真・女神転生 STRANGE JOURNEY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
真・女神転生シリーズ > 真・女神転生 STRANGE JOURNEY
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
ジャンル RPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 アトラス
ランカース[1]
発売元 日本の旗アメリカ合衆国の旗 アトラス
シリーズ 真・女神転生シリーズ
人数 1人
メディア DS専用カード
発売日 日本の旗 2009年10月8日
アメリカ合衆国の旗 2010年3月23日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
コンテンツ
アイコン
[CERO]犯罪
[ESRB]Blood,Fantasy Violence,Language,Partial Nudity,Sexual Themes
テンプレートを表示

真・女神転生 STRANGE JOURNEY』(しん・めがみてんせい ストレンジ ジャーニー)は、アトラスより2009年10月8日に発売されたニンテンドーDSゲームソフト

概要[編集]

ナンバリングタイトルでは無いが、外伝ではない『真・女神転生シリーズ』として製作された[2](ただし、ファンブックである『シュバルツバース回顧録』では「最初から外伝作品として作成していたが、販売の方はナンバリングとして売りたかったらしい」という記述がある)。『真・女神転生III』同様、前作の直接的な続編ではなく、全く新しい女神転生となっている。副題は奇妙な旅を意味する。

キャッチコピーは、「人類よ。これ以上、何を望むのだ。」「人類最後の旅(ジャーニー)が始まる。」。

ストーリー[編集]

21世紀初頭に地球が70億ほどの人間を抱えた頃、あらゆる物を分子崩壊させながら巨大化する亜空間が南極に突如出現し、人類は消滅の危機に立たされていた。国連はこの亜空間を「シュバルツバース」と名付けて対策機関を設立し、民間人がパニックにならないよう非公表で問題解決を図るが、人智の及ばないその存在に対策法はおろか調査もままならない状況であった。拡大を続けるシュバルツバースに猶予を失った国連はその内部に有人探索艦を送るという最後のプラン「シュバルツバース調査隊」を承認し、調査隊には各国の優秀な兵士や科学者が召集され、国家間の利害を越えた最高のテクノロジー支援がなされた。

人類の命運を担い、4隻の調査艦が保護シールドを張りシュバルツバースの内部に突入するも、正体不明の攻撃を受ける。分断され、互いとの交信も不可能な状態で主人公が搭乗する1番艦・レッドスプライト号は不時着。そこは神話や伝承などで語り継がれる悪魔たちが闊歩し、生命が簡単に失われる恐ろしい世界であった。一度は全滅の危機に晒された調査隊であったが、突如受信した「悪魔召喚プログラム」を使用し、悪魔を使役することで生き残る術を得る。

隊長・ゴアの殉職、2番艦ブルージェット号の生き残り・ヒメネスや3番艦エルブス号の生き残り・ゼレーニンの救出、主人公やゼレーニンに助力する大天使マンセマットの出現、悪魔から虐げられる謎の悪魔・バガブーとの遭遇を経つつ、調査隊は「戦場」や「歓楽街」や「ショッピングモール」、「廃棄物処理場」など人間世界を模した時空領域・セクターで形成されるシュバルツバースを踏破し、各セクターの支配者を打倒し道を拓いていく。その過程で、シュバルツバースは人類が地球に及ぼした負荷の反動として地球の意思により現れたこと、近いうちに地球全体を覆い、放たれた悪魔によって現在の人類を滅亡させることを知る。

やがて、深淵のセクターでシュバルツバース自体の支配者にあたる「母」と呼ばれる悪魔たちと対峙する中で、調査隊とは別にシュバルツバースで得られる未知の物質による利益を求める「ジャック部隊」が現れる。当初は相互不干渉を決めた調査隊とジャック部隊は、悪魔への生体実験を目的としたバガブーとヒメネスの拉致が切っ掛けで対立。ヒメネスとバガブーの融合、ジャック部隊の壊滅、ゼレーニンの天使化、ヒメネスとゼレーニンそれぞれと賛同する隊員たちの離脱と、調査隊を取り巻く状況は急変する。

そして、調査隊はシュバルツバース最深部にたどり着き、そこで「母」の1体であったウロボロスの傀儡として蘇生した後、自我を蘇らせ超人として復活したゴアを迎えた。シュバルツバースそのものの「母」たる混沌の地球意思・メムアレフを目前に、ゴアは主人公に最後の選択を迫る。地球の未来を委ねる相手は神か、悪魔か、それとも人類か。この問いに対する答えによって、物語の結末が決まることになる。

用語[編集]

