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2012年7月3日 (火) 19:13時点における版
リトルバスターズ! | |
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ゲーム:リトルバスターズ! リトルバスターズ! エクスタシー リトルバスターズ! Converted Edition | |
ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
対応機種 | Windows/2000/XP/Vista PS2(Converted Edition、以下PS2) PSP(Converted Edition、以下PSP) PS Vita(Converted Edition、以下PS Vita) |
発売元 | Key プロトタイプ(PS2、PSP、PS Vita) |
発売日 | 2007年7月27日(初回版) 2007年9月28日(通常版) 2008年7月25日(エクスタシー初回版) 2008年9月26日(エクスタシー通常版) 2009年12月24日(PS2) 2010年11月25日(PSP) 2012年3月22日(PS Vita) |
レイティング | EOCS 一般ソフト作品 EOCS 18禁作品(エクスタシー) CERO:B(12才以上対象)(PS2、PSP、PS Vita) |
コンテンツアイコン | 犯罪、暴力、セクシャル、恋愛(PS2、PSP、PS Vita) |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 7(リトルバスターズ!) 10(エクスタシー) |
セーブファイル数 | 100(リトルバスターズ!、エクスタシー) 192(PS2) |
画面サイズ | 800×600 |
音楽フォーマット | PCM |
キャラクターボイス | あり |
その他 | トロフィ機能あり(PSvita版のみ) |
アニメ | |
監督 | 山川吉樹 |
シリーズ構成 | 島田満 |
キャラクターデザイン | 飯塚晴子 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
放送局 | 未発表 |
放送期間 | 未発表 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・アニメ |
ポータル | ゲーム・アニメ |
『リトルバスターズ!』は、ゲームブランド・Keyが制作した恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを原作としたメディアミックス作品。
作品概要
ゲームブランド・Keyが制作した6作目の恋愛アドベンチャーゲームである『リトルバスターズ!』は、Windows用ゲームとして開発され、全年齢対象(一般ソフト作品)として2007年7月27日に発売された。初回限定版にはKey作品恒例のアレンジアルバムと、ビジュアルブックレット「棗恭介風来記」が同梱されている。通常版は2007年9月28日に発売された。
また、7作目の『リトルバスターズ! エクスタシー』は、前作『リトルバスターズ!』の18禁化とシナリオ増訂を行ったもので、2008年7月25日に初回限定版が発売された。こちらもアレンジアルバムを始めとして様々な特典が同梱されている。また、「エクスタシー」の略記として「EX」がしばしば用いられ、公式ロゴの英語表記も「Little Busters-EX」となっている。ゲームのシステム・大筋のシナリオ・登場人物に大きな変更はないものの、追加要素としてシナリオ・CGの加筆や追加、修正が行われた他、サブキャラだった二木佳奈多と笹瀬川佐々美が攻略可能なヒロインに変更され、新登場のヒロインとして朱鷺戸沙耶が登場している。こちらの通常版は2008年9月26日に発売された。最初に全年齢対象作品としてリリースし、後に18禁版作品が発売されるのはビジュアルアーツグループ全体でも今回が初のケースであり、新規ヒロインや楽曲の追加がおこなわれたのも本作が初である。
2009年には『〜エクスタシー』をベースとしたPS2移植版『リトルバスターズ! Converted Edition』が発売された。当初の発売予定日は2009年8月20日であったが、同年10月15日、11月26日、12月24日と、3回に渡り延期された。この移植版発売に先駆け、Key10周年を記念して販売された『KEY 10th MEMORIAL BOX』には『〜エクスタシー』をベースとした全年齢対象版が収められた。また、2010年には、PS2版にサブキャラのボイスを追加して主人公以外の全キャラクターをフルボイス化したPSP移植版(タイトルはPS2版と同じ)も2010年11月25日に発売した[1]。さらに2012年にはPSvita版も3月22日に発売された。
またスピンオフ作品として、本作ヒロインの一人である能美クドリャフカとのストーリーを描いた『クドわふたー』(18禁)が2010年6月25日に発売されている。
一般には「リトバス」の略称で呼ばれることが多く、またKeyのHP内でも随所に「リトバス」と記載されたこともある。
関連するコンテンツとして、webラジオ『ナツメブラザーズ!』が音泉にて配信されていた。
2012年3月31日、Key公式サイトでアニメ化が発表された。
ゲーム内容
従来のKey作品と同じく、基本的にはオーソドックスなテキスト選択型アドベンチャーゲームの形式を採る。それに加えて今作は数々のミニゲームが本編の至る所に盛り込まれており、特に大掛かりな物として、簡易的な野球ゲームとバトルランキングと呼ばれる登場人物同士のランキングを巡っての激しいバトルがシナリオ中盤に掛けて大きくクローズアップされている。また、『リトルバスターズ! エクスタシー』では射撃ゲームおよび地下迷宮の探索がミニゲームとして新たに追加された。その他の変更点としては、GalleryにScene(回想)モードが追加されたことなどが挙げられる。
ミニゲーム
今作では特に「遊び」がクローズアップされ、登場人物たちが様々にゲームを考え出し(あるいは巻き込まれ)、それらのプレーを通じて「日常」を満喫する様をプレーヤーが追体験出来るようになっている。「地下迷宮の探索」以外は全くプレイしないでクリアすることも可能で、その事がメインシナリオに影響を及ぼすこともないが、『リトルバスターズ!』の表現する世界を味わうためにはある種必要不可欠なものとなっている。また、ミニゲームをオフにしていると見ることができない会話やイベントも多数存在する。
野球ゲーム
野球ゲームは、登場人物たちでチームを結成し、各部活動のキャプテンたちで構成されるキャプテンチームとの試合に備えてメンバーを鍛え上げるべく練習に励むミニゲーム。主人公の理樹を操作し、ピッチャーである鈴の投げるボールを打ち返していくシンプルなスタイルを採っている。他のメンバーの守備範囲に理樹がボールを打ち返せれば、メンバーから返ってきたボールを理樹が再び打ち返して「コンボ」を繋げることが出来る。この要領で何回もコンボを繋げることによってメンバーは成長し、キャプテンチームに勝つまでになってくれる。またフィールド上のあちこちで遊び回っている猫たちに理樹がボールを当てることを繰り返すと、鈴が怒りで様々な新球種を習得する。これも試合での強力な武器となってくれる。
