大川市

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おおかわし
大川市
Chikugo River Lift Bridge UP 20110914.jpg
Okawa Fukuoka chapter.JPG
大川市章
「大川」の二文字を三角形に図案化。鳥が翼を広げて羽ばたこうとするさまを表現している。
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
団体コード 40212-5
法人番号 1000020402125
面積 33.62km2
総人口 34,372
推計人口、2016年10月1日)
人口密度 1,020人/km2
隣接自治体 久留米市柳川市三潴郡大木町
佐賀県佐賀市神埼市
市の木
市の花 カンナ
大川市役所
所在地 831-8601
福岡県大川市大字酒見256番地1
北緯33度12分23.7秒東経130度23分2秒
大川市役所
外部リンク 大川市公式サイト

大川市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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大川市(おおかわし)は、福岡県の南西部にある久留米市への通勤率は8.1%(平成22年国勢調査)。

家具の大生産地として知られる市のキャッチフレーズは「めざせっ!元気・快適空間 インテリアシティおおかわ」。

地理[編集]

福岡県の南西部、福岡市から西鉄電車とバスを乗り継いで1時間強である。市の西部を筑後川が北東から南西へと流れ、これが家具の町を形成した主因である。また市の中心部を花宗川が流れ、筑後川へ注いでいる。西部は佐賀市諸富町および川副町に接している。木工関連産業や商業施設が多数集積しており、独立した経済圏を形成している。

市域全体が筑後平野の一角をなしており、地形は平坦である。

  • 東端:東経130度25分25秒
  • 西端:東経130度20分22秒
  • 南端:北緯33度10分15秒
  • 北端:北緯33度14分41秒


隣接する市町村[編集]

人口[編集]

Demography40212.svg
大川市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大川市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大川市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大川市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 51,637人
1975年 50,395人
1980年 49,537人
1985年 47,837人
1990年 45,704人
1995年 43,341人
2000年 41,338人
2005年 39,213人
2010年 37,465人
総務省統計局 国勢調査より

地名[編集]

  • 榎津(旧大川町) えのきづ
  • 小保(旧大川町) こぼ
  • 酒見(旧大川町) さけみ
  • 向島(旧大川町) むかいじま
  • 鐘ヶ江(旧三又村) かねがえ
  • 下林(旧三又村) げばやし
  • 下青木(旧三又村) しもあおき
  • 道海島(旧三又村) どうかいじま
  • 中古賀(旧三又村) なかこが
  • 諸富(旧三又村) もろどみ
  • 九網(旧川口村) くあみ
  • 新田(旧川口村) しんでん
  • 津(旧川口村) つ
  • 一木(旧川口村) ひとつき
  • 紅粉屋(旧川口村) べにや
  • 上巻(旧田口村) あげまき
  • 鬼古賀(旧田口村) おにこが
  • 北古賀(旧田口村) きたこが
  • 郷原(旧田口村) ごうばる
  • 坂井(旧田口村) さかい
  • 幡保(旧田口村) はたほ
  • 三丸(旧田口村) みつまる
  • 大橋(旧木室村) おおはし
  • 荻島(旧木室村) おぎしま
  • 上白垣(旧木室村) かみしらがき
  • 下木佐木(旧木室村) しもきさき
  • 下白垣(旧木室村) しもしらがき
  • 下八院(旧木室村) しもはちいん
  • 下牟田口(旧木室村) しもむたぐち
  • 中木室(旧木室村) なかきむろ
  • 中八院(旧木室村) なかはちいん
  • 本木室(旧木室村) ほんきむろ
  • 大野島(旧大野島村) おおのじま

歴史[編集]

江戸時代以前[編集]

近代[編集]

  • 1871年明治4年) - 廃藩置県により三潴県設置
  • 1872年(明治5年) - 三潴県庁を榎津に庁舎を設置するも、まもなく若津に移転。翌年久留米(両替町)へ移転。
  • 1876年(明治9年) - 三潴県が廃止され、福岡県となる
  • 1881年(明治14年) - 御井・御原・山本・三潴の四郡が合併し、『三潴郡』となる
  • 1885年(明治18年) - 三潴郡役所を犬塚村生岩から榎津町に移転
  • 1888年(明治21年) - 八女大川線(現在の国道442号線)が開通
  • 1889年(明治22年) -
    • 4月1日、町村制施行により現在の市域にあたる大川町、田口村、川口村、木室村、大野島村、三又村が成立
    • 大川鹿島線(現在の国道208号線)が開通
  • 1890年(明治23年) - オランダ人技師ヨハニス・デ・レーケにより、筑後川の中央部に導流堤が造られる。郡制発布。柳河区裁判所榎津出張所設置。
  • 1891年(明治24年) - 中原〜水入町間の道路(現在の県道新田榎津線)が開通
  • 1898年(明治31年) - 大川町役場が新築される
  • 1909年(明治42年) - 三潴軌道(榎津〜羽犬塚間)敷設。大川町に電灯と電話が開通。
  • 1912年大正元年) - 大川鉄道の若津〜久留米縄手間が開通
  • 1913年(大正2年) - 大正橋架橋
  • 1914年(大正3年) - 三潴軌道支線の若津〜柳川間が開通
  • 1916年(大正5年) - 若津港が県営河川港となる
  • 1921年(大正10年) - 大川鉄道明治橋まで延長
  • 1923年(大正12年) - 江之津橋架橋
  • 1927年昭和2年) - 花宗橋架橋
  • 1933年(昭和8年) - 佐賀線に筑後大川駅開設
  • 1935年(昭和10年) - 佐賀線が全通。同時に昇開橋架橋。
  • 1938年(昭和13年) - 佐賀線に筑後若津駅開設。若津に三潴保健所を開設。

