真・女神転生V

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真・女神転生シリーズ > 真・女神転生V
真・女神転生V
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 Nintendo Switch
PlayStation 5
PlayStation 4
Xbox Series X/S
Xbox OneMicrosoft WindowsMicrosoft StoreSteam
開発元 アトラス
発売元 日本の旗アメリカ合衆国の旗セガ
欧州連合の旗任天堂
シリーズ 真・女神転生シリーズ
メディア Nintendo Switch専用ゲームカード
BD-ROM
ダウンロード販売
発売日 無印:世界の旗 2021年11月11日
Vengeance:2024年6月14日
対象年齢 日本の旗 CEROC(15才以上対象)
アメリカ合衆国の旗 ESRBM(17歳以上対象)
欧州連合の旗 PEGI16
エンジン Unreal Engine 4[1]
売上本数 日本の旗19万2518本(2021年12月末時点)[2]
世界の旗100万本[3]
テンプレートを表示

真・女神転生V』(しん・めがみてんせいファイブ)は、アトラスより2021年11月11日に発売されたNintendo Switchゲームソフトである。

概要[編集]

2017年1月13日の「Nintendo Switch 2017 プレゼンテーション」でティザー映像が公開され[4]、同年10月23日にタイトルが正式発表された[5]

2020年7月20日の「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ」にて2021年に全世界同時発売予定であることが発表され[6]、翌2021年6月16日の「Nintendo Direct E3 2021」にて発売日が2021年11月11日であることが正式に発表された[7]

Vのストーリーを「創世の女神篇」、新規追加のストーリーを「復讐の女神篇」のほか新要素を追加した『真・女神転生V Vengeance』(しん・めがみてんせいファイブ ヴェンジェンス)が2024年6月21日に発売予定と発表[8]したが、同年3月21日に発売日を6月14日へと変更したことを発表した[9]

本作は『真・女神転生III-NOCTURNE』のアマラ深界エンドとの繋がりを示唆する描写が多数見られる。

ストーリー[編集]

「創世の女神篇」[編集]

『Vengeance』で新たに名付けられた従来のストーリー。

主人公は東京都内の全寮制、縄印学園の高校三年生。主人公の同級生たちと共に学園に通いながら平和な毎日を送っていた。ある日、主人公は友人たちと一緒に下校路にある品川駅を通り抜けようとするが、近くで殺人事件が発生したらしく、駅は通行止めになっていた。主人公は別行動を取った友人たちを探し、付近のトンネルを訪れるのだが、そこでトンネルの崩落事故に巻き込まれて気を失ってしまう。主人公が目を覚ますと、東京は悪魔が跋扈する魔界「ダアト」に成り果てていた。そのダアト内で悪魔に襲われた際、謎の男「アオガミ」に助けられた主人公は、アオガミと融合し、禁忌の存在「ナホビノ」となり、悪魔に対抗する力を手に入れる。

その事故に巻き込まれダアトを訪れていたのは、主人公だけではなかった。主人公の同級生の「敦田ユヅル」や「太宰イチロウ」。それぞれ悪魔と邂逅するが、主人公と合流し、三人はアオガミと共に無事、元の東京へ戻ることができた。東京で3人やアオガミを待ち受けていたのは、主人公の同級生「磯野上タオ」だった。タオによると、自分たちが暮らす東京の他にもう一つの崩落した東京「ダアト」が存在し、伝説の悪魔達が闇から目覚め東京と人間達を狙っているという。その悪魔たちに対抗する組織「べテル」。タオもその「ベテル日本支部」に所属する一員なのだという。内閣総理大臣兼べデル日本支部長である「越水ハヤオ」の願いを聞き入れ、主人公はユヅルやイチロウと共にべテルの一員として東京を守る決意する。そして平和な学生生活に戻った失先、べテルから緊急連絡が入る。自分たちが暮らすもう一つの東京の各地・ダアト内に悪魔たちや邪神「ラフム」が出現し、主人公たちが通う縄印学園にも、多数の悪魔が押し寄せてくる。ユヅルの妹「敦田ミヤズ」や主人公の同級生「樹島サホリ」に魔の手が迫るなか、主人公たちは各所の防衛と人々の保護の任務に赴く。

