「五霞町」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
110行目: 110行目:
* [[1996年]](平成8年)[[6月1日]] - 町制を施行し、'''五霞町'''となる。
* [[1996年]](平成8年)[[6月1日]] - 町制を施行し、'''五霞町'''となる。
* [[2001年]](平成13年)[[4月7日]] - [[新4号国道|新4号国道春日部古河バイパス]]の[[新利根川橋]]を無料開放する。
* [[2001年]](平成13年)[[4月7日]] - [[新4号国道|新4号国道春日部古河バイパス]]の[[新利根川橋]]を無料開放する。
* [[2003年]](平成15)[[41日]] - [[埼玉県]][[幸手市]]との合併協議会設置。
* [[2002年]](平成14)11月 - 合併に関する住民アンケートの結果、枠組みは「埼玉県内」が81.2%、「茨城県内」が17.1%となる。12月には幸手市との任意合併協議会設置。
* [[2003年]](平成15年)[[4月1日]] - [[埼玉県]][[幸手市]]との法定合併協議会を設置。
* [[2004年]](平成16年)[[1月31日]] - 合併協議会を解散、単独での存続を決定。
* [[2004年]](平成16年)[[1月31日]] - 合併協議会を解散、単独での存続を決定。
* [[2005年]](平成17年)[[4月23日]] - [[道の駅ごか]]がオープン。
* [[2005年]](平成17年)[[4月23日]] - [[道の駅ごか]]がオープン。

2016年2月10日 (水) 15:57時点における版

ごかまち ウィキデータを編集
五霞町
中の島公園の大こぶし

五霞町章
五霞町旗
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
猿島郡
市町村コード 08542-1
法人番号 5000020085421 ウィキデータを編集
面積 23.11km2
総人口 7,714[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 334人/km2
隣接自治体 古河市猿島郡境町
埼玉県久喜市幸手市
千葉県野田市
町の木
町の花 バラ
町の鳥 ヒバリ
五霞町役場
町長 知久清志
所在地 306-0392
茨城県猿島郡五霞町大字小福田1162-1
北緯36度6分52秒 東経139度44分42.5秒 / 北緯36.11444度 東経139.745139度 / 36.11444; 139.745139
外部リンク 五霞町の公式サイト

― 市 / ― 町・村

特記事項 市外局番:0280(町内全域・古河MA)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

五霞町(ごかまち)は、茨城県の西南端に位置する猿島郡にあるである。

概要

茨城県の西南端に位置し、関東平野のほぼ中央にあり、東京都心からの距離は約50kmである。
町内の北東部を利根川、東部を江戸川、南西部を権現堂川および中川の四方を河川に囲まれている。隣接している自治体は、茨城県古河市境町埼玉県久喜市幸手市千葉県野田市の5市町である。茨城県内の自治体では唯一、町内全域が利根川の右岸(南側)にあり、江戸川の起点としても知られている。

茨城県内の他市町村から当町へ直接アクセスできる道路は、1981年昭和56年)に新4号国道春日部古河バイパス新利根川橋が有料道路として架かる(2001年平成13年)4月7日午前0時に無料開放)まで存在していないため、同じ茨城県内へ直接行くことが出来ない飛び地であった。このような理由から、住民の日常生活における物品の購入・就労・進学など当町における生活圏は、利根川を隔てて隣接する茨城県古河市、猿島郡境町より、埼玉県幸手市久喜市(旧栗橋町)との結びつきが強い。そのため、茨城県・県西地域の自治体では唯一、東京都市圏(都市雇用圏)に属する。

また、当町の指定金融機関は、さいたま市本店を有し埼玉県を拠点としている武蔵野銀行である。一方で、茨城県の指定金融機関であり、県庁所在地である水戸市に本店のある常陽銀行は、茨城県内の自治体では唯一、店舗ATMともに当町には存在しない。

わずかではあるが、夏には冬木地区などでが飛ぶ。

地理

概要

  • 地勢:海抜は14m(土与部・江川など)から7m(山王)であり、町内全域がほぼ平坦である。
  • 町内の三角点
    • 下坪(5439-15-0902) 標高9.92m
    • 宮脇(5439-16-0001) 標高11.45m