戦後[編集]

  • 1951年(昭和26年) - 早津江橋架橋(6月)。西鉄大川線が休止となる。
  • 1952年(昭和27年) - 日田からのイカダ流しが中止
  • 1953年(昭和28年)6月 - 昭和28年西日本水害で筑後川が大洪水
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 市町村合併促進法により、三潴郡大川町・川口村・大野島村・田口村・木室村・三又村の1町5村が対等合併し市制施行。大川市が発足。
  • 1955年(昭和30年) - 大川橋が有料道路として開通
  • 1956年(昭和31年) - 佐賀線に東大川駅設置
  • 1961年(昭和36年) - 県道花宗新田線が開通
  • 1964年(昭和39年) - 大川橋取付道路(大川橋 - 中原 - 新茶屋間)が開通
  • 1966年(昭和41年) - 大川橋無料化
    • 5月6日 - 西鉄大川線が正式に廃止となる
  • 1973年(昭和48年) - 新田大橋が架橋。これに伴い、学生専用の渡し舟「学友丸」が廃止となる。
  • 1987年(昭和62年) - 国鉄佐賀線廃止
  • 1989年平成元年)6月28日 - 三潴郡城島町と境界変更。
  • 1990年(平成2年)10月 - 第45回国民体育大会「とびうめ国体」ソフトボール(少年男子・女子)が筑後川総合運動公園で行われる
  • 1992年(平成4年) - 今上天皇皇后行幸啓
  • 1995年(平成7年)
    • 7月 - 宿泊研修施設「ふれあいの家」がオープン
    • 8月 - 市内の生活水路沿いに遊歩道「メロディロード」が完成する
  • 1996年(平成6年)4月 - 昇開橋が遊歩道として開通
  • 1998年(平成10年)12月18日 - 三潴郡城島町と境界変更。
  • 1999年(平成11年)6月10日 - 三潴郡大木町と境界変更。
  • 2000年(平成12年)3月10日 - 三潴郡大木町と境界変更。
  • 2008年(平成20年)3月 - 有明海沿岸道路が開通

※参考文献 「大川市史」

歴代市長[編集]

氏名 就任年月日 退任年月日
1 龍野喜一郎 1954年5月10日
2
3 1966年5月9日
4 中村太次郎 1966年5月10日
5
6 1976年4月17日
7 古賀龍生 1976年5月30日
8 1984年5月29日
9 中村晃生 1984年5月30日
10 1989年6月7日
11 山崎健 1989年7月23日 1993年7月22日
12 福永邦男 1993年7月23日
13 2001年7月22日
14 江上均 2001年7月23日 2005年7月22日
15 植木光治 2005年7月23日
16 2013年7月22日
17 鳩山二郎 2013年7月23日 2016年9月9日
18 倉重良一 2016年10月23日

市町村合併[編集]

隣接する大木町との合併を目指し、2004年(平成16年)4月1日に大川市・大木町合併協議会を設立したが、2005年(平成17年)1月26日に解散した。 また、同じく隣接する柳川市との合併を模索したが実現には至っていない。

行政[編集]

市長[編集]

  • 倉重良一(1期目)
  • 任期:2020年10月22日

市議会[編集]

  • 定数:17人
  • 任期:2019年4月29日

消防[編集]

  • 大川市消防本部

警察[編集]

産業[編集]

第1次産業[編集]

農産物
  • 春から秋は、秋から翌春はまたはイグサ
  • イチゴなどの生産が盛ん。最近はイチジクの生産も行われている。
水産物

第2次産業[編集]

家具建具(大川市の基幹産業)

2012年(平成24年)の現在も家具の生産高日本一を維持している。大川市とその近隣(福岡県柳川市大木町など)地域に家具関連の企業が密集している。輸入家具に頼らざるを得ない状況にあるが、市内を見渡すと必ず家具関連の施設が目に入るほどで、特に大川家具工業団地と呼ばれる企業の密集地帯は大川市を代表する企業の倉庫や工場がずらりと並んでいる。大川市だけでなく、隣接地域にも家具関連の企業が非常に多いが、住宅様式の変化による据付け家具の増加、低価格な外国産の家具の登場、少子化による学習机の需要の減少、結婚の様式の変化に伴う婚礼家具などの需要が低下した現在、市内や周辺木工所などでは、廃業や倒産の連鎖が問題となっている。そこで、産官学連携などを行って、インテリア産業の復興を模索している[1]
  • 主な家具関連企業
    関家具(株)、松田家具(株)、(株)サカイ工芸、(株)マーゼルン、大丸木工(株)、(株)上久商店、内田工芸(株)、(株)HARA TECH JAPAN、アートウッド(株)、不二貿易(株)、(株)馬場木工、(株)アルファタカバ、大丸木工(株)
  • オーダー ※完全受注生産企業
    岡家具工業(株)、(株)カキウチ家具工業、(株)河口家具製作所、古賀清木工(株)、(株)園田産業、マルセイリビング(株)、(株)マルヨシ民芸家具
  • 近年は通信販売に力を入れる企業が多く、完全に製造を断ち切って専業とする企業も少なくはない。特に近隣には家具関連企業が密集していることから在庫を上記で挙げたような企業に持たせていても、即座に仕入れることが出来る強みがある。

