イジメ、ダメ、ゼッタイ
| 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BABYMETAL の シングル | ||||||||
| 初出アルバム『BABYMETAL』 | ||||||||
| B面 |
Catch me if you can BABYMETAL DEATH イジメ、ダメ、ゼッタイ -Nemesis ver.- | |||||||
| リリース | ||||||||
| 規格 | マキシシングル、デジタル・ダウンロード | |||||||
| ジャンル | J-POP、ヘヴィメタル | |||||||
| レーベル | 重音部RECORDS(TOY'S FACTORY) | |||||||
| プロデュース | KOBAMETAL | |||||||
| チャート最高順位 | ||||||||
| BABYMETAL シングル 年表 | ||||||||
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| EANコード | ||||||||
| EAN 4988061894072 | ||||||||
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、BABYMETALのメジャー1stシングル[注 1]。メジャー・デビューシングルとして、2013年1月9日にTOY'S FACTORY(重音部RECORDS)から発売された。
音楽性
[編集]- タイトル曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
- メロディックスピードメタルなサウンドに乗せてイジメ撲滅を歌っており、SU-METALのストレートでシリアスなボーカルと、YUIMETALとMOAMETALのコミカルなコーラス&スクリームが特徴的な楽曲になっている[8][注 2]。
- 調は嬰ハ短調[9]。ただし2番の後の間奏の一部でヘ短調、嬰ト短調に転調しており、最後の大サビでホ短調に転調している。
- 通常盤カップリング曲「Catch me if you can」
- 「ヘドバンギャー!!」の制作を担当したEDOMETAL(作詞)とNARASAKI(作曲、編曲)コンビによる楽曲で、デジロックやインダストリアル・メタルを彷彿とさせるサウンドに、BABYMETALと“なまはげ”(デスヴォイスの合いの手)が「かくれんぼ」をして遊んでいる様なコミカルな掛け合いが加わった楽曲となっている[10]。
- 初回盤カップリング曲「BABYMETAL DEATH」
- ゆよゆっぺが編曲を手掛けた楽曲で、シンフォニックなイントロから始まり、《BABYMETAL DEATH!!》と呪文の様に連呼するデスメタルナンバーに仕上がっており[10]、BABYMETALのグループ名とメンバー名をひたすら繰り返す、名刺代わりの1曲となっている[11]。
リリース
[編集]2012年10月6日にShibuya O-EASTで行われた初のワンマンライブ「I、D、Z 〜LEGEND “I”」のエンディングでリリースすることが発表され[12]、2013年1月9日に初回生産限定盤“I”盤、“D”盤、“Z”盤と通常盤の4形態で発売された[10][13]。

なお、初回生産限定盤のCDには、カップリング曲として元アーチ・エネミーのギタリストであるクリストファー・アモットがレコーディングに参加した「イジメ、ダメ、ゼッタイ -Nemesis ver.-」が収録されているほか、DVDには収録曲のビデオクリップやライブ映像などの仕様によって異なる映像が収められている[14][15]。
プロモーション
[編集]リリース前後の2012年11月から2013年1月にかけて、メディアへの露出(コメント、インタビュー、ゲスト出演など)が行われ[16][17][18][19][20]、11月21日放送のニッポン放送「ミュ〜コミ+プラス」では、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が初オンエアされた[16]ほか、12月発売の雑誌「MARQUEE Vol.94」では、メンバーやプロデューサーへのロングインタビューが行われ[17]、1月にはリリースを記念して、ウェブサイトの「音楽ナタリー」によるメンバーや制作陣への個別インタビューが企画された[21]。
また、タワーレコード(以下タワレコ)新宿店が実施しているアイドルとのコラボレーションポスター企画「NO MUSIC, NO IDOL?」の第26弾に起用された[22]ほか、リリース記念イベントが東京と大阪で複数行われ[23]、2013年1月7日にはHMV渋谷クアトロ店で、HMV×渋谷CLUB QUATTROの企画「〜BABYMETAL 新年一般参賀『一曲入魂!爆音ライブ!』〜」[22]が、発売日の1月9日にはタワレコ新宿店で、「タワーレコード新宿署『世直し隊』任命式記者発表会」[24]が、1月12日にはタワレコ渋谷店で、「神降臨!BABYMETAL『初の海外ライブを目撃せよ!』」と題して、「アニメ・フェスティバル・アジア シンガポール 2012」でのライブ映像やオフショット映像の上映会、ライブ・パフォーマンスと抽選会を実施するイベント[22]が、1月14日には大阪FANJ twiceで、「『イジメ、ダメ、ゼッタイ』in 大阪」[23]が開催された。
批評
[編集]- イジメ、ダメ、ゼッタイ
| 専門評論家によるレビュー | |
|---|---|
| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 |
| ローリング・ストーン日本語版(南波一海) | |
- 音楽ライターの南波一海は『ローリング・ストーン日本語版』で「タイトルどおりのイジメ撲滅ソングなのだが、まっすぐな歌とキュートな合いの手、どメタルな伴奏のマッチングによるまじめさとユーモアのバランスがあまりに絶妙。」と評価した[25]。
- 音楽ライターの高橋智樹は、音楽情報サイト『rockin'on.com』(2019年)で「世代ならではのリアルなテーマを、躍動感あふれる渾身のパフォーマンスと《傷ついて 傷つけて 傷だらけになるのさ》という熱唱によって極彩色のダイナミズムへと昇華してみせた。」と語っている[26]。
- 音楽ライターのダニー・リーバースは、英メタル専門誌『メタル・ハマー』(2023年)で「この曲の渦巻くような軽やかなメロディック・スピードメタルと可愛らしいコーラスには、心のこもったメッセージが込められている。当時から、このバンドの圧倒的なサウンド攻撃には、単なる目新しさ以上の何かが潜んでいることを証明していたのだ。」と述べている[27]。