シュバルツバース
南極に突如出現し、周囲を破壊・吸収しながら拡大する未知なる空間現象。
発生直後は直径1mにも満たない柱状の領域だったが、それは徐々に拡大して各国の観測基地を呑み込んでいき、やがて半径数100kmにも達する円盤状の空間を形成するに至った。この亜空間の外縁部は高度数1000mに達するプラズマ雲に囲まれ、それに触れたものを分子レベルで崩壊させる。
この世界は蔑ろにされた地球の意思が生み出した人間に対する抵抗反応らしい。そのため、支配するボス悪魔はほとんどがCHAOS勢力で、LAW勢力は一切いない(雑魚としては登場する)。さらに、そのボス悪魔も「唯一神に貶められた古代の神々」がメインであり、「最初から悪として生み出された存在」もボスとしては存在しない。事実上、人類VS人類の影というペルソナシリーズに近い状況であるためか、ルシファーや四大天使といった各陣営のトップやその直属は関与してこないというかなり異例の内容といえる。
シュバルツバースの出現は今回が初めてではなく、10万年以上前にも出現しており、当時文明を発展させていた先代人類を滅亡させている(ターミナルやヒールスポットはこの時の名残)。即ち、一度はCHAOS勢力の支配する状態になっているはずであるが、そこからシュバルツバースが封じられて人類が復権したのは唯一神のおかげらしい。しかし、信仰心の低下によって唯一神の加護が弱体化してしまった結果、シュバルツバースは再発したのである。
セクター
シュバルツバース内にいくつか存在する次元または世界。各セクターは量子トンネルで接続されているが、その入口付近には重力場が存在するため自由な出入りは妨げられている。
セクターにはその世界を支配するボス悪魔が存在する。ボス悪魔の持つ「ロゼッタ」と呼ばれる特殊な情報物質を入手し、それを用いることでレッドスプライト号はプラズマ装甲をその力場に同調させることでそのセクターから脱出できるようになる。
セクター名について、調査隊は「アントリア」・「ボーティーズ」・「カリーナ」・「デルファイナス」と星座名で呼んでいるが、シュバルツバースに住む悪魔からは「焼け焦げた国」・「遊びふける国」・「買いあさる国」・「腐りただれた国」とそのセクターの様相に相応する名称で呼ばれている。
この4つのセクターはループ状になっており、ロゼッタを入手しただけではこの内部をグルグル回るだけとなってしまうという侵入者に対する罠仕様。作中では何とか取れた外部との連携によってそのループを脱出することに成功した。ただし、そこからさらに先に進むためには、「エリダヌス」にある時空ゲートである「バニシングポイント」と母と呼ばれる悪魔たちが持つ「エキゾチック物質」を制御ツールとして入手する必要がある。簡潔に言うと、最初は水平線しか見えない広い海上でうろうろしていた状態だったのが、方位磁石を手に入れたことで少なくとも決まった方向に進めるようになり、さらに海図を得ることで任意の場所への到達が可能になるということである。
デモニカスーツ
声 - 早見沙織
米軍が開発した機能拡張型特殊強化スーツ。着脱拡張型・次期能力総合兵装「DEMOuntable Next Integrated Capability Armor」の略称。
あらゆる極地で活動できる上に、装着者の戦闘経験に応じてスーツ自身がレベルアップする成長的な拡張性を持っており、調査隊はこのスーツを装備してシュバルツバース内を探索する。ゆえに今作では戦闘を通じて人間がレベルアップするのではなく、デモニカがレベルアップすることでプレイヤーが強化される。
デモニカのヘルメットに「アプリケーション」をインストールすることで、デモニカに特殊な機能を追加することができる。「アプリケーション」には基本機能である「メインアプリ」と追加機能である「サブアプリ」の2種類が存在する。「サブアプリ」は強力な効果を持つものの容量が限られており、プレイヤーは状況に応じた「サブアプリ」を付け替えることで調査を有利に進めて行くことができる。なお、ニンテンドーDSにおける上下ゲーム画面は、それぞれデモニカのヘルメットとアームの機能になぞらえてある。
また、通常のプレイでは登場しない隠しキャラクター(悪魔)として、デモニカに似た外見をした装備をジャックフロストが着た「デモニホ」が設定されている。
直接の関連性はないものの、以後の作品で悪魔討伐隊の装備として登場しており、『IV』の主人公のフリンに装備させることも可能である。
デモニカをデザインした金子一馬は「媚びて一般受けするようなものにはせず、他とは違うものを提案させてもらった」と開発者インタビューで語っている[要出典][3]
フォルマ
シュバルツバース内に点在する特殊物質の総称。デモニカのメインアプリ「フォルマ・サーチ」機能を使用することで、ダンジョン内に存在するフォルマが可視化され入手できるようになる。探索したフロア内のフォルマを取り尽くしてもその後も生成されるため、再度そのフロアを訪れるとランダムな場所にフォルマが出現する。
レッドスプライト号のラボにある物質合成装置を利用することで、このフォルマを素材に地上では開発できなかった装備品やアイテムを作成できるようになる。基本的には新装備を開発してプレイヤーを強化してゆくため、フォルマ収集と装備開発は攻略において重要な要素となっている。
他にも「レアフォルマ」という複数見つかることのない貴重なフォルマが存在する。このレアフォルマを素材にアプリケーションを開発でき、デモニカの機能を強化・追加できる。
マッカ
悪魔が使用する通貨。今作では通貨以外にもエネルギー物質という性質を持ち、このマッカのエネルギーを消費することで装備品の開発や回復施設の利用を行うことができる。

システム[編集]