河川

地名

  • 元栗橋(もとくりはし)
  • 川妻(かわつま)
  • 小手指(こてさし)
  • 新幸谷(しんこうや)
  • 小福田(こふくだ)
  • 大福田(おおふくだ)
  • 山王山(さんのうやま)
  • 山王 (さんのう)
  • 江川(えがわ)
  • 幸主(こうしゅ)
  • 冬木(ふゆぎ)
  • 前林(まえばやし)
  • 釈迦(しゃか)
  • 原宿台(はらじゅくだい)

注意住所などとして地名を用いる場合、「原宿台」以外では「大字元栗橋」のように「大字」をそれぞれの地名の前に冠する。

隣接する自治体

歴史

  • 1889年明治22年)4月1日 - 西葛飾郡元栗橋(もとくりはし)村・幸主(こうしゅ)村・山王山(さんのうやま)村・山王(さんのう)村・江川(えがわ)村・冬木(ふゆぎ)村・新幸谷(しんこうや)村・川妻(かわつま)村・小手指(こてさし)村・大福田(おおふくだ)村・小福田(こふくだ)村が合併し、五霞村となる。[1][2]
  • 1892年(明治25年)
    • 村役場を元栗橋から小福田の無量寿寺境内へ移転。
    • 五霞村小学校を創設。
  • 1893年(明治26年) - 五霞尋常小学校が五霞第一尋常小学校に、幸主分教場が五霞第二尋常小学校に改称。
  • 1895年(明治28年) - 東葛飾郡関宿町権現堂川以北(江戸町の一部)を編入。
  • 1896年(明治29年)3月29日 - 西葛飾郡が廃止され、猿島郡に編入される。
  • 1910年(明治43年)
    • 五霞第一尋常小学校と五霞第二尋常小学校を合併し、五霞尋常小学校と改称。
    • 五霞尋常小学校と五霞高等小学校を合併し、五霞尋常高等小学校とする。
    • 利根川で洪水が発生し、権現堂川と逆川が決壊する。
  • 1916年大正5年) - 利根川赤堀川)南岸の猿島郡香取村大字前林の一部・釈迦の一部を編入し、大字前林・釈迦を設置。
  • 1921年(大正10年) - 村役場を無量寿院境内から小福田に新築移転。
  • 1927年昭和2年) - 山王閘門が竣工となる。
  • 1935年(昭和10年) - 7.99mの水位を記録する洪水が発生する。
  • 1947年(昭和22年) - カスリーン台風により洪水が発生する。
  • 1963年(昭和38年) - 村役場の新庁舎(現在の町役場庁舎)が竣工となる。
  • 1964年(昭和39年) - 関宿橋、境大橋が開通する。
  • 1970年(昭和45年) - 五霞東小学校が設置される。
  • 1971年(昭和46年) - 五霞西小学校が設置される。
  • 1979年(昭和54年)11月27日 - 町章を制定する。
  • 1981年(昭和56年) - 新4号国道春日部古河バイパス新利根川橋が開通する。
  • 1983年(昭和58年) - 村役場の庁舎を増築する。
  • 1986年(昭和61年) - 町花・町木・町鳥を制定する。
  • 1989年平成元年) - 村制百周年記念事業を挙行。
  • 1993年(平成5年) - 圏央道インターチェンジの村内設置が決定。
  • 1996年(平成8年)6月1日 - 町制を施行し、五霞町となる。
  • 2001年(平成13年)4月7日 - 新4号国道春日部古河バイパス新利根川橋を無料開放する。
  • 2002年(平成14年)11月 - 合併に関する住民アンケートの結果、枠組みは「埼玉県内」が81.2%、「茨城県内」が17.1%となる。12月には幸手市との任意合併協議会が設置。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 埼玉県幸手市との法定合併協議会を設置。
  • 2004年(平成16年)1月31日 - 合併協議会を解散、単独での存続を決定。
  • 2005年(平成17年)4月23日 - 道の駅ごかがオープン。
  • 2013年(平成25年)10月1日 - 五霞町コミュニティ交通「ごかりん号」試験運行開始。