野球ゲームをこなすことで成長したメンバーの各種パラメータは、後述するバトルランキングの結果にも影響を及ぼす。ちなみに野球ゲームを行わなくてもある程度は成長する。また、鈴と理樹のみ、ルート(小毬、葉留佳、クド、来ヶ谷、美魚のいずれか)をクリアするたび初期能力が上がる。
バトルランキング
バトルランキングは、一対一で行われるコンピュータRPG風の対戦ゲーム。バトルは全自動で進行し、プレイヤーからは一切の指示を出すことができない。メインの登場人物たちがランキングトップの座を懸けて様々な武器で戦うバトルを描いたものだが、使用する武器は安全と身体能力差諸々を考慮して「野次馬から投げ込まれたものを無作為に引き当てる」ことをルールとする。ゆえに珍妙な武器が投げ込まれることもザラであり、普通に戦えばどう見ても勝てそうにない相手にも武器次第で勝利することが出来るため、だいたいにおいて笑いを伴った熱戦が繰り広げられる。また、バトル勝者は敗者に恥ずかしい称号を命名することが出来る。プレーヤーはバトル中には武器をルーレットの目押し要領で選択する以外にアクティヴな行動を取ることが出来ないため、事前のアイテム交換と野球ゲームでのパラメータの成長が重要となる。一定条件下で参戦する隠しキャラも強力なライバルとして理樹たちの前に立ちはだかる。
なお、劇中で女性は任意に武器を選び取ることができるという描写があるが、実際は女性でもランダムに選択される。ただし、女性キャラにはそれぞれに専用武器が存在する。
射撃ゲーム
射撃ゲームは、『リトルバスターズ! エクスタシー』の沙耶ルートにおいてのみ発生するガンシューティング風ゲーム。画面に時計の文字盤が表れ、一定時間以内に沙耶の指示する方向の数字にマウスカーソルを合わせて左クリックすることで敵を撃つのが基本スタイルになるが、シナリオが進むと、沙耶視点での通常のガンシューティング風のミニゲームをプレイすることも出来る。
なお、このゲームは通常版でのみ難易度設定が可能である。初回限定版では、修正パッチを当てることによって難易度設定が可能となる。
地下迷宮の探索
地下迷宮の探索は、射撃ゲームと共に『リトルバスターズ! エクスタシー』の沙耶ルートのみで発生する探索ゲーム。『MOON.』の施設内移動を彷彿とさせる。トラップや別れ道などに気を付けながら秘宝の眠る地下深くを目指すが、階ごとに謎解き風の仕掛けが用意されており、それを解かないと次の階へは行けない。ただし、シナリオの後半では構成上、必然的に何回も「リプレイ」し直す羽目になる。この探索ゲームはシナリオと密接に関係しており、他のミニゲームと異なりオフにすることができない。また、罠にはまっていなければ解けない謎や、一定の条件で罠にはまると発生するイベントも存在する。
メインシナリオに関して
『リトルバスターズ!』・『リトルバスターズ! エクスタシー』共に、女性キャラ6人分の個別シナリオをクリアした後に、ラストシナリオである「Refrain」がプレイできる仕組みになっている。Key作品恒例となりつつあるラストシナリオであるが、今作品では物語の核となる非常に重要な存在である。その重要度は、構成上個別シナリオが「Refrain」のための伏線、あるいは準備段階とも言える位置付け(一部シナリオでは特に顕著)になっていること、シナリオ内に「リトルバスターズ」の名を冠したエピソードが存在することなどからうかがい知ることができる。また、人と人の心の繋がりを描いてきたKeyブランドだが、今作では「友情」がテーマとなっている。
『リトルバスターズ! エクスタシー』での追加シナリオは「世界の秘密」や6人のシナリオの核心を知っている事が大前提となっているため、上述の「Refrain」をクリアしないとプレイできない。
「泣きゲー」の作り手として評価を得ているKeyブランドの作品としては、上記のミニゲーム群や従来とは違ったテーマへのアプローチが見られる。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー
主人公直枝理樹は、幼馴染である棗恭介、その妹である鈴、同じく幼馴染の井ノ原真人、宮沢謙吾と共に全寮制の学校に通っていた。彼等は昔、何かを悪者に見立ててそれを成敗する正義の味方「リトルバスターズ」を結成し、色々な事をしてきた。両親と死別し塞ぎこんでいた理樹にとって、自らを外に連れ出し広い世界を教えてくれたその存在は大きかった。時に無茶苦茶で考えられない行動をする彼等に巻き込まれながらもそのことを楽しく感じて彼らと一緒にいた理樹は、「ずっとこの時が続いたらいいのに」と考えていた。
ある日、3年生である恭介が就職活動から帰って来た。理樹は「リトルバスターズ」の4人に、「昔みたいに何かしよう」と持ちかける。それを聞いたリーダー・恭介は近くに置いてあったボールを拾い上げ、宣言するのだった。
「野球チームを作ろう。……チーム名は、リトルバスターズだ!」
登場キャラクター
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
声優名に関しては、特に明記されていない限り、『リトルバスターズ!』 および『リトルバスターズ! Converted Edition』 / 『リトルバスターズ! エクスタシー』 / アニメの順
リトルバスターズ初期メンバー
- 直枝 理樹(なおえ りき)
- 声 - 田宮トモエ / 民安ともえ (野球ゲーム、バトルと一部シナリオにボイスあり) 原画:Na-Ga
- 初期称号:異様に賑やかな青春を送る普通の少年 (作中では「普通の少年」と表記)
- 主人公。幼い頃に両親と死別したことで塞ぎこんでいた時期に恭介達に救われた過去を持ち、その時から「リトルバスターズ」のメンバーとなった。そのため、リーダーの恭介に強い憧れを抱いている。「リトルバスターズ」唯一の常識人でありツッコミ役で、時に周囲の絶賛を浴びる程の的確なツッコミを見せる。ナルコレプシーに罹患しており、日中でも急に眠ってしまうことがある(これについては学校側も理解がある事が述べられており、お咎めなしとなっている)。一人称は「僕」。
- 基本的に温厚かつお人好しな性格で荒事は苦手であるが、理不尽な事に対しては自分より強そうな相手に対しても声を荒らげる勇気も持ち併せている。なぜか男子メンバーから妙に好かれており、特に真人は彼に遊びや食事の誘いなどを断られただけで極端に落ち込んだりしてしまう。中性的な顔立ちやツッコミ役という立ち位置のせいか、来ヶ谷などによくからかわれ、女装させられるなどしている(親睦会で女子寮へ連れて来られた時に女装させられたが、騒音を注意しに来た寮長も信じ込んでいた)。
- その女装姿は「エクスタシー」でCGが追加された。
- Keyシリーズの主人公では唯一商品パッケージの表面に顔が登場しているキャラクター(後ろ姿は過去にあり)。
- 沙耶ルートでワルサーPPKらしき拳銃を持っているCGがある。
- 棗 鈴(なつめ りん)
- 声 - 田宮トモエ / 民安ともえ / たみやすともえ 原画:Na-Ga
- 身長:153cm、体重:43kg、3サイズ:77/54/80
- テーマ曲:RING RING RING!
