スター・ウォーズ登場組織一覧

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スター・ウォーズシリーズ > スター・ウォーズ登場組織一覧

スター・ウォーズ登場組織一覧(スター・ウォーズとうじょうそしきいちらん)は、アメリカ映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する組織の一覧である。

フォース関連組織[編集]

ジェダイ (Jedi)
ベア・クラン (Bear Clan)
4歳から8歳までの年少のジェダイの候補生で構成される、クランと呼ばれるグループの中で最も代表的なクラスの1つである。ベア・クランに在籍する候補生は、まだマスターに師事してはいない。そのことから階層的にはパダワンより下であると言え、正式にはジェダイ・イニシエイトやジェダイ・ヤングリングと呼ばれている。ほとんどのジェダイは、クランから始まり、時が熟すとパダワンに昇格する。アナキン・スカイウォーカーは、年齢の都合上クランに入らずに、直接オビ=ワン・ケノービのパダワンとなった。なお、ベア・クランの指導は主にヨーダが担当する。
シス (Sith)
レン騎士団 (Knights of Ren)
ダークサイドを信奉する組織で、ファースト・オーダーに協力している。カイロ・レンが団長となり、ルーク・スカイウォーカーのジェダイ・オーダーを壊滅させた。
最後のジェダイ』ではスノークの護衛として登場することが検討されたが、「レンと騎士団の関係性を描く余裕がない」として見送られた[1]

政治組織[編集]

銀河共和国 (Galactic Republic)
銀河帝国 (Galactic Empire)
独立星系連合 (Confederacy of Independent Systems)
通商連合(Trade Federation)
インターギャラクティック銀行グループ(InterGalactic Banking Clan、IBC)
頭取はサン・ヒル。莫大なクレジット、データリー、その他銀河系全域で使用されている様々な貨幣の流通を支えている。銀河系でも有数の大企業に財務上の幅色いサービスを提供し、大型顧客には特に利益の上がる貸付商品を販売している。IBCは「収集および保安部門」という遠回しな言い方で、ヘルファイヤー・ドロイドなど大規模なドロイド軍を保有している。
IBCは独立星系連合に加わってはいるものの、表向きにはあくまで中立の立場として取引を行っているだけだと主張し、共和国と分離主義勢力の双方に荷担してクローン大戦でどちらが勝利しても利益を得る算段になっている。スキピオ(非正史ではムーニリンスト)に拠点を構えるIBCは旧体質の制度を残しており、その事業もかつての銀行ファミリーの取締役らによって支配されている。独立を掲げる多くの惑星がIBCに経済支援を求めたため、IBCは突出した金融機関へと急速に成長する。IBCは銀河帝国の樹立後も強い制限と監視の元で存続し、中心地であるスキピオ(ムーニリンスト)は帝国の金融センターとしての地位を保持。以前ほど大規模ではないものの、関連企業によるドロイドの開発も帝国の管理下の下で続けられていた。IG-88も元はそうして帝国軍の極秘計画により開発されたアサシン・ドロイドの1種である。

軍事組織[編集]