ミッション
主人公たちは調査隊であることから物語上で様々なミッションが与えられる。ミッションにはメインミッションとエキストラ(EX)ミッションの2種類が存在する。
メインミッションは調査に関する重要なミッションであり、物語の随所で与えられ、これを達成してゆくことでストーリーが進行する。調査の根幹となるセクターから脱出するために必要なロゼッタの入手から、悪魔に拘束されたクルーの救出、クルーが発症した奇病の治療など様々である。
EXミッションは物語の進行とは関係がないが、他の隊員やシュバルツバース内の悪魔から依頼で受けるミッションであり、達成することで報酬として貴重なアイテムを入手できる。魔王マーラの撃破など悪魔討伐ミッション、凶鳥モーショボーにメッセージを届けるなど私的ミッションと様々である。EXミッションには特定の条件を満たしていないと発生しないミッションも存在する。
スタンス
主人公の思想を示す概念であり、LAW(秩序)・NEUTRAL(中立)・CHAOS(混沌)の3種類が存在する。物語上で発生する選択肢(主人公の行動や発言など)によって変化し、物語終盤で固定化する。
スタンスによって発生する影響は様々であり、例えば悪魔会話において、主人公と同じスタンスの悪魔と会話する場合は交渉を有利に進めやすく、逆に敵対関係のスタンスの悪魔と会話する場合は機嫌を損ねやすく、要求されるマッカも高額になる。
悪魔にもスタンスの概念は存在し、基本的には種族ごとに統一されている。例えば、大天使の悪魔は全てLAWに属している。
本作ではフィールドマップなどがないため、名前の色がスタンスによって変化するようになっている(悪魔も各スタンスに応じて同じく色が違う)。また、スタンスによって主人公の表情も変化する。
従来は概ね調和的・尊名的な行動をとるとLAW、排他的・攻撃的な行動をとるとCHAOSに傾く仕様だったが、今回はシュバルツバースの肯定など悪魔の意見を尊重するとCHAOS、悪魔の積極的な抹殺など天使の意見を尊重するとLAW、未来の可能性を期待して人間の意見を尊重するとNEUTRAL(スタンス変化なし)、という形になった。
悪魔召喚プログラム
シュバルツバース突入時に調査隊に送付された謎のプログラム。シュバルツバース内に残留する滅亡した先代人類の思念によって、同じくシュバルツバースの拡大に抗う調査隊にもたらされた。悪魔召喚プログラムはデモニカとリンクしており、各機能はデモニカ上で実行される。
悪魔は元々人間には見えない存在だがそれを可視化できるようにし、会話による交渉や味方化を可能にする。また、悪魔同士を合体して新たな悪魔を生成したり、悪魔全書によってマッカのエネルギーを消費することで悪魔を具現化し召喚したりすることができる。
  • 悪魔合体 - 2体の悪魔を合体して1体の悪魔を生成する「2身合体」が基本となる。他には特定の悪魔を素材にすることで特殊な悪魔を生成する「特殊合体」がある。稀に合体事故が発生して想定と異なる悪魔が生成される場合もある。合体事故は必ずしも悪いことではなく、合体事故でしか生成できない悪魔も存在する。他の作品と同様に、悪魔合体で生成した悪魔は素材悪魔の一部のスキルを継承できる。さらに今作では合体時に後述のデビルソースを組み込むことで、生成された悪魔にデビルソース内のスキルを確実に習得させることができるようになり、悪魔の習得スキルのカスタマイズがより容易になった。
  • 悪魔全書 - 仲魔にした悪魔の情報が登録されるデータベース。仲魔になった初期の情報に加えて、スキル習得やレベル・ステータスをアップさせた悪魔のカスタマイズ情報も悪魔全書に登録できる。悪魔全書に登録された悪魔はマッカのエネルギーを消費することで具現化し召喚することができる。つまり育成した悪魔を悪魔全書に登録しておけば、マッカと引き換えに同条件の悪魔をいつでも召喚できるようになる。強力なスキルを所持し、レベルやステータスが高い悪魔を召喚する場合は必要となるマッカが高額になる。今作ではさらに登録された悪魔の情報をパスワードに変換して表示することができるようになった。このパスワードを入力することでその悪魔を悪魔全書に登録できるため、自分で育成した悪魔はもちろん、他のプレイヤーが育成した悪魔も召喚して使役することも可能になっている。ただし、パスワードで呼び出せる悪魔は主人公のレベル以下に限定されている。
  • デビルアナライズ - 今作では初めて遭遇する悪魔は「アンノウン(正体不明)」としてモザイク表示され、姿すらわからない状態で出現する。その悪魔を撃破するなどのアプローチを繰り返すことで少しずつ解析率が上昇し、その悪魔の所持スキルや弱点などが判明してゆく。
  • デビルソース - アナライズレベルが最大になった仲魔がレベルアップすると、ギフトでその悪魔の持つデビルソースを入手できる。デビルソースとはスキル情報の塊であり、その悪魔に関連するスキル情報が格納されている。デビルソースの種類は仲魔の数だけ存在し、妖精ピクシーであればピクシーソースとその悪魔に対応した名称になっている。悪魔合体にこのデビルソースを組み込むことで、生成された悪魔にデビルソース内のスキルを確実に習得させることができる。これに当たって、初期スキルを外すことも可能。例えば、従来の作品では氷結魔法を得意とする妖精ジャック・フロストに相反する火炎魔法を習得させることは不可能だったが、今作ではデビルソースを使用することでそれが可能になっている。また、御魂合体は合体前の悪魔と合体後の悪魔が同じになるため、御魂合体にデビルソースを組み込めばスキルが埋まった悪魔にも新スキルを習得させることができる。このようにカスタマイズ性が非常に高く、悪魔の育成方針を途中で変更したい場合や習得スキルが想定より弱かった場合などに最初から育成し直すことなく所持スキルを変更できる。デビルソースは各種類1個ずつしか所持できない。デビルソースを消費しても仲魔のレベルアップ時に再入手できるが、その確率は「(仲魔の現レベル-加入時のレベル)×2%」と非常に低い。無印では引き継がれるスキルは元々のスキルとソースのスキルの中からランダムに選出される仕様だったが、リメイクに当たって自由に選択できるようになった。