- 初期称号:なかなか人に懐かない気高き仔猫
- 初期「リトルバスターズ」の紅一点であり、恭介の妹。猫の尻尾を思わせるポニーテールと端正な容姿から異性の人気は高いが、兄である恭介の庇護の元育ったため人見知りが激しく口下手であることから、同性にはあまり好かれていない。そのため、友人と呼べる人間は理樹や真人、謙吾しかおらず、同性の友人がいなかった。その影響からか、口調もかなりぶっきらぼう。幼馴染みの男連中では理樹に頼り気味だが、真人のボケには容赦なく蹴り技でツッコんでいる。性格は天然が入っていて、たまに放つ突飛な言動で理樹を閉口させたり慌てさせたりする。根は素直で優しいのだが不器用で誤解されやすい。
- 本人は否定しているが大の猫好きで、恭介が頻繁に拾ってくる猫を貰い、レノンやドルジ(声 - Lia、友情出演)[2]と名を付けて実に根気よく面倒を見ている。この猫たちに何かあると本気で激怒する(その様子はバッティングゲームで打ったボールを猫に直撃させ続けると確認可能)。
- 野球チームを創る過程で小毬たちと知り合うことになる。はじめは小毬たちに話しかけられてもすぐに逃げ出してしまうほどであったが、不器用ながらそれまでの「リトルバスターズ」限定だった人間関係を広げていく。
- 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では9位[3]。
- 棗 恭介(なつめ きょうすけ)
- 声 - 緑川光 少年時代:鴨ノ宮ゆう / 氷河流 少年時代:江田あかね / 緑川光 原画:Na-Ga
- テーマ曲:BOYS DON'T CRY
- 初期称号:あらゆる日常をミッションにするリーダー
- 「リトルバスターズ」のリーダーで、メンバー唯一の3年生。その容姿から女子のファンも多いが、一見冷静な仮面の下で基本的にはバカなことばかりを考えていて皆を困らせる一番の常識ハズレ。少年漫画が好きという子供っぽい一面もあり、特に「学園革命スクレボ」がお気に入りらしい。鈴の兄であるが、妹からの扱いは散々。だが、年長者らしく理樹たちの相談に乗るなど、他のメンバーからは慕われていると同時に、土壇場での頭の回転の速さ、幅広い人脈や明晰な頭脳、運動神経の良さ、あらゆる悪戯の発想など、その万能ぶりが彼が「リトルバスターズ」のリーダーである証左である。
- 就職活動中だが、そこから帰ってきてすぐに野球チームを作るほど、活動的で根っからの遊び好き。彼の提案する遊びには隙がなく、理樹からは「遊びの天才」と称されている。就職活動は、趣味などの予算の都合上徒歩で行っているらしい。
- 真人と謙吾の喧嘩を止める事が出来るのは来ヶ谷を除いて彼ぐらいしかいない。そのため、彼が留守にしている時は真人と謙吾は喧嘩を我慢する程である。
- なお、男性キャラでは彼のみにテーマ曲が付与されている。
- この作品のトリックスター、また狂言回しとして、いたるところでもう一人の主人公ともいうべき活躍を見せる。
- 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では7位。男性キャラクターとして唯一トップ10入りを果たした[3]。
- 井ノ原 真人(いのはら まさと)
- 声 - 神奈延年 / 水無月了 / 神奈延年 原画:Na-Ga
- 初期称号:憎めない筋肉馬鹿一直線
- 「リトルバスターズ」の一員で理樹のルームメイトで最大の親友。己の体を鍛え上げることに命を懸る筋肉バカで、学園で彼と喧嘩ができるのはライバルの謙吾くらいしかいない。バトルでも腕力と体力を武器に活躍するが、その割にナイーブな部分があり、理樹に相手をされないと頭を抱えながらかなり落ち込んでしまう。なぜか妙な称号を付けられやすく、さらに様々な迷言を残しているため「リトルバスターズ」内ではボケ担当。しかし、時折ボソッと冷静なツッコミをすることもある。悪意はないが言いがかりが特技であり、理樹いわくお金を払ってでも見たくなるとのこと。しかし、それが真理を言い当てていることが時々ある。
- 女生徒達からは嫌われている訳ではないが、恋愛対象として見られておらず、「リトルバスターズ」の男子メンバーの中では一番モテない。特に、佐々美からは「筋肉ダルマ」として露骨に嫌悪されている。
- 成績がすこぶる悪く、思考も突飛かつ単純で明らかな嘘を簡単に信じたり、本人にとって難しい話や考え事をすると頭が痛くなったりすることもあるが、本当に頭が悪いというわけでもなく、物語のあちこちで妙に鋭い面も見せる。特に、人の感情や心に関する話では、「俺にはよくわかんねえけど」などと前置きをしたりするものの、物事の核心をついた発言がいくつもある。また、己の肉体を鍛える事に命を掛けてきただけに、筋肉関係の知識は専門家並に豊富で全くボケがなく、筋肉関係の話については周りから全面的に信頼を得ている。ただし、共感してくれるのはクドだけである。また、学校の制服を着用せず、自前の詰襟を着ている。
- 宮沢 謙吾(みやざわ けんご)
- 声 - 織田優成 少年時代:鴨ノ宮ゆう / 長月優 少年時代:江田あかね / 織田優成 原画:Na-Ga
- 初期称号:最強の男児にして真人のライバル
- 「リトルバスターズ」の一員。実家が剣道の道場を開いている影響で、幼い頃から毎日のように剣道の稽古に励んでいる。その鍛錬の賜物か身体能力はかなりぶっ飛んでおり、所属している剣道部内でもエース級の存在。部活を理由に「リトルバスターズ」の野球練習への参加を断っているが、その他の遊びや恭介の主催するイベントには付き合っている。成績も優秀であり、正に文武両道といった人物。いつも剣道着を着ており、制服を着る事を嫌がっている(理由として、制服を着るとその手の人と勘違いされると本人は説明している)。
- 渋い外見と武士とも言うべき男らしい性格のためか佐々美などの女生徒達からの人気は恭介以上に高いのだが、本人はそういった色恋沙汰にはあまり関心がないようである。しかし、理樹の恋愛には割と関心を持っており応援している。
- 普段はクールでシニカルな風情を装うも、その本質は直情的であり、幼い頃から犬猿の仲である真人とは些細な事で喧嘩を繰り返すなど、子供心は忘れていない。物語の中では、5人の初期メンバーの中で「一番リトルバスターズを愛している人物」であることも示されている。真人とは違うベクトルのバカであり、メンバーの中ではボケとツッコミの両刀を使いこなす笑いにおいても貴重な人材でもある。
リトルバスターズ新メンバー
- 神北 小毬(かみきた こまり)
- 声 - やなせなつみ / まきいづみ / やなせなつみ 原画:樋上いたる
- 身長:159cm、体重:45kg、3サイズ:83/57/84、誕生日:4月5日
- テーマ曲:魔法のアンサンブル
- 初期称号:ほんわりきゅーとなメルヘン少女
- 6人目のメンバー(野球に加わったのは5人目)。お菓子を愛し童話を好むメルヘン少女。ショートボブの髪型に大きめのセーターを着用しており、他メンバーが着用しているブレザーは着ていない(ただし、雑誌やテレカなどではブレザーを着用した書き下ろしCGも存在する)。のんびりとした口調で独特のイントネーションをつけて話す。マイペースさを随所に見せるのんびり屋だが、英語が得意で成績は学年上位という一面もある。そのためか、会話の中に英語を混ぜることがある。反面、古典や現代文などの国語系統の教科は少々苦手だが、童話を自作するほどの文才を持っている。
