JR横浜タワー

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JR横浜タワー
Yokohama-west-station-building-202009.jpg
外観(2020年9月撮影)
情報
用途 商業施設・事務所・映画館[1]
設計者 東日本旅客鉄道東京工事事務[1]
東日本旅客鉄道東京電気システム開発工事事務所[1]
JR東日本建築設計[1]
施工 建築・機械・衛生:竹中工務店[1]
電気:日本電設工業関電工、リーテック、横浜駅西口開発ビル(仮称)新築電気設備工事共同企業体[1]
建築主 東日本旅客鉄道[1]
事業主体 東日本旅客鉄道[1]
管理運営 ルミネ横浜ステーシヨンビルティ・ジョイ東映[2]ジェイアール東日本ビルディング[1]
構造形式 主体構造:鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート構造[1]
・基礎:パイルド・ラフト基礎(べた基礎+杭基礎[1]
敷地面積 8,687.45 m² [1][3]
建築面積 7,488.07 m² [1][3]
建蔽率:86.19%(許容:100%)[1]
延床面積 98,491.53 m² [1][3]
容積率:1,089.95%(許容:1,100%)[1]
階数 地下3階、地上26階、塔屋2階[1]
高さ 最高高:132,253 mm(高層棟)[1]
軒高:130,903 mm[1]
階高:4,000 mm[1]
天井高:2,800 mm[1]
主なスパン:14,250×7,200 mm[1]
エレベーター数 オフィスシャトル:3台(23人乗り240 m/分)[1]
オフィス低層階用:3台(17人乗り180 m/分)[1]
オフィス高層用:3台(17人乗り210 m/分)[1]
商業用:9台(27人乗り120 m/分×4、27人乗り105 m/分×2、18人乗り45 m/分×1、11人乗り45 m/分×2)[1]
駐車台数 1台[1]
着工 2015年10月[1]
竣工 2020年3月[1][3]
開館開所 2020年6月18日[注 1][注 2]
所在地 220-0005
神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番1号[1]
座標 北緯35度28分00秒 東経139度37分20秒 / 北緯35.46667度 東経139.62222度 / 35.46667; 139.62222 (JR横浜タワー)座標: 北緯35度28分00秒 東経139度37分20秒 / 北緯35.46667度 東経139.62222度 / 35.46667; 139.62222 (JR横浜タワー)
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JR横浜タワー(JRよこはまタワー)は、JR横浜駅西口の駅ビル。JR横浜駅西口の駅舎としては、2代目である。

本項では隣接地に建設された別館のJR横浜鶴屋町ビルについても記述する(後節参照)。

概要[編集]

民衆駅として1962年に建設された国鉄横浜駅西口駅舎「横浜ステーションビル」(横浜CIAL)の建て替えと、横浜駅中央通路と西口の地下街(旧 ザ・ダイヤモンド)の間にある階段(通称 馬の背)の解消を目的に建設された。横浜市による横浜駅周辺の再開発計画「エキサイトよこはま22」の中心的プロジェクトでもある[4]

アトリウムは横浜駅西口側がガラス張りになっており、1階の通路から4階まで吹き抜けが続く開放的な空間になっている。線路側も一部ガラス張りになっているため、1階の通路・ガレリア2階からもJR横浜駅10番線を見ることができる。また2階には横浜駅周辺でも数少ない屋内の休憩場所や、ライブステージ(約100m2)があり、ライブステージ上方には大型モニターも設置されている。

3 - 5階の屋外には半屋外の回遊デッキ、6階には屋外庭園「NEWoMan(ニュウマン)Garden」があり、JR横浜駅10番線の上にはみ出すように設置されている。これは、この場所から横浜きた東口に接続する線路上空棟を建設する計画があった名残である[5]。なお当ビルからの落下物対策として、10番線の上空には横浜ステーションビルの解体時から屋根が張られている。また低層棟の12階には屋上広場「うみそらデッキ」が設けられており、JR・京浜急行横浜駅のプラットホームや、横浜駅東口・横浜ベイブリッジ方面を見渡すことができる。

1 - 10階のルミネが展開するファッションビルである「NEWoMan横浜」の館内デザインは田根剛が担当し、「GLOBAL PORT CITY」をテーマとして、壁や床には階によって異なるデザインのタイル約30万枚が使われている[6]

電力は、JR東日本信濃川発電所JR東日本川崎火力発電所で発電した、列車・鉄道設備用の電力(JR電源)を使用している[7]

フロア構成[編集]

フロア構成は開業時点のもの[8]

沿革[編集]

ギャラリー[編集]

JR横浜鶴屋町ビル[編集]

JR横浜鶴屋町ビル
(CIAL横浜 ANNEX)
JR Yokohama Tsuruyacho Bld - Side 2020.jpg
地図
店舗概要
所在地 221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目66番9[1]
座標 北緯35度28分8.5秒 東経139度37分28.5秒 / 北緯35.469028度 東経139.624583度 / 35.469028; 139.624583 (JR横浜タワー)
開業日 2020年6月16日[注 1]
建物名称 JR横浜鶴屋町ビル
土地所有者 東日本旅客鉄道[1]
施設所有者 東日本旅客鉄道[1]
施設管理者 横浜ステーシヨンビル日本ホテルJR東日本スポーツ[1]
設計者 東日本旅客鉄道東京工事事務所[1]
JR東日本建築設計[1]
施工者 建築:竹中工務店[1]
電気:日本電設工業[1]
設備:九電工[1]
昇降機:フジテック[1]
敷地面積 4,909.16 m²[1][3]
建築面積 3,948.37 m²[1][3] 建蔽率80%)
※建蔽率:80.83%(許容:100%)[15]
延床面積 31,268.97 m²[1][3] 
※容積率:497.08%(許容:500%)[15]
商業施設面積 1,302.97 m²[3]
中核店舗 CIAL横浜 ANNEX
店舗数 10店舗
駐車台数 550台[15][3]
駐輪台数 563台[3]
※自転車 510台・バイク 53台
最寄駅 横浜駅
最寄バス停 横浜駅西口
最寄IC 首都高速神奈川2号三ツ沢線横浜駅西口出入口
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JR横浜タワーの別館。通称「CIAL横浜 ANNEX」。当初計画では、JR横浜タワーの駐車場棟として建設される予定であった。