反乱同盟軍の紋章
反乱同盟軍 (Rebel Alliance)
新たなる希望』の時代から遡ること数年前、銀河帝国の圧政に反対していたモン・モスマベイル・オーガナなど一部の帝国元老院議員たちが、銀河系各地で散発的に展開されていた帝国への反抗活動を密かに支援し、こうした活動を結びつけるネットワークの構築を試みていた(『スター・ウォーズ 反乱者たち』)。
そのネットワークはやがて共和国再建同盟へと発展し、反乱同盟軍と呼ばれる軍事組織が結成されることとなる。反乱同盟軍は巨大な銀河帝国に対するゲリラ攻撃を次々と展開し、軍事力の面で圧倒的優位に立っていた帝国を打ち倒す(『ジェダイの帰還』)。
反乱同盟軍結成以前の旧銀河共和国末期から、パルパティーン元老院最高議長(後の銀河皇帝)への権力集中を懸念した、モン・モスマ、ベイル・プレスター・オーガナ、パドメ・アミダラら元老院議員たちが会合を持ち、議長へ嘆願書を提出するなどの活動を行う(この部分は『シスの復讐』で撮影されていたがカットされ、DVDの特典映像としてのみ見ることができる)。
非正史(レジェンズ)では『新たなる希望』の2年前にモン・モスマ、ベイル・プレスター・オーガナ、ガーム・ベル・イブリスの3人がコレリアン協定に署名したことが共和国再建同盟の正式な発足とされており、ゲーム『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド』においてその詳細な経緯が描かれている。このゲームではダース・ベイダーが彼の弟子スターキラーに組織を命じ、反乱組織の主要人物を一網打尽にする帝国の策略だったが、ベイダーを裏切ったスターキラーがジェダイのラーム・コタと共に指導者たちを救出し、設立されたと設定されている。
エンドアの戦いにおけるパルパティーンの死によって、帝国の大幅な弱体化に成功すると、やがてモン・モスマの宣言により新共和国が樹立する。この反乱同盟軍または新共和国軍と帝国軍の戦いを、銀河内乱(Galactic Civil War)と呼ぶ。非正史(レジェンズ)では皇帝亡き後の帝国軍残党は、新共和国のことを頑なに「反乱軍」と呼びつづけている。
スピンオフ作品では、銀河内乱はエンドアの戦いで終わった訳ではなく、正史(カノン)ではその1年後、非正史(レジェンズ)では十数年後の帝国との停戦協定によって終結する。しかしその後、正史(カノン)では旧帝国内部で停戦協定に反発する新勢力「ファースト・オーダー」の台頭、非正史(レジェンズ)ではユージャン・ヴォングの侵攻によって新共和国は瓦解する。
レジスタンス (Resistance)
ファースト・オーダーを監視するため、レイア・オーガナが組織した私設軍隊[2]。未知領域で艦隊と部隊の増強を行うファースト・オーダーの存在を確認したレイアは元老院に危険性を訴えたが、元老院はファースト・オーダーを脅威と見なさず、さらに権限強化を巡り対立していた党派からダース・ベイダーの娘であることを暴露され、元老院におけるレイアの名声は失墜した。元老院の姿勢に失望したレイアは議員を辞職し、アクバー提督など反乱同盟軍時代の同志を集め、レジスタンスを結成した。新共和国はレジスタンスの存在を黙認し、レイアに賛同する一部の元老院議員から資金援助を受けていた[3]
ファースト・オーダーの紋章
ファースト・オーダー (First Order)
旧銀河帝国に代わり、新共和国と離反した帝国軍の残党が銀河の未知領域で密かに設立した軍事及び政治組織[4]。銀河帝国の再興と新共和国の殲滅、最後のジェダイで生き残りであるルーク・スカイウォーカーの捜索と抹殺を目的として掲げている。
Star Wars: Bloodline』では、ファースト・オーダーが結成されたのは『フォースの覚醒』の6年前となっている。新共和国元老院は帝国残党を危険視するレイアと楽観視する勢力が派閥争いを繰り広げ、その間にファースト・オーダーはスノークの下で勢力を拡大した[5]
資源不足のため、スター・デストロイヤーのような大型艦よりもTIEファイターの開発に注力していた[6]。ファースト・オーダーは氷の惑星に超兵器スターキラー基地を建造し、ハックス将軍が指揮官を務めた[7]。ファースト・オーダーはスターキラー基地の攻撃で新共和国の首都星系を破壊する戦果を挙げるが、直後にレイア指揮下のレジスタンスの攻撃を受け破壊された。
批評家やファンからは、ファースト・オーダーの登場シーンはナチス・ドイツや『意志の勝利』を彷彿とさせると批評された[8][9]。『フォースの覚醒』の監督J・J・エイブラムスは、ファースト・オーダーがオデッサをイメージして設定されたと述べている[10]
エリート・プレトリアン・ガード (Elite Praetorian Guard)
スノーク個人を守る護衛兵[11]。帝国時代のインペリアル・ガードと同様に赤い装甲服と赤衣を身に着け、それぞれ白兵戦用の武器(ベビーブレード、ダブル・ブレード、ウィップスタッフ)を所持している[12]
名前はローマ帝国プラエトリアニに由来している[11]。デザインはマッスルカーを参考に、日本の侍のイメージを取り込んだ機能性を重視したものになっている[13]
アテンダンツ (Attendants)
ファースト・オーダーの航法士。未知領域出身の高い知能と多次元の演算が可能な種族で、帝国軍の残党を未知領域に導いた。彼らの技術を評価したスノークに側近として迎えられる[14]

