ONE 〜輝く季節へ〜

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ONE 〜輝く季節へ〜
輝く季節へ (PS)
対応機種 Windows 95(PC初版)
プレイステーション
Windows 95/98(PC廉価版)
Windows 98/Me/2000/XP(PCフルボイス版)
Windows 98/Me/2000/XP/Vista(Vista動作確認版)
iアプリ
EZアプリ(BREW)
S!アプリ
発売元 Tactics(PC初版)
KID(PS)
エーアイシステム販売(PC廉価版)
NEXTON(PCフルボイス版)(Vista動作確認版)
河本産業(iアプリ)
マジックシード(EZアプリ、S!アプリ)
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
発売日 1998年5月29日(PC初版)
1999年4月1日(PS)
2000年9月14日(PC廉価版)
2003年1月24日(PCフルボイス版)
2007年2月9日(iアプリ)
2007年3月1日(EZアプリ)
2007年6月1日(Vista動作確認版)
2007年7月2日(S!アプリ)
2010年2月26日(ダウンロード版)
レイティング 18禁(PC版、iアプリ)
全年齢対象(PS、EZアプリ、S!アプリ)
コンテンツアイコン 指定なし(PS)
キャラクター名設定 可(PC初版、PC廉価版)
セーブファイル数 30
50(PCフルボイス版)
ゲームエンジン LC-ScriptEngine(PCフルボイス版)
画面サイズ 640×480 16bit(PC版)
BGMフォーマット CD-DA(PC版)
キャラクターボイス なし(PC初版、PC廉価版、EZアプリ、S!アプリ)
一部キャラクター以外(PS、PCフルボイス版、Vista動作確認版、iアプリ)
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード なし
メッセージスキップ あり
オートモード なし

ONE 〜輝く季節へ〜』(ワン かがやくきせつへ)は、株式会社ネクストンの1ブランドTacticsから1998年5月29日に「心に届くADV第2弾」として発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。

Key所属のスタッフが中心に製作したゲームであり、Keyのゲームと同列に扱われるのが通例である[1]

概要[編集]

主人公は穏やかな学園生活を過ごすなかで、いずれはこの日々も失われてしまうという疑念から、自らが「永遠の世界」と呼ぶ一種の精神世界に引き込まれてゆく。過ぎ去ってゆくものへの想いや今を生きるための絆をテーマとした寓話的作品。ほのぼのとした恋愛パートでプレイヤーを感情移入させ、終盤の劇的な別れと再会で感動させる、という本作の構成はその後、恋愛ゲームの定番スタイルの一つとなった。そのため、俗に言う「泣きゲー」のジャンルを開拓した作品の一つとして挙げられる[2]

作品解説[編集]

本作は、前作『MOON.』の短期的な売り上げが、前々作でありTactics処女作である『同棲』に及ばなかったことから、売り上げを確保しやすい学園ものとして開発された(『MOON.』は長期的に売れたタイプの作品である)。開発に当たっての社長の号令は「(Leafの)『To Heart』みたいなのを作れ」というものであり、ごく序盤における主人公と幼なじみの会話には『To Heart』のそれと強い類似性が見られる。

また作中では全体の根幹を成す設定である「永遠の世界」も、主人公が人との絆すなわち恋愛を求めて行動するための動機づけとして用意されたものであり、企画書では「その成り立ちようや存在意味などは、そんなに重要ではありません」とされている[3]

前作『MOON.』は開発中に4人から7人へとスタッフを増員したが、本作ははじめから7人体制での製作開始となった。しかし人員の増加は人間関係のこじれをも招き、スタッフの引き抜きにつながった[4]。プロデューサーのYET11以外のスタッフのほとんどは次回作開発中にビジュアルアーツに移籍し、Keyブランドの作品に携わったため、本作は『MOON.』とともにKeyのストリームとして認識されている。またみらくる☆みきぽんは『CLANNAD』製作の後Keyを離脱し、ネクストンの系列ブランド・PSYCHOに移った(その後はむはむソフトに移籍)。

