スズキ・GSX-R1000
| スズキ・GSX-R1000 |
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2008年モデル
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| 排気量クラス | 大型自動二輪車 |
| 製造期間 | 2001年 - |
| タイプ | スーパースポーツ |
| エンジン | 999cc |
| 最高出力 | 136.1kw(185ps)/11,500rpm |
| 燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 駆動方式 | チェーンドライブ |
| サスペンション |
前: テレスコピック式
後: スイング・アーム式 |
| ブレーキ |
前: 油圧式ダブルディスク
後: 油圧式ディスク |
| 全長x全幅x全高 | 2045mm x 720mm x 1130mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| シート高 | 810mm |
| ホイールベース | 1415mm |
| 燃料タンク容量 | 17.5L |
| 備考 | スペックは2007年モデルのもの |
| 同クラスの車 | ホンダ・CBR1000RR ヤマハ・YZF-R1 カワサキ・ニンジャZX-10R ドゥカティ・1098 アプリリア・RSV4 BMW・S1000RR |
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GSX-R1000(ジーエスエックスアールせん)は、スズキが製造しているスーパースポーツタイプのオートバイである。GSX-Rシリーズにおける旗艦として位置付けられ、現在も日本国外向けに生産されている。略称は「R1000」。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 2001年型
欧米で人気を集めていた1000ccスーパースポーツ市場に投入するため、2000年型GSX-R750のエンジンを987.8ccに排気量アップし、フレームやスイングアームを若干強化した車体に搭載して2001年に登場した。 キャッチコピーは「Own The Racetrack」(サーキットの覇者)。
GSX-R1000のエンジンのルーツは1996年型GSX-R750の3分割クランクケースエンジンまで遡るが、これは元来、排気量アップを念頭に置いていない750ccに最適化して開発されたエンジンであった。そのためシリンダピッチにあまり余裕がなく、1000cc化にあたり、当初は72mmから73mmと、1気筒あたり1mmしかボアを広げることができなかった。エンジンを一から新造するには膨大なコストと時間がかかるため、シリンダヘッドを2000年型GSX-R750と共通とし、ストロークを46mmから59mmへと13mmも伸ばすことで、1000ccフルスケールにわずかに足らない987.8ccまで拡大され、最高出力は160PSを発生。ボアストローク比0.808と、高出力スーパースポーツ車のエンジンとしては異例のロングストローク型エンジンとなったが、これが扱いやすい出力特性を得る結果に繋がった。
登場時において、ライバル車のCBR929RRやYZF-R1とはエンジンパワーで勝っており、世界中のサーキットで大活躍した。特に、改造範囲の狭いプロダクションレースではノーマル状態でのパワー差がそのまま順位に現れやすいため、R1000ワンメイクの様相を呈するほどであった。そうした状況を受け、2002年には他社が改良モデルを投入することとなる。
[編集] 2003年型
- エンジンはポンピングロスの低減やラムエア効率の向上
- ECUの32ビット化
- 最高出力164PS
- フレームは押し出し材に変更のうえ可変式スイングアームピボットを採用し新設計
- 乾燥重量の2kg計量化
- 公称数値によるパワーウエイトレシオは1.02kg/PS
- フロントブレーキにラジアルマウント式の4ポットキャリパー
- テールランプにLEDを採用
レースでは、北川圭一が2003年全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにおいてシリーズチャンピオンを獲得した。2004年には他社から相次いで新モデルが投入され、JSB1000では前年覇者の北川もシリーズ10位という結果であった(R1000の最高位は渡辺篤の6位)。
[編集] 2005年型
2005年には、1000ccレースレギュレーション内でのさらなる出力増を主目的として2回目のフルモデルチェンジを受けた。エンジンはボアを1気筒あたり0.4mm広げた73.4mmとし、総排気量はほぼフルスケールの998.6ccとなった。最高出力は178PSに上昇し、乾燥重量166kgという軽量な車体と相まって、パワーウエイトレシオはF1に匹敵する0.93kg/PSを、あくまでカタログ数値上ではあるが達成した。前年登場のライバル各車がセンターアップマフラーを採用していた中で、R1000はオーソドックスな右出しマフラーを採用し続けた。スズキによれば、センターアップを採用しないことによりマスの集中化が図られ(マフラーという重量物をセンターアップより重心に近づける事ができる)、さらに軽量化にも有利とされた。この2005年モデルでスズキはスーパーバイク世界選手権にワークス体制で参戦し、それまでドゥカティの独擅場であった(過去18回のうちメーカータイトル13回、ライダータイトル11回をそれぞれ獲得していた)本シリーズのタイトル奪取に成功した。
英の自動車専門誌であるAUTOCAR誌恒例の0-100-0mphテストに飛び入り参加したGSX-R1000は、0-100mph加速においてポルシェやランボルギーニに加え、ケーターハム、アリエルアトムなどの特殊スポーツカーをも含め、参加した全ての超高性能車を大差で破り「本気で加速する大型バイクには、最速のロードカーでさえ付いていくことは不可能だ」との評価を受けた。なお、テストライダーのニール・マッケンジーは圧倒的な勝利にもかかわらず、1速で155km/hまでしか出ないことに不満をもらしたと記されている。 (翌年号のテストにおいてレーシングフォーミュラーマシン(A1グランプリカー)に破られた。)
[編集] 2007年型
2007年にシリーズ3回目となるフルモデルチェンジを受けた。EUの自動車排出ガス規制に対応するため、今回もセンターアップマフラーは採用せず両側出しマフラーとした。この結果、乾燥重量は172kgと先代から6kg増加しているが、エンジンも185PSまでパワーアップされ、パワーウエイトレシオは0.93kg/PSと、先代とほぼ同値をキープしている。また、走行場面に応じエンジン出力特性を3つのモードに切り替え可能な機構(S-DMS)を搭載した。2007年7月29日、2007年モデルは鈴鹿8時間耐久ロードレースで加賀山就臣/秋吉耕佑組により、750ccレギュレーション時代を含め、GSX-Rシリーズ初の優勝を飾った。また、この年のJSB1000では渡辺篤がシリーズチャンピオンを獲得した。
[編集] 2009年型
シリーズ4回目となるフルモデルチェンジを受ける。プロダクト・コンセプトは『The Top Performer』
主な変更点として下記があげられる。
- エンジン、フレームを新設計とし、軽量化とコンパクト化
- フロントサスペンションにBPF(ビッグピストンフロントフォーク)を採用
- フロントのブレーキキャリパーには、トキコ製モノブロックキャリパーを装備
エンジンは前モデルまでは、2000年型GSX-R750のストロークを延長したものを改良し使用してきたが、新設計となったことによりショートストローク化している。エンジン出力は前モデルと同様の185PSとなっている。前モデルと同様の両側出しマフラー、S-DMSを引き続き搭載しており、3つの出力特性に切り替えが可能。
同年7月26日に開催された鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、酒井大作/青木宣篤/徳留和樹組により、2007年に続き2度目の優勝を飾った。