- 心優しい頑張り屋で、「他人を幸せにすると自分も幸せになれる」という幸せスパイラル理論を信条にしている。その信条に則り、休日にはよく募金活動や老人介護などのボランティアを行っている。相手を和ませるニコニコした笑顔と天然っぽさからクラスの内外に友達が多く、人見知りがちな鈴にとって最初の女友達にもなった。しかし、お節介で人が良すぎる性格が災いして、他人のトラブルに巻き込まれたり気合が空回りしてドジをやらかす事もしばしば。
- 立入禁止である学校の屋上がお気に入りの場所で、わざわざドライバーで屋上に通じる窓をこじ開けて入り込んでいる。昼休みなどには、そこで昼食やお菓子を食べている。
- 恭介から、ものを知らなすぎるだけで実はものすごい運動神経の持ち主ではと評されており、それを証明するかのように全メンバーの中で最もステータスの伸び幅が大きい。
- 三枝 葉留佳(さいぐさ はるか)
- 声 - すずきけいこ / 涼森ちさと / すずきけいこ 原画:樋上いたる
- 身長:163cm、体重:49kg、3サイズ:81/59/82、誕生日:10月13日
- テーマ曲:騒がし乙女の憂愁
- 初期称号:お気楽 極楽 騒がし乙女
- 8人目のメンバー(野球に加わったのは7人目)。理樹たちとは違うクラスの女の子。休み時間になると理樹たちの教室に入り浸っている。とにかくマイペースで騒がし好き。会話や行動に脈絡がなく、何を考えているか分からず、メンバーの中では真人に匹敵するボケ役である。勉強も文科目苦手だが、運動神経はまあまあ良い。いつも騒ぎを起こしては楽しむ問題児であるためか、風紀委員から目の敵にされており、毎日のように追われている。
- スカートのポケットにはビー玉など様々な物を入れている。髪型はかなり特徴的なツーテール。トラブルメーカーという印象が強いが、整備委員会に所属しており、机などの備品の整備をマメに行う一面もある。また、マフィンやスコーン作りが得意で、練習のために食堂のオーブンを借りている。問いかけに対して疑問形で答えたり、「ですヨ」「ですネ」といったようなやや特徴的な喋り方をしたりする。好きな味は柑橘系で嫌いな味は薄荷系だが、その他嫌いな食べ物はたくさんあるらしい。左利きである。
- 能美 クドリャフカ(のうみ くどりゃふか / Кудрявка Номи / Kudrjavka Nomi)
- 声 - 金子明美 / 鈴田美夜子 / 若林直美 原画:Na-Ga
- 身長:145cm、体重:37kg、3サイズ:69/51/72、誕生日:6月12日[4]
- テーマ曲:えきぞちっく・といぼっくす
- 初期称号:えきぞちっく(自称)なマスコット
- 9人目のメンバー(野球に加わったのは8人目)。祖父はロシア出身で祖母が日本人のクォーター。母親は宇宙飛行士で、親の仕事柄世界を飛び回る為、多重国籍である。愛称は「クド」で、真人や葉留佳には「クー公」「クド公」などと呼ばれる。家族及び親族からは主に「クーニャ」と呼ばれている。テヴア共和国(架空。南半球の島国で、ロシアの元海外領土という設定)出身で、出生国での名は「クドリャフカ=アナトリエヴナ=ストルガツカヤ(キリル文字:Кудрявка Анатолиевна Стругацкая ラテン文字:Kudrjavka Anatoljevna Strugackaja)[5]」。南方の生まれゆえか寒いのが苦手で、帽子とマントを常に身に着けている。
- 日本贔屓である祖父の影響を多分に受けており、日本文化は日本人よりも詳しく、行動も誰よりも日本人的である。英語が大の苦手で、英語で話そうとしても間違った内容や発音になってしまう。一方、片言ながらロシア語を英語よりきちんと話すことができる。その容姿と中身とのギャップに少々悩み気味(彼女自身は「外国っぽく」なりたいと思っており、英語で話そうとするのもその一環)。はじめから悪意を持って行動する人はいないと考えており、寮内で見た目とのギャップのことを噂されても受け入れようとしている。学校で行われるような試験は苦手だがレポート形式でじっくり考える勉強は得意らしく、通信教育で単位を取りすぎたため、一学年飛び級している。真人とは気が合うらしく意気投合する事も多い。
- 風紀委員会の仕事を手伝っている犬(シベリアンハスキーのストレルカとスキッパーキのヴェルカ)の飼い主であり、休み時間によく遊んでいる。廃部寸前の家庭科部に所属している。パッチワークが得意。好きな食べ物は海藻系。
- 普段から折り目正しい丁寧語で喋っているが、語末の動詞を「連用形+ます」ではなく「終止形+です」と話す点が特徴である(例:買います⇒買うです)。また、「わふー」という口癖がある。
- 派生作品である『クドわふたー』ではメインヒロインとなる。
- 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では6位[3]。
- 来ヶ谷 唯湖(くるがや ゆいこ)
- 声 - 田中涼子 / 一色ヒカル / 田中涼子 原画:樋上いたる
- 身長:170cm、体重:55kg、3サイズ:90/60/89、誕生日:3月13日
- テーマ曲:心色綺想曲
- 初期称号:ちょっぴりお茶目な姉御肌
- 7人目のメンバー(野球に加わったのは6人目)。海外生まれの純日本人。通称「姉御」。尊大な物腰と先読みの鋭さからよく周囲に頼られ、外見や男っぽい口調などから年上に見られがちだが、理樹の同級生。「エリザベス」というミドルネームを持ち、海外ではそれを略した「リズベス」という愛称で呼ばれるらしい。そのせいか「唯湖」と名前で呼ばれるのが苦手で、ほとんどの相手には「来ヶ谷」と名字で呼ばせる。そのため、メンバーの中で一人だけバトルランキングなどでも表記が苗字である。ただ、小毬のみ彼女を「ゆいちゃん」と呼ぶので調子を狂わされている。
- 成績はどの科目も優秀、中でも数学が大の得意科目だが、なぜか数学の授業時間はいつも裏庭でサボっている。放送委員会の委員長であり、昼の放送は委員会の仕事ではないが、趣味で行っている。好きな食べ物は、お茶・コーヒー・キムチ・もずくである。
- 可愛いものが好きで、とくに外見の幼い女生徒に対する同性愛をほのめかすような言動が多い。中性的な顔立ちである理樹もその対象に入るらしい。普段見せる鋭さとは裏腹に、自分自身の恋愛面に関してはかなり鈍い。神出鬼没でどこからともなく理樹やヒロインの前に現れ、場の雰囲気を掌握することに秀でているが、精神的に攻める側に立つことが多い姉御気質ゆえか、逆に攻められると弱い。完璧にみえる彼女が唯一苦手にするのが天然ボケ。
- 戦闘能力は謙吾や真人に次いで高く、バトルの実力も新メンバーの中では最も高いと言える。来ヶ谷ルートでは本気でキレてドアを真っ二つに蹴破るほどの力を見せる。
