横浜銀行本店ビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横浜銀行本店から転送)
横浜銀行本店ビル
施設情報
所在地 220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-1-1
座標 北緯35度27分15.3秒 東経139度37分46.1秒 / 北緯35.454250度 東経139.629472度 / 35.454250; 139.629472座標: 北緯35度27分15.3秒 東経139度37分46.1秒 / 北緯35.454250度 東経139.629472度 / 35.454250; 139.629472
状態 完成
着工 1990年12月[1]
建設期間 2年7ヶ月
竣工 1993年7月
開業 1993年9月6日
用途 オフィス、多目的ホール[1]
地上高
最頂部 152.5 m[1]
屋上 152.5 m[1]
最上階 28階[1]
各種諸元
階数 地上28階、地下3階、塔屋2階[1]
敷地面積 8,011.97 [1]
建築面積 5,436.00 [1]
延床面積 86,181.00 [1]
構造形式 SRC造S造[1]
エレベーター数 21台[1]
駐車台数 296台[1]
関連企業
設計 三菱地所一級建築事務所[1]
施工 鹿島清水建設大成建設戸田建設東急建設住友建設小田急建設、日栄建設工業、馬渕建設、紅梅組相鉄建設、奈良建設、松尾工務店、三木組、山岸建設(15社JV[1]
所有者 横浜銀行
テンプレートを表示

横浜銀行本店ビル(よこはまぎんこうほんてんビル)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある超高層ビル横浜銀行の本店が入り、同行がビルを所有している。

概要[編集]

横浜銀行の創立70周年事業のひとつとして、1989年に開催された横浜博覧会で駐車場として使用された土地に建設され、2年7ヶ月の歳月を費やし、1993年7月に竣工。同年9月6日、当地から約500m離れた中区本町5丁目のみなとみらい線馬車道駅真上に所在した旧本店から本店営業部・本部を移し、業務を開始した[2]

みなとみらい地区の南西に位置する30街区北区画、みなとみらい大通り首都高速横羽線の間にあり、南側には日石横浜ビルが隣接する[注 1]

本店ビルは28階建の高層棟と4階建の低層棟で構成され[3]桜木町駅方面や横浜ランドマークタワーランドマークプラザ)、さらには首都高速道路神奈川局(10階建てのビル)の2階デッキを経由してぴあアリーナMMまでペデストリアンデッキで結ばれている。外観はタイル張りの格子状のビルにガラス張りのビルを埋め込んだような独特なデザインとなっており、銀行建築(本店ビル)としては日本一の高さを誇る。低層棟1階には客席数517席の多目的ホール「はまぎんホール ヴィアマーレ」も設けた。

旧本店にあった中村順平作によるロビーの壁画(彫刻)、金庫扉、貸金庫は遺構として馬車道駅に移設され、保存された。また西村好時が設計を手がけた旧本店別館(第一銀行横浜支店)は、横浜市認定歴史的建造物の認定を受け、曳家工法によってバルコニー部分が移設され、横浜アイランドタワーの低層部となった[4]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 共にみなとみらい地区の30街区に該当するが、住所では当ビルが西区みなとみらい3丁目であるのに対して、当ビルのすぐ南側にある区境および町境によって日石横浜ビルは中区桜木町1丁目となっている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『近代建築』1994年1月号 p.44
  2. ^ 『横浜銀行の歩み 地域とともに141年』 p.62 - 63
  3. ^ 『横浜銀行の歩み 地域とともに141年』p.62
  4. ^ 『横浜銀行の歩み 地域とともに141年』p.63

参考文献[編集]

  • 横浜銀行経営企画部広報CSR室編 『横浜銀行の歩み 地域とともに141年』 横浜銀行、2011年。

外部リンク[編集]