スズキ・ボルティー
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スズキ・ボルティー
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ボルティーの輸出仕様 TU250X
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| 基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 排気量クラス | 軽二輪 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| メーカー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エンジン | 249cc 4ストローク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 内径x行程 / 圧縮比 | 72mm x 61.2mm / 9.0:1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最高出力 | 15kw(20ps)/7,500rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最大トルク | 21Nm(2.1kgm)/6,000rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 乾燥重量 | 125kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ボルティー(Volty)とは、スズキが製造していたオートバイである。
1994年から2004年にかけて製造・販売していたネイキッドタイプの250ccロードモデル。クラシックなスタイルを意識して開発されたオールドルックが特徴的。スペック的に高性能は追求せず、手軽に乗れて日常使用に適した乗りやすい仕様に留めている。エンジンはグラストラッカー/ビッグボーイ(前期型 4バルブモデル)、マローダー250と共通の249cc空冷単気筒4サイクル・SOHC4バルブを搭載する。これらは兄弟車種にあたる。
後継車種はST250であり、こちらもロングセラーモデルとなり、現在もST250 Etypeとして製造・販売している。
目次 |
概要 [編集]
1994年11月より全国販売された。クラシカルな外観を持ったロードモデルであり、メッキを多用した曲線部分の多い車体デザインは童夢が担当した。実用一辺倒で無骨なスタイルのGN250と比べると、同じクラシックモデルでもレトロ調の洒落たデザインとしている。エンジンはDR250S(J401型)/GN250(J403型)をルーツにした249cc空冷単気筒4サイクル・SOHC4バルブ(J424型)を搭載する。最高出力は20ps/7,500rpm、SOHCながら4バルブ、TSCC(ニ渦流燃焼室)を備えている。
ボルティーは1982年に発売されたGN250からエンジン、フレーム、フォーク、サスペンション、ホイール、マフラーなどを流用し、外装を変えて販売することで開発費を極限まで抑え、またカラーラインナップも黒モデルの一色のみに絞ることで製造工程や在庫管理・流通経費を簡素化し、結果、当時の250ccモデルの新車価格相場を10万円以上も下回る29万8,000円(ボルティーType I ただし税抜き希望小売価格)で販売された。マスコミにも取り上げられ、「バイクの価格破壊」として話題になった(なお価格についてはのちの価格改定により、1999年モデルで34万8,000円、2000年モデルでは35万8,000円と値上がりに転じている)。
リーズナブルな価格で販売されたこともあって、中型バイクのエントリーモデルとして人気を博し、1994年の販売開始から2004年まで10年間マイナーチェンジを続けながら生産された。
ボルティーの空冷単気筒エンジンは高回転型でもなく馬力も20psと低いため、通常120km/hを超えるような速度は出せないが街中での走りはトルクフルであり扱いやすい。着座姿勢も無理のない楽なポジショニングを採用しており、長時間運転していても疲れにくい。車両重量は125kgと軽く車体バランスも良いため、前輪シングルディスク(1ポット片押し式キャリパー)・後輪ドラム(リーディングトレーリング)の組み合わせながらブレーキが良く利く。同クラスの車種としては小柄で、シート高750mmと足付きが良い。
ボルティーはリッター30km前後(ツーリングではリッター35km超えも)と当時としては燃費が非常に良く、単気筒エンジンを搭載したシンプルな車体構成は壊れにくく整備性に優れ、価格もリーズナブル(1994年~2001年まで国内4メーカー250ccクラス最廉価モデル)であったことから業務用途としても利用された。一部地域の郵便局ではカブやメイトに代わってボルティーが配達用途として使われた。1990年代中期から2000年代にかけてバイク便の車両としてもちょくちょく見かけることがあった。
