ジャバ・ザ・ハット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ジャバ・ザ・ハット
Jabba the Hutt
スター・ウォーズ・シリーズのキャラクター
初登場 ジェダイの帰還』(1983年)
ケビン・マイケル・リチャードソン
プロファイル
種族 ハット
性別 男性
家族 ロッタ
地位 ハット・カルテル首領
母星 タトゥイーン
所属 ハット・カルテル

ジャバ・ザ・ハット (Jabba the Hutt) はアメリカSF映画『スター・ウォーズ』シリーズの登場人物で、惑星タトゥイーンに本拠を置き、ありとあらゆる犯罪に手を染めている犯罪組織ハット・カルテルの首領である。本名をジャバ・デシリジク・ティウレ(Jabba Desilijic Tiure)という。

概要[編集]

非ヒューマノイド人種ハットに属する、カエルのような上半身に太り過ぎたヘビ(またはナメクジ)のような下半身という姿の巨漢。その性格は強欲にして冷酷、大胆にして野蛮ではあるが、自分に利益をもたらす相手には比較的寛大である。銀河系の公用語であるベーシックを話さず、母星ナル・ハッタの言語であるハット語でしか話さない。

抗争の末にタトゥイーンの裏社会を牛耳る存在にまでのし上がったと言われる。銀河帝国反乱同盟軍、更にはかつての銀河共和国とは一定の距離を置いており、奴隷や麻薬の売買は勿論、詐欺、殺人、など様々な犯罪的行為で稼いだ資金(合法的なポッドレースの興行も含む)によってタトゥイーンに宮殿を持っている。ロッタという息子がいる。彼は息子を溺愛しており、親としての感情に言及されると態度を軟化させる。クローン大戦末期にはダース・モールの要請を受け彼の配下に収まったが、その後は帝国時代まで彼の動向は謎に包まれている[1]

密輸業者であるハン・ソロとは古くから取引があるが、ソロはヤヴィンの戦いの直前に密輸品のスパイスを輸送中に帝国軍の船に発見されてしまい、やむなく密輸品を投棄してしまった。これによりソロはジャバに対して多額の借金を背負い込む事となったが、ソロは反乱同盟軍に加わりジャバに借金の返済をしている暇がなくなった。そのため、ジャバはソロの首に懸賞金を掛け、結果ソロは賞金稼ぎに執拗に追われ、ホスの戦いの直後にカーボン冷凍されることとなった。しかし、その一方でジャバはソロの能力や存在価値を高く評価しており、それはソロのカーボン冷凍後も続いていた。

ジャバの属する種族ハットは元来ジェダイの暗示に対する抵抗力が非常に強いため、フォースを用いた心理操作はジャバには通用しない。また、彼はヒューマノイドの女性を好む珍しいハットでもあった。ジャバの宮殿では多くのヒューマノイド女性の踊り子や奴隷が存在した。その踊り子はジャバを恐怖しており、彼の誘いに拒絶した者を容赦なくランコアの餌食にしてしまう。

ジェダイの帰還』において、ハン・ソロの救出のために賞金稼ぎに扮したレイア・オーガナを捕らえ、首輪と鎖で拘束し奴隷とした。その際、ソロは借金の返済の遅れに対し必死に弁明するが、もはや応じなかった。その後、宮殿に侵入を許してしまったルークにソロとレイアの解放を要求されるが、そんな彼を葬るべくランコアの餌食にしようと試みるが逆にルークがランコアを倒してしまったため失敗に終わり、今度はソロとチューバッカともどもサルラックの餌食として改めて処刑を宣告する。しかし、ルーク達との激闘の際、レイアを拘束していた鎖が逆に武器となり、彼女に絞殺され息絶えた。年齢は600歳であった。彼の死後は跡目争いが激化し、内部抗争のため組織は瓦解したという。

設定[編集]

その独特の風貌は、初期のデザインでは胴に腕が数対生えるなど芋虫に近く、紆余曲折を経て現在の姿に落ち付いた。その巨体を動かすために常時4-5名のスタッフが台座内のピットよりワイヤー操作する必要があった。

劇場版1作目の『エピソード4/新たなる希望』製作時には、代役の人間で撮影した後にストップモーション・アニメーションなどを重ねてジャバを表現する予定であったが、結局は技術や予算の関係でカットされたため、エピソード4本編にはジャバは登場していなかった。しかしルーカスは1作目と3作目の一貫性を出すためソロとジャバの関係性を示したいと考え、特別篇ではCGにより描かれたジャバを登場させる事でこのシーンを復活させ、DVD化の際には『エピソード1/ファントム・メナス』登場時により近いデザインのCGに変更した。

CGのジャバとハン・ソロが歩きながら会話するこのシーンで、ソロがジャバの尻尾を踏みつけて乗り越え、ジャバが声を出して驚く演出がある。オリジナルフィルムでは人間が演ずるジャバの背後にソロがまわりながら会話するのだが、決定デザイン版のジャバには大きな尻尾があった関係で、苦肉の策としてこのような演出となった。

ルーカスは3作目にナメクジの様なジャバの登場を決定する前は、チューバッカの様な容姿を考えていた。1作目の撮影時にジャバ役を人間として撮ったのは、後々ヒト型のクリーチャーに置き換えるという構想が当初からあったためらしい。

その他[編集]

  • エピソード1のクレジットによると、ジャバを演じたのは"himself"(彼自身)とのこと。
  • 後年、漫画『北斗の拳』に登場するゲイラというキャラのモデルにもなった。
  • 『ジェダイの復讐(帰還)』が日本で劇場公開された1983年に日本で放送されていた『宇宙刑事シャリバン』に登場する「ガマゴン大王」のモデルでもある。特に第31話のガマゴン星におけるシーンは『ジェダイの復讐(帰還)』のオマージュであると考えられる。

脚注[編集]

  1. ^ クローンウォーズ5期14話「悪の同盟」

関連項目[編集]