「復讐の女神篇」[編集]

『Vengeance』で追加された新規ストーリー。

システム[編集]

バトル
プレスターンバトル
『真・女神転生III』から始まったコマンド制バトル。敵の弱点を突いたり、クリティカルヒットが出るなど有利な行動をとることで味方の行動回数が増えるが、敵に弱点を突かれたり、攻撃が回避・無効化されるなど不利な行動を取ってしまうと行動回数が減って不利になる。
マガツヒスキル
フィールドの探索やバトルでターンが経過するたび「禍霊(マガツヒの神)=マガツヒゲージ」が溜まっていく。「マガツヒゲージがMAXになった際、特殊な技<マガツヒスキル>」を使用することが出来る。マガツヒスキルには攻撃だけでなく、補助や回復など様々な効果を発揮するものがある。
敵もマガツヒを集めることがある。マガツヒを集めた次のターンでは強力な攻撃を行ってくる。
スキル適性
悪魔には「得意な属性と不得意な属性」がある。悪魔が得意な属性のスキルには「+」のスキル補正がつき、強力なスキルとなるが、不得意なスキルを継承させると「-」補正がつき、威力が弱まってしまう。
悪魔会話
シリーズ伝統の悪魔と会話をし、味方の悪魔<仲魔>にするシステム。悪魔には複数の<口調>があり、それぞれ性格や好みが異なる。新たな口調も用意されている。また月齢も影響し、新月や満月の時は機嫌が変わる。
さらに特定の悪魔を味方に連れている場合、敵悪魔と特殊な会話が発生することもある
龍穴
ダアト内の各地では多数の青色のオーラが在存し、「行動の記録(セーブ)」、「骸の隠れ家(ショップ)」、「邪教の世界」、「回復」が行える。
邪教の世界
従来シリーズの「邪教の館」に相当し、悪魔同士を合体させて新たな悪魔を作り出す<悪魔合体>や主人公の強化が行える。
合体
本作の悪魔合体では、二体の悪魔を合体させる二身合体の他、合体結果から素材悪魔を選ぶ逆引き合体、複数体の悪魔を合体させ強力な悪魔を作り出す特殊合体、精霊を素材にすることで同種族内のランクを上下させる精霊合体などがある。また、合体では合体させる悪魔のスキルを一部特殊なものを除き自由に合体後の悪魔に継承させることができる。
成長
写せ身
ダアトを探索していると、「悪魔の能力を写し取った霊体<写せ身>」を入手することがある。写せ身は<ピクシーの写せ身>などのように多数の各悪魔ごとに存在しており、その悪魔たちのスキルや防御相性が宿されている。主人公と合体させることで、スキルや防御相性を替えることが出来る。
写せ身は「仲魔と合体させることも可能」で、合体せずにスキルの付け替えが出来る。
御厳と神意
ダアト内では、「神の咸厳を表す<御厳>」を入手することができる。邪教の世界では、「御厳を使うことで、<神意>」を習得することが可能。神意とは、世界の摂理を改変する奇跡の業とされ、その種類はダアトの探索や悪魔とのバトルが有利になるものから、会話に影響するものや合体、スキル適性、成長に関するものまで様々。
骸の隠れ家
骸の隠れ家の主、<ギュスターヴ>にマッカを支払いアイテムを購入したり、売却を行うことが出来る。
ダアト
荒廃した「もう一つの東京」の名称。非常に広大で、エリアによって様々な様相をもち、登場する敵やギミックなども異なる。
ミマンを探せ
ダアト中に散らばっている「ギュスターヴの子公、<ミマン>」を深し報告することで、その数に応じた報酬をもらえる。また、ミマンを見つけることで神意の習得に必要な徴厳の入手が可能。
自動販売機と遺物
ダアト内に点在する自動販売機で遺物を入手することがある。ギュスターヴの元ヘ持っていくことでマッカへ換金してくれる。
宝箱・イツヅカ
黄色のオブジェクトからは写せ身やアイテム、マッカが、銀色のオブジェクト・イツヅカを見つけると御厳を入手することが出来る。
マガツヒ結晶
ダアトに存在するマップ上の三色の光を「マガツヒ結晶」と呼ぶ。緑色はHPが、黄色はMPが回復し、赤色はマガツヒはバトルで使用するマガツヒゲージが増加する。
悪魔の石像
ダアトに点在する石化した巨大な悪魔。十数年前に起きた大きな戦いの名残らしく、触れることで石化した悪魔の魔力を吸収すると仲魔のレベルが上がる。
御魂
低確率で出現する特殊な悪魔。倒すと換金アイテムや経験値、御厳が入手できるアイテムを落とす。
マガツカ
ダアトに点在する大きな赤い障害物の名称。周辺には強力な敵が現れ、主人公に襲い掛かる。マガツカを撃破すると、探索上の障害が取り除かれるだけでなく、新たな神意が覚醒する。
クエストナビ
ダアトを深索していると、<アマノザコ>という悪魔と出会い「クエストナビ」を担当してくれる。アマノザコ以外の悪魔を<リクエストナビ>とすることも可能。マップ上でアイテム等を発見し告知する、ダアト探索のサポートをしてくれる。
クエスト
ダアトを探索していると、時折悪魔から依頼や提案を受けることもある。その内容はアイテムの納品や他の悪魔の討伐など様々。依頼を達成すると、冒険に役立つアイテムやマッカ、経験値を入手できる。
難易度
デフォルトでは三段階の難易度の中から選択ができる。無料DLCとして、更に易しい難易度<Safety=セーフティー/安全>」が発売日より配信開始する。
気軽に遊べる<Casual=イージー/簡単>と歯応えのある<Normal=ノーマル/普通>、「危険と苦難に満ちた難易度<Hard=ハード/難しい>を選択することが出来る。プレイ中ではイージーやノーマルに変更することは可能だが、ハードを選択した際は別難易度に戻すことは不可能。
ルート分岐
『真・女神転生シリーズ』恒例の要素。選択肢によってストーリー中で登場キャラや仲魔になるキャラが変化する。至高天での最終選択肢でルートがLaw、Chaos、Neutralの3つとなり、更にNeutralルートで条件を満たした際に表示される選択肢を選ぶことでエンディングが変わり、計4つのエンディングが存在する。