仲魔
今作では仲魔を12体までストックでき、その中の3体まで仲魔を戦闘に参加させることができる。仲魔も主人公と同様に戦闘を重ねることでレベルアップする。仲魔には香アイテムを使用できないため、ドーピングによるステータスの強化はできない。また、一部の悪魔にはゲーム中は確認できない隠れた能力を持つ者も存在する。例えば、神獣バロンはMAD以外の全ステータス異常の付着を無効化する隠し能力を持つ。
仲魔のレベルアップでは各ステータスのうち5ポイントがランダムで上昇するが、一定確率で通常以上にステータスを上昇させるサブアプリが存在する。育成の手間はかかるが、魔人アリスなどの低レベル悪魔がこの強化を繰り返せば破壊神シヴァを超える威力の攻撃を繰り出すことができるようになる。
デビルCO-OP
今作では敵悪魔の弱点属性を突いた時、パーティ内で攻撃者と同じスタンスのメンバーが追撃するシステムが登場した。CO-OPは必中かつ万能属性であり、威力は追撃人数と追撃者の力・魔のステータスによって決定される。
大抵の敵は何らかの弱点を持つため、このCO-OPを使いこなせばダメージ量を増やすことができ、敵撃破の有効な戦術となる。そのためには、いかにパーティ内のスタンスを揃えて弱点を攻撃するかが重要になる。ただし、敵によっては特定のスタンスの仲魔全員を戦闘から離脱させるなどの強力スキルを使用してくるため、パーティ4人全員を同じスタンスにしてダメージ重視にするか、LAW2体・CHAOS2体などのツーペアにすることで追撃しつつ被害を最小限に抑えるかなど、様々な戦略が検討できる。
月齢
他作品と同様に月齢の概念があり、月齢によって様々なことに影響する。
例えば満月の場合、敵悪魔が興奮してまともな会話ができなくなる、合体事故の確率が上昇する、満月時のみ隠し通路が出現するなど様々である。
3Dダンジョン
シュバルツバース内は3Dダンジョンで構成されている。
ダンジョンの各地点にダメージ床やワープなどのトラップが配置されている。一度通過した場所はDSの下画面にマッピングされる。
マルチエンディング
他作品と同様に、主人公のスタンス(LAW・NEUTRAL・CHAOS)によってエンディングが変化する。
また、選択したスタンスによって、各エンディングまでのボス・最終ボスもまた変化する。例えば、CHAOSを選択した場合はLAWの天使軍が敵になり、NEUTRALを選択した場合はLAWとCHAOSの両方が敵となる。
周回プレイ
ゲームをクリアしたセーブデータを読み込むことで、様々な要素が追加された周回プレイを楽しむことができる。
追加要素としては、隠しダンジョンが出現する、強力な装備品やサブアプリが作成できるようになる、ボスラッシュに挑戦できるなど充実している。
前周の引き継ぎ要素もあり、マッカ・アイテム・悪魔全書の情報・解禁した悪魔合体などが引き継がれる。これによりLAWルートでしか入手できないレアアイテムの持ち越しやCHAOSルートでしか仲魔にできない悪魔の合体解禁などを、次周で選択したルートに制限されずに引き継ぐことができる。逆に主人公のレベル・仲魔・デビルソース・キーアイテムなどは引き継ぎできない。リメイク版では、元々の引継ぎ要素に加えてレベルとマップの踏破状況が個別に任意引き継ぎが可能となった。なお、悪魔全書とアナライズの状態といった情報関係は強制的に引き継がれる。
嘆きの胎
リメイク版で追加されたエクストラダンジョン。ボーティーズの途中から挑むことができる。
内部は7つの階層に分けられており、それぞれ新しいセクターのストーリーイベントでメインアプリを取得することで先に進めるようになる。各階層はエレベーターでつながれているが、扉は隠されており、一つ手前の階層からその階層に侵入して扉を開錠する必要がある。
各階層には特徴的な罠の配置がなされており、中にはこのダンジョンにしかない変わったものもある。これらを突破して最奥部にあるボスがスタンバイしている部屋へと到達してこれを倒すことで、さらに下の階層への扉が解放される、というのが主な流れ。ボス悪魔は撃破することで特殊合体が可能となる。
フォルマも発見することができるが、ベースフォルマは一切登場せず、代わりに○○香Dコアというフォルマが入手できる。これは10個につき1個、悪魔限定の香シリーズを作成できる素材で、これにより時間さえかければ低レベルのまま高ステータスの悪魔を製作することも可能となった(レベルが低いと全書から呼び出す費用と必要レベルが少なくて済む)。さらに、これとパスワード機能を利用し、香で強化→全書に保存→パスワードを確認→セーブせずにロード→パスワード入力→削除・再召喚して改めて強化、と繰り返すことで各香が1つと十分な資金さえあればカンストさせることができる。
難易度IMPOSSIBLE
リメイク版で追加された難易度。クリア後に選択可能。公式曰く「何度叩きのめされようとも再び立ちあがる不死者のようなあなたに向けた最狂難易度」。
主に、敵の強化に加えて全ての任意引継ぎ要素の引継ぎ不可能。また、リメイク版で追加されていた主人公が倒れても戦闘を続行できるサブアプリ「デスマーチ」の開発が不可能となっている。

