スズキ・バンディット

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バンディットBandit)とは、スズキ株式会社が販売しているオートバイの車種。排気量、製造年次、仕様地別に数種類がある。車名のバンディットとは「山賊」のことである。

なおバンディッドの正式型番はGSFジーエスエフ)であるため、本項ではGSFシリーズとして発売された車両についても記述する。

目次

[編集] Bandit1250 ABS/S ABS/F ABS

Bandit1250/S
Bandit1250S(2007年式)
Bandit1250S.jpg
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー スズキ株式会社
製造期間 2007年-
タイプ EBL-GW72A
フレーム ダブルクレードル
エンジン 1254cc
最高出力 74.0kW(100.0PS)/7,500rpm
最大トルク 107N・m(10.9kg・m)/3,500rpm
燃料供給装置 燃料噴射装置
変速機 常時噛合式6速リターン
駆動方式 チェーンドライブ
ブレーキ
前: 油圧式ダブルディスク
後: 油圧式ディスク
全長x全幅x全高 2130mm x 790mm x 1235mm
最低地上高 135mm
シート高 770-790mm
ホイールベース 1480mm
乗車定員 2人
燃料タンク容量 19L
燃費 27km/l
本体価格 1,029,000
備考 スペックは2007年式1250S
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Bandit1250/S ABS2007年に発売された。それまでに発売されていた、スズキ伝統の油冷エンジンを搭載したBandit1200/Sの外観はそのままに、新開発の水冷エンジンを搭載したモデルである。エンジン以外の外観はそのままであるが、ダウンフレーム径を従来型よりも10%大径化している。

この水冷エンジンは、従来の油冷エンジンに比べストロークを5mm拡大したもので、排気量は従来の1156ccよりも98ccアップの1254ccとなる。最大トルクは107N・m(10.9kg・m)となり、これを従来型よりもさらに低回転となる3500rpmで発生させることとなった。また、二次バランサーが搭載され、騒音や振動を低減させ、よりスムーズなエンジンフィールを得ている。

エンジン水冷化に伴い、従来のキャブレター方式からインジェクションに変更されている。このインジェクションシステムにはSDTV(Suzuki Dual Throttle Valve)が搭載されており、ライダーのスロットル操作に対して、理想的な吸気速度を補助的に制御し、リニアなスロットルレスポンスと共に、排出ガスの低減に貢献している。

トランスミッションはエンジン水冷化にあわせて6速となった。全体のギア比は従来型から再設定されているが、高速巡航時のエンジン回転数を低減している。

また、このモデルから、国内販売のモデルに限っては、ABS搭載が標準となった。ABS検出部はアクティブセンサーとし、センサーローターはプレート式を採用している。

2010年4月にはBandit1250F ABSが発売された。この車両は欧州では GSX1250FA として販売されているもので、前面にGSX-Rシリーズのデザインを流用したフルカウル仕様となっている。なお、この車両もABSは標準装備となっている。

ネイキッド版のBandit1250 ABSは、発売から短期間で日本のラインナップから外されていたが、 F と車体構造を共通化し異型ヘッドライト装備させるなど外装を一新し、2010年6月から日本でも再び発売された。

[編集] GSF1200/S/S-ABS・Bandit1200/S

SUZUKI '06 Bandit1200S
GSF1200P

GSF12001995年に発売された。低回転域のトルクの重厚さを売りにした車両であり、4000回転で最大トルクを発揮する強力なエンジンを搭載している。日本国外ではBandit1200の車名で輸出されていた。国内ではモデルチェンジとして発売されたイナズマ1200を挟み、2000年に再びモデルチェンジを受けてバンディット1200として発売されることになった。なお共に型番「S」のハーフカウル仕様もある。また、GSF1200Sには、二輪車には当時珍しかったABS搭載車種も存在した。

当車には白バイ仕様(形式はBC-GV75C、車名もバンディットではなくGSF1200P)も存在しており、ハーフカウル仕様のGSF1200SのABS仕様をベースモデルとして、専用カウル、速度取締メーター、SMPスイッチ、サイレンパトライトの取り付けやサイドパニアケース、大型エンジンガード、大出力オルタネーター警察無線用機材等の専用部品の装着が行われている。2004年の千葉県警察を皮切りとして、警視庁を中心に各道府県警においても、旧型のVFR750P(RC35)の置き換えとして導入が進んでいる。都道府県によっては導入数は現在の主力車種であるVFR800P(RC49)に並ぶほどとなっている。

