マスティマ

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マスティマ(Mastema)またはマステママンセマット(Mansemat)は、ユダヤ教の『ヨベル書』の中で語られる悪魔の一つである(書籍によっては天使ともされている)。マステマはヘブライ語で「敵意」、または「憎悪」を意味する。

この悪魔は、神のためにサタンに近い任務を果たし、すなわち人間を害し、また誘惑する事で神への忠誠心を試みる存在であるとも言われている。その意義においては、人間の信仰心と善性を見極めるための必要悪の存在であり、まぎれもなく神に帰属する者と言われている。

マスティマは悪魔の大軍を配下に所有しているが、神によって完全に管理されている。エジプト脱出の時、逃げるユダヤ人を追う悪魔たちを押し止めるために、神はマスティマの天使軍を派遣した。

創作[編集]

テレビゲーム『女神転生』のシリーズでは、サブもしくはメインキャラクターとして登場している事がある。敵対している悪魔、シリーズによっては天使からも嫌悪はされている様子。 しかし基本的には人間には、穏和な天使らしい側面が見られている。相談を聞き入れ、心情を理解した上での配慮もしくは協力する場面が散見される。天使としての能力も非常に優れている。敵対などの理由で自らの野心(もしくは向上心)が吐露されているシーンも有る。(見方によっては人間に近しい) 神話での性格や役割がかなり異なっており、悪魔とは敵対している存在。試す者・サタンとは、ほぼ正反対なキャラクターで登場している(天使らしい物腰が多いが、見た目が妖しく見える為、ペテン師もしくは悪魔と認識されても仕方がない)。

関連項目[編集]