兵庫県立姫路西高等学校
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兵庫県立姫路西高等学校 | |
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北緯34度50分55.6秒 東経134度41分41.2秒 / 北緯34.848778度 東経134.694778度座標: 北緯34度50分55.6秒 東経134度41分41.2秒 / 北緯34.848778度 東経134.694778度 | |
過去の名称 |
6郡組合立姫路中学校 →兵庫県尋常中学校 →兵庫県姫路尋常中学校 →兵庫県姫路中学校 →兵庫県立姫路中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 兵庫県 |
学区 | 第4学区 |
校訓 |
質実剛健 自主創造 友愛協調 |
設立年月日 | 1878年8月8日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 国際理学科 |
学校コード | D128210000086 |
高校コード | 28174D |
所在地 | 〒670-0877 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
兵庫県立姫路西高等学校(ひょうごけんりつ ひめじにしこうとうがっこう)は、兵庫県姫路市北八代二丁目にある県立高等学校。第4学区に属する[1]。略称「西高」(にしこう)、「姫西」(ひめにし)。1878年創立で、兵庫県では最も歴史がある[2]。
沿革
[編集]旧制姫路中学校(姫中)
[編集]- 1878年(明治11年)
- 1883年(明治16年)9月10日 - 国府寺町に校舎新築移転。
- 1886年(明治19年)1月25日 - 播磨14郡組合立姫路中学校となる。
- 1887年(明治20年)4月1日 - 中学校令に基づき兵庫県尋常中学校となる(当時は兵庫県唯一の尋常中学校[注釈 1][注釈 2])。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 兵庫県姫路尋常中学校と改称(県が神戸・豊岡にも尋常中学校を開校したため)。
- 1899年(明治32年)4月1日 - 兵庫県姫路中学校と改称。
- 1901年(明治34年)5月6日 - 兵庫県立姫路中学校と改称。
- 1909年(明治42年)4月8日 - 城北村伊伝居(現在地)に校舎を移転。
- 1936年(昭和11年) - 野球部が第13回選抜中等学校野球大会で甲子園初出場(初戦敗退)。
- 1938年(昭和13年)12月25日 - 姫路中学校校歌を制定。
姫路西高等学校
[編集]- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革により兵庫県立姫路西高等学校となる。
- 6月30日 - 兵庫県立姫路東高等学校(旧制兵庫県立姫路高等女学校)と職員・生徒を折半交流し、男女共学となる。
- 1949年(昭和24年)4月1日 - 家庭科・商業科を設置。
- 1953年(昭和28年)3月31日 - 家庭科の募集を停止。
- 1955年(昭和30年)1月15日 - 校歌「友にあたう」制定。
- 1960年(昭和35年)3月31日 - 商業科の募集を停止。
- 2008年(平成20年)10月29日 - 2006年から行われた耐震補強のため校舎の改築工事が完了[3][4][5][6]。
- 2014年(平成26年)3月28日 - 文部科学省スーパーグローバルハイスクール (SGH) 事業指定。
- 2015年(平成27年)
- 2018年(平成30年)4月1日 - 「知の総合類型」を改編し、全県学区・文理融合型の「国際理学科」を設立する。