その後、小説化、プレイステーション (PS) への移植、二度のOVA化、ドラマCD化、フルボイスでのリニューアルを経るが、いずれもPC版製作スタッフの大半が関与しないものである。特に全年齢対象のOVAは原作とは全く違う設定、キャラクターで描かれており、作中の「永遠はあるよ」という重要なセリフが本来とは全く逆の意味で用いられている。またPS版『輝く季節へ』は、PC版『ONE』のファンから画面・音楽・追加要素など多くの点で酷評された[5]

「永遠の世界に去った茜の幼馴染」が『Kanon』の相沢祐一の原形ではなかったかという見方も存在する[6]

評価と反響[編集]

  • 元長柾木は『ONE』について存在自体が奇跡でありコピーできるような代物ではないとしている[7]
  • 奈須きのこはこの作品による自作への影響があったという見解を表しており、特に『月姫』の主人公の口調が『ONE』の主人公とよく似ているところを反省点として挙げている[8]
  • 本作で描かれる「永遠の世界」にはいつまでも年を取らない少女がいて、心に傷を負った主人公を受け入れてくれるが、そこへの没入の代償として現実との関係が希薄になっていく[5]。これについて本田透は、『ONE』は空想と現実のどちらを生きるべきかというオタクの葛藤そのものを作品化したものであり[9]、ヒロインと恋愛関係を築くことでお互いに存在意義を確立しあった主人公が、最終的に空想を放棄して現実での生を選ぶという構造になっている[10]。もっとも、作品内で描かれる恋愛はゲーム外での現実ではおよそ到達不可能な純愛であり、テーマとは裏腹にファンのゲームへの没入を招いた、と説いた[11]。自身も本作のヒロイン「川名みさき」を「脳内妻」と公言している[12]

歴史[編集]

  • 1998年5月29日 - 『ONE 〜輝く季節へ〜』発売。
  • 1998年8月31日 -2000年4月1日 - 小説版全4巻(文・館山緑)がムービック出版より発売。年齢制限はないが、内容は性的表現を含む。
  • 1999年4月1日 - KIDからプレイステーション版『輝く季節へ』発売(全年齢対象)。
    • タイトルが異なるのは、当時のSCEの基準で「18禁恋愛アドベンチャーゲームからの移植では、PC版と同一のタイトルを付けない」為である(同時期にカプコンから『ONE』というタイトルのシューティングゲームが発売を予定されていた為、タイトルが重なるのを避けた、という説もある)。
  • 2000年9月14日 - エーアイシステム販売から『メモリアルセレクション ONE 〜輝く季節へ〜』発売(いわゆる廉価版)。
  • 2001年8月10日 - ケイエスエスから全年齢対象のOVA『ONE 〜輝く季節へ〜』発売(2002年5月までに計4巻発売される)。
  • 2003年1月24日 - NEXTONから『ONE 〜輝く季節へ〜 Full キャラクターボイス Version』発売。
  • 2003年11月21日 - Cherry Lipsから成人向けOVA『ONE 〜輝く季節へ〜 True Stories』発売(2004年5月までに計3巻発売される)。
  • 2007年2月9日 - 河本産業からiアプリ版『ONE 〜輝く季節へ〜』発売。
  • 2007年3月1日 - マジックシードの「美少女遊び」からEZアプリ版『ONE 〜輝く季節へ〜』発売。
  • 2007年6月1日 - NEXTONから『ONE 〜輝く季節へ〜 vista動作確認版』発売。
  • 2007年7月2日 - マジックシードからS!アプリ版『ONE 〜輝く季節へ〜』発売。
  • 2010年2月26日 - ギュッと!からダウンロード版が独占販売。

スタッフ[編集]

登場キャラクター[編集]