登場人物[編集]

メインキャラクター[編集]

主人公(デフォルト名なし)
- 柳晃平
本作の主人公。黒髪のショートヘアに中性的な見た目をしている少年。都内に住み全寮制の「縄印学園」に通っている高校三年生で、クラスは3-A。趣味は読書。
魔界ダアトに迷い込み悪魔に襲われた際、神造魔人アオガミから手を取れと言われて、アオガミと融合する事で「ナホビノ」となり力を得た。悪魔に対抗する組織ベテルの一員になり色々こなすうち、学校で樹島を狙うラフムの事件に巻き込まれ、一度はタオと共に死に至るも、一時的に蘇生したタオの命と引き換えにした力により蘇生し、東京とナホビノの真実を求めて進みながら様々なルートをたどることになる。
アオガミ / スサノオ
声 - 森川智之
青髪にボディースーツを着ている謎の男性。自らを「神造魔人」と名乗る。悪魔に襲われていた主人公の前に現れた主人公を助けるなど極めて友好的かつ肯定的で、その行動を全面的にサポートする。ナホビノに融合した後は意思決定を主人公に任せ、声のみで主人公を導く。
実は越水(ツクヨミ)から作られた魔人であり、本来の名がスサノオであった事が越水により明らかとなる。越水から作成されただけあり、顔は越水と瓜二つである。また越水もアオガミを「兄弟」と呼ぶ。
なお、アオガミ型神造魔人は複数製造されたが、18年前の秩序と混沌の大戦によって彼以外の「アオガミ」は死亡、行方不明となっているがダアトの各地で写し身として入手可能。
磯野上 タオ(いそのかみ タオ) / 至聖女 タオ
声 - 早見沙織
主人公の同級生である少女。黒髪のロングヘアにブレザー制服をジャケット代わりにしており、ラクロス部所属でもある。サホリとは親友で、べテルに参加する仲間故にユヅルとも親しい。明るく活発であり、友達思いかつ世話焼きでもあり優しく穏やかな性格。
幼い頃から霊感が強く、その縁で主人公より前にユヅルと共にベテルに参加しており、ベテルでは癒しの力を持つが故に「聖女」と呼ばれていた。ラフムの攻撃を受け、主人公の庇いも空しく殺されるも、何かの声に導かれ一時的に蘇生し、命と引き換えに内なる力を使って主人公を蘇らせる。後に力を得て「至聖女 タオ」となり、主人公を創世に導くため仲魔に加わる。
座を破壊するルートでは創世を拒んだ主人公に失望し仲魔から離脱する。
敦田 ユヅル(あつた ユヅル)
声 - 石川界人
主人公の友人で、黒髪のショートヘアに眼鏡を掛けている少年。真面目で優等生だが、正義感が強く行動力もある。妹のミヤズを大切に思っている。主人公より前にタオと共にベテルに参加していたため、タオとは普通に親しく話す間柄。
悪魔召喚プログラムによって呼び出された聖獣 ハヤタロウと共に戦う。戦いの中で、越水が掲げる多神教の世界の創世という思想に共感していき、ベテル崩壊後に越水から自身がツクヨミの知恵を持つ半身であることを告げられる。
今作における「Chaos(混沌)」属性に位置する存在で、ルートによっては敵となって越水と共に立ち塞がりナホビノとなって戦う。
太宰 イチロウ(だざい イチロウ)
声 - 谷山紀章
主人公の同級生である少年。金髪のショートヘアに黄色の帽子を被っており、制服のジャケットの下に黄色いパーカーを着ている。ビビりで優柔不断だが、明るくやんちゃな性格。チャラついた外見に反して熱い正義感を持つが、空回ることもある。趣味は動画配信。
家庭環境が悪く「父親の言うことを聞くと母親に怒られ、母親の言うことを聞くと父親に怒られる」という日常的にダブスタが繰り返される異常な家庭環境故に主体性を失い、両親が原因で正解すらないことを出来なくなる所謂「指示待ち人間」になってしまっている。
ベテルに加入して間もない頃に家庭環境による性格故に、物事をハッキリ決める大天使 アブディエルに心酔する。後にアブディエルの知恵を持つ半身が自分であることを知り喜び、アブディエルに自分を犠牲にしてナホビノになるように進言するが拒否される。
後にダアト:台東区では帽子を脱ぎ髪を逆立て、強くなる事を誓い強気な性格に変化した。万古の神殿では神の秩序のために動き、瞬間移動のような力を得ているなど、アブディエルに命令・鼓舞し堕天させた。