- 2020年(令和2年)3月31日 - 文部科学省スーパーサイエンスハイスクール (SSH) 事業指定[8]。指定期間は、2020年度から2024年度までの5年間。
2学期制が採用されている。2017年までは55分授業が採用されていたが、現在は50分授業となっている。
校歌等
[編集]- 校歌「友にあたう」:作詞 阿部知二、作曲 山田耕筰
- 学生歌「朝な夕なに」:作詞 田路次郎、作曲 米田輝美
- 応援歌「燃ゆる血潮を」:作詞 下村唯雄、作曲 木村一郎 、「鷺山に秋の」:作詞 栗田粛夫、作曲 井原虎蔵
- 姫中校歌:作詞 北原白秋、作曲 山田耕筰
学校行事
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 4月 入学式、離任式、文化祭、野外教育活動
- 5月 定期考査
- 6月 修学旅行(2年)、姫路東西高等学校体育大会
- 7月 定期考査
- 7月 定期考査、芸能鑑賞会、球技大会
- 8月 オーストラリア研修(希望者)
- 9月 体育大会
- 10月 定期考査
- 12月 定期考査、勤労体験学習(という名の清掃)
- 2月 卒業式、課題研究発表会
- 3月 学年末考査、球技大会、全校読書会、アメリカ研修(国際理学科のみ)
- 文化祭(4月)
- 西高最大の行事と言われる。新入生歓迎会を兼ねて4月の入学式から1週間後程度で2日間かけて行われる。
- 1日目は校内でスピーチコンテストや展示、ミニフェスが行われる。スピーチコンテストは2、3年の選抜者がスピーチ行う。展示では、文化部展示の他に2年生が旧クラスで学年展示を行う。しかし食物を扱った所謂模擬店は認められていない。ミニフェスはオーディションによって選ばれた数組の有志団体(主にバンド)が体育館でパフォーマンスを行う。
- 2日目は姫路市文化コンベンションセンター(アクリエ姫路)を貸し切って行われる。オープニングや文化部ステージ、学年劇などの演目がある。学年劇は3年生が2つの劇団に分かれ、本格的な劇(時間も長く、約45分)を行う。文化祭の最後、エンディングでは全員で栄光の架橋(コロナ前までは乾杯)を歌うのが恒例となっている。
- 文化祭に向けては約半年前から準備がスタートする。3年生は最後の文化祭、文化部は最後のステージというところも多い。
- なお令和3年12月28日をもって姫路市文化センターが閉館。今後姫路市文化センターで文化祭が行われることはない。その後は、アクリエ姫路で開かれることになった。[9]
- 野外教育活動(4月)
- 新入生が親睦を深めるために行う。グリーンエコー笠形へ行き、飯盒炊爨やクラス対抗レクリエーションをする。
- 東西体育大会(6月)
- 年1回、各運動部が2日間で行われる、兵庫県立姫路東高等学校との所謂定期戦である。1日目は各校グラウンドと球技スポーツセンターで、2日目は手柄山中央公園の各スポーツ施設を貸し切って行われる。これを境に引退する3年生も多い。
- 競技終了後には両校の親睦を深めるためにフォークダンスが行われる。(新型コロナウイルス感染症の影響により数年間休止になったが、2023年度より再開)
- 修学旅行(6月)
- 2年生の6月下旬の4日間で行われる。近年は北海道に行っている。
- 球技大会(前期:7月、後期:3月)
- 前期:7月考査後に行われる。種目はソフトボール(男子のみ)、フットサル(女子のみ)、バレーボール、バスケットボール、ドッジボール(又は硬式テニス)(男女)。1年生にとっては最初の、3年生にとっては最後の球技大会である。予定では1日目全日と2日目午後を使って行われるが、梅雨時であるため、天候の都合により1日に短縮されることが多い。
- 後期:学年末考査後に行われる。種目はサッカー(男子のみ)、ドッジボール(女子のみ)、バドミントン、硬式テニス(男女)。
- オーストラリア研修(8月)
- 希望制。姉妹校であるロスモイン高校などで研修を行う。生徒はロスモイン高校の生徒の家にホームステイする。期間は2週間前後。