登場人物[編集]

声優表記は「ドラマCD版 / ニンテンドー3DS版」。1つしか記載されていないものは特記ない限りニンテンドー3DS版とする。

メインキャラクター[編集]

主人公(デフォルト名なし)
- 小山力也 / 広瀬淳
本作の主人公。日本出身の男性で、艦外活動や調査の保安を担う機動班に配属され、1号艦「レッドスプライト号」に所属する隊員。厳しい戦闘訓練と幹部教育を受けたエリートであり、国連の指名によりシュバルツバース調査隊に編入される。任務を遂行していくにつれ、数々の重要目標を撃破したりしたことで仲間の中心的な存在になっていく。
ドラマCD版では「タダノ ヒトナリ」という主人公の名前が設定されている。
リメイク版における新ルート追加と旧ルートの追加解釈の結果、シリーズでも数少ない全ルートにおいて「長期的に平和な人間の日常への復帰」が不可能な主人公となった。
ゴア
声 - 玄田哲章 / 石塚運昇
黒人男性で、1号艦「レッドスプライト号」に搭乗するシュバルツバース調査隊の隊長。
大国の将校であったが、その卓越した能力とリーダーシップが評価され、人類の命運を握るこの隊のトップに任命された。
人間性に優れた人物であり、隊員達からの信望は厚い。シュバルツバース不時着時に多くの部下の犠牲を出したことから、調査隊の服務規定に反し自ら最前線に立つ。しかし襲い掛かる悪魔に致命傷を負わされ、主人公達に後を託して息を引き取る。
しかし、デルファイナスではゴアの遺体が消える事件が起き、ゴアは正装(タキシード)姿で主人公の目の前に現れ、「地球を終わらせないか?」と問いかけ、再び姿を消した。実は、母の一柱にして死と生を司るエリダヌスの支配者「龍王ウロボロス」によって蘇生され、シュバルツバースの意志と知識を注ぎ込まれた超進化体「ユーバー・ゲシュタルト」となっており、デモニカなしでも活動可能。
ウロボロスが滅ぼされたことで制御者を失い、忘我のままシュバルツバースを放浪するうち、幻を司るグルースの支配者「夜魔マーヤー」によって利用されるも、逆にそれによってゴアとしての意識を取り戻す。結果、シュバルツバースを生み出すに至った人間の愚かさを肯定しつつもそれを克服できる可能性を持っていると信じ、悪魔も天使も否定してシュバルツバースを抹消させるための手段を見つけるために動く。そのため、NEUTRALルート以外では敵として主人公に立ち塞がる。
ヒメネス
声 - 東地宏樹 / 櫻井孝宏
アメリカ出身のヒスパニック系男性で、2号艦「ブルージェット号」に搭乗し機動班に所属する隊員。
一兵卒からの叩き上げで、成功報酬に惹かれ、志願して入隊した。従軍歴が長かっただけでなく、実戦でも相応の成果を出し続けていたことで調査隊に採用された。ブルージェット号のただ一人の生存者であることから、戦闘能力の高さが伺える。
現実主義で斜に構えた性格であり、皮肉やブラックジョークなどの言動や調査隊の規定にルーズであることなど協調性に乏しい面がある。また、賞賛を受けることが苦手なのか、主人公との共同ミッションの手柄を辞退する場面もある。同じ機動班であり何度か助けられたことから、主人公にはそれなりに好意を持っているが、ゼレーニンとは普通に会話する事も数少なからずあるものの、すぐにぶつかり合ってしまうためそりが合わない。ボーティーズで悪魔に虐待されていたバガブーを仲魔にし、シュバルツバース探索の中で少しずつ信頼関係を築いていき、その中でCHAOS思想に傾いていく。ジャック部隊監視任務で実験に使われた悪魔を助けようと行動し、バガブーと共に捕まり機械に閉じ込められ、バガブー共々痛めつけられてしまう。主人公が駆けつけるが、ジャック部隊の研究者に機械のスイッチを押され、瀕死のバガブーを救う為に悪魔合体をするよう主人公に頼み、バガブーと合体する。二人の姿を足したような悪魔人間となり、攻撃的な性格が増した。さらに、精神面も悪魔へと傾いていく。CHAOSルート以外では敵として主人公に立ち塞がる。DEEP STRANGE JOURNEYでは、力の強さでなく、それとは別の大切な事を悟る。
ゼレーニン
声 - 甲斐田裕子 / 坂本真綾
ロシア出身の白人女性で、3号艦「エルブス号」に搭乗し観測班に所属する隊員。
シュバルツバース関連の科学知識が評価され、中尉待遇の科学仕官として招聘される。
悪魔たちに捕らえられ実験材料にされる直前で主人公に救出されたが、その経験から極端な悪魔嫌いになる。特に悪魔召喚プログラムに否定的な意見を持ち、悪魔を使役することに拒絶反応を示す。カリーナからは、信望するマンセマットから提供された天使「パワー」を護衛として仲魔にしている。
科学者という立場に相応しく理知的かつ合理的な思考の持ち主だが、ヒメネスのブラックジョークを予測してジョークで返すなどユーモアも持ち合わせている。主人公には好意的で信頼を寄せるが、ヒメネスとは普通に会話する事も数少なからずあるものの、すぐにぶつかり合ってしまうためそりが合わない。
しかし、上記のトラウマ、信仰心の厚い家庭で育ったこと、大天使マンセマットに何度か助けられたこと、シュバルツバース内で人間の汚点を見せつけられたこと、シュバルツバース内でも人間同士の争いを目の当たりにしたことから、次第にLAWの思想に惹かれてゆく。マンセマットの力にて変容する。LAWルート以外では敵として主人公に立ち塞がる。しかし彼女の人間と世界を慮る内心は本物である。DEEPSTRANGE JOURNEYでも、その内心を更に踏み込んだ描写が追加されている。
アーサー
声 - 田中秀幸 / 子安武人
「レッドスプライト号」の指令コマンドを務める擬似人格プログラム。
艦内のシステムと連動して状況把握を行い、作戦プランの立案とミッション発令を管理し、隊員が収集した情報からシュバルツバースの仕組みを分析し行動の指針を立てる役割を担っている。
常に冷静かつ合理的な判断が可能なAIであり、ゴア隊長亡き後の調査隊を支える。しかし、常に冷静で戸惑いがないことから隊員達から皮肉を言われることが度々ある。また、レッドスプライト号墜落時や三賢人の干渉時などに何度か機能停止に陥っており、その脆さについても皮肉を言われている。
アレックス
声 - 潘めぐみ
3DS版に登場する新キャラクター。シュバルツバース・ボーティーズ内で主人公の前に強い敵意を持って現れる謎の少女。調査隊とは異なるタイプのデモニカスーツを装備している。人体に危険な成分を含むシュバルツバースの空気の中で顔をさらして活動できる。
歴戦の軍人であるヒメネスも恐れる驚異的な戦闘能力を持ち、主人公と仲魔を殺害して心臓を破壊したり、ゼレーニンとヒメネスの殺害も画策する。カリーナでも再遭遇するが主人公に隠れ場に逃げ込まれて逃がしてからは本編ではほぼ姿を消す(途中でヒメネスやゼレーニンに攻撃目的でコンタクトをとっている様子)。嘆きの胎にて、自身の計画達成のために必要な力を求めて探索している。
元々の実力は嘆きの胎でも最も高いレベルを持つアモンを屠れるほどであるが、このダメージで直後の主人公との戦闘で敗北。さらに後の戦闘ではそれよりも明らかに実力の劣るフォルネウス戦後の主人公にも負け、その次の階層のゼウス戦では一方的に敗北しているなど、その実力を明確なレベルとして表現することは不可能。
実は主人公が選んだ未来から、その未来の先にある絶望を覆すためにやってきた未来人。どのように過去へとやってきたかは不明。
CHAOSルートでは人類同士がまみえるたびに殺しあう世界で生き残った唯一にして最強の人類の一人。LAWルートでは天使の歌唱が聞こえないばかりに不要な存在として天使から命を狙われ続ける羽目になった人類の一人。NEAUTRALルートでは今回の災難を経てもなお愚行を繰り返した結果としてシュバルツバースが再発して滅亡の危機を迎えた人類の一人という立場にある。彼女の強さはシュバルツバースの戦闘と同等以上に苛烈な戦闘経験故といえる。また、このことからリメイク前の旧ルート3つはそのすべてがバッドエンドだったということになる。
嘆きの胎を制覇していない場合は彼女単体との戦闘となり、制覇している状態で新ルートに突入しない場合はアモンから奪った「実り」を使って己の命を捨ててのパワーアップをして、仲魔のシャイターンとアモンを引き連れての戦闘となる。新ルートに進んだ場合は未来が改変されたことで彼女自身が生まれなかったことになる。
ジョージ
声 - 中村悠一
3DS版に登場する新キャラクター。アレックスのデモニカスーツに搭載されているAIコンピュータでアレックスの相棒でもある。男性口調で、アレックスをバディと呼ぶ。