- そのリーダーたる器や頭の回転の速さから恭介とは似た者同士であり、お互いに才能を認識しあっている。敵に回せばライバル同士だが、手を組めば最強のタッグとなる。思考が似ているのか恭介とは二言三言、言葉を交わすだけで意思疎通したりする。
- 西園 美魚(にしぞの みお)
- 声 - 荒井悠美 / 柚木かなめ / 河原木志穂 原画:Na-Ga
- 身長:153cm、体重:41kg、3サイズ:75/55/79、誕生日:8月22日[6]
- テーマ曲:光に寄せて
- 初期称号:日傘を差した物静かな天然素材
- リトルバスターズ最後のメンバー。部屋に溢れんばかりの本を所蔵する読書家の女の子。いつも「彼女そのもの」が書かれているという若山牧水の短歌集を持ち歩き、愛読している。真面目で物静かだが、少々天然が入っている。読書家のため語彙が豊富なので、ツッコミはとても鋭い。体が弱いためか、外出時はいつも日傘をさしており、体育の時間も見学をしている。そのため、「リトルバスターズ」にはマネージャーという形で参加している。運動は苦手であるが、学業に関しては普段の授業に真面目に取り組み、予習や復習も欠かさないため、全教科無難にこなしている。葉留佳に対しては妙に強気で手厳しく、彼女に対しては普段にも増して毒舌になる。
- その性格ゆえ、存在感が希薄な上に、あまり親しい友人もいないため、クラスメイトからいてもいなくても同じ「カゲナシ」と揶揄されている。時として意外な才能を見せることがあり、人形劇の練習では、普段とのギャップに「リトルバスターズ」の面々が絶句するほどの演技力を披露していた。 ちなみに、携帯電話は苦手。
- 理樹との会話では推理小説について多く話しており、「トイレみたいな名前の探偵が主人公の推理小説」を愛読している節がある。そのほかにも「苗字と名前に同じ漢字が出てくる作家」や、「登場人物が書く小説の虚構と現実が奇数章と偶数章で現れる小説」なども読んでいる。
- BL愛好者であり、「棗(恭介)×直枝」などと勝手に妄想している。
- 実は「何だかよくわからないパワー(略称:NYP)」の持ち主である。ストーリーには関係ないが、一定条件を満たせばバトルでその恐ろしき力が発揮される。
リトルバスターズ! エクスタシー 昇格ヒロイン
- 二木 佳奈多(ふたき かなた)
- 声 - すずきけいこ / 涼森ちさと 原画:樋上いたる
- 身長:163cm、体重:47kg、3サイズ:80/57/82、誕生日:10月13日
- テーマ曲:Will&Wish
- 初期称号:素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員(バトルには参加しない)
- 風紀が乱れることを嫌う風紀委員長。色々と騒ぎを起こす「リトルバスターズ」を快く思っておらず、特に葉留佳を目の敵にしている。ただし、来ヶ谷には一目置いており、「リトルバスターズ」と行動していることを残念に思っている。また、クドとは意外に仲がよく、好みなどにクドの日本好きの影響を受けている部分がある。融通の利かない堅物という印象が強く、発言の節々に皮肉を混ぜる皮肉屋でもあるが、生真面目に努力を続ける努力家でもあり、時に優しい一面も見せる。また、プライドが高く、少々天邪鬼なところもあり、自分がバレて恥ずかしいと思うことは、半ばバレているようなことでも無理やり隠そうとすることがある。
- 剣道部に籍があり女子の副主将だが、委員会や寮会で多忙のため、幽霊部員状態である。そのクールで怜悧な印象とは裏腹に味覚は意外に子供っぽい。また、世間知らずなところがあり、外食をほとんどしたことがないらしい。
- あーちゃん先輩や小毬からは「かなちゃん」と呼ばれているが、本人はそう呼ばれることを快く思っていない。
- 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では10位[3]。
- 笹瀬川 佐々美(ささせがわ ささみ)
- 声 - 田宮トモエ / 民安ともえ 原画:Na-Ga
- 身長:154cm、体重:43kg、3サイズ:78/54/81
- テーマ曲:猫と硝子と円い月
- 初期称号:唯我独尊の女王猫(鈴とのイベントでのみバトルがある)
- ソフトボール部のエースで4番バッター。一方的に鈴をライバル視しているが、鈴からは気に留められていないらしく片想い状態。気位が高く、「〜ですわ」「ごきげんよう」などといったお嬢様口調が特徴。いつも取り巻き(後述)を連れて行動している。謙吾に憧れておりアプローチ中だが、当人は彼女に苦手意識を持っている。小毬のルームメイトであり、前年度は同じクラスだった。周りにはあまり知られないようにしているが、小動物をかわいがっている。しかし、猫(特に黒猫)は嫌いらしい。なお、鈴の髪型が猫の尾をイメージしてデザインされていることとの対比で、彼女の髪型とリボンは長毛種の猫の耳をイメージしている。
- 早口言葉のような名前のため、鈴などによく名前を間違えられている(佐々美自身も噛んでしまうことがある)。鈴が噛んだ佐々美の名は随時変わっている(例「さささささささみ」「ささっせわざざみ」「笹ぜがわざざ美」「ササ子」「さしすせそさささ」)。小説や漫画でもそのネタは健在。
リトルバスターズ! エクスタシー 追加ヒロイン
- 朱鷺戸 沙耶(ときど さや)
- 声 - 櫻井浩美 / 風音 原画:Na-Ga
- 身長:156cm、体重:44kg、3サイズ:83/55/82[7]
- テーマ曲:駆ける
- 初期称号:ボケまくりの完全無敵少女
- 表の顔は容姿端麗なクラスの人気者だが、その実態は夜な夜な校舎を徘徊してはこの学園に隠されている「秘宝」を探し求め、それを守る闇の執行部と戦っているスパイ。彼女の夜の顔を目撃した理樹を口封じに殺そうとしてくるが、最終的に理樹にパートナーとして共に行動するよう持ち掛けてくる。スパイとしては優秀で、他のスパイからも名前を知られるほどの有名人。だが、理樹の前では度々失敗した姿を見せている(理樹いわく「自虐パフォーマンス」)。
- 常に拳銃(コルト コンバットコマンダーがモデル)を持ち歩いており、射撃ゲームではGE M134ミニガンを使う(M134を理樹と二人で持ち飛び降りるシーンがあるが、元々軍用ヘリコプターに搭載するような武器であるため、銃に三脚、弾薬(千発単位)、バッテリーを含めると総重量は100kg超(本体だけで18kg)となるため、実際は持ち運ぶことさえ不可能である)。
- 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票ではリトルバスターズのキャラクター中トップの3位[3]。麻枝准はKeyの全キャラ中、自身の1番のお気に入りキャラクターであると語っている[8]。
サブキャラクター
- 古式 みゆき(こしき みゆき)
- 声 - 鴨ノ宮ゆう / 江田あかね 原画:Na-Ga
- 弓道の名門に生まれた少女。才能にも恵まれ弓道を極めていたが、病気で右目を失明したことで弓の道を絶たれ、塞ぎこんでいる。同じく武道に生きる謙吾が彼女を気遣う言動をとるが、それは自身と似たような境遇にあったためである。登場回数は多くないが、物語(特に謙吾の生き方)にとても重要な影響を与える人物。立ち絵は存在しないが、あるイベントで顔と全身を見ることができる。
