東京大学物性研究所
東京大学物性研究所 | |
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正式名称 | 東京大学物性研究所 |
英語名称 | The Institute for Solid State Physics, the University of Tokyo |
略称 | 物性研、ISSP |
組織形態 |
大学附置研究所 (共同利用・共同研究拠点) |
所在地 |
日本 〒277-8581 千葉県柏市柏の葉五丁目1番地5 東京大学柏キャンパス内 北緯35度54分6.8秒 東経139度56分13.5秒 / 北緯35.901889度 東経139.937083度座標: 北緯35度54分6.8秒 東経139度56分13.5秒 / 北緯35.901889度 東経139.937083度 |
人数 |
2018年[1] *教職員数定員 124人 *大学院生 131人 |
所長 | 廣井 善二 |
設立年月日 | 1957年4月1日[2] |
上位組織 | 東京大学 |
公式サイト | 東京大学物性研究所 |
東京大学物性研究所(とうきょうだいがくぶっせいけんきゅうしょ、英称:The Institute for Solid State Physics, the University of Tokyo)は、東京大学の附置研究所で、基礎物性科学を総合的に推進する[3]ことを目的としている研究所。略称はISSPまたは物性研。
共同利用・共同研究拠点に指定されている(「物性科学研究拠点」[4])。
概要
[編集]1957年4月1日、全国物性研究者の要望と日本学術会議の勧告および、文部省と科学技術庁の合意に基づき[2]、設立。六本木の旧歩兵第三連隊兵舎の一角に設置された[5]。
1980年代には先端的実験技術の開発が目標となり[2]、設備重点5計画(超低温物性、超強磁場、極限レーザー、表面物性、軌道放射物性)を順に整備していった(1980年~1986年)。
1980年(「第2世代」)、従来の固有21部門を、極限物性(超強磁場、極限レーザー、表面物性、超低温物性、超高圧を含む)、軌道放射物性、中性子回折物性、凝縮系物性、理論の5大部門に改組。1996年(「第3世代」)、新物質科学、物性理論、先端領域、極限環境、先端分光の5大研究部門と軌道放射物性研究施設、中性子散乱研究施設、物質設計評価施設の3施設に改組された。
六本木キャンパスの一角で拡充を繰り返した設備は2000年、千葉県柏市柏の葉地区の柏キャンパスへ、東京大学の第3極として全面移転。なお、同時期に宇宙線研究所が移転、新領域創成科学研究科が新設されている。
2006年に「国際超強磁場科学研究施設」を新設、2011年に「計算物質科学研究センター」を新設、2012年、「極限コヒーレント光科学研究センター」が発足した。2016年には従来の部門を横断する組織構成の「機能物性研究グループ」「量子物質研究グループ」が発足した。 2019年、社会連携研究部門として「データ統合型材料物性研究部門[6]」が発足した。
2023年4月現在、凝縮系物性、物性理論、ナノスケール物性、機能物性研究グループ、量子物質研究グループ、社会連携-データ統合型材料物性の6研究部門と6附属研究施設からなる。
研究部門
[編集]- 凝縮系物性研究部門
- 物性理論研究部門
- ナノスケール物性研究部門
- 機能物性研究グループ
- 量子物質研究グループ
- 社会連携研究部門
- データ統合型材料物性研究部門
附属研究施設
[編集]- 物質設計評価施設
- 中性子科学研究施設
- 国際超強磁場科学研究施設
- 計算物質科学研究センター
- 極限コヒーレント光科学研究センター
- 軌道放射物性研究施設
- 共通施設
大学院教育
[編集]物性研究所は東京大学大学院の教育も担当している。以下の研究科・専攻から大学院生を受け入れている。
- 東京大学大学院
- 理学系研究科
- 物理学専攻
- 化学専攻
- 工学系研究科
- 物理工学専攻
- 新領域創成科学研究科
- 物質系専攻
- 複雑理工学専攻
- 理学系研究科
所在地
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 物性研を卒業(中退)して (PDF) (家泰弘)- 柏移転時のことについて