日本酒

第3次産業[編集]

ゆめタウン大川

医療福祉教育娯楽

姉妹都市[編集]

大川市とイタリアの家具工業界どうしの交流が契機。大川市から同様の家具の街であるポルデノーネに提携を打診。

教育[編集]

国際医療福祉大学大川キャンパス

大学[編集]

私立

専門学校[編集]

私立

高等学校[編集]

中学校[編集]

市立

小学校[編集]

市立

幼稚園[編集]

市立
  • 木室幼稚園
私立
  • 白鷺幼稚園
  • 梅花幼稚園
  • 一木幼稚園
  • 三又幼稚園
  • 若津幼稚園

保育園[編集]

市立
  • 大川中央保育園
私立
  • 大川保育園
  • かささぎ保育園
  • 木室保育園
  • 清力保育園
  • 田口保育園
  • 風浪宮保育園
  • むつごろう保育園
  • あそか保育園

金融機関[編集]

大川信用金庫本店

銀行

郵便局

  • 榎津郵便局
  • 大川若津郵便局
  • 大川鐘ヶ江郵便局
  • 木室郵便局
  • 田口郵便局
  • 川口郵便局
  • 大野島郵便局
  • 道海島簡易郵便局
  • 本木簡易郵便局


交通[編集]

最寄り空港は福岡空港または佐賀空港。 大川市の中心部から佐賀空港まで約15kmで所要時間約20分。

大川市には鉄道駅はなく、最寄り駅は西日本鉄道西鉄柳川駅である。

道路[編集]

地域高規格道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

一般県道[編集]

路線バス[編集]

西鉄バス久留米により以下の5路線が1時間に数本運行されている。

路線バス(廃止路線)[編集]

  • 若津 - 蒲池駅
  • 若津 - 本木室 - 城島町江上(現、久留米市) - 西鉄大善寺駅
  • 大川橋 - 小保 - 九網 - 紅粉屋入口 - 北間 - 沖端 - 西鉄柳川駅
  • 西鉄柳川駅 - 中原 - 諸富橋 - 早津江 - 佐賀空港
  • 西鉄柳川駅 - 筑後川昇開橋(若津)

鉄道(廃止路線)[編集]

かつては国鉄佐賀線が市内を通っており、筑後若津駅筑後大川駅東大川駅の3駅があったが、1987年に廃止された。また、1948年までは西鉄大川線(前身:三潴軌道→大川鉄道)が走っていたが廃止となった。廃線跡として新橋水門付近に橋脚が残っている。

現在の最寄り駅は、市中心部並びに南部(国道208号線沿線)では柳川市にある西鉄柳川駅、市東部(国道442号線沿線)は大木町にある八丁牟田駅、市北部(県道47号線沿線)は久留米市にある大善寺駅を利用する。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

文化財[編集]

重要文化財(国指定)
福岡県指定文化財
  • 木造聖観音坐像
  • 石造狛犬
福岡県指定有形民俗文化財
  • 日吉神社の船神輿
天然記念物(国指定)
福岡県指定天然記念物
  • 白鷺の楠
大川市指定文化財
  • 久留米藩御用絵師画稿類など
  • 旧清力酒造株式会社事務所(現在は市立清力美術館)
  • 旧三潴銀行本店(現在は、三潴銀行記念館・九州貨幣博物館)

宗教施設[編集]

風浪宮
神社
仏閣
  • 願連寺:榎津久米之介の墓

博物館など[編集]

  • 市立清力美術館
  • 市立古賀政男記念館
  • 三潴銀行記念館・九州貨幣博物館

温泉施設[編集]

  • 大川昇開橋温泉
  • 大川温泉

年間行事・祭事[編集]

  • 風浪宮例大祭(2月上旬)
  • 肥後街道を行く(4月下旬)
  • 筑後川昇開橋スタンプラリー/筑後川フェスティバルin大川/昇開橋まつり(5月下旬)
  • 大川花火大会(8月上旬から中旬ごろ)
  • 大川木工まつり(10月上旬)

・雲助道中(若津地区のみ)

大川市出身の有名人[編集]

大川市が登場または舞台となる作品[編集]

電話[編集]

市外局番は0944(瀬高MA)

脚注[編集]

  1. ^ インテリア産業リバイバルプラン - 大川市役所 インテリア課
  2. ^ 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2013年3月11日閲覧。

外部リンク[編集]