腐女子

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腐女子(ふじょし)とは、やおいボーイズラブ(BL)と呼ばれる男性同士の恋愛を扱った小説漫画などを好む女性のことである。「婦女子」(ふじょし)をもじった呼称である。以前はヤオラー[注 1]やおい少女[1][2]とも呼ばれていた。年齢の高い腐女子をさす派生語として貴腐人(きふじん)もある[3][4]

腐女子という言葉は、1990年代末にネット上で使用が確認されており、2005年頃から一般にも認知されるようになった[5]。元々やおいやオタクは社会にとって病理的な現象の一つだったが、大きなイメージギャップのあるボーイズラブ、腐女子という新しい言葉が使われるようになったことで、男性同性愛を題材にした作品やその愛好者のイメージを刷新することに一役買った[6]。やおい・BLジャンルを好む女性に限らず、オタク趣味を持つ女性全般を指す言葉として用いられることもある[7]。ただし女性オタクでも、男性同性愛をテーマにする作品を好まない人には、腐女子と呼ばれたり、一括りにされることを嫌がる人もいる。腐女子でない女性のオタクは単にオタク、または「女オタク」とも呼ばれる。腐女子は、女性のオタク趣味への罵倒語(蔑称)として使用されることもある[8]。メディアでは2015年頃からメディアで取り上げられることが一段と増え、やおい・BL作品を読むことを公言する芸能人・有名人が増えたこともあり、腐女子の扱いはポジティブになってきたとの声もある一方[9]、やおい・ボーイズラブジャンルに性描写が含まれる作品が少なくないことから、各国で問題視し規制する動きも出てきている(後述)。

概要[編集]

もともとはホモセクシャルな要素を含まない作品の男性(的)キャラクターを同性愛的視点で捉えてしまう自らの思考や発想を、自嘲的(じちょうてき)に「腐っているから」と称したことから生まれたといわれる。使われ始めた当時はへりくだったニュアンスとして、自身の特殊な趣向に対する防衛線の役割を果たしていた[10]多摩美術大学溝口彰子は、「マスコミがねつ造したネガティヴなヤオイ愛好家像のステレオタイプに対するレッテルとして、ヤオイ愛好家たちは抵抗を示していた」が、現在は多くの愛好家が自称として使うようになっていると述べている[11]。やおい・BLジャンルの作品が好きでも、男性二人を見るとカップリングを妄想してしまうといった「典型的な腐女子」イメージに合致しないため、自身を腐女子ではないと考える人もいる。腐女子は「私」の存在を消したうえで、「対関係」となる男性キャラクター同士の関係を築くことを重視する[10][注 2]コミックマーケットへの参加者の多数が腐女子だといわれており(2014年時点)[10]、二次創作などのアマチュアクリエイターも多く、同人作家から商業作家になる腐女子も多かった。やおい・BLジャンルの作品は、「基本的に美男子二人が『攻』と『受』の役割に分かれ、セックスにおける挿入する側とされる側を演じる男同士の恋愛を縦軸に、スポーツや仕事などを横軸にしたロマンス物語とバディ物語を兼ねた作品」が主であるが[11]、商業オリジナルから二次創作まで、男性キャラクターたちの性的要素のないほのぼのした日常の話から男性同士のセクシュアルな物語、耽美と呼ばれるような隠微でシリアスな話から明るいコメディ、現実ベースの物語から歴史もの、ファンタジー、SF、少年の物語から社会人男性、冴えない中年男性やお年寄りの物語まで様々で、非常に間口が広く懐が深い。腐女子でも人によって好む作風・設定は異なり、その好みは「嗜好」と呼ばれる[11]。。

ライターの松谷創一郎は、自分自身を相対視して自虐的に表現するだけの余裕ができたという点において、この言葉の発生はやおい文化の成熟を意味していると述べている[12]。やおい・BLジャンルを愛好する女性を腐女子と呼ぶのに対し、夢小説と呼ばれる女性向け二次創作を愛好する女性は夢女子とも呼ばれる[10]。欧米ではライトテイストの作品が「少年愛」、性描写のある作品は「やおい」と呼ばれる。[13]

経緯[編集]