サブキャラクター[編集]

悪魔[編集]

バガブー
声 - 阪口大助(ドラマCD版)
身体の構成が他の悪魔とは異なる奇妙な悪魔。実験場で拘束されて虐げられていたがヒメネスの勘違いで救出され、それが縁で仲魔になる。
ヒメネスに懐き、またヒメネスからも愛着を持たれており、艦内でもたびたび召喚されている。それゆえか後に人語を少しだけ話せるようになる(ヒメネスやデンジャーといった単語の他にアイツはウソという短文)。ヒメネスがデルファイナス奇症に冒された際、身を挺してヒメネスを守る。ジャック舞台に初接触時から不信感を抱いており、監視任務に就いた際は単独で基地に潜入してしまう(ヒメネスはそれを追った形)。ジャック部隊の一件でヒメネス共々捕まり、幾度と無く攻撃され瀕死に陥るが、ヒメネスと悪魔合体することで生き延びる。
マンセマット
声 - 森川智之[4]
黒い翼を持つ仮面を着けた大天使。シュバルツバース内の悪魔が地球上に進出することを抑止するためにシュバルツバースに赴き、主人公の前に姿を現す。
霊的技芸に優れており、素手で悪魔の結界を破る、悪魔の嫌う神物を作り出すなどの能力を持ち、主人公たちを何度か助ける。更には神への信仰や霊的な資質が有れば、望む人間を天使に変容させる、超常な能力も有している。人間から昇格した天使は、普通の天使に比べ、優れる場合が多いと語る。戦闘にならない限りは、穏和な気質かつ社交性が高い天使。人間の感情を配慮したり、適度な助言する等が見られる。LAWルート以外ではボスとして立ち塞がり、その本心を語る。感情的な暴論はあるが、科学技術の力を認めているなど人間を見下すのとはやや異なる(そもそも、人間を軽視しない、人間に味方する悪魔は少ない)。
彼は「神の軍団を率いることを許された」と言っているが、本来彼が率いることを許されているのは悪霊たちである。
ちなみに、自身が拠点としていたグルースの隠れ場に唯一神が降臨していたことに気付いた様子はない。
デメテル
声 - 門脇舞以
3DS版に登場する新悪魔。豊穣を司る女神であり、外見は妖精のような少女。口癖は『ハーベスト』。回復に優れているが、攻撃はピクシーに負ける程に苦手(本人談)。
アレックスに殺された主人公を助け出し、通称「牢獄」こと嘆きの胎に導く。主人公が牢獄に封じられた悪魔の力を借り、力を付けることを期待していると語る。
実は、三賢人の命令で「実り」というフォルマを探しており、主人公に協力したのもそのため。ただし、自身が案内した嘆きの胎の階層ボスたちが実りを持っているとは知らなかった。本心では大地を汚染する人間のことを見下している。
三賢人の命令には逆らえず、最終的には主人公に追い詰められた彼らに全ての力を捧げるように命じられ、豊穣の世界の夢見ながら消滅した。そうまでして彼らに従った理由は不明。
シャイターン
声 - 泰勇気
3DS版に登場する新悪魔。嘆きの胎にやってきた二人の人間(主人公とアレックス)に興味を示し、その動向を観察している。全能力を4段階強化する「ラスタソウル」という非常に強力なスキルを有する。
アレックスを見る心境が変化していき、主人公の指摘でそれが恋だと知る。その後、彼女に告白するも拒否されるが、悪魔として彼女を手に入れるために戦いを挑む。その後の詳細は不明であるが、条件次第で彼女の仲魔として交戦することになる。
アモン
声 - 山本祥太
3DS版に登場する新悪魔。嘆きの胎の第三層を支配する悪魔。前半にいるとは思えないほどレベルが高い。
主人公が彼の部屋に到達したときには、先行していたアレックスによって撃破されていた。後に、シャイターン同様彼女の仲魔として交戦する場合がある。本編での出番はそれだけであるが、ある場所で他のボス同様のスタイルで戦闘することができる。
デモニホ
嘆きの胎の各階層に登場するデモニカ姿の存在。従来シリーズであればその中身はジャックフロストであるはずであるが、語尾に「ホ」を付け忘れることがあるなど、別の存在であることをうかがわせる。
某ブートキャンプなノリで厳しい口調で主人公に仲間のパラメータ制限などの特定条件下でバトルを行うクエストを出してくる。クリアすると貴重品がもらえる。浅い階層から順番にクリアしていかないといけない。
その正体はザオウゴンゲン。主人公を鍛えるために姿を偽ってクエストを出していたのだった。最終的に真の姿を現した彼を倒すことで、デモニホとともに合体制限が解除される。なお、ザオウゴンゲン戦ではそれまでと違って条件はないので、むしろ楽である。
モラクス
声 - 黒田崇矢
アントリアの支配者で、牛の頭を持つ悪魔。かつては古代の中東で崇拝された神「モロク」であった。
人間を効率的に殺すには人間の真似をすればいいとして、戦争の風景を作り出した。
ミトラス
声 - 羽多野渉
ボーティーズの支配者で、隕石のような下半身を持つ。かつては西アジアからギリシア・ローマに至る広い範囲で崇められたイラン神話の英雄神「ミスラ」であった。
人間というものがわからず、人間をとらえて様々な実験を施していた。デルファイナスのアスラとは交流があり、実験の成果を彼に渡していた。
オーカス
声 - 西村太佑
カリーナの支配者で、豚のような頭を持つ。かつてはエトルリアに伝わる恐るべき巨人「オルクス」であった。
不時着したエルブス号をその腹に収め、プラズマ装甲をまとうことで不可侵の怪物と化していた。その力を素晴らしいと称賛している。
アスラ
声 - 拝真之介
デルファイナスの支配者で、3つの顔と6本の腕を持つ。かつてはウガリットにおける最高神イルの妻で、神々の母「アシェラト」であった。
研鑽を忘れた人類を「醜い魂」と罵り、弱肉強食の理を突き付けるべく調査隊員たちの精神に寄生して暴走を引き起こした。
ウロボロス
声 - 中村桜
エリダヌスの支配者で、8の字の形で尾を咥える蛇。従来シリーズでは獣口調であるが、今作では荘厳な女性口調。元来、蛇は世界中で不死身や再生を司る神として扱われることが多く、母としての彼女の具体的な統治範囲は不明。
死と再生を司り、死せるものに再び生を与えることができる。ただし、悪魔には死がないのか、復活を担当するのは後述のティアマトとなっている。自身はその力を配下の悪魔に与えることで不死身となっている。
ティアマト
声 - 新井里美
フォルナクスの支配者で、紫の女性の上半身と軟体生物のような下半身を持つ。メソポタミア神話における原初の海の女神にして若い神々を生み出した母。
誕生を司り、形を失った悪魔を新たに生むことができる。作中で生み出したのは最初のボス4体だけであるが、他にも再誕を望む悪魔は彼女の部屋に無数にいる。
マーヤー
声 - たかはし智秋
グルースの支配者で、ゼブラ模様の四つん這いの女性。本来はインドの宗教やインド哲学に現れる概念。
幻を司り、同時に未来を幻視することもできる。しかし、人間の未来はかつてと比べて醜いものになっていると語る。
メムアレフ
声 - 大原さやか
ホロロジウム引いてはシュバルツバースそのものの支配者で、横たわる金色の女性。メムアレフとは、世界的に母を表す「MA」を指すもので、「液体」と「誕生」を表すアルファベット2文字を組み合わせたヘブライ語。いうなれば、母という概念。
絶大な霊的波動を纏っており、デモニカの機能では悪魔召喚プログラムをもってしても彼女の姿を認識することができず、超常の力を借りてようやく対峙が可能となる。
CHAOSルートにおいては自らエキゾチック物質となって主人公とヒメネスに後を任せた。それ以外では、一度は倒されるも、母としての存在と悪魔の世界創造の願いを放棄して純粋な力の塊となり、あくまで人類を殲滅する為に襲い掛かってくる。

シュバルツバース調査隊[編集]