- あーちゃん先輩
- 声 - 理多(通常版以外)
- 女子寮の寮長。本名不明。寮会の仕事も務める佳奈多とは仲がいいようで、彼女からは「あーちゃん先輩」と愛称で呼ばれている。ちなみに、この愛称は、本人いわく冗談で言ったつもりが、佳奈多に真に受けられた結果、そのまま呼ばれ続けているだけとのこと。猫を飼っており、その繋がりで鈴とも親しいようである。立ち絵は存在しないが、月刊コンプエースで連載されているコミック版およびヴァイスシュヴァルツではビジュアルが公開されている。本作の派生作品である『クドわふたー』においてゲーム中でははじめてビジュアルが登場する。PSvita版ではCG有りで登場し、ゲーム内で初めて冬服姿が描かれた。
- 杉並 睦実(すぎなみ むつみ)
- 声 - 花澤香菜(『リトルバスターズ!Converted Edition(PSP)』のみ)[9]
- 理樹に好意を抱くクラスメイト。立ち絵はない。高宮、勝沢という友人とつるんでいる
- 佐々美の取り巻き
- 声 - 野中藍(渡辺、『リトルバスターズ!Converted Edition(PSP)』のみ)、神田朱未(川越、同)、広橋涼(中村、同)[9]
- 渡辺咲子、川越令、中村由香里の3人組[10]。名前以外は特に設定がなく、そのため小説、漫画などでころころ変わっており統一はされていない。
主題歌・音楽
- エンディングテーマ曲はそれぞれのシナリオによって違うため、複数存在する。
- オープニングテーマ 「Little Busters!」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - 中沢伴行・尾崎武士 (I've) / 歌 - Rita
- (Refrain2)エンディングテーマ 「Little Busters! -Little Jumper Ver.-」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - 中沢伴行・尾崎武士 (I've) / Mix - 高瀬一矢 (I've) / 歌 - Rita
- (来ヶ谷1・Refrain1)エンディングテーマ 「Song for friends」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - MintJam / 歌 - Rita
- (小毬・葉留佳・来ヶ谷2)エンディングテーマ 「Alicemagic」
- 作詞 - 都乃河勇人 / 作曲 - 折戸伸治 / 編曲 - MintJam / 歌 - Rita
- (クドリャフカ・美魚)エンディングテーマ 「雨のち晴れ」
- 作詞 - 樫田レオ / 作曲・編曲 - PMMK / 歌 - Rita
- 挿入歌「遥か彼方」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - Manack / 歌 - Rita
- リトルバスターズ! エクスタシー
- オープニングテーマ 「Little Busters! -Ecstasy Ver.-」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - 中沢伴行・尾崎武士 (I've) / Remix - MintJam / 歌 - Rita
- (沙耶)エンディングテーマ 「Saya's Song」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - ANANT-GARDE EYES / 歌 - Lia
- (佳奈多・佐々美)エンディングテーマ 「Alicemagic -Rockstar Ver.-」
- 作詞 - 都乃河勇人 / 作曲 - 折戸伸治 / 編曲・Remix - MintJam / 歌 - Rita
- 追加シナリオとオープニングテーマ以外は前作と同様。なお、「Alicemagic -Rockstar Ver.-」は後述の「Rockstar Busters!」に収録されているほか、「Little Busters! -Ecstasy Ver.-」は同アルバム収録の「Little Busters!」をリアレンジしたものである。
- また、『リトルバスターズ! エクスタシー』では上記以外に「Song for friends -No Intro Ver.-」と「Little Busters!」が挿入歌として使われている。なお、どちらもMusicモードでは聞くことができない。
- コラボレーションとして2009年8月28日発売のフロントウイングの3Dアイドル育成SLG『タイムリープぱらだいす』に「Little Busters!」が楽曲提供されている。
製作スタッフ
Webラジオ
関連商品
音楽
- リトルバスターズ! MaxiSingle (発売元〈PC流通盤〉: Key Sounds Label / 発売元〈一般流通盤〉: ポニーキャニオン、共に2007年5月25日発売)
- ゲームに先駆けて発売された、OPテーマ『Little Busters!』を初めとする3曲とそれらのOff-Vocalバージョンを収録した全6トラックのマキシシングル。それまでPCソフト扱いで発売されて来たKey Sounds Labelの作品としては初めて、一般流通ルートにも参入した作品。
- リトルバスターズ! ORIGINAL SOUNDTRACK (発売元: Key Sounds Label、2007年9月28日発売)
- ゲーム使用楽曲50曲に、未使用の3曲をプラスした3枚組・全53曲収録のサウンドトラック。コミックマーケット72で先行頒布された後、PCソフト扱いでの通常盤が2007年9月28日に発売された。
- リトルバスターズ! エクスタシートラックス (発売元: Key Sounds Label、2008年8月15日発売)
- コミックマーケット74にて頒布された、『リトルバスターズ! エクスタシー』に使用された新曲を収録した追加サウンドトラック。2008年12月25日一般発売開始。なお、『Alicemagic -Rockstar Ver.-』はゲームサイズでの収録となっている。
- リトルバスターズ! Arrange Album "semicrystalline"
- 作中で使用されている楽曲数曲にアレンジを加え、コンセプトアルバム的に再構成したアレンジアルバム。初回限定版の特典であり、現在のところ単体での販売はされていない。
- リトルバスターズ!エクスタシー Arrange Album "ontology"
- semicrystallineと同じく、作中使用楽曲にアレンジを加えコンセプトアルバム的に再構成したアレンジアルバム。こちらは『リトルバスターズ! エクスタシー』初回限定版の特典で、やはり単体での販売はされていない。
- リトルバスターズ! Arrange Album "Rockstar Busters!"