ドイツ人による Yaoi のファンアート

1980年代には次世代のクリエイターも育ち、同人誌文化と交流しながら新しい文化になっていった。(フェミニズムと並走しており、関連も指摘されている)1975年に同人誌文化から、「ヤマ・オチ・イミのない物語」を指す「やおい」という言葉が生まれ、女性の二次創作で男性の友情を恋愛に読み替えた「ホモパロ」が盛んになり、徐々に「やおい」が男性同士の同性愛物語を意味するようになっていった。この時点では、愛好者を指す「腐女子」という言葉はなかった。[14]現在のボーイズラブの源流を、1970年代に少女マンガで流行した少年愛ものに求める向きもあるが、直接関係はなく、同人誌から発生したものだという見解もある。また欧米では、日本のやおい・BL文化とは全く関係なく、「スラッシュ」という男性キャラクターふたりを同性愛関係に読み替えた二次創作の文化が誕生しており、これは1970年代のSFファンダムで知られるようになった[15]

BLレビュアーのぶどううり・くすこによると、2016年時点で「腐女子」という表現で出典を明記できる最古の例は、1999年の男性の個人ブログである[16]。ブログ[注 3]では「ネット上の某掲示版」に関する用語として説明され、言葉のイメージは、話題はちょっと下品だが18禁ではなく、不真面目というわけではないが堅苦しくもなく、オタクみたいだけど暗くはない、と表現されている[17]上野千鶴子は、2000年頃から2ちゃんねるを中心に発生した言葉であると述べている[18]。もともとは少女マンガ家が使い始めたものだとする説もある[19]

2004年〜2005年にかけて男性オタクを主人公とした『電車男』がメディアミックス展開され2005年には映画化し、メイド喫茶が乱立するなどのオタクブームが起こった。エッセイストの杉浦由美子は、この時点では腐女子を含む女性オタクはあまり取り上げられることは多くなかったと述べている[20]。三崎尚人は、オタクブームの中で2005年秋ごろから男性のおたくだけでなく、女性のオタクへの関心が増していたと述べている[21]。『電車男』のヒットでメディアが「オタク文化」の延長線として「腐女子」にも目を向けるようになり、徐々に取り上げられるようになった[22]。2005年には雑誌「AERA」(朝日新聞社)で特集記事が組まれ、「腐女子」が一般にも知られるようになっていった[5]。2007年になると6月と12月に雑誌『ユリイカ』上で臨時増刊号として特集が組まれ、メディアへの登場例も増加した[23]

インターネットの普及で、やおい系二次創作が広く(腐女子以外の人々の目に留まらないよう工夫された形で)共有されるようになった。2007年にイラストの投稿に特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス pixiv が公開され、このサイトでは閲覧者を拒む機能がなかったこともあり、秘密の共有という色合いが強かったやおい系二次創作が人の目に触れる形となった。以降、二次創作には著作権上の問題があるにも関わらず、腐女子の間での二次創作ジャンルとしての人気は「オタクビジネス」における人気のバロメーターとしても捉えられるようになっている。[10]最初から腐女子に受けるように考慮された作品も増加している。金田淳子・永久保陽子は、出版社や制作サイドは、ボーイズラブ的なものが商売になると理解し戦略的に使うようになっており、こういった傾向は1980年代には始まっており、1990年代には少年誌「ジャンプ」はすでに自覚的で、現在では一般化していると述べている[24]

2015年にアイドルで腐女子のNMB48三田麻央が、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で、MCのお笑い芸人ふたりを題材に自作BL漫画を創作。この件はまとめサイトを経て炎上したが、広く印象付けられることになり、BLが取り上げられることが急増し、テレビでBLの話題が出ることも珍しくなくなった。[9][25]

特徴[編集]

千田有紀は、やおい・BLジャンル好きも一様ではなく、どちらが受けでどちらが攻めというカップリング妄想でいくらでも時間が潰せるタイプもいれば、そういった「典型的な腐女子」像のイメージが当てはまらない人もいると述べている。やおい・BLジャンル作品をどのように読むのか、そのような側面を好むのかには、いくつかのグループ、少なくとも2つ以上のグループがあるようだと指摘している[6]

女性のオタクの中には、腐女子、男女の物語を好む・またはアニメや漫画、ゲームなどは好きだが特に恋愛ものを好むわけではない女オタク、夢小説を好む夢女子、女性同士の物語を愛好する百合女子、熱狂的声優ファンである声オタ[注 4]テニミュのような2.5次元が好きな人などがあり、それぞれ作品に求めることは微妙に異なっている。とはいえ、男性同士の物語も男女の物語も好き、声優もやおい・BL作品も好き、何でも楽しめるといったように、複数の嗜好を持つファンもいる[26]

