グリーヴァス将軍

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グリーヴァス
Grievous
スター・ウォーズ・シリーズのキャラクター
初登場 クローン大戦』(2004年)
カイル・ローリング
ジョン・ディマジオ(『クローン大戦』シーズン2)
リチャード・マッゴーネイグル(『クローン大戦』シーズン3)
マシュー・ウッド(『シスの復讐』)
プロファイル
種族 カリーシュ
性別 男性
地位 ドロイド軍司令官
母星 カリー
所属 独立星系連合
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グリーヴァスGrievous)は、アメリカSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物で、反共和国派の分離主義者(独立星系連合)を率いた将軍である。

概要[編集]

クローン大戦において冷酷無比なサイボーグ将軍と言われ、分離主義勢力独立星系連合のドロイド軍指揮官として活躍した。

略歴[編集]

出自[編集]

元々は惑星カリーを故郷にする爬虫類種族カリーシュの将軍。

劇中での活躍[編集]

主な活躍は、『スター・ウォーズ クローン大戦』や『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(テレビアニメ)』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』などで描かれた。クローン大戦の最前線でドロイドたちを指揮し、グリーヴァス自身も多くのジェダイと交戦している。

設定上ではエピソード2『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でのジオノーシスの戦いにも参戦していたが、目撃したジェダイは皆殺しの憂き目にあったため、共和国軍やジェダイたちにその存在を認知される事はなかったという。

共和国を攻撃し勝利し続ける中、グリーヴァス将軍は共和国の首都コルサントへの奇襲・銀河元老院最高議長パルパティーンの誘拐を実行に移した。コルサントの奇襲は結果的に失敗に終わったが、議長の誘拐には成功し、2人のジェダイを殺害しジェダイ・マスター、シャク・ティを戦闘不能に陥れた(アニメ版スター・ウォーズ クローン大戦シリーズ)。しかし、この誘拐作戦は二人のジェダイ、アナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービの活躍によって阻止されたため、自身の旗艦「インヴィジブル・ハンド」もろともジェダイと最高議長を葬ろうとするが、この試みもアナキンの発揮した驚異的な操縦技術によって潰えてしまう。

墜落寸前の艦より一足先に脱出したグリーヴァスは、占領した惑星ウータパウに大量のドロイドを隠し、直ちにダース・シディアスへ報告、次なる行動の指示を受けた。しかし共和国はグリーヴァスの潜むウータパウをつきとめ、すぐさまジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービ将軍率いる大部隊が派遣される。オビ=ワンに対決を挑まれたグリーヴァスはこれに応じるが、やがて自身の不利を悟り逃走を図る。しかしオビ=ワンの激しい追撃により次第に追い詰められていき、最終的に装甲を引き剥がされて露出した内臓をブラスターで焼き尽くされて絶命した[1]

その後、グリーヴァスが脱出に使用しようとしていた宇宙戦闘機ソウルレス・ワンは、パルパティーンのジェダイ抹殺指令オーダー66から逃れたオビ=ワンがウータパウから脱出する際に使用された(『シスの復讐』)。

人物[編集]

性格[編集]

自らをドロイドと称している[2]。また、敵であったとしても賞賛に値する者に対しては敬意を払う傾向がある。ウータパウに1人で現れたオビ=ワン・ケノービに対して最初は部下をけしかけたものの、その後は部下に手を出させず、オビ=ワンとの一騎討ちに臨んでいる。またアソーカ・タノに対しても、初戦では女子供と侮ってライトセーバー1本で闘おうとしたものの、やがて彼女の挑発に応じて二刀流に切り替え、のちに再戦した際には得意の四刀流で応戦している。ただし、総司令官として討ち取られるわけにはいかないという自覚からか、形勢不利と見るやドゥークー伯爵の指示に従い、部下を押しのけてでも一人だけ逃げ出すことが多い。

「ゴア」と名付けた巨大なモンスターをペットにしており、惑星ヴァセックにある根拠地への侵入者を餌として与えていた。後にキット・フィストーによって殺害された際には激昂しており、グリーヴァスなりにかなり愛着があったようである。

『シスの復讐』に収録のオーディオコメンタリーによれば、スタッフがイメージしていたグリーヴァスは「いざとなれば部下を差し向けてあっさり逃げ出す狡賢い小悪党」であり「どちらかといえば策を弄する皇帝に近いタイプ」であった。