今作における「Law(秩序)」属性に位置する存在で、ルートによっては敵としてアブディエルと共に立ち塞がりナホビノとなって戦う。
敦田 ミヤズ(あつた ミヤズ)
声 - 広橋涼
ユヅルの妹で、引っ込み思案な性格のくせっ毛がある眼鏡の少女。性格は内気だが、行動する時はしっかり行動を起こせる度胸がある。
実は幼い頃から不治の病を患っていた。王子様に会う夢を見ていたが、その王子の正体は「魔神 コンス」であり、ミヤズがコンスの知恵を持っている為だった。コンスの優しさに惹かれており、コンスもミヤズに恋情を抱いていた。とあるクエストでコンスが彼女を延命させる為にマガツヒを与えたことで余命いくばくもない身体ながら生き永らえていたことが明らかになる。
越水 ハヤオ(こしみず ハヤオ) / ツクヨミ
声 - 津田健次郎
本作の世界における日本の内閣総理大臣で、冷静で落ち着いた性格の男性。ベテル日本支部の代表でもある。東京を守護する為、イチロウ達に悪魔召喚プログラムを与え、主人公達にベテルへの協力を依頼する。
その正体はスサノオ(アオガミ)の原型である「天津神 ツクヨミ」であり、様々な神と共に世界を見据える多神教の世界を作ろうとしている。
ルートによっては敵としてユヅルと共に立ち塞がり、ナホビノとなって戦う。
八雲 ショウヘイ(やくも ショウヘイ)
声 - 杉田智和
ダアトを進む主人公の前に立ち塞がる「全ての悪魔を狩る者」と自称する謎の男性。淡々とした冷たい雰囲気を持つ。
地母神 ジョカと幼い頃から行動を共にしており、ジョカ曰く「自他に厳しく誤解の多い男だが目的は崇高」であるという。
悪魔に弱さを付け込まれた人間によって警察官の父親と霊能者の母親を殺された過去を持ち、神や悪魔を人間の敵と見做している。
今作における「Neutral(中立)」属性に位置する存在で、悪魔を滅ぼし人間だけの世界を創るという目的で至高天の座の破壊を狙い、ユヅル・越水やイチロウ・アブディエルと対立しルートによっては主人公とも対立する。
ジョカ / ヌワ
声 - 竹達彩奈
中国の神話で人類を創生したとされる女神。人型の姿だけではなく、半人半蛇のような姿も持つ。とある自的で、八雲が幼い頃から行動を共にしている。主人公に興味を示しており、敵対しようとする八雲を制止することもある。
ルートによっては最終盤に再戦し、八雲と共に立ち塞がりナホビノとなって戦う。
アブディエル
声 - 朴璐美
ベテル本部を統括する大天使。非常に厳格で自他に厳しく、秩序を乱すものは実力で排除する。
神に絶対の信頼を寄せており、秩序の守護を第一とする。万魔会談で本来禁断とされる筈のナホビノの実在を危惧し、神のためにナホビノである主人公を倒そうとするも返り討ちにされた。イチロウからは心酔されており、後にイチロウこそが自分の知識を持つ半身であると告げた。万古の神殿でイチロウと行動を共にし、彼の命令・鼓舞により「堕天使 アブディエル」となる。
ルートによっては敵となり、イチロウと共に立ち塞がりナホビノとなって戦う。
樹島 サホリ(いつきしま サホリ)
声 - Lynn
主人公の同級生で、タオの親友。優しい性格の少女であり、怪我で脱退する以前はラクロス部のエースだった。
元チームメイトからの陰湿ないじめを受けており、心に深い傷を負っていたところを邪神 ラフムに狙われる。ラフムに洗脳され、いじめっ子二人を殺害しダアトへ逃亡後、ラフムに自身と融合するよう唆されるがこれを躊躇った為に無理やり取り込まれてしまう。主人公に倒されてなお生きていたラフムに身体を完全に乗っ取られ主人公とタオまでも殺害するが、死を覚悟してラフムに抵抗する強さを見せた。
そして、タオの力で蘇生した主人公に剣でラフムごと貫かれ「ありがとう…これで…」と呟きながら息絶えた。サホリがラフムに狙われたのは、彼女がラフムの知識を持つ半身だったためである。
尋峯 ヨーコ(ひろみね ヨーコ)
声 - 斎藤千和
『Vengeance』で登場。聖マリナ女学院に通う高校三年生の少女。クールな性格で、ダアトにて主人公と出会って以降は行動を共にしている。