二次創作を行う腐女子は、同人誌即売会、アフター(打ち上げ)、オフ会など、現実空間での活動だけでなく、日常ではTwitterやpixiv、個人サイト、筆者とのメールでのやり取りなど、仮想空間上で活発に活動している。[27]

コミュニティ[編集]

溝口彰子は、「三浦しをんが述べているように 、ヤオイを『読む』ことはヤオイ(のコミュニティの成員としての人生)を『生きる』ことである。」と述べている[11]。当事者からは、おそらく女性特有の傾向だが、「萌え」は誰かと分かち合って初めて楽しく、それができないと苦しいという意見もあり[28]、同じ嗜好を持つ腐女子としてのアイデンティティの基盤には、腐女子の間の連帯性をベースにするコミュニティへの帰属がある[13]。溝口は、腐女子のコミュニティは、好きな作品について感想を述べあうことでは性的ファンタジーを交換する「ヴァーチャル・レズビアン」空間として機能していると述べている[11]。KDDI研究所の大戸朋子は、二次創作を行う腐女子コミュニティへの調査から、ある腐女子がコミュニティ成員であり続けるためには、常に対象に対する「愛」を発表し続けなくてはならないと指摘している。近年主な活動場所になっている Twitter や Pixiv などのネットワークは情報の消費速度が速く、呟いた瞬間に過去のものになるため、コミュニティの成員であるため自身の「愛」を二次創作作品や呟きによって表示し続けなくてはならず、語ることをやめれば「愛」がない(なくなった)と判断されてしまう。大戸は、後期近代にみられるアイデンティティの問題と関係を指摘しており、後期近代にみられるアイデンティティは流動的で、その都度再定義・再構築しなければならず、他者による「私」の肯定、つまり「個としての存在の肯定」を強く必要とすると述べている。[27]

pixivでは、ユーザーはイラストや漫画、小説といった作品、好きな作品のブックマーク、好きなユーザーのフォローを通してプロフィールを形成し、ある種のコミュニティを形成していく。女性ユーザーが多く、その多くを腐女子が占めるが、男性ユーザーに比べ女性ユーザーは互いの作品に対する評価や交流、好意的フィードバックが盛んで、女性の方がクリエイターの創作意欲を沸き立たせるような行動を取っているという意見もある。女性ユーザーの「共感」は特定のカップリングに対して示される場合が多いため、クリエーターのジャンルやカップリング、「愛」の対象が変われば、所属するコミュニティが変わり、それまでのフォロワーが離れていくことも多い。読者の好意的な反応が、今のジャンル・カップリングの作品を書き続けてほしいというプレッシャーになることもある。[29]

ホープ・ドノヴァンはアメリカの腐女子のやおい・BL消費を文化人類的視点で分析し、前-資本主義的な、資本主義に帰属しないコミュニケーションが構築されていると述べた。例えばBLファンサイト Aarinfantasy では無料で作品をダウンロードすることができ、見返りに「thank you」ボタンを押すという形になっており、金銭目的ではなく、純粋にやおい・BL作品を共有したいという欲求によって成立している。[13]

名藤多香子は、腐女子を含む女性の同人サークルにおいては、先輩から後輩に対して敬語をはじめとする礼儀作法の類を厳しく教え込まれたり、それに反した構成員をコミュニティから排除するケースもあったと述べている[30]

日本での現実のファン活動は、腐女子が自ら創作した漫画や小説の冊子を販売する同人誌即売会が多い。やおい・BLジャンルの研究者は他のピュラーカルチャー研究同様に愛好者が多く、若手研究者を中心に2009年に設立された「大阪腐女子研究会」などの研究グループもある[31]。欧米では、お祭りのように一日中いくつもの活動が同時に行われ、来場者が興味のある催しに顔を出すコンベンションが多い。日本ではイベントの開催に社会的な制約はないが、性的な表現への強い規制や同性愛嫌悪、女性の性的欲望と行動に制限のある国の場合、イベントの開催は容易ではない。[32]

フィクションの中の腐女子[編集]

腐女子が登場する漫画や小説もある。1997年に、児童文学作家として著名な荻原規子が少女向け異世界ファンタジー『西の善き魔女』(中央公論社C★NOVELSファンタジア)を刊行し、2巻「秘密の花園」で、閉ざされた女学校での女生徒たちによるやおい・BL同人誌文化とその活用の様子を描いた(主人公の親友の王女がカリスマ覆面BL作家)。