レジェンズ登場組織[編集]

銀河連合自由同盟 (Galactic Federation of Free Alliance)
フェル帝国 (Fel Empire)
Star Wars: Legacy』などに登場する国家。ヤヴィンの戦いの43年後、第二次銀河内乱の後に成立した帝国。前身はギラッド・ペレオン統治下のインペリアル・レムナントであり、さかのぼれば銀河帝国、さらには銀河共和国にいたる。銀河帝国(後にインペリアル・レムナント)のエース・パイロットであり、後には新共和国や銀河自由同盟とも共に戦ったスーンター・フェルと、反乱同盟軍のウェッジ・アンティリーズの妹シャル・アンティリーズの間に生まれた息子ジャグド・フェルを初代皇帝とし、代々その子孫が統治する。
インペリアル・レムナントは新共和国との講和後、銀河の一地方政権として新共和国とは積極的な友好関係にもないが、特に敵対もしないという施政方針をとっていた。だがユージャン・ヴォングの侵攻により、ホイルス銀河系の諸文明が一致団結して侵略者に立ち向かわなければならなくなった時、インペリアル・レムナントは銀河自由同盟(崩壊した新共和国の有志が樹立した、ユージャン・ウォングに対抗する臨時政府)と協力して敵に立ち向かった。ユージャン・ウォング戦争以降、インペリアル・レムナントは事実上は銀河自由同盟(新共和国の後継政権)の加盟国となり、第二次銀河内乱ではインペリアル・レムナントの指導者であるギラッド・ペレオン大提督やナタシ・ダーラ提督は、ジェイセン・ソロの支配の下でダークサイドに堕ちた銀河自由同盟中央政府ではなく、反乱軍である銀河自由同盟亡命派として戦い、同時にジェダイ騎士団とも共闘関係にあった。ヤヴィンの戦いから43年後、ジャグド・フェルは再び銀河を再統一した銀河自由同盟亡命派と、ジェダイの長ルークの後援を受けて、インペリアル・レムナントの国家元首に即位した。当時首都はインペリアル・レムナントの勢力下にあったバスティオンに置かれていた。
フェル帝国は、その前身であるペレオン政権下でのインペリアル・レムナントがそうであったように、曲がりなりにも銀河自由同盟が銀河系全域を統治する主権を有していることを認めており、その下位の半独立した地方政権として積極的な参政はしないものの、一定の友好関係を築いていた。しかし、ジャグド・フェルの「戦闘なき勝利計画」に基づき、ユージャン・ヴォング戦役や第二次銀河内乱で傷ついた惑星に、復興支援を通じて帝国の影響力を行使する政策の結果、フェル帝国は徐々に、弱小な一地方政権からの脱却を果たしていき、全銀河の覇権には程遠いものの、最終的には強力な地方国家といえるまでに成長する。ヤヴィンの戦いの127年後には、銀河連合自由同盟が、かつて降伏し帰順したはずのユージャン・ヴォングと結託して銀河の平和を脅かしているという口実の元、銀河自由同盟に対して宣戦布告し、その3年後には全銀河の覇権を握った。しかし、その直後に、ダース・クレイトの元で再編されたシスにより、第3代皇帝ローン・フェルは首都コルサントを追われた。銀河の覇権はシスの帝国に奪われ、フェル帝国亡命政府は銀河自由同盟の残党と手を組んで、これに対抗することになる。
帝国騎士団 (Imperial Knight)
ジェダイ・オーダーやシス・オーダーなどに類似した、訓練されたフォースとライトセーバーの使い手によって構成された騎士団。フェル帝国に忠誠を誓うが、かつての銀河帝国やペレオン以前のインペリアル・レムナントでは、フォースとライトセーバーを用いる剣士たちは、例外なくダークサイダー(シス、またはダーク・ジェダイ)であったのとは違い、基本的には人道を重んじ、フォースのライトサイドに従い、銀河の平和と秩序を守ることを使命としている。
彼らはフェル帝国と皇帝が銀河の平和と秩序、安定を維持するための正当な権力としてある限りこれを守護するが、仮に皇帝がダークサイドに堕ちた場合には、彼をライトサイドに引き戻すか、あるいは権力の座から追放することを義務とする。ただし、帝国騎士団はその性質上、フェル帝国自体の打倒や帝国からの離反などは絶対に許されず、旧共和国や新共和国、銀河自由同盟のジェダイ騎士団と比べると、フォースのライトサイドに忠実に仕えているとはいえない側面もある。そのためジェダイ騎士団は帝国騎士団に対して、「シスやダーク・ジェダイではないが、しかしジェダイ騎士団とは異なった基準で行動するフォースの使い手」と看做している。