- コミックマーケット73でビジュアルアーツブースにて頒布されたアルバム。作中で使用されたヴォーカル曲やBGMのアレンジ版が収録されている。アレンジは全曲MintJamが担当した。2008年8月15日に一般販売開始。
- リトルバスターズ! キャラクターソング〜鈴〜 "鈴の密かな恋の唄 / Mission:Love sniper"
- Rockstar Busters!と共にコミックマーケット73にて頒布されたマキシシングル。ヴォーカルは鈴のCVを担当した民安ともえ。2008年8月15日一般販売開始。ちなみに、『Mission:Love sniper』は、鈴のテーマ曲である『RING RING RING!』のヴォーカルアレンジ。
- リトルバスターズ!エクスタシー キャラクターソング〜沙耶〜 "沙耶の眠れるレクイエム / Saya's Song"
- 2009年2月28日・3月1日に開催された10th KEY MEMORIAL FES,〜あの日から始まった僕らの時を刻む唄〜にて販売されたマキシシングル。ヴォーカルは沙耶のCVを担当した風音。2010年3月26日に一般販売開始。『Saya's Song』は、作中で使用された同名楽曲のエレクトロニカアレンジ。
- リトルバスターズ! キャラクターソング〜佳奈多〜 "raison / ピクルスをおいしくするつくりかた"
- コミックマーケット77でビジュアルアーツブースにて頒布されたマキシシングル。ヴォーカルは佳奈多のCVを担当したすずきけいこ。2010年12月24日に一般販売開始。『raison』は佳奈多のテーマ曲である『Will&Wish』の、『ピクルスをおいしくするつくりかた』は作中で使用された楽曲である『お砂糖ふたつ』のヴォーカルアレンジ。
- リトルバスターズ!エクスタシー キャラクターソング〜佐々美〜 "猫と硝子と円い月 / Alicemagic~Aroma Tablet mix~"
- リトルバスターズ! キャラクターソング〜佳奈多〜と共にコミックマーケット77にて頒布されたマキシシングル。ヴォーカルは佐々美のCVを担当した民安ともえ。2010年12月24日に一般販売開始。『猫と硝子と円い月』は佐々美のテーマ曲である作中の同名楽曲のヴォーカルアレンジ。
書籍
- リトルバスターズ! パーフェクトビジュアルブック (発行元: メディアワークス ISBN 978-4-8402-4156-4)
- ゲームに使用された全CG、攻略情報、各種版権イラストや設定画、スタッフへのインタビューからゲームエンディング後のひとコマを描いたショートストーリーなど、『リトルバスターズ!』の世界を余すところなく詰め込んだファンブック。
- リトルバスターズ! エクスタシー パーフェクトビジュアルブック (発行元: メディアワークス ISBN 978-4-04-867505-5)
- 上記の内容に加え、『リトルバスターズ! エクスタシー』の追加CGや版権イラストなどが追加されたもの。また新たなスタッフインタビューやショートストーリーも掲載されている。
連載コミック
- リトルバスターズ! The 4コマ (作: 笹桐ゆうや / 原作: Key / 発行元: メディアワークス)
- 『電撃G's magazine』2006年3月号より2010年3月号まで連載された、本作品を題材にした4コマ漫画。全4巻。一部ネタは本作のシナリオライター、麻枝准によるもの(麻枝は劇中にゲスト登場しており、麻枝登場回のみテロップが表記されている)。ゲーム発売より1年以上前から連載されているため、登場人物のディテールの相違を窺う事が出来る。なお、ドルジはこの漫画が初出であり、原案も作者である笹桐ゆうやである。
- リトルバスターズ! EX The 4コマ (作: 笹桐ゆうや / 原作: Key / 発行元: メディアワークス)
- 『電撃G's magazine』2010年6月号より連載中の4コマ漫画。既刊1巻。『エクスタシー』を題材としており、追加ヒロインである朱鷺戸沙耶を中心に物語が進んでいく。
- リトルバスターズ! (作: あなぐらもぐら / 原作: Key / 発行元: 角川書店)
- 『月刊コンプエース』2008年5月号より連載中の漫画。既刊2巻。若干のアレンジを含みつつも話の流れは原作に忠実となっている。作者の体調の都合上、不定期掲載になりやすく、休載した場合は別の作家による一話完結の短編が代わりに掲載されることがある。
- リトルバスターズ! エクスタシー 朱鷺戸沙耶 -SCHOOL REVOLUTION- (作: ZEN / 原作: Key / 発行元:メディアワークス)
- 『電撃G's Festival! COMIC』Vol.5よりVol.10まで連載された漫画。全1巻。『エクスタシー』の追加ヒロインである沙耶のルートを原作に忠実な形で漫画化している。
- リトルバスターズ! エクスタシー 笹瀬川佐々美 -Black Cat Fantasia- (作: ZEN / 原作: Key / 発行元:メディアワークス)
- 『電撃G's Festival! COMIC』Vol.12よりVol.17まで連載された漫画。全1巻。『エクスタシー』の追加ヒロインである佐々美のルートを原作に忠実な形で漫画化している。
- リトルバスターズ! 能美クドリャフカ (作: 米田和佐 / 原作: Key / 発行元:一迅社)
- 『Comic REX』2011年4月号より連載中の漫画。既刊1巻。クドルートを漫画化した内容となっている。
- リトルバスターズ! エクスタシー ワンダービット ワンダリング (作: みさき樹里 / 原作:Key / 発行元:角川書店)
- 『月刊コンプエース』2010年5月号より2012年1月号に連載の漫画。全3巻。本作品題材のスピンオフ作品で、異世界に迷い込んだリトルバスターズの面々を描いたオリジナルストーリー。公式略称は「リトバスワンワン」。
- リトルバスターズ! (作: 高木信孝(作画)、かくばやしつよし(プロット) / 原作: Key / 発行元: メディアワークス)
- 『電撃G's Festival! COMIC』Vol.1より連載中の漫画。既刊3巻。オムニバス形式で各話に連続性はなく、物語も原作の再現はほとんどない。またキャラクターの性格に関しても作者独自の設定がいくつか見受けられる(クドリャフカが美魚の影響で腐女子化しているなど)。
- リトルバスターズ! ばんどみっしょん (漫画:桜みさき / 原作: Key / 発行元:一迅社)
- 『まんが4コマぱれっと』2011年8月号より連載中の4コマ漫画。恭介主導で、鈴を中心にリトルバスターズメンバーでバンドを結成するオリジナルストーリー。
アンソロジーコミック
- マジキュー4コマ リトルバスターズ!