相田美穂は、腐女子キャラクターが登場するもっとも古い商業漫画作品は、確認できた限りでは中島沙帆子の四コマ漫画『電脳やおい少女 』(1999年連載開始)1巻(2002年8月発行)であると述べている。なお本作の主人公は、非オタクのイケメン大学生の彼氏持ちであり、彼氏に対して「カミングアウト」はしていない[33]。2000年に連載が始まった阿部川キネコ辣韮の皮〜萌えろ!杜の宮高校漫画研究部〜』(1巻:2002年1月発行)には、美人だが「超ハードコアなやおい同人作家」な先輩など複数の腐女子が登場する[34]

2006年頃から、『となりの801ちゃん』のようにオタク男性と腐女子の彼女という関係を描く作品が現れており、2008年以降描かれる腐女子のキャラクターは多様化している[33]

児童ポルノ取り締まり・規制との関連[編集]

やおい・BLジャンルのグローバル化で、「変態的」とされる過激な性描写、未成年に見えるようなキャラクターの性描写、現実社会での性犯罪との関連などに関し、各国で問題視し規制する動きも出てきている。世界的に児童ポルノ取り締まりの機運が高まる中で、やおい・BL規制問題もこの構図に取り込まれている。フィクションの未成年であっても、現実世界で規制された行為を行うと読者の間違った性認識が強化されるという考えから、現実の未成年だけでなくアニメ、コミック、ゲームの未成年の登場人物にまで規制の対象を広げる事例が増えている。[13]

2008年のオーストラリアのニューサウスウェールズ州のマキュアン事件では、アニメ『ザ・シンプソンズ』のエロティックな画像所持に「人物という解釈にはフィクションの人物も含まれる」として有罪判決が出ている[13]。同年日本では、大阪府の堺市立図書館で、ボーイズラブ小説が収蔵・貸出されていることを非難する「市民の声」によって廃棄が要求され、ボーイズラブとされた5500冊の本が開架から除去される事件が起きた。(参考・ボーイズラブ#堺市立図書館「BL」本排除事件)中国では2010年に鄭州市で大々的な取り締まりがあり、ウェブ上でやおい・BLまたはスラッシュ作品を公開していた32人が逮捕されており、そのほとんどが20代の腐女子だった[13]。同年日本では、18歳未満のフィクションのキャラクター(非実在青少年)の性描写を大きく規制する東京都青少年健全育成条例改正案が発表され、大きな波紋を呼び、一度は否決されたが、東京都青少年の健全な育成に関する条例として可決され、不健全指定された書籍が撤去されるなどの事実上の検閲が行われている[35]。この条例の危険性は藤本由香里を通してオタク・腐女子の間でも知られるようになり、プロ作家など一部の腐女子がロビイング活動など反対運動を行った[35]。BL作家の水戸泉は「『プロ』は自らの問題として『官憲によって表現を規制されること』と対峙すべきです」と述べている[35]。日本での非実在青少年問題には、過剰な純潔教育を掲げるカルト団体による政治への圧力も指摘されている[35]

やおい・BL規制研究の第一人者であるオーストラリアの研究者マーク・マクレランドは、腐女子のファン活動と実際の児童ポルノ犯罪の関連は全く検証されていないと述べている。[13]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 例えば中島梓の『タナトスの子供たち―過剰適応の生態学』(筑摩書房、1998年)で使われている。
  2. ^ 漫画『私がモテてどうすんだ』の著者ぢゅん子は、腐女子の主人公について「もっとも主人公になりたくない人物」と語っている。
  3. ^ ブログに掲載された情報によると筆者は30代男性で、「最近, ネット上の某掲示版で腐女子(たぶん[ふじょし]と読む)の見習いをしている. 腐れた女子という意味で, まあ女子になることはできないが, この 腐れという言葉が面白い. 」と書かれている。
  4. ^ 熱狂的・狂信的な声優ファンは声豚という蔑称で呼ばれることもある。

出典[編集]