PS版(『輝く季節へ』) / ドラマCD / 全年齢対象OVA版 / PC版Full キャラクターボイス Version の順である。

折原 浩平(おりはら こうへい)
声:なし / 野島健児 / 谷山紀章吉田小百合(幼年の時) / なし
主人公。名前の変更可能。高校2年生。幼い頃に両親がいなくなり、現在は叔母の家で生活している。叔母と会話する機会がほとんどないため、一人暮らしに近い生活をしている。まったく部活として活動していない軽音楽部に所属している。幼馴染である長森瑞佳と転校生である七瀬留美をからかってばかりいるが、基本的には優しい世話焼きである。一人暮らし同然の為家事全般は得意で、得意な料理はラーメン。
妹と死別することにより、ある何かが進行してゆき「えいえんの世界」に旅立つことになる。時間の進行と共に周りの人からどんどん忘れられていくことで、誰かに自分の存在を繋ぎとめてもらおうとする行動にでる。子供の頃の妹と瑞佳の記憶を混同している。
長森 瑞佳(ながもり みずか)
声:飯塚雅弓 / 皆口裕子 / 川澄綾子 / 木村あやか
主人公のクラスメイトで幼馴染。髪の後ろに黄色いリボンを結んでいる。主人公の意味のない冗談に付き合わされ、いつでも溜め息をついているが、毎朝主人公を起こしに行くなど面倒見は非常にいい。部活はオーケストラ部のヘルプでチェロを弾く。牛乳好きで、牛乳でご飯も食べられる。また猫好きで家には多数の猫を飼っている。語尾に「〜だよ」「〜もん」を連発することから、劇中「だよもん星人」などと言われる(1度だけ)。主人公に早く彼女ができないかといつも気にしている。主人公は気づいていなかったが、かなり男性から人気が高い。
小さい頃の姿が、主人公の「えいえんの世界」の案内人(?)のモチーフとなっている。
七瀬 留美(ななせ るみ)
声:横山智佐 / 大本眞基子 / 寺田はるひ / 日下千鶴
主人公の学校に転校してきた女の子。元剣道部だったが、腰の故障で剣道をやめ「真の乙女」を目指している。そのため周りに対して乙女らしく振舞っているが、初対面の印象が悪かった主人公の前でのみ地の性格を出す。今は帰宅部だが、文化系の部活に入ろうとしている。なお、前の学校の制服が気にいっているらしく、この学校の制服を持っているにもかかわらず前の制服をずっと着ている。自分のおさげを引っ張る繭を苦手としている。
川名 みさき(かわな みさき)
声:雪乃五月 / 雪乃五月 / 豊嶋真千子 / 須本綾奈
小学生の時に事故で視力を失った主人公の先輩。夕焼けの学校の屋上で主人公と出会う。盲目というハンデを背負うものの、それに由来する他人に対する警戒心はなく、誰とでも打ち解けることができる社交的な性格。高校が自宅の向かいで視力を失う前からの遊び場だったので、白杖を携行せず一人でも学校に行ける。しかし商店街などの外の世界には怖がって行けないでいる。また盲目のハンデで相手を縛りたくがないために、異性と付き合うことを拒絶している。意外に大食いで、一人で何人前分ものカレーを食べている場面もある。親友である深山雪見のヘルプとして演劇部に顔を出している。
上月 澪(こうづき みお)
声:なし / 登場なし / 浅野真澄 / なし
表情豊かな主人公の下級生。頭には水色に青いチェック柄の大きなリボンをしている。唖障害で言葉を話せないため、スケッチブックを使って筆談で会話をする(PS版・PC版Full キャラクターボイス Versionでは、声優が配役されていない。OVA版もあくまで『心の声』)。演劇部所属で、深山雪見の後輩に当たる。劇中ではしゃべれない役ながら、自分の役はしっかりとこなしている。主人公に蕎麦をひっくり返したりとかなりのドジっ娘。自分の使っているスケッチブックのほかに古いスケッチブックを持っており、大事にしている。