サブキャラクター[編集]

悟劫(ごこう) / アミターバ
声 - 三宅健太
増上寺の僧侶の男性。鍛え上げられた肉体を持ち、巨大な金庫のようなものを背負っている。ダアトで東京タワーに向かいヒュドラを倒した際に主人公と出会う。至高天では先に座の近くに現れている。その正体は至高天の王に仕える創世の光であり、一介の僧侶として世界を見守っていた。
アマノザコ
声 - 大空直美
東京タワーを目指す主人公の前に現れた悪魔の少女。悪魔に襲われていた際に主人公に助けを求めてくるが、救出しても逆に恩に着せようとしてくるなど、迷惑をかけても悪びれない。
その正体はダアトで見つけたアオガミの骸に尸解(しかい)の術を施した事で生まれた異端の悪魔。アオガミから産まれているため、主人公の半身ともいえる。天狗たちが長となる大天狗を必要とした為に産まれたのだが、内に秘められた猛気によって暴れ出し、天狗たちから逃亡する。アマノザコには長になる気がないらしく、天狗たちから逃げ続けていた。
クラマテングやザオウゴンゲンから守られた際に「運命の相手は、ずっとそばにいたんだね…」と気づき、これからもずっと主人公と一緒にいると決め、今までは案内役であり仲魔ではなかったが「これからはアタシがアンタを助ける番!」と言って仲魔になる(悪魔合体も解禁される)。仲魔になる際は「今後ともヨロシクは言わないよ! よ?」と言う。
ハヤタロウ
声 - 中田譲治
長野県にある寺院・光前寺で飼われていたとされる霊犬。怪物退治の伝説が残されている。悪魔召喚プログラムに呼び出され、とある目的からユヅルと行動を共にする。ルートによっては主人公の仲魔になる。
ソピアー
声 - 木下紗華
ギリシア神話に伝わる女神。その名は「知恵」とも表規される。ダアトとは異なる空間「邪教の世界」の主。悪魔同士を合体させて新たな悪魔を作り出すことができる。
ギュスターヴ
声 - 屋良有作
ダアトの龍穴で「骸の隠れ家」に住むミマンの雇い主。緑色の成金骸骨な見た目をしている。珍しい物品の収集を趣味にしており、「マッカ」と引き換えにアイテムを交換ができる。彼が物集めのために各地に派遣した子分「ミマン」を探して報告をすると見つけた数に応じて報酬が入手できる。
ミマン
ギュスターヴに探すよう頼まれる子分。ギュスターヴによると自由気ままで忘れっぽいらしく、好奇心も強い模様。黒く丸く割れた頭を持ち、個体により赤いカマのような物や双剣のような物などを持つ。中には人間としての記憶を断片的に思い出す者も複数いる。なお、台東区のミマンによると、自分たちミマンはナホビノになれなかった成れの果てであるという。
フィン・マックール
声 - 櫻井孝宏
ケルト神話の英雄。フィアナ騎士団の団長で知恵の鮭の逸話などが有名。高潔な人柄で悪魔に攫われた人間や力の弱い妖精の味方をしている。ある誤解から主人公と戦いになるが、後に主人公と再戦して力を認め、仲魔になる。
コンス
声 - 檜山修之
べテル・エジプト支部代表。エジプト神話における月の神。「創造主の創った今の世を見てごらん。人間は不公平で、不幸に嘆いている。僕たちなら、全ての人間に等しく幸せを与える世界を創るけどね」と主人公に思想を語る。