  1. ^ 661夜『やおい幻論』榊原史保美|松岡正剛の千夜千冊
  2. ^ 山根千尋 「「やおい少女の来し方行く末~コミックマークケット参加者に対するアンケートより」 1998年 富山大学
  3. ^ 野阿梓 「極私的「やおい」閑談R」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、77頁。
  4. ^ 三浦しをん金田淳子斎藤みつ山本文子 「二〇〇七年のBL界をめぐって そして"腐女子"とは誰か」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、24頁。
  5. ^ a b 金鎔均・徐慶元 日本大衆文化における「腐女子」に関する一考察 日本近代學硏究 第47輯
  6. ^ a b 千田有紀『貴腐人、もしくは汚超腐人の密かな愉しみ」『詩と批評 ユリイカ 特集 BL オン・ザ・ラン!』 青土社、2012年
  7. ^ 東園子「妄想の共同体――「やおい」コミュニティにおける恋愛コードの機能」『思想地図〈vol.5〉特集・社会の批評』 日本放送出版協会、2010年、271頁(注釈1)。ISBN 978-4140093481
  8. ^ 「二〇〇七年のBL界をめぐって そして"腐女子"とは誰か」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、21頁。
  9. ^ a b ちるちる版「今年の漢字」
  10. ^ a b c d e 吉田栞・文屋敬 腐女子と夢女子の立ち位置の相違 福岡女学院大学紀要. 人文学部編 (24), 61-81, 2014-03 福岡女学院大学
  11. ^ a b c d e 溝口彰子 「反映/投影論から生産的フォーラムとしてのジャンルへ―ヤオイ考察からの提言/ “Theorizing comics / Manga Genre as a Productive Forum: Yaoi and Beyond”」『世界のコミックス コミックスの世界:グローバルなマンガ研究の可能性をひらくために』Comics Worlds and the World of Comics: Towards Scholarship on a Global 2010年、京都精華大学国際マンガ研究センター
  12. ^ 松谷創一郎 『ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争』 原書房、2012年、279頁。ISBN 978-4562048588
  13. ^ a b c d e f g 長池 (2015)
  14. ^ 石田 (2008)
  15. ^ 英語圏の腐女子文化~知られざるスラッシュフィクションの世界 グノシー
  16. ^ ボーイズラブ回顧年表:ぶどううり・くすこ文責 【20160322版】
  17. ^ 落書帳 赤穂昭太郎
  18. ^ 上野千鶴子 「腐女子とはだれか? サブカルのジェンダー分析のための覚え書き」『ユリイカ』 2007年6月臨時増刊号、34頁。
  19. ^ 堀あきこ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』 臨川書店、2009年、143頁。ISBN 978-4653040187
  20. ^ 『オタク女子研究 腐女子思想大系』208頁。
  21. ^ 三崎尚人 『オタク女子研究 腐女子思想大系』批判 同人誌生活文化総合研究所
  22. ^ 「ヤオイ・イズ・アライブ わかりたいあなたのための、やおいマンガ・マップ」『ユリイカ』 2006年1月号、176頁。
  23. ^ 吉本たいまつ 「「オタク喪男」とボーイズラブ 801ちゃんと一緒に」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、136頁。
  24. ^ 金田淳子・永久保陽子「BLの浸透と拡散をめぐって」『詩と批評 ユリイカ 特集 BL オン・ザ・ラン!』 青土社、2012年
  25. ^ BLは“腐女子”だけのものじゃない! 吉木りさ、NMB48・山本彩、三田麻央もハマるBLマンガ ダ・ヴィンチニュース
  26. ^ 「腐女子」と「女オタク」の違いは? 複雑すぎる“オタク女性”の生態を図説してみた
  27. ^ a b 大戸朋子 同一嗜好の女子コミュニティにおける評価と「愛」 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2016(0), I15, 2016 日本文化人類学会
  28. ^ 腐女子マンガ夜話 第4夜:「電脳やおい少女」中島沙帆子 萌えプレ
  29. ^ 枡久野恭 アクセス解析ツール2014年8月データ分析エッセイ
  30. ^ 「「二次創作」活動とそのネットワークについて」『それぞれのファン研究―I am a fan』93-94頁。
  31. ^ 石川優,東園子,西原麻里,杉本=バウエンス・ジェシカ,木下衆 やおい/BLを研究する方法論とディシプリン 都市文化研究 Vol.16,116 125頁,2014
  32. ^ フェルミン (2015)
  33. ^ a b 相田美穂 上書きされる現実 : 2002年から2011年における腐女子キャラクターの変遷を事例として 広島国際研究 20, 105-118, 2014 広島市立大学国際学部
  34. ^ 腐女子マンガ夜話 第3夜:「辣韮の皮」阿部川キネコ 萌えプレ
  35. ^ a b c d 水戸(2012)

