紫駅
紫駅 | |
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![]() 西口駅舎(2017年7月) | |
むらさき Murasaki | |
◄T13 西鉄二日市 (0.9 km) (1.5 km) 朝倉街道 T15► | |
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所在地 | 福岡県筑紫野市紫二丁目449-11 |
駅番号 | T 14 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 16.1 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 地上駅・上下別駅舎 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
5,329人/日 -2020年- |
開業年月日 | 2010年(平成22年)3月27日 |
紫駅(むらさきえき)は、福岡県筑紫野市紫二丁目にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅である。駅番号はT14。2010年3月27日に開業し、西鉄の全鉄道路線の中では最も新しい駅である。
天神大牟田線の新駅としては1992年3月25日に開業した三国が丘駅(小郡市)以来。西鉄の新駅としても同年10月25日に開業した北九州線の西黒崎駅[1](北九州市八幡西区)以来である。
歴史[編集]
以下、特記がない限り、西日本鉄道公式ウェブサイトのニュースリリース内での発表。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)2月24日:駅名を所在地名称に合わせ「
紫 ()駅」とすること、同年3月から工事に着手することが発表される[4]。 - 2010年(平成22年)3月27日:開業。
- 2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[5]。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎はホームごとに別々の東口と西口を設ける双胴駅であり、これは同じく天神大牟田線にある井尻駅とよく似た構造だが、当駅のホームには跨線橋などがなく、改札口に入場した後のホーム相互間の移動が不可能となっている。これに配慮して、それぞれの改札前に存在する運賃表や自動券売機で、反対方向の切符を買わせないような配慮がとられている(逆方向の運賃を改札口に掲載しない、福岡駅までの運賃が340円の為、上り(福岡方面)の駅舎では340円以上の切符は購入できない等)。
開業当初よりnimocaが利用可能であり、それに対応した自動改札機が設置されている。
改札 - ホーム間は段差のないバリアフリー構造となっている他、車椅子対応トイレが設置されている。また、ホームには冷暖房完備の待合室が設置されている。 下りホームの大牟田よりは道路が隣接しているため、幅が非常に狭い。
通常西鉄の駅舎に掲げられる駅名標示は青色のものが大半だが、当駅の駅舎入口上にある駅名標示は紫色で書かれており、その下の部分には紫色のラインが施されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■天神大牟田線 | 下り | 久留米・柳川・大牟田方面 | |
2 | 上り | 二日市・福岡(天神)方面 |
利用状況[編集]
2020年度の1日平均乗降人員は5,329人である。各年度の利用者数は下表のとおり[6]。
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2009年(平成21年)[8] | 600 | 1,233 |
2010年(平成22年) | 2,162 | 4,168 |
2011年(平成23年) | 2,536 | 4,923 |
2012年(平成24年) | 2,770 | 5,404 |
2013年(平成25年) | 2,888 | 5,582 |
2014年(平成26年) | 2,888 | 5,576 |
2015年(平成27年) | 3,049 | 5,913 |
2016年(平成28年) | 3,112 | 5,977 |
2017年(平成29年) | 3,047 | 5,843 |
2018年(平成29年) | 3,156 | 6,056 |
2019年(令和元年) | 3,134 | 6,012 |
2020年(令和 | 2年)5,329 |
駅周辺[編集]
- 二日市駅(JR鹿児島本線) - 西へ約500m
- 筑紫野市立二日市中学校
- 九州産業大学付属九州産業高等学校 - 東へ200m
- 二日市整形外科
バス路線[編集]
駅前の県道65号線沿いに「紫駅」バス停があり、西鉄バス二日市原支社によって運行されている。(路線は2019年4月1日現在)
- 吉木、葉光が丘、原営業所、太宰府方面(■ 1-1系統)
- 原営業所、太宰府方面(■ 1-2系統)
- JR二日市駅・西鉄二日市駅方面(■ 1-1系統・1-2系統)
ももクロとのコラボレーション[編集]
2015年10月31日に、近隣の大宰府政庁跡でももいろクローバーZのライブ「男祭り2015 in 太宰府」が開催されるのに合わせて、メンバーの高城れにのイメージカラーが紫であることから、上り方面駅舎の駅名表示を、「西鉄紫駅だZ!」という「ももクロ仕様」にした (10月30日の午後4時ごろから31日の終電までの限定)[9][10][11]。
西鉄側は、同年4月に福岡ドームで開催されたライブの際に紫駅がファンの間で話題となったことを知り、「全国から来るももクロファンのために、西鉄として何かできないかと思いました」と、この催しを実施した理由を説明している[9][11]。実際にファンが記念撮影に集まった[9][10]だけでなく、高城れに本人も当日朝に紫駅を訪れ、その場にいたファンと交流を行った。[要出典]
2016年3月26日と27日の福岡でのライブに際して、再び期間限定で「ももクロ仕様」となった[12][13]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ なお、北九州線は2000年11月26日に廃止されたため、同駅は現在筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線所属の駅となっている。
- ^ 西日本鉄道公式ウェブサイトにおける発表(2007年6月1日) - 「二日市南(仮称)駅」を新設します
- ^ 西日本鉄道公式ウェブサイトにおける発表(2007年10月23日) - 「二日市南(仮称)駅」 開業の延期について
- ^ 西日本鉄道公式ウェブサイトにおける発表(2009年2月24日) - 天神大牟田線 西鉄二日市駅~朝倉街道駅間 新駅の名称を「紫(むらさき)駅」といたします (PDF)
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ 鉄道事業|企業・グループ情報《西鉄について》 2020年度 駅別乗降人員
- ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
- ^ 2009年3月27日開業。開業日から同年3月31日までの計5日間を集計したデータ。
- ^ a b c ももクロ化した紫駅に紫族集結 西鉄「ファンのために」 - 乗りものニュース2015年10月31日
- ^ a b 「紫駅だZ!」 西鉄の駅がももクロ仕様に 福岡 - 朝日新聞デジタル2015年10月31日
- ^ a b 駅名も「ももクロ」仕様に! 「男祭り」開催の福岡、西鉄が1日限定 - withnews2015年10月30日
- ^ “ももクロ電車、出発進行 西鉄が5両をラッピング色分け”. 朝日新聞. (2016年3月3日) 2016年3月15日閲覧。
- ^ ももクロ×にしてつ タイアップ企画「毎日トレイン にしてつ電車だZ」ももクロ仕様のラッピング電車が登場!大好評「西鉄紫駅だZ」看板も再登場します! - 西日本鉄道ニュースリリース(2016年3月2日発表)
関連項目[編集]
- 色名の単漢字1字だけの駅
- ふじみ野駅 - 当駅同様、ももいろクローバーZとのコラボレーションにより駅名表示を期間限定で変更したことがある駅。
- 東武動物公園駅 - 上に同じ。
外部リンク[編集]
- 紫駅(西鉄沿線web) - 西日本鉄道