とあるクエストで、ミヤズの夢に現れる王子様の正体が彼であることが明らかになる。不治の病を抱えるミヤズが自分の知恵を持っていた事で、彼女を気に掛けマガツヒを与えて延命させていたが、次第に彼女の優しさに惹かれていき、恋情を抱く。マガツヒでの延命が限界になったコンスは、ナホビノや創世を諦めミヤズを生かす方法を模索する。そして手に入れた「隼の首」(ホルスの首)と「有翼日輪の紋章」(太陽神の証)を使い、太陽神の力と神聖なる王権を持つ「コンス・ラー」に変化し、コンスを止めようとする主人公と戦う。
戦いに敗れ、自らの命を引き換えにミヤズを神にして永遠の命を与えようとしたが、女神 イシスとミヤズの説得を受け計画を諦め、主人公に悪魔合体で呼び出せば力を貸すと言い残しその場を去る。
ヴァスキ
声 - 小松史法
べテル・インド支部所属。インド神話におけるナーガラージャ(蛇神の王)。冷静な性格。本来の代表である破壊神 シヴァに代わって万魔会談に出席する。
ゼウス
声 - 木村昴
べテル・ギリシャ支部代表。ギリシャ神話における主神であり、全知全能の最高神。好戦的な性格。自身を部下扱いする創造主に対して強い反感を持ち、創造主が消えたならば自分達がその座に就いてもよいはずだと不満を露わにする。
オーディン
声 - 宮内敦士
べテル・北欧支部代表。北欧神話における主神であり、戦争と死、魔術や知識を司る。デザインは『真・女神転生IV FINAL』のものが採用されている。
人修羅(ひとしゅら)
声 - 榎木淳弥
真・女神転生III-NOCTURNE』の主人公。DLCにて、妖精 ピクシーと共に登場する。
アルテミス
声 - 前田玲奈
DLCにて登場する、ギリシア神話における狩猟・貞潔の女神。ゼウスの娘でもある。
クレオパトラ
声 - 大原さやか
DLCにて登場する、古代エジプト神話におけるプトレマイオス朝のファラオ女王。
メフィスト
声 - 上田燿司
DLCにて登場する、16世紀・ドイツのファウスト伝説に伝わる悪魔。
シヴァ
声 - 花輪英司
べテル・インド支部の本来の代表。ヒンドゥー教の神であり、破壊と再生を司る「慈悲深き破壊の神」。強大な力を持ちながらも至高天の座に興味を持たず、万魔会談にも出席しなかった。代行として出席したヴァスキはこれに対し「お前ら(他のベテル代表の主神達)如きにシヴァ様はお会いにならぬ」と言い放っている。
「世界は何者かに創られるのではなく、世界が何者かを創るのが正しき理」としており、創造の為の破壊として「ルドラの秘法」を用い、宇宙の破壊を目論む。
リリス
声 - 田中敦子
『Vengeance』で登場。カディシュトゥのリーダーで、とある目的を果たすことから主人公の前に立ちはだかる。
ナアマエイシェト・ゼヌニムアグラト・バト・マラト
声 - 伊藤静(ナアマ)、斉藤貴美子(エイシェト)、上田麗奈(アグラト)
『Vengeance』で登場。カディシュトゥの一員である女魔たち。ナアマは「悪魔たちの母」とも呼ばれ、誘惑を得意としている。エイシェトは多くの人間を誘惑して破滅へと導き、救済と称して人間の魂を奪っている。アグラトは「悪魔の女王」でもあり、「屋根の上で踊る悪魔」とも呼ばれている。
グラシャラボラス
『Vengeance』で登場。ソロモン王72柱の魔神の一柱。
ダグザ
『Vengeance』のDLCで登場。地母神 ダヌーの息子。
コノハナサクヤ
『Vengeance』のDLCで登場。乱世を嘆きこの世を平定できる英雄を探している。

