外に設置されているATMを利用して現地通貨として引き出したり、ショッピングを利用したりする事が出来るものである。

日本では、ジェイティービートラベルバンクより譲渡)、クレディセゾンが発行している。

Visaトラベルマネー[編集]

有効期限の間であれば再入金によって繰り返し海外で出金ができる。

日本では、トラベレックスジャパン株式会社がインターペイメントサービシズ・リミテッドの発行するキャッシュパスポートを取り扱っていたが、2010年3月31日を以て停止している[6]

ココカラクラブカード[編集]

クレディセゾンとドラッグストアチェーンのココカラファインが共同で発行するポイント機能付Visaプリペイドカード。実店舗で使用できるVisaプリペイドカードは日本国内初である[7]

ココカラファインのグループ店舗(ココカラファイン・セイジョー・ドラッグセガミ・ジップドラッグライフォートくすりのスズランクスリのコダマなど)や世界中のVisa加盟店での買い物に利用できるが、ATMでの現地通貨引き出しは使用できない。

Tay Two Card[編集]

日本初"BINスポンサーシップ-プログラムマネージャーモデル"によるVisaプリペイドカード[8]

非接触決済[編集]

Visa Touch[編集]

日本に於いて展開する後払い非接触決済である。Visa payWave との互換性はない。次の三社が対応している。2014年6月末でサービス終了予定[9]

Visa Wave[編集]

2004年にVISAアジア・パシフィックが独自に開始したサービス[10]アジア(香港・上海・フィリピン・マレーシア・韓国のみ)だけに展開された非接触決済(電子クレジットカード)である。Visa Touch との互換性はない。現在は後述するVisa payWaveに事実上吸収されている。

Visa payWave[編集]

2007年9月サービス開始[11]。全世界的に展開されている。Visa Touch との互換性はない。

日本ではVisa Touchが先行して導入されていた関係からサービス開始が遅れたが、2013年より本格的にサービスを開始する予定である[12]

VISA認証サービス[編集]

インターネット上のVISA決済における保安強化のための認証システムである。このシステムには「Verified by VISA」のマークがある。従来ネット決済は「カード番号」と「有効期限」、「英文氏名」といった券面にも表示されている内容だけで可能な場合があるため、なりすまし購入の問題があった。そこで、カード暗証番号とも会員用の各種パスワードとも異なる「認証用パスワード」と「パーソナルメッセージ」の入力も同時に必要とすることで、ネット上においても「本人確認」がより実効的な形でできるようにしたものである[13]

日本に於けるVisa[編集]

Visaからライセンス権利を得た業者がVisaブランドのクレジットカードの発行や加盟店に関する業務を行っている。

発行[編集]

日本国内でVisaから直接ライセンスの供与を受けてVisaカードを発行している会社(プリンシパルメンバー)は、次の通りである[14]。これ以外の会社が発行しているでVisaカードは、以下のいずれかと提携して、加盟店開放によるライセンスの供与を受けた上で発行している。

加盟店[編集]

日本においてVisaブランドの加盟店に関する業務を行うVISAカード加盟店契約会社(プリンシパルメンバー)は、次の通りである[17]

CM[編集]

現在のCM内容は「クレジットカード決済の増加により現金の出番が減ることを危惧している」という設定のもと、現金(日本銀行券)の肖像画に描かれている福沢諭吉野口雅弘)・夏目漱石(新田太郎[20]・夏目漱石の兄の孫[21])・野口英世棚橋ナッツ)が出演している(現行五千円札の樋口一葉、ないし先代五千円札の新渡戸稲造は、関係者の許諾が得られなかったため起用されず)。共演は吹石一恵田中マルクス闘莉王である。

キャッチコピーは、「世界通貨」「VISAさえあれば(You only need VISA.)」「Go with VISA.」などである。

CM提供番組[編集]

過去の出演者[編集]

VISAカード派の阿部と、現金決済派の小倉が共演する、と言う設定のCMであった。

脚註[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ビザ・インク「有価証券報告書」、2012年3月28日関東財務局提出
  2. ^ 新たに発行されるカード[リンク切れ]
  3. ^ http://www.visa-asia.com/ap/jp/mediacenter/pressrelease/NR_jp_170106.shtml
  4. ^ ただし、VIEW SuicaカードりそなVisaデビットカード等のエンボスレスカードの場合は、ホログラムを外す様にカード番号スペースが縮められた(従来の概ね12桁相当に16桁を収めた)券面デザインとなっている。
  5. ^ VISAデビットカードについて
  6. ^ キャッシュパスポートに関する重要なお知らせ (PDF)” (日本語). 2010年6月6日閲覧。
  7. ^ 日本初!実店舗で使えるVisaプリペイドカード~クレディセゾンが発行するVisaプリペイドカードをココカラファインで導入 (PDF) - ココカラファイン・クレディセゾン2社連名によるリリース(配信元:株式会社ココカラファイン) 2013年4月1日(2013年9月2日閲覧)
  8. ^ 日本初"BINスポンサーシップ-プログラムマネージャーモデル"によるVisaプリペイドカード『Tay Two Card』誕生!! (PDF) - (配信元:株式会社テイツー) 2014年1月14日
  9. ^ 「三菱東京UFJ-VISA」VisaTouchサービス終了に関するご案内 - 三菱東京UFJ銀行
  10. ^ Visa launches Visa Wave for contactless card payments - geekzone・2004年4月27日
  11. ^ New Visa payWave Issuers and Merchants Sign Up for Faster, More Convenient Payments - Smart Card Alliance・2007年9月20日
  12. ^ NFCを活用したVisa payWaveおよびMasterCard PayPass決済サービスの開始について - 三井住友カード・2012年10月11日
  13. ^ カードを登録する” (日本語). 2010年6月6日閲覧。
  14. ^ Visaカードのお申し込み先” (日本語). 2013年5月18日閲覧。
  15. ^ VJAグループが発行する。
  16. ^ UCカードグループ及び株式会社クレディセゾンが発行する。
  17. ^ VISAカード加盟店契約 お問い合わせ先” (日本語). 2012年1月23日閲覧。
  18. ^ VJAグループが加盟店開拓を行う。
  19. ^ 参考文献には楽天KCと記載がある。しかし、楽天KCは楽天カードとKCカードへ分割されており、KCカードはVISAの発行を行っていないため、楽天カードと修正されていない状況のようである。
  20. ^ 芸能プロダクション「サイアン・インターナショナル」代表取締役
  21. ^ 夏目房之介ブログ「で?」2008/11/18付より。(2010年10月23日閲覧))

外部リンク[編集]