なおスズキは2004年8月6日に国土交通大臣へ対しGSF1200Pのリコールの届出を行っている。リコール内容はスピードセンサーパネル圧入不良。

  • 2000年3月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-100001~
    • 機種番号 GSF1200Y(ネイキッド) / GSF1200SY(ハーフカウル)
    • カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H)
  • 2001年11月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-101226~
    • 機種番号 GSF1200SK2
    • カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H)
  • 2003年2月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-101630~
    • 機種番号 GSF1200SK3
    • カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR)
  • 2003年10月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-101859~
    • 機種番号 GSF1200SK4
    • カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR)
  • 2004年7月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-102101~
    • 機種番号 GSF1200SK5
    • カラー ソニックシルバーメタリック(YD8)
  • 2005年1月発売
    • 形式 BC-GV77A
    • フレームナンバー GV77A-102284~
    • 機種番号 GSF1200ZK5
    • カラー グラススプラッシュホワイト/パールスズキディープブルー(LR5)
  • 2006年3月発売
    • 形式 BC-GV79A
    • フレームナンバー GV79A-100001~
    • 機種番号 GSF1200K6/SK6
    • カラー パールネブラーブラック(YAY) / キャンディインディブルー(LR5)
  • 2006年9月発売
    • 形式 BC-GV79A
    • フレームナンバー GV79A-100626~(SAK6) / GV79A-100636~(AK6)
    • 機種番号 GSF1200AK6/SAK6
    • カラー パールネブラーブラック(4CX)

2006年にフルモデルチェンジを行ない、全体的に扱いやすさを優先させたデザインとなり、「S」については風防のデザインが大幅に変更された。なお9月に「油冷エンジンを搭載した最終モデル」と公式発表した油冷ファイナルエディションGSX1400も同様の特別仕様車をイギリスに導入している。ただし日本には導入されていない)を発売している。これはEU排ガス規制であるユーロ3に油冷エンジンが適合できなくなったためだと言われている。専用装備としてABS、金色のホイール、専用エンブレムが奢られている。

[編集] GSF750

GSF7501995年に発売された。4ストローク油冷4気筒のエンジンをダブルクレードル構造のフレームに搭載しており、大型自動二輪車クラスのバンティッドシリーズにおいて構造的にスタンダードな車両であったが、教習車仕様なども作られたものの販売面では芳しくなくなかった。

[編集] Bandit600/S・Bandit650/S

SUZUKI Bandit600

Bandit600はGSFシリーズをベースとした輸出仕様車で、2004年に排気量を拡大しBandit650としてモデルチェンジされた。型番「S」はハーフカウル仕様である。

[編集] Bandit250/V・Bandit400/V/V Limited/VZ

SUZUKI Bandit400
SUZUKI Bandit250V

バンティット250バンティット400ネイキッドバイクの新しいシリーズ車種として1989年に発売され、4ストローク水冷4気筒エンジンを、パイプを強調したダイヤモンド構造のフレームに搭載していた。純正でセパレートハンドル仕様とバーハンドル仕様があり、オーナーの好みで選ぶことができた。セパレートハンドルとの干渉を避けるタンクのえぐりは両車とも共通。

250cc・400cc共に1995年フルモデルチェンジを受けたが、通算10年以上発売されロングセラー車種となった。なお型番「V」は可変バルブタイミング機構を持つVCエンジンを搭載した車両である。

バンディット400は初期型、後期型のどちらにも可変バルブタイミング機構のVCエンジン搭載モデルがあるが、バンディット250には後期型のみにVCエンジン搭載モデルが存在する。

後期での変更点は、ほぼ全ての外装とスイングアームやステップなどのパーツがアルミ製になっており、10kgほど軽量化された。また、シート下のスペースも設けられ、非常に便利になった。VCエンジン搭載モデルについては可変バルブタイミング機構の仕様が変更された。

VCエンジンはロッカーアーム上に中低速用のローカムと高速用のハイカムを持ち、エンジン回転数に応じて油圧で二者を切り替える。初期型のVCエンジンはこの切り替えを吸・排気双方について行っていたが、後期型では吸気側のみとなった。このためカムの切り替えに伴う加速フィールは、初期型のほうがよりアグレッシブな味付けとなっている。また切り替え機構の作動音も初期型のほうが大きい。

  • バンディット250 - 1989年~1995年が初期型。1995年~199x年が後期型。
  • バンディット250V - 1995年~200x年。後期型。VCエンジン搭載。
  • バンディット400 - 1989年~1995年が初期型。1995年~199x年が後期型。
  • バンディット400V - 1989年~1995年が初期型。1995年~200x年が後期型。共にVCエンジン搭載。
  • バンディット400V Limited - 1992年~1995年。初期型。 VCエンジンとロケットカウル搭載。
  • バンディット400VZ - 1995年~200x年。後期型。 VCエンジンとビキニカウル搭載。

この車種をベースにカタナ250(GSX250SS)が作られた。ホイールが3本スポークの共通デザインであるのはその名残である。

[編集] 外部リンク

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