カトー
声 - 高橋剛 / 國分和人
作戦班の男性クルー。黒い短髪で名前に違わぬアジア系の顔立ちをしている。
事実上、アーサーに次いで隊のリーダーシップをとる人物だが、全幅の信頼を置いていたゴアの死の一件以降、動揺が見え隠れし続けるようになる。
普段は落ち着いた性格だが、生真面目ゆえにゴアの命と引き換えに生還したヒメネスとはそりが合わない。
実はレッドスプライト号の航法や装備の操作にも長けた理知的な人物。
ウィリアムズ
声 - 牛田裕子 / 村川梨衣
作戦班の黒人女性クルー。ウェーブのかかった黒髪をポニーテールにしている。
そんな彼女のモットーは「疑わしきは敵と思え」。
メンバーの中ではかなり落ち着いた性格で、取り乱す仲間を諌めたりもする彼女だが、女性ながらレッドスプライト号の操作に精通している。
悪魔召喚プログラムを警戒しつつも有用性は認めており、隊員たちが提供した悪魔合体のノウハウを纏めている。
アーヴィン
声 - 平井啓二 / てらそままさき
資材班の男性クルー。語尾に「ぜよ」がつく土佐弁口調で、男気溢れる飄々としているが友好的な性格である。
未知の素材であるフォルマに強い興味を示し、助手のチェンとともに主人公が持ち帰ったフォルマを素材にラボの物質合成装置を使用して多くの装備品を開発する。主人公が珍しいフォルマを持っていると目ざとく見つけてはアイテム開発を開始する。
チェン
声 - 黒沢ともよ
資材班の女性クルー。黒髪のボブヘアが特徴で、アーヴィンの相方的な存在。
最初は弱気な面もあったが、次第にたくましく成長した。
元は研究筋出身のため現場ノウハウは未熟であり、アーヴィン不在時は在庫の取り出し程度しか行えていなかった。
ゾイ
声 - 原由実
医療班の女性クルー。理知的ながら穏やかな性格で、身体的な治療から精神的なカウンセリングまで、調査隊内の全ての医療を担当している。
多くのクルーが傷つき死亡する現場を目にしてきたことから、生命を大切にするよう主人公に声をかける場面がある。悪魔がクルーの人間を捕獲して人体実験を始めた際に、医療は数え切れない動物実験の上に成り立っており、シュバルツバース内では人間が実験を受ける側になったと医者としての見解を示す。また、医者としての探求心が旺盛過ぎる所があり、身体の構成が他の悪魔とは異なり人間に懐くバガブーやバガブーと悪魔合体したヒメネスに興味を示して研究したがる等、マッドサイエンティストのような言動が見られる。
メイビー
声 - 中原麻衣
インフラ班の女性クルー。医務室の皆の看護を担当しており、ゾイの相方のような存在である。
少し気弱でネガティブな性格をしており、話しかけるとかなりの割合で「自分は役に立っていない」と自虐している。
実は他のクルーに対して劣等感を抱いている。
ブレア
声 - 竹内良太
機動班の黒人男性クルー。厳つめな顔立ちにポンパドゥールのような髪型と髭が特徴。
多くの戦場を渡り歩いてきた歴戦の隊員で、かなり落ち着いた性格でどんな事にも取り乱すことは無い。その冷静沈着さはメンバーの中でも1、2位を争うほど。
機動班だが普段は降車デッキで見張りを担当している。厳格な軍人肌の人物であるが、主人公に戦闘時の戦術などのアドバイスを送ったり、不遜な態度をとるヒメネスの実力は評価するなど協調性は高い。
エリダヌスに着いてから話しかけると、妻の存在が明らかになる。
デント
声 - 泰勇気
動力班の男性クルー。オールバックの金髪と鼻をこする仕草が特徴。
調査隊内の人望が厚く、他の隊員からのEXミッションの仲介をする。デント曰く、主人公の人望は「俺の次にある」らしい。
基本的には穏やかで優しく気さくで友好的だが、ギガンティック号の一件で斜に構えた発言を繰り返すヒメネスに怒りを滲ませた。
頭を使うゲームが得意であり、EXミッションの一環で主人公にも挑んでくる。
アンソニー
声 - 松原大典 / 斉藤壮馬
機動班の男性クルー。黒髪の七三分けが特徴。
EXミッションを通じて主人公と交流する。
惚れやすい性格からシュバルツバース内の何体もの女悪魔に惚れ、その度に主人公にメッセージを届けるよう依頼し、その度に玉砕する。凶鳥モーショボーのような幼女から鬼女ランダのような老婆にも好意を抱いており、ストライクゾーンは非常に広い。
テリー
声 - 利根健太郎
動力班の男性クルー。茶髪と口髭が特徴。動力班の中心的存在。
ゴアとは親友のような間柄で、お互いに信頼を置いていた。
レッドスプライト号の管理や整備が得意で、エンジンリアクターを再稼働させる重要な役割を果たした。
ミア
声 - 斎賀みつき / 田村睦心
インフラ班の黒人女性クルー。長い黒髪を巻いた、お嬢様を思わせる髪型が特徴。
女性だが、一人称は「俺」であり、口調も少年のようで語尾は「だぜ」。女性にしては高身長[5]
性格も気が強く男勝り、かつ仲間思いの性格をしている。
デルファイナスをクリア後にヒメネスとゼレーニンの喧嘩の仲裁にキレ気味に入り、主人公にも意見を求めた。
艦内のトイレにとある悪魔が現れたさいは取り乱した可愛らしい姿も見られる。
ウルフ
声 - 河西健吾
機動班の男性クルー。角刈りが特徴の、熱血漢で好戦的な性格(本人によると、根っからの猪突猛進との事)。
冒頭の不時着直後に負傷兵となり、歯噛みしながらもしばらくは艦内に留まることになる、生粋の機動班クルー。カリーナからは復帰するが、負傷の影響で度々医療室に居たりする。
実は戦闘経験豊富で、室内戦を得意としている。
マッキー
声 - 峯暢也
機動班の男性クルー。厳つめな顔立ちとスキンヘッドが目を引いてしまうが、優しい性格をしている。
機動班の指揮官に近しい存在で主人公を激励したりする。経験も豊富で、アーサーに対して機動班側から意見する。
マクリアリー
声 - 白石稔
観測班の男性クルー。黒髪のツーブロックと黒縁眼鏡が特徴。
主にセクター到着時に登けく月齢に気づいたり、様々な外部情報を取得し、モニターに映して仲間に提供する重要な役割を果たす非常に有能なクルーである。
タイラー
声 - 木島隆一
機動班の男性クルー。茶色のぼさっとした短髪が特徴。
機動班の一員として序盤から終盤まで活躍し、主人公と共に行動する事も多い。
最前線で任務をこなす勇敢な人物で、ゴア隊長とは親しい間柄で、尊敬し信頼していた。
ムッチーノ
声 - 後藤ヒロキ
通信班の男性クルー。癖のある茶髪に眼鏡と肥満体が特徴。
艦の食糧は命をかけて守ると宣言するなど見た目通りの大食で、少し気弱な部分はあるが、陽気な性格をしている。
ノリス
声 - 松本忍
機動班の男性クルー。茶髪の角刈りとリーゼントを足したような髪型と厳つく暗めな顔立ちが特徴。
かなり生真面目な性格をしている。それ故に、シュバルツバーズ突入後の出来事や人類の汚点を映すような光景に神経をすり減らし、遂にボーティーズで限界を迎えてしまう。他の隊員と一緒にミトラスに拉致されて人体実験の材料にされた挙句、デルファイナスから取り寄せた狂い人の血をかけられ、緑色の肌をした怪物となり、主人公の手で倒される末路をたどった。
マクレイン
機動班の男性クルー。悪霊の形なきものに精神寄生され、デルファイナス奇症を発症し、仲間に治療器を撃たれたが、不完全にしか効いていなかった為に逃げ出す。自我を保ったように見せかけて主人公にEXミッションを頼み、仲間を探させた後に妖獣ヌエ×2を召喚して襲いかかる。主人公に倒された後に治療器を撃たれ、奇症から回復した。
ヴェルヌ
ブルージェット号の指令コマンドを務める疑似人格プログラム。
同艦の大破に伴い本体が機能停止したが、直前に降車デッキ内の端末に収集した情報を残していた。起電機と共に主人公とヒメネスが回収したそれは、レッドスプライト号に光明をもたらすことになる。