- 参加した生徒は、12月頃に日本に研修に来るロスモイン高校の生徒のホームステイを受け入れる。
- 体育大会(9月)
- 他校でいう体育祭だが、名前からも分かるように「祭として」より「競技として」の趣が強い。内容としてはトラック競技(60m(女子)、100m、200m、400m(男子)、4×100mリレー(女子)、4×200mリレー(男子)、男女混合リレー)、走り高跳び、メディシンボール投げ(女子)、力持ち競争(男子)、生徒会競技、大縄、学年対抗綱引き、応援合戦など。また、クラスごとに模造紙にイラストを描き(「デコ」と呼ばれている)、体育大会当日に校舎の外壁に展示する。
- 課題研究発表会(2月)
- 課題研究を行っている生徒が1年間の研究成果を発表する行事である。2年生はステージ発表(英語で)、1年生はポスター発表を行う。他にも普通科の1年生は総合学習の発表、2年生はディベートを行う生徒もいる。
- また、著名人が講演した年もあり、過去には池上彰氏、山崎直子氏、ロバート・キャンベル氏などによる講演が行われた。
- 全校読書会(3月)
- アンケートを基にして、1、2年生が各々に決められた本を読み、本ごとに分かれて2時間程討論する行事。本の候補は毎年変わる。
- アメリカ研修(3月)
- 国際理学科の生徒全員がアメリカのニューヨークやボストンで研修する。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学を訪問したり、ボストンでホームステイを行ったりする。期間は10日程度。
部活動
[編集]運動部
[編集]- 陸上競技部
- 水泳部
- サッカー部
- バスケットボール部
- 野球部
- ソフトテニス部
- テニス部
- 卓球部
- 剣道部
- バドミントン部
- バレーボール部
- ソフトボール部
- バトントワリング部
- ワンダーフォーゲル部
文化部
[編集]- 物理部
- 化学部
- 家庭科学部
- 茶華道部
- 書道部
- 美術部
- 音楽部
- 吹奏楽部
- ギター・マンドリン部
- 室内合奏部
- 箏曲部
- 写真部
- ESS部
- 文芸部
- 囲碁・将棋部
- 生物部
- 競技かるた部
総務部
[編集]- 新聞部
- 放送部(クイズ研究会[注釈 3])
- 図書部
著名な出身者
[編集]スポーツ選手
- 竹田助一(元プロ野球選手)
- 芥田武夫(東京六大学野球・早稲田大学選手、リーグ戦初代首位打者、野球殿堂)
- 釣常雄(元プロ野球選手)
- 川石酒造之助 (柔道家、フランス講道館柔道連盟創設者)
- 佐伯喜三郎(アマチュア野球選手)
- 栗原民雄(柔道家、講道館10段、大日本武徳会範士)
文化・芸能
- 阿部知二(小説家、校歌「友にあたう」の作詞家でもある)
- 椎名麟三(小説家)
- 五十嵐播水(俳人、医師)
- 今木清志(元テレビ朝日番組プロデューサー、西日本短期大学メディア・プロモーション学科教授、副学科長)
- 浦山桐郎(映画監督)
- 桂米朝(落語家)
- 藤岡重慶(俳優)
- 藤岡琢也(俳優)
- 高田賢三(ファッションデザイナー)
- 永井一正(グラフィックデザイナー)
- 松本麻衣子(毎日放送アナウンサー)
- 高橋ひろ子(声優、女優)
- 加古貴一郎【きいちろ】(国土交通省の官僚でありつつシンガーソングライターとしてCDデビュー、S&Lミュージック名誉顧問・元企画立案スーパーバイザー) - 創立140周年記念式典にて講演[10]。
- Dr.Tommy(元近田春夫&ビブラストーン、ミュージシャン、音楽プロデューサー、DJ、映画俳優)
- 乗峯栄一(小説家)
- 蓬萊泰三(脚本家、作詞家)
- 大塚徹(詩人)
- 小谷正一(イベントプロデューサー)
- 牛尾啓三(彫刻家)
- 東郷健(社会運動家、政治活動家)
実業家・企業
- 伊賀弘三良(祥伝社社長)
- 伊賀泰代(経営コンサルタント)