その他のキャラクター[編集]

チロンヌプ
『真・女神転生IV FINAL』に初登場した聖獣。マッカを支払うとミマンの場所を教えてくれる。
ジャックフロスト
イングランド神話に登場し、冬になると現れるという雪と霜の妖精。春になると、雪が溶けて消えてしまうといわれる。
女神転生シリーズのマスコットでもあり、今作では細部のデザインがリニューアルされている。
エンジェル
最下級の天使。ダアトに迷い込んだ人間を保護したりする一方、助からないと判断すると容赦なく見捨てる。
イズン
北欧神話に登場する女神。詩の神ブラギの妻であり、黄金の林檎の管理人でもある。今作では黄金の林檎をロキに狙われる。
アイトワラス
邪龍で、リトアニアの伝承における蛇の精霊。ジャターユの卵を食べたがる個体が登場する。
カヤノヒメ
日本神話に伝わる自然の地霊。神名の「カヤ」は屋根を葺くのに使われる。萱のことであり人間にとって身近な草であったとされる。そこから家の屋柱を葺く草の霊として、草の神の名前となったといわれる。
アモン
ヨーロッパに伝わる魔王。ソロモン王72柱の魔神の一柱。序列7番の地獄の侯爵。召喚者に過去未来の知識を授けるといわれる。サタンが神に反旗を翻した際に、義勇軍を引き連れて駆けつけるなど、義侠心に富んだ一面を持つとされる。
ルー・ガルー
声 - 小山剛志
魔獣で、フランスに伝わる狼人間の一種。日中は人間の姿をしているが、夜になると人狼の姿となって人間を襲うと伝えられている。
マナナンガル
鬼女で、フィリピンのシキホル島に伝わる魔女。上半身と下半身を切り離し、背中に生やした蝙蝠の翼で空を飛び、人間を襲って吸血すると伝えられている。
ダイモーン
キリスト神話に伝わる名前すら与えられない下級の妖鬼。このような下級の悪魔を総称してダイモーンと呼ぶとされる。その名は「デーモン」を意味する。ナホビノとなった主人公が最初に戦う悪魔でもある。
ラフム
声 - 加瀬康之
バビロニア神話に登場する邪神。その姿は大蛇、あるいは赤い帯と六つの巻き毛を持つ男性とされる。本作では仮面から大量の毛と触手が生えたような醜い姿をしている。
序盤に主人公の同級生サホリを誘拐、洗脳し凶行に走らせた後ダアトに逃亡、サホリに自身と融合するよう唆すが躊躇われ、主人公とタオがサホリの救出に現れるとサホリを有無を言わさぬまま強引に体内へ取り込み主人公と戦う。倒される直前に身体を完全に乗っ取り、サホリに成り済まして油断した主人公とタオを殺害するも、自ら死ぬことを選んだサホリに抵抗され、タオの力を得て蘇った主人公に討たれ消滅した。
ヒュドラ
ギリシャ神話に登場する邪龍。九つの頭を持つ蛇の姿をしているとされる。ダアトの東京タワーを縄張りにしていることから「塔の悪魔」と呼ばれ、東京タワーに近づく者に襲い掛かる。
デメテル
デザインは『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』のものを継承。「ハーベスト」といった口癖なども同じ。東京を豊穣の地にすることを目的と言いつつ、主人公にいくつかのクエストを持ちかける。