人間関係[編集]

独立星系連合における軍事面での顔役であり、分離主義勢力の指導者であるドゥークー伯爵に対してはある程度忠実であるが、「ドゥークーはジェダイ・マスターを倒すことを望むにも関わらずドロイドしか渡してくれない」と愚痴をこぼしたり、ドゥークーがグリーヴァスにジェダイを倒させるために、わざと彼の根拠地にジェダイをおびき寄せたためにグリーヴァスが激怒するなど、対立する場面も見られる。また、本当の主がダース・シディアスである事を知っており、彼には決して逆らわない。

オビ=ワン・ケノービとは幾度も剣閃を交えた宿敵であるが、その弟子であるアナキン・スカイウォーカーとは『シスの復讐』で対峙するまで面識がなく、グリーヴァスはアナキンについて「もっと年配かと思っていた」との事[3]

能力[編集]

両腕は左右に分割する事で四本腕に変形可能である。この四本腕の制御の為、本来の脳にアシスト用の電子脳が埋め込まれており、近接戦時は4本のライトセーバーを駆使して複数のジェダイと同時に渡り合う事が可能となっている。そのため片腕に指が6本あり、分割時は三本ずつになる。その他ワイヤーアンカーを射出するグラップリングフックやブラスターなど、様々な隠し武器・機能を内蔵している。

身体能力が非常に高く、壁面や天井をのように縦横無尽に這い回ったり、利宇宙空間でもかなり自由自在な行動が可能。ただしフォースは使えないため、ジェダイやシスのようにブラスターの光弾を防御して打ち返すこともできない。また、原因は不明だが頻繁に咳き込んでおり、戦闘中にも度々咳き込む姿が見られる。また、ジェダイ以外の戦士を見下している傾向があり、『クローン・ウォーズ』では、それが原因で数人のグンガン戦士に敗北を喫している。更に、通常のドロイド同様にグンガンの使うエネルギーボールは脅威であり、手投げ用の小さいものを受けても動けなくなる。

四刀流
通常は2本のライトセーバーだけを用いるが、本格的な剣戟の場合には四刀流で襲い掛かる。
剣術については主にドゥークー伯爵に師事しており、ドゥークー伯爵のライトセーバーを手元で回転させる技を、グリーヴァスは手首ごと回転させる事で再現し、劇中でも頻繁に多用している。
他にもブラスターや、マグナガードなどが使うエレクトロスタッフの扱いにも長けており、ライトセーバーと併用する場面も見られる。
ジェダイ・キラー
ドロイド将軍となってからのグリーヴァスはジェダイ狩りにとりわけ強いこだわりを見せ、「ジェダイ・キラー」の異名で恐れられていた。クローン大戦中も、殺したジェダイのライトセーバーやパダワンの頭髪[4]などを戦利品として収集する事を楽しみとしていた。ドロイドを主軸とする独立星系連合にとって、グリーヴァスはジェダイと対等に渡り合える数少ない強者の一人であった。彼は若いジェダイ・パダワンや、まだ戦闘慣れしていないジェダイ・ナイトを容易に討ち取れるだけの技量を持っていたが、熟練した7ジェダイ・マスターをねじ伏せるだけの力は持ってはいなかった。
グリーヴァスはサイボーグになる以前からジェダイに対して強い憎しみを持っており、独立星系連合に与しているのはジェダイのいない未来を見る為だと称していた。

レジェンズ[編集]

種族は正史同様にカリーシュ[5]、クローン大戦が勃発するまではサイボーグではなく、妻子や友人もいた。平和な日常に適応することが難しいほど好戦的な性格だったといわれ、戦いに対して美学を持つ、誇り高い武人気質の持ち主でもあった。本名はカイメイン・ジャイ・シーラルQymaen jai Sheelal[6]

