コンテンツにスキップ

西鉄柳川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西鉄柳川駅
西口
にしてつやながわ
Nishitetsu-Yanagawa
T38 矢加部 (1.1 km)
(1.3 km) 徳益 T40
地図
所在地 福岡県柳川市三橋町下百町
北緯33度9分53.9秒 東経130度25分8.38秒 / 北緯33.164972度 東経130.4189944度 / 33.164972; 130.4189944座標: 北緯33度9分53.9秒 東経130度25分8.38秒 / 北緯33.164972度 東経130.4189944度 / 33.164972; 130.4189944
駅番号  39 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 天神大牟田線
キロ程 58.4 km(西鉄福岡(天神)起点)
駅構造 橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]10,072人/日
-2022年-
開業年月日 1937年昭和12年)10月1日
テンプレートを表示

西鉄柳川駅(にしてつやながわえき)[注釈 1]は、福岡県柳川市三橋町下百町にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線。全列車停車駅である。駅番号はT39

福岡(天神)方面への通勤通学利用が多くを占める駅である。ラッシュ時には当駅始発の列車が多数あり、駅前ロータリーへの送迎の車で大変混雑する。当駅は市内のみならず鉄道のない大川市やJR沿線のみやま市(瀬高)方面など広域的な玄関口となっている。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

駅舎は2階建て鉄骨造の橋上駅である。

島式ホーム2面4線を有する。利用者の多い上りホームはホームの端まで乗客の列ができることもある。

ホーム上に駅員が終日配置されている。駅に隣接して柳川乗務所があり当駅で運転士・車掌が乗務交代することが多い。また、柳川車両基地が当駅の大牟田寄りに設置されており、始発・終着列車がある。特急・急行と普通の緩急接続を行っているが、普通は多くの列車が当駅で15 - 22分程度停車する。

ホーム有効長は7両分ある。

のりば
乗り場 路線 方向 行先
1・2 天神大牟田線 下り 大牟田方面
3・4 上り 久留米福岡(天神)方面

駅設備

[編集]

自動改札機5機、自動券売機5機、自動精算機1機がある。

利用状況

[編集]

2022年度の1日平均乗降人員は10,072人[西鉄 1]で、西鉄の駅としては第15位である。なお、当駅の乗降人員は西鉄久留米 - 大牟田間の途中駅の中で最も多く、唯一1万人を超えている[西鉄 1][6]

年度別1日平均利用客数[7]
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1999年(平成11年) 16,023
2000年(平成12年) 15,153
2001年(平成13年) 14,702
2002年(平成14年) 14,028
2003年(平成15年) 13,440
2004年(平成16年) 13,279
2005年(平成17年) 13,188
2006年(平成18年) 12,968
2007年(平成19年) 12,669
2008年(平成20年)
2009年(平成21年)
2010年(平成22年)
2011年(平成23年) 11,638
2012年(平成24年) 11,594
2013年(平成25年) 11,853
2014年(平成26年) 11,265
2015年(平成27年) 11,470
2016年(平成28年) 11,448
2017年(平成29年) 11,274
2018年(平成30年) 11,438
2019年(令和元年) [西鉄 2]11,221
2020年(令和02年) [西鉄 3]8,321
2021年(令和03年) [西鉄 4]8,935
2022年(令和04年) [西鉄 1]10,072

駅周辺

[編集]

以前は「柳川」と名乗っていながら山門郡三橋町内であったが、2005年3月21日に三橋町と柳川市が合併したため、名実共に柳川市内の駅となった[8]。三橋町であった頃から商業施設やビル・マンションが立ち並び、駅周辺は柳川地域の中心地として発展していた。柳川市の観光地である立花氏庭園旧戸島家住宅柳川城北原白秋生家などは当駅から離れており川下り船・バス・タクシーなどによるアクセスとなる。

かつては駅前にあった柳川寿屋百貨店が駅前商業の中核をなしていたが、運営会社の壽屋が倒産したことにより閉店した。現在では跡地は柳川ショッピングモールとなり西鉄ストアTSUTAYA西松屋などが出店しているが、商業集積が低下し、近隣都市の大型店との競争に苦しんでいた。しかしながら、西鉄柳川駅の橋上化とあわせて周辺整備事業が進められ、柳川駅東部土地区画整理地区内には、イズミが運営するオープンモールゆめモール柳川店が2014年7月15日に開店した。

駅前バス乗り場

[編集]

西口

[編集]

東口

[編集]

市街循環線以外のコミュニティバスは駅前には発着せず、柳川ショッピングモール内にある柳川ショッピングセンターバス停が駅最寄りバス停。

その他

[編集]

隣の駅

[編集]
西日本鉄道
天神大牟田線
特急・急行
大善寺駅(T32) - 西鉄柳川駅(T39) - 新栄町駅(T49)
普通
矢加部駅(T38) - 西鉄柳川駅(T39) - 徳益駅(T40)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 車内放送では「西鉄」を読まず「柳川」(やながわ)と案内されている

出典

[編集]
  1. ^ 鉄道省監督局「地方鉄道、軌道事業の現況並に異動」『電気協会雑誌』第212号、日本電気協会、1939年8月、附録2頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ “16駅の改札自動化”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1987年10月6日) 
  3. ^ 観光地 柳川により利便性の高いシンボリックな駅舎が誕生します 天神大牟田線「西鉄柳川駅」橋上駅化 供用開始記念式典も実施します!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2015年3月17日。オリジナルの2018年7月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180712224914/http://www.nishitetsu.co.jp:80/release/2015/14_201.pdf2020年10月16日閲覧 
  4. ^ 近藤聡司(2015年3月21日). “西鉄柳川駅:新たな一歩へ 新駅舎利用開始で式典 金子市長「定住化促進に一役」”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  5. ^ 〜訪日外国人旅行者にも分かりやすい電車へ〜 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年1月24日。オリジナルの2020年7月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200728005205/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_097.pdf2020年10月16日閲覧 
  6. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事
  7. ^ 柳川市統計情報”. 2021年6月14日閲覧。
  8. ^ 福知山線篠山口駅でも同様の例が見られる。
  9. ^ テックランド柳川店
  10. ^ 日本放送協会. “県南部で鉄道が不便!その真相は? - ロクいち!福岡”. ロクいち!福岡 - NHK. 2024年3月7日閲覧。
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]