当地は、かつて神奈川駅1872年7月10日(明治5年6月5日)~1928年(昭和3年)10月15日[16]があった場所である。また2004年東急電鉄東急東横線横浜駅が地下化されるまで、東急東横線の線路として使用されていた場所でもある。

ビルの北側、道路を挟んだ向かい側には東急東横線の線路跡地を利用した遊歩道 東横フラワー緑道が整備されており、当ビル2階の通路は東横フラワー緑道・はまレールウォークとともに「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」の歩行者動線計画の一部になっている。

フロア構成[編集]

フロア構成は開業時点のもの[8]

ギャラリー[編集]

はまレールウォーク[編集]

JR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルを繋ぐ、歩行者用の連絡デッキ。正式名称は鶴屋町連絡デッキ[要出典]。当地はJR鶴屋町ビルと同様に、かつて東急電鉄が線路として使用していた場所である。そのためJRの線路・電車を見ることができるようになっており、床面にはモニュメントとして鉄道のレールが埋め込まれている。また帷子川分水路(派新田間川)を渡る部分は、東横線で使われていた鉄道橋を改修している。

この連絡デッキは「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」の歩行者動線計画の一部であり、桜木町駅東横線跡地の遊歩道 - 横浜駅 - 東横フラワー緑道を繋ぐ経路の一部である。

はまレールウォークの隣にある横浜駅きた西口鶴屋地区[注 3]では国家戦略住宅整備事業による「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」が行われている。住宅・商業施設・事務所・ホテル・サービスアパートメントなどが入居する超高層ビルの建設が進められており[18]、高層ビルと接続する出入口もすでに設置されている。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d 新型コロナウィルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令による影響で一斉開業が見送られたため、一番早く正式開業したテナントの開業日を記述。
  2. ^ オフィスフロアについては、2020年4月に先行開業。
  3. ^ 1950年代に横浜駅西口の整備を行った際に、西口を不法占拠していた屋台・掘っ立て小屋などを移転・集約させた場所である[17]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as 新建築、p.190。
  2. ^ 劇場・ホテル・映画村 東映株式会社2021年5月29日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h i j k (仮称)横浜駅西口駅ビル計画 (JR横浜タワー・JR横浜鶴屋町ビル) 事後調査計画書 (供用後)」『横浜市』 2020年4月、東日本旅客鉄道株式会社・東急株式会社
  4. ^ 大坂直樹 (2020年7月20日). “横浜駅「永遠に未完の工事」がついに終わった? 地下の「馬の背」解消と新駅ビル完成で一段落”. 東洋経済オンライン (株式会社東洋経済新報社). https://toyokeizai.net/articles/-/362124 
  5. ^ (仮称)横浜駅西口駅ビル計画に係る環境影響評価書」『横浜市』 2011年8月、東日本旅客鉄道株式会社・東急株式会社
  6. ^ “田根剛が環境デザイン。NEWoMan横浜店で30万枚のタイルを使用”. 美術手帖 (株式会社BTCompany). (2020年1月24日). https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21233 
  7. ^ 物件詳細 JR横浜タワー」『株式会社ジェイアール東日本ビルディング』 株式会社ジェイアール東日本ビルディング
  8. ^ a b 横浜支社「JR東日本ニュース JR横浜駅直結JR横浜タワーが2020年5月30日(土)開業 ~JR横浜鶴屋町ビルは、6月5日(金)に開業~」『JR東日本』 2020年1月23日、東日本旅客鉄道
  9. ^ 相鉄グループ100年史』 相鉄ホールディングス 、2018年12月、81ページ
  10. ^ 相鉄グループ100年史』 相鉄ホールディングス 、2018年12月、159ページ
  11. ^ 相鉄グループ100年史』 相鉄ホールディングス 、2018年12月、212ページ
  12. ^ “地元に愛され50年、横浜シァル閉店/横浜”. カナロコ (神奈川新聞社). (2011年3月27日). https://www.kanaloco.jp/article/entry-85956.html 
  13. ^ “横浜駅西口、21日から新通路 〝馬の背〟解消は12月”. カナロコ (神奈川新聞社). (2019年7月17日). https://www.kanaloco.jp/article/entry-182354.html 
  14. ^ a b “横浜駅西口に新施設「JR横浜タワー」と「JR横浜鶴屋町ビル」が6/18(木)から順次オープン!”. 横浜観光情報 (横浜観光コンベンション・ビューロ). (2020年7月17日). https://www.welcome.city.yokohama.jp/topics/tp_detail.php?tpid=T03398 
  15. ^ a b c 新建築、p.191。
  16. ^ 内務省地理局測量課編「横浜実測図」 内務省、1881年2月
  17. ^ 神奈川サンケイ新聞社 編『ヨコハマ再開発物語』 日刊工業新聞社、1982年1月、ISBN 4-8191-0510-8
  18. ^ 都市整備局「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発(民間)」『横浜市』 2019年11月26日、横浜市

参考文献[編集]

  • JR横浜タワー・JR横浜鶴屋町ビル」『新建築 2020年10月号』第95巻第13号、新建築社、2020年10月1日、 72 - 83、190 - 191頁、 ISSN 1342-5447

関連項目[編集]

外部リンク[編集]