分離主義勢力の勧誘を受けたグリーヴァスは、故郷カリーが戦争によって被った莫大な負債を帳消しにすることを交換条件に参加した。しかし、分離主義の黒幕であるダース・シディアスはカリーをより扱いやすくすることを考え、分離主義者に命じて彼の乗る宇宙船を意図的に爆発事故に巻き込み、謀殺しようと試みたが失敗に終わった。重傷を負ったグリーヴァスはジオノージアンによって有無を言わさずサイボーグにされてしまった。どうにか一命を取りとめたグリーヴァスであったが、脳の改造で記憶や精神にまで操作を加えられた事により、サイボーグとなった後はドゥークー伯爵、そしてダースシディアスの忠実な手先として行動するようになる。アサージ・ヴェントレスや賞金稼ぎのダージらと共に、ドロイド軍の司令官候補の一人として選ばれたグリーヴァスはバトルロワイアルの末に勝利、その実力を認められて将軍の座を与えられた。

グリーヴァスの存在が知られるようになったのは工業惑星ハイポリでの戦いであり、この戦いでグリーヴァスはドロイドの大軍を率い、ジェダイ・マスターを含む多くのジェダイたいを続々と抹殺するという戦果を挙げ、以降も共和国中心部の星系インナーリムを次々と侵攻し恐れられた。

サイボーグへの改造手術により、いくつかの感情を失ったグリーヴァスであったが、以前のカリーシュの将軍であった記憶から次第に大きな虚栄心を抱くようになり、改造当初はありきたりなドロイドのプレートで覆われていた顔面に鋭い金属の歯を取り付け、更にドロイドの顔面をカリーシュの戦士が身に付ける猛獣の骨で出来た仮面を模したものに換装すると、大柄ながらも貧弱にすら見える機械の身体に長いケープを羽織るようになった。

自身の側近であるマグナガードにもカリーシュ伝統のケープを羽織らせると、度重なる戦闘で汚れ、傷だらけになった姿を敢えて直さず、誇りとしていた(このため、劇中のグリーヴァスのボディには無数の傷が残っている)。非常に残忍な性格で恐れられ、民間人や難民、女子供であろうと躊躇なく無差別に攻撃する。これはサイボーグ化の際に脳を操作された為であり、グリーヴァスの残酷さは殆どがこの改造に由来していると言われる。更に軽口を叩いたドロイドに八つ当たりをするなど、部下への扱いはぞんざいである。通商連合ヌート・ガンレイとは初対面時にドロイドと間違えられた事から不仲であるとされる。

咳き込んでいるのはコルサントの戦いにてメイス・ウィンドゥのフォース攻撃を受けて呼吸器を損傷した為となっている。電子脳のアソストによりあらゆる角度から攻撃を仕掛けることができる他、脚を用いた三刀流も得意とする。シャク・ティキ=アディ=ムンディアイラ・セキュラなどジェダイマスターを含む五人のジェダイと同時に切り結ぶほどの実力者。ジェダイの用いるフォームを電子脳へインプットさせ、そのまま返す能力を持つ[7]

ライトセーバーはケーブや腰に装着して、常時複数本携行している。そのうちの1本は、ジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスのライトセーバーであり、これは、グリーヴァスが重傷を負いサイボーグ化した時、見舞いに来たドゥークー伯爵から快気祝いとして贈られたもので、グリーヴァスはこのサイフォ=ディアスのライトセーバーがとりわけお気に入りであった。

キャスト・出演情報[編集]

脚注[編集]

  1. ^ オビ=ワンはこのブラスターによって命拾いしたにも関わらず、グリーヴァスの死に様を見て「なんて野蛮なんだ」という台詞と共にブラスターを投棄しており、エピソード4でルークにライトセーバーを手渡した時のセリフに繋がっている。
  2. ^ 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』テレビシリーズ、シーズン1、第7話「ドロイドの決闘」
  3. ^ 対するアナキンも「思っていたよりもチビだ」と言い返している。
  4. ^ 旧共和国時代のジェダイ騎士団では頭髪のある種族の場合パダワンの段階にある間は髪を紐状に結い、ジェダイ・ナイトへと昇格する際にそれを切り落とす儀式を行う習わしがある。
  5. ^ カリーシュは多神教種族であり、反乱同盟軍の後身である新銀河共和国の時代には、グリーヴァス将軍はカリーシュの神々の1柱へ加えられている。
  6. ^ グリーヴァスの名はカリーシュの将軍であった時、戦友であったRonderu lij Kummarという女性の死を受けて、自らつけたものである。
  7. ^ ブリッジノベル「悪の迷宮」では、メイス・ウィンドゥとグリーヴァス将軍が戦った際、彼が使う「ヴァーパッド」をそのまま返していた。