椎名 繭(しいな まゆ)
声:大谷育江 / 登場なし / かないみか / 芹園みや
かんしゃく持ちの登校拒否児。主人公よりも年下で中学生。自分の唯一の信じあえた友達であるフェレットの「みゅー」を失ったところへ主人公たちと出会う。何かイヤなことがあるとすぐ、そのフェレットの名を叫んで泣き出してしまう。主人公はそんな彼女の成長を後押しするために主人公のクラスに紛れ込ませることになる。大好きな食べ物はテリヤキバーガー。フェレットのように長いものが好きで、留美の髪や怪しい蛇のぬいぐるみでも気に入る。
里村 茜(さとむら あかね)
声:中川亜紀子 / 山崎和佳奈 / 吉田小百合 / みる
主人公と同じクラスの無口な少女。雨の日に空き地で一人たたずんでいたところを主人公と出会う。想いを寄せていた幼馴染みの少年が「えいえんの世界」へと消えてから、雨の日には彼の帰りを待ち続けている。自分で弁当を作ったりと料理好き。また、根っからの甘党で甘い物が大好き。周りの人間にあまり心を開かず、主人公が彼女に対して何かをやろうとすると「嫌です」と言う言葉で返してくるが、唯一詩子とのみ普通に話す。長い髪をおさげにしている。
広瀬 真希(ひろせ まき)
声:川上とも子 / 登場なし / 未確認 / 内村みるく
主人公のクラスメート。転校生で人気のある留美に対していろいろとちょっかいを出してくる。
深山 雪見(みやま ゆきみ)
声:川澄綾子 / 登場なし / 氷上恭子 / 神月あおい
みさきの幼なじみで演劇部部長。みさきを日向に日陰に支えるが、みさきには訳あって「極悪人」と呼ばれたこともある。また、しゃべれない澪でもできる役を作ってくれたりしてくれる。フルネームが作中では表記されていなかった。
椎名 華穂(しいな かほ)
声:なし / 未確認 / 未確認 / 内村みるく
繭の義母。なお、名前は元々設定されていなかったが、ファンが書いた二次創作小説にて使われた名前が公式に認められたという経緯を持つ。
柚木 詩子(ゆずき しいこ)
声:南央美 / 長沢美樹 / 矢島晶子 / 内村みるく
茜の幼なじみ。茜とは別の学校に通っているが、最近彼女の顔を見ていないという理由で、彼女を心配して彼女の学校まで押しかけてくる。それについては転校前の学校の制服を着ている七瀬留美を自分同様の他校生と勘違いし、大丈夫だと主人公に言い訳して主人公の学校のホームルームや終業式に堂々と出るなど、度胸が座っている。茜と同じ幼馴染がいたが、「えいえんの世界」に行ってしまいその記憶がすっぽりとなくなっている[13]。主人公とよく突っかかることが多い。
住井 護(すみい まもる)
声:なし / 阪口大助 / 未確認 / 中澤アユム
主人公のクラスメート。イベント好きで授業中の暇つぶしを考えるのが得意。当時は学生には禁止されていた馬券を購入していたと思われる描写もある。主人公の家で冬休みを過ごしたりとかなり怠惰。
折原 みさお(おりはら みさお)
声:なし / 登場なし / 望月久代 / 早瀬碧
主人公の妹。幼くして、病気(作中の描写からガンと思われる)で死ぬ。主人公が「えいえんの世界」と盟約したきっかけを作った人物。
小坂 由起子(こさか ゆきこ)
声:なし / 登場なし / 未確認 / なし
主人公の叔母。両親がいなくなったあと主人公を引き取った。仕事が忙しく、朝早くに出勤しているためゲーム中で主人公と会話をしている描写が無い(ただし、鉢合わせになる描写は存在する)。
氷上 シュン(ひかみ シュン)
声:なし / 登場なし / 保志総一朗 / 津波嵐
主人公と同じ軽音楽部の幽霊部員。謎の言動で主人公を惑わせる。