変遷表

人口


五霞町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政

鈴木理一(〜1998年1月11日
大谷隆照(1998年1月12日2007年4月30日
染谷森雄(2007年5月1日〜)

平成の大合併

平成の大合併の大号令の元、改めて五霞町民の意識調査が行われ、希望が多かった埼玉県幸手市との全国的にも稀である越境合併を目指し、2003年(平成15年)4月1日、合併協議会が設置された。

しかし、埼玉県久喜市との合併の優先を望む幸手市民によるリコール運動を受け、五霞町との先行合併を唱えてきた幸手市長(当時)の増田実は辞職、市長選挙では久喜市優先派の市民団体が擁立した町田英夫が当選した。この結果、幸手市・五霞町合併協議会は2004年(平成16年)1月31日をもって解散となり、五霞町は単独での存続を決めた。

現在、茨城県内で最も少ない人口の自治体となっている(平成の大合併以前は県北地区を中心に当町より人口の少ない自治体があったが、多数が常陸大宮市常陸太田市城里町に姿を変えた)。2007年4月に町議選が行われ、こちらも県内で最も少ない議員定数10となった。

経済

産業

地域

教育

  • 五霞幼稚園・保育園
  • 五霞第一幼稚園・川妻保育園
  • 五霞町立五霞西小学校
  • 五霞町立五霞東小学校
  • 五霞町立五霞中学校

町の主要施設

広域行政

消防

  • 茨城西南地方広域市町村圏事務組合消防本部 古河消防署(古河市)
    • 五霞分署

警察

公園

主なスーパーとコンビニエンスストア

交通

1981年新利根川橋が架橋される前は、五霞町と茨城県内を直接結ぶ道路がなかったこともあり、五霞町と茨城県内の他市町村を結ぶ路線バス路線が開設されたことはない。公共交通機関で五霞町から茨城県内の他市町村へ出る場合は必ず埼玉県を経由しなければならない。

バス

かつては東武バス路線であったが、1991年に朝日自動車に移管されている。現在は朝日自動車境営業所に運行委託し運営されている。
  • 五霞町コミュニティ交通「ごかりん号」 ※2014年10月1日ダイヤ改正・試験運行中、運行は朝日自動車久喜営業所
    • 南栗橋駅 - 埼玉県済生会栗橋病院 - 五霞町役場前 - 五霞・江川本村 ※朝晩ルート・月~土曜日運行
    • ベイシア栗橋店 - 南栗橋駅 - 埼玉県済生会栗橋病院 - 五霞町役場入口 - 元栗橋池成 - 童夢公園前 - 辰堂 - 道の駅ごか - 五霞・江川本村 ※日中ルート・月~土曜日運行


道路

鉄道

町内に鉄道駅はない。
鉄道駅へは、路線バス(五霞町役場前 - 幸手駅)もしくは五霞町コミュニティ交通(五霞・江川本村 - 五霞町役場前 - 南栗橋駅)を利用する。 また、町の北部地区では、JR宇都宮線・東武日光線栗橋駅も利用圏である。

なお、東北新幹線大宮駅 - 小山駅間で当町を通過している。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

出身有名人

  • 高山利昭(元・国立公文書館公文書課長)
  • 三坂二三吉(元・内閣総理大臣官房参事官)
  • 猿橋英之(元・漫才コンビ5番6番

その他

出典・引用文献等

  1. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809 より
  2. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180 より
  3. ^ 経済産業省経済産業政策局調査統計部「平成18年工業統計表」
  4. ^ 同上
  5. ^ 農林水産省「2000年世界農林業センサス(農業編)」
  6. ^ 同上
  7. ^ 農林水産省「平成16年(産)作物統計調査」
  8. ^ 農林水産省「平成16年生産農業所得統計」
  9. ^ 農林水産省「平成16年(産)作物統計調査」
  10. ^ 総務省統計局「平成12年国勢調査」