- マジキュー4コマ リトルバスターズ! エクスタシー(発行元: エンターブレイン)
- マジキューレーベルから発行されているアンソロジー4コマ漫画。無印が6巻・エクスタシーが13巻まで刊行されており、『リトルバスターズ!』の関連書籍では最も数の多いシリーズである。なお、無印の表紙はイラストと4コマが半々というマジキューに多く見られる形式だったが、エクスタシーからは全面イラストになり、表紙の材質も変更された。
- ツインハートコミックス リトルバスターズ! (発行元: 宙出版)
- アンソロジーコミックで、既刊3巻。ツインハートコミックスが廃刊されたため、今後の続刊はないものと思われる。
- DNAメディアコミックス リトルバスターズ! コミックアンソロジー
- DNAメディアコミックス リトルバスターズ! エクスタシー コミックアンソロジー
- DNAメディアコミックスSPECIAL リトルバスターズ! エクスタシー コミックアンソロジーEX
- DNAメディアコミックスGIGA リトルバスターズ! エクスタシー えくすたちっくアンソロジー (発行元: 一迅社)
- こちらもアンソロジーコミック。無印3巻(1巻・2巻・エクレセント)・エクスタシー2巻・判型が小さくなったエクスタシー1巻(EX)・『えくすたちっくアンソロジー』6巻が刊行されている。『えくすたちっくアンソロジー』には性的描写が含まれる作品が収録されているが、成年コミックではない。
- リトルバスターズ! エクスタシー コミックアラカルト (発行元: 角川書店)
- 上述の『コンプエース』に掲載されたものと新作とを織り交ぜたアンソロジーコミック。
- いけ! いけ! 僕らのリトルバスターズ! (発行元: ハーヴェスト出版)
- 公認アンソロジーブック。また、付録として草野球カードゲームも付いている。この本の発売を機に、同社はこの後下記に示す小説を多く出すようになる。
ノベル
- なごみ文庫・リトルバスターズ! シリーズ (発行元: ハーヴェスト出版)
- 本作品を題材にしたライトノベル。現在、SSS[11]が無印4巻・エクスタシー10巻まで発売されている。この他、各キャラがちびキャラとなって活躍する「りとばす。」や「三枝葉留佳の事件簿」、「僕らの学園祭戦争」、「4頁短編集」といった作品も発売されている。
- 2008年12月に行われた「創刊1周年してました」のキャンペーンで、対象店舗でなごみ文庫(リトバス以外の作品も含む)を購入すると記念品が貰えたが、その中にリトバスのクリアファイルやポストカードが含まれていた。
- ハーヴェストノベルズ・リトルバスターズ! エクスタシーH&H (ハーフ&ハーフ) (発行元: ハーヴェスト出版)
- こちらはジュブナイルポルノ。5巻まで発売されている。この他、『Character Anthology』もクドリャフカ編、鈴編、沙耶編が発売されている。
- リトルバスターズ! エクスタシー ハーフ&ハーフ コミカライズセレクション (発行元: ハーヴェスト出版)
- 上記のハーヴェストノベルズを漫画化したアンソロジー。1巻と『おかわり』が発売されている。なおこちらも『えくすたちっくアンソロジー』同様、成年コミック指定はされていない。
- リトルバスターズ! エクスタシーアンソロジー (発行元:パラダイム)
- 一冊につきヒロイン一人をクローズアップしたアンソロジー小説。3巻まで発売されており、1巻は鈴、2巻と3巻はクドリャフカがとりあげられている。
その他
- ヴァイスシュヴァルツ (発売元: ブシロード)
- トレーディングカードゲーム。ヴァイスサイドに参戦。
- Lycee
- シルバーブリッツのカードゲーム。収録エキスパンションは、VisualArt's5.0など。
テレビアニメ
この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2012年3月31日にKey公式ホームページにてアニメ化決定と発表された。テレビアニメとして放送予定[12]。放送局や放送日などはまだ発表されていない。
スタッフ
- 原作 - VisualArt's/Key
- 監督 - 山川吉樹
- シリーズ構成・脚本 - 島田満
- キャラクターデザイン - 飯塚晴子
- 音楽 - 折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准、Manack、PMMK、水月陵
- プロデューサー - 川瀬浩平
- 制作 - J.C.STAFF
- 製作 - Team Little Busters!
主題歌
- オープニングテーマ「Little Busters!」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 歌 - Rita
- エンディングテーマ「Alicemagic」
- 作詞 - 都乃河勇人 / 作曲 - 折戸伸治 / 歌 - Rita
脚注
- ^ 電撃オンライン2010年8月17日の記事
- ^ 『リトルバスターズ! エクスタシー』では立ち絵があるなど、他の猫とは異なる扱いをされている。巨大な三毛猫が手足をなくして(見えないだけ)いるような姿で、「ぬぉ〜」と鳴く。その異質さは、「猫と言う生物の種類なのか」と一部のキャラに言われるほど。マスコット的な面も持ち、ぬいぐるみが同ゲーム公式通販の特典の一つとなった。
- ^ a b c d e 『KEY 10th MEMORIAL BOX OFFICIAL BOOK』 p.44 より
- ^ 城桐央のブログ2008年12月23日の記事(ネタバレ注意)
- ^ このクドリャフカとは、ロシア語で「巻き毛ちゃん」と言う意味である。
- ^ 樫田レオのTwitter2011年5月9日の発言
- ^ ちなみにこのスリーサイズは『AIR』のメインヒロイン神尾観鈴と全く同じであるが、Keyスタッフいわく全くの偶然らしい。
- ^ 「麻枝准の殺伐RADIO」より。
- ^ a b コンプティーク2010年12月号
- ^ リトルバスターズ開発日誌
- ^ shuffle short storiesの意味で、いわゆる複数の作家が一堂に参加する短編集。
- ^ 『電撃ビジュアルアーツ』2012年5月号より
関連項目
外部リンク
- 公式サイト - エクスタシー版は18歳未満閲覧禁止
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警告: 既定のソートキー「りとるはすたあす」が、その前に書かれている既定のソートキー「てんけきしいすまかしんれんさいちゆう」を上書きしています。