種類 [編集]
Type I [編集]
- 1994年11月 発売開始 29万8,000円(TU250S NJ47A-100001~ 以下、価格は全て消費税を含まない税抜き希望小売価格での表示)
- 1995年10月 発売開始 29万8,000円(TU250T NJ47A-107021~)
- 1999年04月 発売開始 34万8,000円(TU250X NJ47A-116340~)
- 2000年06月 発売開始 35万8,000円(TU250Y NJ47A-119071~)
- 2002年01月 発売開始 35万8,000円(TU250K2 NJ47A-130780~)
- 2003年05月 発売開始 35万8,000円(TU250K2 white version NJ47A-136566~)
- 2004年03月 発売開始 32万9,000円(TU250K2 Volty VIVID)
- カラーラインナップは黒モデルの一色のみ(TU250S~TU250T 1994年~1999年)
- 1999年価格改定 割高となったが各種装備を追加・変更し、ボディカラーも複数ラインナップ(TU250X以降 1999年~2004年)
- TU250X以降は事実上のType IのType II化(Type IIはType Iに統合される形で1998年モデルをもって廃止)
- 2ポットブレーキキャリパー採用、クラッチプレート変更、ハザードランプ・パッシングライト・ポジションランプ搭載(TU250X以降 1999年~2004年)
- 平成12年排出ガス規制適合のため二次空気供給装置(AI)を導入、キャブレター変更、ギア比変更(TU250Y以降 2000年~2004年)
- Volty VIVIDは特殊仕様(オートバイ販売店レッドバロンが最終生産ロットをスズキから入手し、カスタムパーツを組み込んで販売したショップ限定モデル)
Type II [編集]
- 1994年11月 発売開始 32万9,000円(TU250XS NJ47A-100001~)
- 1995年10月 発売開始 32万9,000円(TU250XT NJ47A-107021~)
- ボディカラーを黒モデルの1車種に絞ることで価格を抑えたType Iの別注モデルにあたる
- 別注モデルにあたるため価格は割高となるがカラフルなボディカラーを複数ラインナップ
- Type Iとは一部装備(クラッチスイッチ、レバー)を除いて同一、性能諸元において差はない
- Type Iに統合される形で1998年モデルをもって廃止
Type C [編集]
- 1995年12月 発売開始 32万9,000円(TU250X-ST NJ47A-108341~)
- 1996年12月 発売開始 33万9,000円(TU250X-SV NJ47A-111408~)
- Type Iの別注モデル
- タンデムシートの代わりにキャリアベースを搭載したビジネスユースモデル
- センタースタンド搭載
- キャストホイール、チューブレスタイヤ採用(TU250X-SV 1996年)
Type T [編集]
- 1998年2月 発売開始 35万9,000円(TU250XT-W NJ47A-114096~)
- 1999年1月 発売開始 36万9,000円(TU250XT-X NJ47A-115973~)
- 2000年1月 発売開始 37万9,000円(TU250XT-Y NJ47A-117006~)
- Type Iの別注モデル
- ダブルシートと折り畳み式リアキャリアを搭載したツーリングモデル
- センタースタンド、ハザードランプ搭載
- 2ポットブレーキキャリパー採用、クラッチプレート変更、パッシングライト・ポジションランプ搭載(TU250XT-X以降 1999年~2001年)
- 平成12年排出ガス規制適合のため二次空気供給装置(AI)を導入、キャブレター変更、ギア比変更(TU250XT-Y 2000年~2001年)
車名の由来 [編集]
スズキの造語で、意味は馬術用語のVOLTE(ボルト)という、半径5mの円に沿って馬を操り正確さを競う乗馬の規程種目に由来する(日本では巻き乗りと呼ばれている)。騎手(ライダー)の意志を忠実に伝える事が出来るバイクを目指したことから命名された。
関連車種 [編集]
- ST250(後継車種。ボルティーとは共通部品も多い)
- グラストラッカー/ビッグボーイ(現行車種。デュアルパーパスモデル)
- マローダー250(絶版。アメリカンモデル)
- GN250(絶版。スタンダードモデル。もともとこの車両のフレームとエンジンを流用し、外装を変更したものがボルティーであった。中国では現在もライセンスモデル・コピーモデル混在する形で生産されている)
- DR250S(絶版。オフロードモデル)
- NZ250(絶版。高性能モデル。油冷システムを導入し、潤滑システム・ヘッド周りを中心に大幅なモディファイを施したモデル。最高出力33馬力)
- SW-1(絶版。スクーターモデル)