横浜市役所

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座標: 北緯35度27分01秒 東経139度38分03秒 / 北緯35.450288度 東経139.634170度 / 35.450288; 139.634170

Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:現在建設中で2020年度に完成する新庁舎の工事状況の画像提供をお願いします。2016年12月
横浜市役所 (8代目)
Yokohama City Hall 8.jpg
情報
用途 市庁舎
設計者 竹中西松建設共同企業体
施工 竹中・西松建設共同企業体
建築主 横浜市
事業主体 横浜市
管理運営 横浜市
構造形式 鉄骨造鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造中間階免震構造、制震構造)
敷地面積 13,486 m²
建築面積 約8.080 m²
延床面積 約141,600 m²
階数 地上32階・地下2階
高さ 155 m
着工 2017年
竣工 2020年1月31日
所在地 231-0005
神奈川県横浜市中区本町6丁目50番地の10
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横浜市役所(よこはましやくしょ)は、地方公共団体である横浜市の執行機関としての事務を行う施設(役所)である。現市庁舎(8代目)は中区本町馬車道駅周辺)に置かれている。

2020年令和2年)1月31日には北仲通南地区馬車道駅付近)に8代目の新市庁が完成[1]。同年4月13日に先行して都市整備局と温暖化対策統括本部が移転し、同年6月1日正式移転(例規上)、同月29日にかけて横浜市会を含めて全面移転が行われた[2](移転の詳細は後述)。

概要[編集]

先代の市庁舎は7代目で、横浜開港100年記念事業の一つとして、村野藤吾の設計により1959年昭和34年)に竣工した。また、2007年平成19年)から2009年(平成21年)にかけて耐震補強工事を実施[3]関内の中心地にあり、横浜公園横浜スタジアム)と隣接、さらに横浜市の本庁機能については市庁舎のみならず、関内周辺を中心に所在する16のビルに分散されていた。

近年、業務拡大のため建物が手狭になったことに加え、老朽化が進行し、前述の通り耐震補強工事は実施されたものの巨大地震に際しての耐震性については問題があることなどから、横浜市庁舎の移転・建て替えの議論が行われ、北仲通南地区(中区本町6丁目)への「全面移転案」と、北仲通南地区と現庁舎(港町)からなる「分庁舎案」などを2012年(平成24年)から2013年(平成25年)にかけて検討した結果[4]、全面移転することが決まった[5]

新たに建設された超高層ビル(地上32階、最後部高さ約155m)の新市庁舎は北仲通南地区(中区本町6丁目)に2020年令和2年)1月31日に竣工[6]、同年4月13日から6月29日にかけて市役所や前述の本庁機能などが移転集約された[7](「北仲通地区#北仲通南地区」も参照、また移転後における旧市庁舎の跡地開発については後節を参照)。

なお、市役所の建物に対する呼称として横浜市公式ウェブサイトや市営地下鉄の案内放送などでは、これまで「横浜市庁舎」の呼び名が用いられてきた。また、市役所前のバス停や交差点も横浜市電が運行されていた頃から「市庁前」と呼ばれており、市内の各区役所も保健所図書館などを併設して、○○区総合庁舎と呼ばれることが多い。しかし、2020年の移転を機に市の意向では「横浜市役所」という呼称に統一(市庁舎内の表記など)する方針で、同時期に導入される馬車道駅の副駅名も「横浜市役所」となる予定である[8]

歴代市庁舎[編集]

横浜市役所 (7代目)
Yokohama City Hall 2009.jpg
情報
用途 市庁舎
設計者 村野藤吾
建築主 横浜市
事業主体 横浜市
管理運営 横浜市
延床面積 約30,000 m²
階数 地上8階・地下1階
竣工 1959年
所在地 231-0017
神奈川県横浜市中区港町1丁目1番地
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  • 初代(1889年〜1911年)[5]
本町1丁目にあった横浜電信分局の建物を利用した。レンガ造り2階建て。 
  • 2代目(1911年〜1923年)
高島嘉右衛門の魚市場跡地(4・7代目と同じ場所)にレンガ造り3階建ての建物。1923年の関東大震災で焼失。
  • 3代目(1923年〜1925年)
桜木町一丁目にあった中央職業紹介所を臨時市庁舎として使用。
  • 4代目(1925年〜1944年)
7代目と同じくJR関内駅前に木造2階建てで建設。
  • 5代目(1944年〜1950年)
第二次世界大戦で、空襲を避けるため横浜市西区老松町27番地(野毛山の老松国民学校(現在の横浜市立老松中学校))に疎開する。鉄筋コンクリート造り3階建て。
  • 6代目(1950年〜1959年)
日本貿易博覧会神奈川会場(現在の反町公園一帯が会場)の建物へ移転。木造2階建て。
  • 7代目(1959年〜2020年)
開港100周年を記念して、4代目と同じくJR関内駅前に建設(設計は村野藤吾)。鉄筋コンクリート造り、地上8階・地下1階建て。
  • 8代目(2020年〜現在)
北仲通南地区に2020年移転。地上32階(高さ約155m)・地下2階建て。みなとみらい線馬車道駅に直結する他、JR桜木町駅方面ともペデストリアンデッキさくらみらい橋」で接続[5]