以下のキャラクターは、PC版製作スタッフが関与しておらず、各製作者によって独自に追加された。

清水 なつき(しみず なつき)
声:今井由香 / 登場なし / 登場なし / 登場なし
PS版に登場する。車に轢かれそうになった所を主人公に助けられてから、兄に似ている主人公になつく。メガネっ娘を追加するために設定された。
城島 司(じょうじま つかさ)
声:登場なし / 緑川光 / 登場なし / 登場なし
小説版とムービックのドラマCD版に登場する。えいえんのせかいに消えた茜の幼馴染として設定されたキャラクター。想いを寄せていた彼の恩師が亡くなり、その後を追うようにして消滅した。
南条 紗江子(なんじょう さえこ)
声:登場なし / 藤巻恵理子 / 登場なし / 登場なし
小説版とムービックのドラマCD版に登場する(小説版では名前のみ)。茜たちが通っていた中学校の社会科教諭。学校関係者の多くから慕われ、特に司が憧れていた人物だが早世し、司の消滅、また茜が心を閉ざすきっかけとなった。

永遠の世界[編集]

本作の核となるストーリーは、主人公の浩平が突然別の世界(永遠の世界)に消えてしまうというものである。このとき同時に、浩平に関するほかの人の記憶も消えてしまう。しかし、この永遠の世界については作中で明確な説明が行われていない部分が多く、詳細は不明。

過去
幼い日、妹を亡くした浩平は、幸せな日常が永遠に続くわけではないことを知り、打ちひしがれていた。その時、「永遠はあるよ ここにあるよ」という言葉を聞き、「永遠の世界」と関わることとなる。しかし、それらの記憶は心の奥にしまい込まれてしまい、浩平が成長するまでその影響が現れることはなかった。
ストーリー中盤まで
浩平は高校2年の冬に幼い日の記憶を思い出し、消滅のおよそ1週間前から、関係の薄い人々から順に忘れられ始め、最終的には恋人ひとりを残して、あるいは全員に忘れられる。
永遠の世界
永遠の世界の描写は、キャラクターを担当した2人のシナリオライターにより表現が異なる。
ストーリー終盤
恋人が最後まで忘れなかった場合には、およそ1年後に突然帰還する。

『ONE』での「永遠の世界」は、氷上シュンの発言が有力な手がかりとなると主張する声もある。

永遠の世界は、

  • 死後の世界と同類または類似した世界である。
  • 誰もが「永遠の世界」に行くことができる(戻ることは難しい)。
  • 「永遠の世界」は現実世界でのよりどころを無くしたときに行くことができる。
  • 「永遠の世界」では案内役となる女の子を1人連れていく必要があるかもしれない。
  • 「永遠の世界」は主人公だけのものではなく共通領域(パブリックスペース)である。
  • 「永遠の世界」はその案内役と盟約を結ぶことにより猶予期間が与えられる。
  • 猶予期間内に現世で拠りどころ(絆)ができれば、「永遠の世界」からおよそ1年で帰還できる。
  • 「永遠の世界」行きは阻止することができない。
  • 「永遠の世界」行きとなる人間のことは、およそ1週間前から忘れられ始める。そして、帰還した途端に思い出す。忘れるまでの日数は、どれだけその人を思っていたかによって異なるらしい。
  • 「永遠の世界」の案内役はその写し身となるものが現実にいるが、盟約付近の記憶はあいまいになる。

小説版『ONE』の「永遠の世界」では、PC版に比べ“死”や“夢”との関連性がより強くなっている。

OVA版[編集]

全年齢版はキャラクター設定や背景設定などが原作と全く異なっており、全巻を貫くシナリオも原作とは全く異なった展開となっている。 成人向け版はキャラクター、および背景設定はおおむね原作を踏襲し、各巻ごとにヒロインとの恋愛を描いている。

全年齢版[編集]