ジャック部隊[編集]

ジャック
声 - 多田野曜平
金目当ての好戦的な傭兵で構成された「ジャック部隊」の長。焦げ茶色のオールバックと上唇の上のヒゲ、穏やかな紳士然とした見た目が特徴。階級は大佐。
物語中盤、某軍需産業の意向でシュバルツバースに送り込まれ、利害の一致から、主人公らレッドスプライト号の隊員と一時的に共闘する。
物腰は紳士的だが肝が据わっている。しかし、目的のためならば、シュバルツバースの悪魔すら自分たちの欲を満たす道具や実験に使い、同じ人間である主人公らにも改造悪魔をけしかけた後はピシャーチャと一緒に刃を向ける冷酷かつ冷徹な人物だが、それがヒメネスの怒りを買い、最終的にはバガブーと悪魔合体したヒメネスに無残に殺されてしまった。
ライアン
声 - 西谷修一
濃いグレーの坊主頭に厳つい強面なジャックの副官。慎重な上官と違い、物腰は粗暴で短慮、さらに自信過剰な面もあり、血気盛んな人物に見えるが、不利に陥った途端、弱気で卑屈な態度に走る両極端な面を持つ。人格面などあらゆる意味でジャックに及ばない人物であり、ヒメネスからは「悪魔以上に気骨の無い男」と揶揄されている。その後はレッドスプライト号の傘下に入り、レアフォルマを渡し、調査隊の任務に貢献する。
しかし、裏で悪魔研究を続け、調査隊の監視クルーを殺害して反乱を起こすが、天使に変容したゼレーニンの歌唱によって彼女を崇拝するようになり、鎮圧される。グルースにて悪魔との取引に応じ、CHAOSスタンスとして虐殺することも可能(LAWスタンスとして悪魔側を殲滅することもできる)。

その他の関係者[編集]

ルイ・サイファー
声 - 井上喜久子
青色の服にヤギの髪飾りを着けた謎の金髪碧眼の白人少女。しばしば主人公の前に現れて、謎の言葉を残して去って行く。
シリーズでもおなじみの存在。しかし、本作では自然信仰の多神教主体の舞台な上に対となる存在が力を失っている所為か、主人公を特定のスタンスに誘うでもなくほぼひたすら観客に徹している。
DEEPでは、嘆きの胎のさらに奥にて、自身の名を冠する装備4つをご褒美として用意しつつ「友人」に守護させている。
三賢人
声 - チョー
シュバルツバース突入時に心肺停止状態に陥った主人公の意識が目撃した三人の老紳士。
超然とした態度で人類の滅びを語るが、主人公に何らかの可能性を見出しその行動を見守る。以後も度々出現して、調査隊のシュバルツバース脱出を妨害しつつ脱出に必要な情報を提供するという不可解な行動をとる。
実は、力の源である宇宙卵を6つの「実り」に分断されて奪われたことで力を失い、嘆きの胎の最下層に封じられていた(彼らがいる白い部屋も同様)。デメテルにその回収を命じ、無事宇宙卵を取り戻したことで嘆きの胎を脱出した。
シェキナー
三賢人の正体。白い部屋に次元の穴を空け、「十天の至」と呼ばれるおぞましい迷宮の奥にてその姿を現した。
シェキナーとは、ヘブライ語の「住むこと」「住処」を原義とし、イスラエル共同体や神殿に内在するとされる女神。カバラにおいては神の住処たる「王国」のセフィラを守護する天使であるとされる。別説における王国の守護天使であるサンダルフォンが「王冠」のセフィラの守護天使であるメタトロンの同一存在の表裏であるのに対し、こちらはメタトロンとは対に当たる。
力を失った神に成り代わり、人類の上に君臨することを目的とする。マンセマットが、人類を唯一神を崇める歌唱機にしようとしたのと概ね同じといえる。それがマンセマットの計画を推したのと関係しているかは不明。
上記の通り、メタトロンの対存在であるが、メタトロン同様唯一神の断片であるかは不明。仮にそうであったとしても、上記の計画を見る限り戻る気は一切伺えない。本作の唯一神が後述するようにおとなしくなっている反動なのか、非常に傲慢。
新たなる可能性の創造を目指して5つ目の宇宙卵を求める主人公と対峙し、デメテルの命を奪って力を得ながらも敗北した。
なお、サンダルフォンは十天の至にて力を失った歌唱機として機能停止している姿が確認できるが、関係性は不明。完全に機能停止したわけではなく、話しかけると再起動して合体解禁となる。
唯一神
2週目以降のグルースにて、ある場所に登場する機動班クルーの姿をした人物。主人公に気さくに話しかけ、秘密の扉の先のお宝を探そうと誘ってくる。
その正体は唯一神。シュバルツバース出現に伴い、自身の力を引き裂かれてしまい、その一部がグルースの奥に隠されていることを知り、回収に来たのであった。不完全であるためなのか、他シリーズで見られる傲慢さはない。そもそもシュバルツバース出現は人間が原因であるが特に文句も言わず、マンセマットの行いを応援するわけでもないなど、中立に近い立ち位置となっている。
アリラトに封じられていた力を回収して「メタトロン」としての姿を、そして最奥部で邪神に貶められた創造神の力を回収して「デミウルゴス」としての姿を取り戻す。この際、LAWであれば選択次第で協力を申し出てくるので、了承するとその場でデミウルゴスとして仲魔になる。分霊とはいえ、唯一神そのものを仲魔にできるのはかなり珍しいケース。

スタッフ[編集]

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY[編集]

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
ジャンル RPG
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 日本の旗 アトラス
シリーズ 真・女神転生シリーズ
人数 1人
メディア 3DSカード
発売日 日本の旗 2017年10月26日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
テンプレートを表示

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』(しん・めがみてんせい ディープ ストレンジ ジャーニー)は、2017年10月26日アトラスより発売されたニンテンドー3DSゲームソフト

『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』に新要素などを追加したリメイク。

2017年10月26日から期間限定で、グループ会社のセガ・インタラクティブから稼働並びに配信している『CODE OF JOKER』シリーズとコラボレーションを実施する。期間はアーケード版である『CODE OF JOKER ECHOES』が2017年11月12日まで、スマートフォン版である『CODE OF JOKER Pocket Re:BIRTH』が2017年11月9日までとなっている[6][7]

関連作品[編集]

漫画版[編集]

デスタメント-真・女神転生DSJ Another Report-
ヤングチャンピオン烈』(秋田書店)にて2018年No.2から連載された。監修:石田栄司、漫画:カノウヤスオ

ドラマCD版[編集]

2010年4月21日にドラマCD版が発売された。主人公の名前は「タダノヒトナリ」と設定されている。

出典[編集]

外部リンク[編集]