出典[編集]

  1. ^ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』レン騎士団の「その後」は ― 監督が別案明かす”. THE RIVER (2018年1月18日). 2018年1月19日閲覧。
  2. ^ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ 劇場パンフレット』 東宝映像事業部、2017年、22頁。
  3. ^ The Resistance”. Lucasfilm (2015年12月18日). 2017年11月17日閲覧。
  4. ^ 作品情報|スター・ウォーズ/フォースの覚醒|映画/ブルーレイ・デジタル配信|スター・ウォーズ”. ディズニー公式サイト. 2017年12月15日閲覧。
  5. ^ Databank: The First Order”. StarWars.com. 2015年12月21日閲覧。
  6. ^ Hidalgo, Pablo (2015). Star Wars: The Force Awakens: The Visual Dictionary. New York, N.Y.: DK. ISBN 978-1-4654-3816-4. 
  7. ^ Databank: General Hux”. StarWars.com. 2015年12月23日閲覧。
  8. ^ In new Star Wars, echoes of famous films, including Nazi propaganda”. The Times of Israel (2015年12月17日). 2016年1月13日閲覧。
  9. ^ Robins, James (2015年12月17日). “Film review: Star Wars: The Force Awakens”. New Zealand Listener. 2016年1月13日閲覧。
  10. ^ Dyer, James (2015年8月25日). “JJ Abrams Spills Details On Kylo Ren”. Empire Online. 2015年12月18日閲覧。
  11. ^ a b 『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』スノークに強力な親衛隊登場!気になる謎は「必要なぶんだけ」解明”. THE RIVER (2017年8月17日). 2018年1月17日閲覧。
  12. ^ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ 劇場パンフレット』 東宝映像事業部、2017年、29頁。
  13. ^ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にサムライ魂あり ─ 真紅のプレトリアン・ガード、デザインの秘訣は「日本的」”. THE RIVER (2018年1月17日). 2018年1月17日閲覧。
  14. ^ 『スター・ウォーズ』スノークの正体、新たな手がかりが判明 ― 『最後のジェダイ』関連書籍より”. THE RIVER (2017年12月26日). 2018年1月17日閲覧。