  • 企画:なべぞう小田泰之
  • 監督・脚本・音響監督:杜野幼青
  • キャラクターデザイン:佐藤淳
  • 作画監督:柴山知寛
  • アニメーション制作:Triple X
  • 製作:ケイエスエス
  • OP:『Eternity』
  • ED-雨の章-:『Rose』
  • ED-風の章-:『impurity』
    • 作詞:並河祥太、作曲:岡崎律子、編曲:道祖尾昌章、歌:寺田はるひ
  • ED-雪の章-:『風の見える日』
  • ED-桜の章-:『このままがいいよ』
    • 作詞:並河祥太、作曲:岡崎律子、編曲:高橋一之、歌:川澄綾子
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 第1巻 雨の章 茜・詩子(発売日:2001年8月10日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 第2巻 風の章 留美・瑞佳(発売日:2001年11月22日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 第3巻 雪の章 みさき・澪(発売日:2002年2月22日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 第4巻 桜の章 瑞佳・繭(発売日:2002年5月24日)

成人向け版[編集]

  • 企画:なべぞう・大石孝次
  • 監督:ふくもとかん
  • 脚本:大石哲也
  • キャラクターデザイン:佐藤淳
  • 作画監督:小林哲也(一巻)・水入渚(二巻・三巻)
  • 音響監督:黛計
  • アニメーション制作:ARMS
  • 製作:チェリーリップス
  • OP:『輝く季節へ』
  • ED(OVA 1-2):『小説』
    • 作詞・作曲:藤倉芹奈、編曲:原嘉朗、歌:坂本麗衣
  • ED(OVA 3):『やさしさの魔法』
    • 作詞・作曲:藤倉芹奈、編曲:原嘉朗、歌:坂本麗衣
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 True Stories EPISODE1(発売日:2003年11月21日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 True Stories EPISODE2(発売日:2004年2月27日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 True Stories EPISODE3(発売日:2004年5月28日)

小説[編集]

Tacticsの前作『MOON.』に引き続き全巻を館山緑が執筆し、各巻ごとに一人のヒロインとの恋愛を描いている(第1巻:長森瑞佳、第2巻:里村茜、第3巻:川名みさき、第4巻:七瀬留美)。ムービック社はゲームのノベライズ事業から撤退しているため、上月澪、椎名繭をヒロインとした続巻は発売されないと思われる。

CD[編集]

原作関連[編集]

サウンドトラック[編集]

サウンドトラックは原作の音楽がそのまま収録され、ラジオCMとピアノアレンジ2曲を追加している。ムービック通販限定商品だったため流通量が少なく、現在でも定価を越える値段で取引されている。

  • 発売元:ムービック(公式HPのインターネットアーカイブ
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜/サウンドトラック(発売日:1998年12月6日)
      • 作曲・編曲:吉沢務(2、4、9、11、15、19)、折戸伸治(1、3、5、8、10、12、14、16、18、20)、M.S.(6)、いしさん(7、13)、odiakes(17)
      • 編曲:Ryuji Murayama(Freeway)(22)、T.Yoshizawa/O.Ishikawa(23)
    • ONE 〜輝く季節へ〜/サウンドトラックIIピアノアレンジバージョン(発売日:1999年9月25日)
      • 編曲:Nobu Shingo(Freeway)

ドラマCD[編集]

同社から発売された小説版を元にしたドラマが収録されている。ジャケットイラストはProduction I.Gが担当している。

  • 発売元:ムービック(公式HPのインターネットアーカイブ
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 長森瑞佳ストーリー 『あなたのこころを わたしのなかへ』(発売日:1999年11月6日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 里村茜ストーリー 『たいせつなばしょ』(発売日:1999年12月4日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 川名みさきストーリー 『開かれた扉』(発売日:2000年1月30日)

フルヴォイス版関連[編集]

サウンドトラック[編集]

  • 発売元:株式会社ネクストン (NEXTON)
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 アレンジ サウンドトラック "Sea Roars"(NOT FOR SALE)
      • 作曲:折戸伸治(1、2、8、9、11、12)、いしさん(3)、YET11:(4、6、7、10)、M.S.(5)
      • 編曲:ようづきわたる(1)、下地和彦(2、4、6、8、12)、鈍☆吉:(3、9)、YUZ:(5、10)、柏木るざりん(7)、幸せの野ウサギ(11)
※ ONE 〜輝く季節へ〜 Full キャラクターボイス Version 同梱特典CD

