浅草文化観光センター
表示
浅草文化観光センター | |
---|---|
情報 | |
用途 | 観光案内所・事務所・展示場・飲食店 |
設計者 | 隈研吾建設都市設計事務所 |
施工 | フジタ・大雄特定建設工事共同企業体 |
建築主 | 台東区 |
構造形式 | 鉄骨構造、一部鉄骨鉄筋コンクリート構造 |
敷地面積 | 326.23 m² [1] |
延床面積 | 2,159.52 m² [1] |
階数 | 地上8階、地下1階 |
高さ | 38.9 m [2] |
着工 | 2010年 |
竣工 | 2012年 |
開館開所 | 2012年4月20日 |
所在地 |
〒111-0034 東京都台東区雷門二丁目18番9号 |
座標 | 北緯35度42分38.4秒 東経139度47分47.5秒 / 北緯35.710667度 東経139.796528度座標: 北緯35度42分38.4秒 東経139度47分47.5秒 / 北緯35.710667度 東経139.796528度 |
浅草文化観光センター(あさくさぶんかかんこうセンター)は、東京都台東区雷門二丁目にある、観光案内所などからなる複合施設である。浅草雷門前に位置する。
歴史
[編集]この地には2階建の銀行の建物があり、銀行が撤退した後の1985年に台東区が買い取って浅草文化観光センターを開設[3]。その後建物が築50年を過ぎ老朽化が進んだことから、2008年に建替えに向けたコンペが行われ[4]、隈研吾の案が採用された。総事業費は約16億円で[3]、2012年4月にリニューアルオープンした。正式名称は「東京都台東区立浅草文化観光センター」。[5]
建築
[編集]平屋の家屋を縦に積み重ねたようなデザインで、各層の高さや屋根の角度、内装はそれぞれ変化がつけられている。それぞれの層には杉の不燃材[6]製の縦のルーバーが取り付けられている。隈は、デザインの意図について「敷地が広くないためペンシルビルにならないよう、また浅草の街並みに合うように平屋を積み重ねたデザインにした」と述べている[7]。
1階は日本語・英語・韓国語・中国語対応の案内カウンターや外貨両替所、2階には観光情報コーナーが設けられた。6階は階段状の多目的スペースで、7階の展示スペースとともにイベントなどに使用可能である。最上階の8階は、無料の展望テラスとなっている[8]。
当初計画では高さ41.25 mであったが、街並みの調和を損なうとして浅草寺や地元商店街から反対の声が上がった[9]。結果的に2 mほど縮小し、高さ38.9 mとされた[2]。
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 『台東区立浅草文化観光センターがリニューアルオープンします』(プレスリリース)台東区、2012年4月17日 。2016年6月26日閲覧。
- ^ a b 『世界に誇れる東京のビル100』
- ^ a b 浅草文化観光センター(コトバンク)
- ^ 浅草文化観光センター設計案コンペが開催(architecturephoto.net)
- ^ 東京都台東区立浅草文化観光センター条例1985年3月29日条例第4号
- ^ 浅草文化観光センター(江間忠木材)
- ^ “平屋建てを積み重ねた建築 隈研吾の「浅草文化観光センター」が20日オープン”. 建設通信新聞公式ブログ (2012年4月18日). 2016年6月24日閲覧。
- ^ 浅草文化観光センター 施設概要
- ^ 陳情22-12 「浅草文化観光センター」改築計画設計変更を求めることについての陳情(台東区議会 議会文書管理システム)
- ^ “複合文化施設”. GOOD DESIGN AWARD. 2023年11月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮元健次『世界に誇れる東京のビル100』エクスナレッジ、2013年11月2日、60-61頁。ISBN 978-4-7678-1671-5。