- 野田誠三(阪神電気鉄道社長・会長、阪神タイガースオーナー、甲子園球場設計者)
- 二木英徳(ジャスコ社長、イオン名誉相談役、日本体操協会会長)
- 吉田正樹(元フジテレビプロデューサー)
- 神吉晴夫(光文社社長)
- 寺田裕一(京阪電気鉄道社員、京阪カード取締役)
- 壺阪敏秀(テレビ神奈川 (tvk) 編成局長)
- 小柴博(ボーイスカウト運動・創始者)
- 尾上壽作(姫路商工会議所取締役会長)
- 伊藤長次郎(5代目伊藤長次郎、阪神財閥系譜伊藤財閥総帥、加古川銀行頭取)
- 川西龍三(阪神財閥系譜川西財閥2代目、川西航空機・川西機械製作所社長、新明和工業創業者)
- 植村光雄(住友商事社長・会長)
学者
- 池内紀(ドイツ文学者)
- 池内了(宇宙物理学者)
- 井上毅(明石市立天文科学館館長)
- 辻善之助(歴史学者)
- 和辻哲郎(思想家、哲学者)
- 神崎繁(哲学者)
- 小林四郎(化学者)
- 土方成美(経済学者、理論経済学、財政学)
- 甲斐仁志(狭山事件研究者)
- 都築正男(医学者、海軍軍医・少将)、「原爆症研究の父」)
政治家・官僚・法律
- 永田秀次郎(東京市長、貴族院議員、兵庫県立洲本中学校校長、俳人)
- 山脇延吉(兵庫県会議長、帝国農会副会長、神戸有馬電気鉄道社長)
- 清瀬一郎(弁護士、第49・50代衆議院議長)
- 杉本和行(財務事務次官)
- 石見元秀(姫路市長)
- 吉田豊信(内務官僚、姫路市長)
- 堀川和洋(姫路市長)
- 石見利勝(姫路市長、立命館大学教授)
- 清元秀泰(姫路市長、東北大学教授)
- 渡海紀三朗(政治家、自由民主党衆議院議員(9期)、文部科学大臣)
- 繁本護(政治家、自由民主党衆議院議員(1期)、財務大臣政務官)
- 直木倫太郎(復興局長官、土木技術者、都市計画家)
- 駒谷明(政治家、公明党衆議院議員(1期))
- 木村健太(税理士、税理士法人ほはば 代表税理士)
- 安積明子(政治ジャーナリスト、ライター)
軍人
教育
- 小泉又一(東京女子高等師範学校教授、文部官僚、教育者)
- 小西俊造(山口大学第6代学長)
- 小林潔司(京都大学教授)
- 高田隆(広島大学教授)
- 津田敏秀(岡山大学教授)
- 野間幹晴(一橋大学教授)
- 原口亮平(神戸大学名誉教授、元兵庫県立神戸高等商業学校校長)
- 前野育三(関西学院大学名誉教授)
- 水島銕也(神戸高等商業学校(現神戸大学)初代校長)
- 三浦陽一(中部大学国際人間学研究所長)
- 三上参次(東京帝国大学教授)
- 森川輝紀(埼玉大学名誉教授)
- 位田隆一(滋賀大学学長、京都大学名誉教授)
- 小原章裕(名城大学学長)
- 森川晃卿(大阪市立大学第5代学長)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 兵庫県立の旧制中学として存在した学校でもっとも古い歴史を持つのは現在の兵庫県立篠山鳳鳴高等学校だが、当初は旧藩士による私立で、1919年に県立移管された。
- ^ 47都道府県の「旧制一中」の栄枯盛衰…地元トップを維持する名門22校と凋落した元名門17校の全リストPRESIDENT Online - 他県でいう「旧制一中」に兵庫県で相当するのが本校であるが、のちに開校した現在の兵庫県立神戸高等学校が兵庫県立神戸一中(神戸市内の一中という意味)を称し、一方で本校は「第一」を称したことがないため、名称をめぐる歴史に混乱を引き起こしている。
- ^ 放送部の内部にクイズ研究会があるためこの表記とした。部活動または同好会としてのクイズ研究会は存在しない。
出典
[編集]関連項目
[編集]- 兵庫県立城北高等学校 - 併設されていた定時制高校。2005年廃止。
- 兵庫県高等学校一覧
- 旧制中等教育学校の一覧 (兵庫県)
- 旧制中学校
- 永遠の愛を誓って
- 永井道明
- 熊本謙二郎 - 兵庫県尋常中学校教諭
- 西田千太郎 - 兵庫県姫路中学校教諭