全年齢版OVA関連[編集]

ケイエスエスから発売されたが、現在ではsoftgarage配下のJSDSSとなっている。

サウンドトラック[編集]

  • 発売元:ケイエスエス → JSDSS
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 Music from The Animation(発売日:2001年8月10日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 Vocal Mini album(発売日:2001年8月10日)
    • 上月 澪「3分の1のこころ」(NOT FOR SALE)
※ OVA全巻購入特典として応募者に送られたCD。澪をイメージしたアルバムサイズのスケッチブックがケースとなっており、澪視点で描かれたヒロインのSDキャラが収められている。

ドラマCD[編集]

  • 発売元:ケイエスエス → JSDSS
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 triplet story(発売日:2001年11月22日)
    • ONE 〜輝く季節へ〜 miniature(発売日:2002年7月26日)

成人向け版OVA関連[編集]

サウンドトラック[編集]

  • 発売元:ChambersRecords/HOBiRECORDS
  • ラインナップ
    • ONE 〜輝く季節へ〜 True Stories オリジナルサウンドトラックアルバム(発売日:2003年11月21日)

その他出版物[編集]

設定資料[編集]

PC版『MOON.』と『ONE』の設定資料集。『MOON.』と『ONE』の企画書が全文掲載されており、同作の成立過程を知る上で貴重な資料となっている。巻末には吉沢務のインタビューを掲載。

ビジュアルファンブック[編集]

PS版『輝く季節へ』の設定資料集。巻末には、吉沢務、久弥直樹他のインタビューが掲載されており、『ONE』というタイトルの意味や、「永遠の世界」に関する貴重な発言を見る事ができる。

コミックアンソロジー[編集]

発売元:ムービック
ONE 〜輝く季節へ〜 コミックアンソロジー ISBN 4-89601-451-0
ONE 〜輝く季節へ〜 コミックアンソロジー2 ISBN 4-89601-468-5
発売元:コンパス
タクティクスコミックアンソロジーONE 〜輝く季節へ〜編 ISBN 4-87763-036-8

脚注[編集]

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  1. ^ 2001年に、同人文化の総本山である『コミックマーケット』のC60ジャンルコード一覧において、初めて「Leaf & Key」の項目が登場した時より同作が含まれており、2013年の冬コミでも掲載されている事からも伺えるコミックマーケット85ジャンル補足
  2. ^ 前島賢 『セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史』 ソフトバンククリエイティブ、2010年、73-74頁。ISBN 978-4797357165
  3. ^ 『タクティクス設定原画集』コンパス、1998年10月、p.132。ISBN 4-87763-014-7
  4. ^ 『タクティクス設定原画集』p.141
  5. ^ a b ユーゲーDX STAGE5マイクロマガジン社、2007年11月、p.451。ISBN 978-4-89637-265-6
  6. ^ 公式の設定ではないが、久弥直樹の同人小説では相沢祐一は主人公たちと同じクラスで、ゲーム中の冬休みに転校している。
  7. ^ 元長柾木 「回想-祭りが始まり、時代が終わった」脚注、『美少女ゲームの臨界点』東浩紀責任編集、自費出版、2004年
  8. ^ 『同人ゲームマニアックス』キルタイムコミュニケーション、2001年7月、p.27。ISBN 4-906650-96-1
  9. ^ 本田透『萌える男』筑摩書房ちくま新書〉、2005年11月、pp.92 - 93。ISBN 4-480-06271-8
  10. ^ 『萌える男』pp.102 - 103
  11. ^ 『萌える男』pp.103 - 104
  12. ^ 本田透『電波男』、pp.296 - 306。
  13. ^ 「永遠の世界」行きとなる人間のことはおよそ1週間前から忘れ始められる。そして戻ってきた途端思い出す。忘れるまでの日数はどれだけその人を思っていたかによって異なるらしい。詳細は「永遠の世界」の項目を参照。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

現在のTactics公式サイトから製品情報が削除されているため、「リンク」中の「NEXTON」HPへ移動。