用語[編集]

縄印学園
主人公たちが通う東京のとある全寮制の学校。校章はヤモリ注連縄五芒星が組み合わされたもの。自由性を尊重した校風で制服サツキの描かれたセーラー、学ラン、ブレザーがあるがタオやイチロウのようにジャージや私服を着込む事や女子がパンツを履いたり男子がスカートを履くことも容認されている。
ダアト
もう一つの崩落した東京で異世界。伝説の悪魔達が闇から目覚め自分たちが暮らす東京と人間たちを狙っている。その正体は18年前に東京受胎によって滅んだ本物の東京。主人公達が住む東京はシャカイナグローリーによって再生されたものである。
ナホビノ
主人公とアオガミが融合することで生まれ、「禁忌の超常の力」を使うことが出来る。
意思決定は主人公にあり、アオガミは声のみで主人公を導く。
塩田信之神道直毘神(なおびのかみ、なほびのかみ)が元ネタではないかと推測している[10]
ルシファー
声 - 三木眞一郎
本作での重要な悪魔で、キリスト神話に伝わる堕天使の長であり、サタン・悪魔と同一視される。

脚注[編集]

  1. ^ Unreal Engine採用タイトル増加の理由は? ゲーム以外でのUnreal Engineの使われかたは? Epic Games Japan代表に聞く(1/2)”. ファミ通.com (2017年9月6日). 2017年12月16日閲覧。
  2. ^ 【2021年ソフト販売ランキングTOP100】『モンハンライズ』が1位。『ポケモンBD・SP』もダブルミリオン達成で2位に。上位20作をスイッチ用ソフトが独占”. ファミ通 (2022年2月6日). 2022年2月15日閲覧。
  3. ^ 『真・女神転生V』 全世界100万本セールス達成! 国内初のDL版セールが4月25日(月)から実施決定!”. アトラス (2022年4月25日). 2023年6月14日閲覧。
  4. ^ 『真・女神転生』シリーズ25周年プロジェクト特設サイトを更新! Nintendo Switchとニンテンドー3DS向けにタイトルを開発”. ファミ通.com (2017年1月13日). 2017年12月16日閲覧。
  5. ^ アトラス、Nintendo Switch用RPG「真・女神転生V」を発表”. GAME Watch (2017年10月24日). 2017年12月16日閲覧。
  6. ^ 真・女神転生Ⅴ Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.7”. NintendoDirect (2020年7月20日). 2020年7月20日閲覧。
  7. ^ 真・女神転生Ⅴ Nintendo Direct E3 2021”. NintendoDirect (2021年6月16日). 2021年6月16日閲覧。
  8. ^ 【メガテン】『真・女神転生5 Vengeance』6月21日発売。虐げられた者たちの復讐譚となる新ストーリー追加、物語中盤以降に大きく分岐【Nintendo Direct】”. ファミ通.com (2024年2月21日). 2024年2月22日閲覧。
  9. ^ 『真・女神転生V Vengeance』発売日変更のお知らせ&新悪魔イラストとバトルの新システムを公開!”. アトラス (2024年3月21日). 2024年3月21日閲覧。
  10. ^ 塩田信之 (2021年8月13日). “『真・女神転生V』物語がいっそう味わい深くなる、新登場の神と悪魔を考察するコラム連載がスタート! 第1回:“ナホビノ”と“アマノザコ””. ファミ通.com. 2022年5月30日閲覧。

外部リンク[編集]