スター・ウォーズ (ビクター)

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スター・ウォーズ
ジャンル アクションシューティング
対応機種 ファミリーコンピュータ (FC)
開発元 ルーカスフィルムゲームズ
Beam Software
発売元 日本 ビクター音楽産業
アメリカ合衆国 JVC Musical Industries
ヨーロッパ JVC Musical Industries
プロデューサー アキーラ・レドマー
ハワード・フィリップス
デザイナー アキーラ・レドマー
プログラマー アンドリュー・カーター
音楽 マーシャル・パーカー
美術 ジョン・ノレス
ギャリー・ウィニック
リック・スタンド
ジョン・バーキー
シリーズ スターウォーズシリーズ
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット
発売日 日本 199111151991年11月15日
アメリカ合衆国 1991111991年11月
ヨーロッパ 199203261992年3月26日
その他 型式:日本 VFR-7V
アメリカ合衆国 NES-7V-USA
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スター・ウォーズ』は、1991年11月15日に日本のビクター音楽産業から発売されたアクションシューティングゲーム

映画『スター・ウォーズシリーズ』のゲーム化作品であり、ストーリーは映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)を基準にしている。本作より4年前にナムコから同機種で発売された『スター・ウォーズ』(1987年)と異なり、本作はオリジナルの敵キャラや設定、展開などはほぼない。

開発はオーストラリアBeam Softwareが行い、ゲーム・デザインおよびプロデューサーはパソコン用ゲームソフト『パイプドリーム』(1989年)を手掛けたアキーラ・レドマーが担当し、音楽はNES用ソフト『スマッシュT.V.』(1991年)を手掛けたマーシャル・パーカーが担当している。

欧米では1992年ゲームボーイ1993年セガ・マスターシステムおよびゲームギアに移植された。

ゲーム内容[編集]

プレイヤーが動かせるのはルーク・スカイウォーカーハン・ソロレイア・オーガナの3人だけだが、最初に動かせるのはルークだけで後の二人は途中で合流する。ルークの初期装備はビームガンだけで、後にライトセーバーが手に入る。戦闘機を動かす3Dステージが存在する。高い所から降りると大ダメージを受ける。コンティニューが10回しかできない制限つきになっている。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 Star Wars アメリカ合衆国 1992111992年11月
ヨーロッパ 199306171993年6月17日
ゲームボーイ NMS Software アメリカ合衆国 カプコン
ヨーロッパ ユービーアイソフト
ロムカセット アメリカ合衆国 DMG-WS-USA
ヨーロッパ DMG-WS-EUR
2 Star Wars ヨーロッパ 1993091993年9月
セガ・マスターシステム Tiertex U.S. Gold ロムカセット 29014-50
3 Star Wars アメリカ合衆国 1993101993年10月
ヨーロッパ 1993年
ゲームギア Tiertex U.S. Gold ロムカセット アメリカ合衆国 T-79098
ヨーロッパ 79098-50

スタッフ[編集]

ルーカスフィルムゲームスチーム
  • オリジナル・ゲーム・デザイン:アキーラ・レドマー
  • コントリビューション・トゥ・デザイン:カラニ・シュトライヒャー、ケリー・フロック、マイク・エバート
  • バックグラウンド・アート:ハリソン・フォング、アーマンド・カブレラ、ジョン・ノレス
  • キャラクター・アニメーション:ジョン・ノレス、ギャリー・ウィニック
  • プロデューサー:アキーラ・レドマー、ハワード・フィリップス
  • パッケージ・デザイン、アート・ディレクション:リック・スタンド
  • マニュアル・デザイン、レイアウト:マーク・シェパード
  • ドキュメンテーション:ケリー・フロック
  • プルーフリーディング:ジュディス・ルセロ
  • ルーカスフィルム・ゲーム・ゼネラル・マネージャー:ダグ・グレン
  • プロダクト・マーケティング:シンシア・ウスマン、マリー・ビハル
  • リード・テスター:ジェームス・パープル・ハンプトン
ビームソフトウェアチーム
  • リード・プログラミング:アンドリュー・カーター
  • フライト・シークエンス・プログラマー:トレバー・ナリディン
  • シネマチック・シーケンス・プログラマー:ジェフ・カメネック
  • アディショナル・プログラミング:ビル・マッキントッシュ、グラント・アーサー
  • キャラクター・アニメーション:ホルガー・ライプニッツ、グラント・アーサー
  • レベル・デザイン:イアン・マルコム
  • ミュージカル・アレンジメント:マーシャル・パーカー
  • サウンド・エフェクト:マーシャル・パーカー
  • プログラミング・ツール:フィリップ・ミッチェル
  • ハードウェア・サポート:ガバン・アンダーソン
  • テスティング:アン・デイビー、ジャスティン・ハリデー
  • ビーム・ゼネラル・マネージャー:アルフレッド・ミルグロム
  • スペシャル・サンクス:ジョージ・ルーカス
  • カバーイラスト:ジョン・バーキー

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4/5stars (FC)[1]
3/5stars (GG)[2]
Computer and Video Games91% (FC)[1]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー25/40点 (FC)[1]
ファミ通17/40点 (FC)[3]
GamePro5/5点 (GG)[2]
Nintendo Power3.8/5点 (FC)[1]
ファミリーコンピュータMagazine18.8/30点 (FC)[4]
Aktueller Software Markt9/12点 (FC)[1]
9/12点 (GB)[5]
Total!2.75/6点 (FC)[1]
Sega Force89% (SMS)[6]
74% (GG)[2]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計17点(満40点)[3]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.8点(満30点)となっている[4]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.1 3.2 3.0 3.4 3.2 2.9 18.8

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f Star Wars for NES (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年7月29日閲覧。
  2. ^ a b c Star Wars for Game Gear (1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年7月29日閲覧。
  3. ^ a b スター・ウォーズ(ビクター音楽産業版) まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年7月29日閲覧。
  4. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、67頁、ASIN B00J16900U 
  5. ^ Star Wars for Game Boy (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年7月29日閲覧。
  6. ^ Star Wars for SEGA Master System (1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年7月29日閲覧。

外部リンク[編集]