参考文献[編集]

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    • 長池一美「グローバル化するBL研究 日本BL研究からトランスナショナルBL研究へ」。
    • トリシア・アビゲイル・サントス・フェルミン「女性の快楽のためのコミュニティを作り出すーフィリピンでのやおい・BLコンベンションを事例として」。
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    • 石田美紀「成熟と自由 遠い隣人から見るやおい・BLの現在」。
    • 水戸泉「腐女子が声を上げるとき」。
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  • 斎藤環 『関係する女 所有する男』 講談社2009年ISBN 978-4062880084
  • 石田美紀 『密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史』 洛北出版、2008年
  • 大城房美『よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり』、 太田出版2007年
    • 三浦しをん×よしながふみ「フェミニズムはやっぱり関係なくないのよ」。
  • 山田田鶴子 『少女マンガにおけるホモセクシュアリティ』 ワイズ出版2007年ISBN 978-4898302125
  • 金田淳子 「解釈共同体のポリティクス」『文化の社会学』 有斐閣2007年ISBN 978-4641122420(b)
  • ユリイカ 総特集・腐女子マンガ体系』2007年6月臨時増刊号、青土社、2007年6月。 ISBN 9784791701636
    • ながくぼようこ「女性たちの"腐った夢"=<やおい小説> <やおい小説>の魅力とその問題性」。
    • 吉本たいまつ「男もすなるボーイズラブ」。
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  • 金田淳子「ヤオイ・イズ・アライブ わかりたいあなたのための、やおいマンガ・マップ」、『ユリイカ』2006年1月号、青土社、2006年1月。 ISBN 4791701429
  • 熊田一雄 『男らしさという病?―ポップ・カルチャーの新・男性学』 風媒社2005年ISBN 978-4833110679
  • 高橋すみれ「「やおい化」する視線、その戦略にむけて――『DEATH NOTE』同人漫画を例に――」、『女性学年報』26号、日本女性学研究会、2005年
  • 永久保陽子 『やおい小説論―女性のためのエロス表現』 専修大学出版局、2005年ISBN 978-4881251546
  • 野火ノビタ 『大人は判ってくれない―野火ノビタ批評集成』 日本評論社2003年ISBN 978-4535583672
  • 東浩紀斎藤環小谷真理『網状言論F改―ポストモダン・オタク・セクシュアリティ』、青土社2003年 ISBN 978-4791760091
    • 斎藤環「「萌え」の象徴的身文」。(a)
  • 笠間千浪 「《解釈共同体》としての「やおい」サブカルチャー――消費社会の高度化と女性たちのオルタナティヴな語り――」『日本社会とジェンダー』 明石書店2001年ISBN 978-4750315065
  • 西村マリ 『アニパロとヤオイ』 太田出版2001年ISBN 978-4872336436
  • 小林義寛 「テレビ・アニメのメディア・ファンダム――魔女っ子アニメの世界」『テレビジョン・ポリフォニー―番組・視聴者分析の試み』 世界思想社1999年ISBN 978-4790707813
  • 上野千鶴子 「ジェンダーレス・ワールドの〈愛〉の実験――少年愛マンガをめぐって」『発情装置―エロスのシナリオ』 筑摩書房1998年ISBN 978-4480863119
  • 中島梓 『タナトスの子供たち―過剰適応の生態学』 筑摩書房2005年ISBN 978-4480420916 単行本は1998年出版。
  • 藤本由香里 『私の居場所はどこにあるの?―少女マンガが映す心のかたち』 学陽書房1998年ISBN 978-4313870116
  • 榊原史保美 『やおい幻論―「やおい」から見えたもの』 夏目書房1998年ISBN 978-4931391420
  • 谷川たまゑ(水間碧)「女性の少年愛嗜好についてII――識者の見解と、フェミニズムにおける可能性」、『女性学年報』14号、日本女性学研究会、1995年
  • 小谷真理 『女性状無意識(テクノガイネーシス)―女性SF論序説』 勁草書房1994年ISBN 978-4326152896
  • 大塚英志、香山リカ福本修「マンガvs現代の心性――臨界期を迎えたマンガのために」、『イマーゴ』1991年10月号、青土社、1991年10月。
  • 小倉千加子 『女の人生すごろく』 筑摩書房1990年ISBN 978-4480812926

関連項目[編集]