所在地・アクセス[編集]

神奈川県横浜市中区本町6-50-10

業務時間[編集]

関内の市庁舎跡地開発[編集]

市役所機能が新庁舎に移転した後の旧市庁舎跡地には、三井不動産を代表者とし、鹿島建設京浜急行電鉄第一生命保険竹中工務店DeNA東急と、星野リゾートの全額出資子会社である関内ホテルマネジメント(以上計8社のコンソーシアム「KANNAI 8 (カンナイエイト)」)による再開発が計画されており、2021年の着工後、全体の完成は2024年度末を予定している(敷地の借地期間:工事期間も含めて78年間を想定/運営期間のみでは70年間)[9][10]

再開発計画の概要

旧市庁舎のうち行政棟3〜8階は星野リゾートのレガシーホテルとして活用される。行政棟1・2階と横浜公園側に増築された「みなとテラス」は商業施設となり、有隣堂のライブ書店などが入る。市会棟は解体したのち、尾上町通り側に高さ約160m・地上30階の超高層ビルが建設され、15〜30階はオフィス、低層階には新産業創造拠点が入るほか、大学も誘致される予定である。さらに根岸線関内駅の駅前広場側には、DeNAの運営によるライブビューイングアリーナも開設される[9][10]。なお、2020年3月に縦覧が行われた「横浜市現市庁舎街区活用事業に係る配慮市長意見書」では、建物の規模が最高部高さ約180m(軒高約170m)・地上34階建てに拡大されている[11]

敷地内の交通結節拠点からは京急・東急・WILLER EXPRESSにより羽田空港鎌倉箱根への高速バスが運行されるほか、既存のオープントップバスの乗り入れや低速度の電動乗合自動車であるグリーンスローモビリティーの導入も計画されている[9][10]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 新市庁舎建設情報(2020年4月12日閲覧)の「1月31日に無事竣工を迎えました。」による。
  2. ^ 「横浜市 新庁舎、13日業務開始 市議会含め6月中に全面移転」日本経済新聞』朝刊2020年4月11日(神奈川経済面)2020年4月12日閲覧
  3. ^ 市庁舎耐震補強工事(横浜市建築局)
  4. ^ 財政難なのに移転!? 新市庁舎を建設する理由とは?はまれぽ.com 2013年3月7日)
  5. ^ a b c 新市庁舎整備に関する検討について(横浜市総務局)
  6. ^ 横浜市新市庁舎整備 (PDF) (横浜市総務局・建築局 平成29年 (2017年) 7月作成、令和元年 (2019年) 11月更新)
  7. ^ 新市庁舎679億円で契約へ 横浜市、竹中・西松JVと神奈川新聞〈カナロコ〉 2015年12月5日)
  8. ^ みなとみらい線馬車道駅の副駅名が市庁舎でなく「横浜市役所」の理由は?(はまれぽ.com 2019年9月2日)
  9. ^ a b c “現市庁舎街区の事業予定者を決定しました!” (pdf) (プレスリリース), 横浜市都市整備局都心再生課, (2019年9月4日), https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/genshichoshagaikutou/genshichosha.files/press20190904.pdf 2019年9月5日閲覧。 
  10. ^ a b c “横浜市の現市庁舎が星野リゾートが手掛けるホテルに 2024年度に開業予定”. ヨコハマ経済新聞. (2019年9月4日). https://www.hamakei.com/headline/10710/ 2019年9月5日閲覧。 
  11. ^ 横浜市現市庁舎街区活用事業が高さ160mから180mへ規模拡大!村野藤吾作品の現庁舎は星野リゾートのホテルとなります(超高層マンション・超高層ビル 2020年3月12日)

外部リンク[編集]