- Catch me if you can
- ダニー・リーバースは、『メタル・ハマー』(2023年)で「おそらく彼女らの作品で最もニューメタルな楽曲『Catch me if you can』は、コーンも誇りに思うであろうリフで幕を開け、やがてグリッチで歪んだドラムとベースへと崩壊していく。まるで神々しいバンドがクラブの最も薄汚れた隅で暴れ回り、サビで陶酔的な糖分の急上昇が訪れるかのようだ。」と語っている[27]。
- BABYMETAL DEATH
- 音楽ライターのサム・ロウは、英ロック専門誌『ケラング!』(2021年)にて「70秒にわたる天使のようなコーラスが幕を開ける。すると突然、純粋な鈍器のようなリフと《BABYMETAL DEATH/B×A×B×Y×M×E×T×A×L DEATH!!》という唸るような詠唱が炸裂する。メンバー自身が自己紹介を挟むが、(中略)楽器奏者たちが、妥協なき過激さの道を切り開くのだ。」と述べている[28]。
- ダニー・リーバースは、『メタル・ハマー』(2023年)で「コンサートで観客を盛り上げるための導入曲という側面が強く、本格的な楽曲というよりは、BABYMETAL DEATHはバンドのデビューアルバムにおける強烈な宣言として機能した。とはいえ、その狂気じみた性質は全く損なわれていない。残忍なほど重厚で終末的」と語っている[27]。
チャート成績
[編集]オリコンチャートでは、デイリーシングルランキングで初登場5位にランクインした[3]ほか、週間シングルランキングでは初動1万9000枚を売り上げ6位にランクインし、初のTOP10入りとなった[29]。
ミュージック・ビデオ
[編集]「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のミュージック・ビデオ(以下MV)は、2012年11月26日にYouTube上のBABYMETAL公式チャンネルで公開された[30](11月8日には先立って、ライブ映像をダイジェスト風にしたトレーラーが公開された[31])。
同MVは、曲名からインスパイアされた内容となっており、メタルが迫害を受けている設定の異空間を舞台に、信じるものを無くし、意気消沈しかけたメタラーの魂を救うべく、BABYMETALの3人が全身全霊のパフォーマンスで立ち向かい、メタルの魂を取り戻させる、という「メタルレジスタンス」のストーリーとなっている[32]。衣装は、BABYMETALのイメージカラーである赤と黒を基調とし、ジャンヌ・ダルクをイメージした中世の甲冑風となった[32]。また、MVの中盤では変形ギターを手にしたYUIMETALとMOAMETALが「メタルギターバトル」に初挑戦している[32]。
なお、ライブMVも存在しており、2015年8月26日に、2014年にイギリスで開催された「ソニスフィア・フェスティバル」での模様を収めた映像が公開された[33]ほか、2021年8月27日には、同年1月から4月にかけて行われた、日本武道館10公演「10 BABYMETAL BUDOKAN」より、4月公演での模様を収めた映像が公開されている[34]。
「BABYMETAL DEATH」のライブMVは、1stアルバム『BABYMETAL』が発売から10周年を迎えるのを記念して、2024年2月26日に公開されており、2023年4月1日・2日にぴあアリーナMMで開催した「BABYMETAL BEGINS - THE OTHER ONE -」より、2日目に披露された際の映像が使われている[11]。
ライブ・パフォーマンス
[編集]「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、2011年7月24日に渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで開催されたさくら学院のライブ「さくら学院 2011年度 NEW 〜Departure〜」にて初披露された[35][36]。また、テレビの歌番組では、2013年1月6日放送のNHK総合「MUSIC JAPAN」で初披露しているほか[37][38]、2014年2月7日放送のテレビ朝日「ミュージックステーション」[39]や、2020年12月31日放送の「第71回NHK紅白歌合戦」[40]などでも披露している。
なお、ステージ上では、メンバーのYUIMETALとMOAMETALがステージの端から端までをダッシュ(モッシュ)する「ウォール・オブ・デス」や、「ダメ!」の掛け声と同時にジャンプをする「ダメ!ジャンプ」[注 3]といった、メタルをオマージュしたパフォーマンスが行われる[41]。
収録内容
[編集]通常盤
[編集]CD・配信
[編集]- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」 – 6:07
- 「Catch me if you can」 – 3:57
- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ(Air Vocal ver.)」 – 6:06
- 「Catch me if you can(Air Vocal ver.)」 – 3:55
初回生産限定盤“I”盤・“D”盤・“Z”盤
[編集]CD
[編集]- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
- 「BABYMETAL DEATH」 – 5:48
- 作詞・作曲:KITSUNE of METAL GOD、編曲:ゆよゆっぺ
- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ -Nemesis ver.-」 – 6:06
- ギター:クリストファー・アモット
初回生産限定盤“I”盤 DVD
[編集]- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ(Music Video)」
- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ(Making Video)」
初回生産限定盤“D”盤 DVD
[編集]Live Clip 2012.4.8「アイドル横丁祭!!」at SHIBUYA-AX
- 「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
- 「いいね!」
初回生産限定盤“Z”盤 DVD
[編集]Live Clip 2012.7.21「LEGEND 〜コルセット祭り」at 目黒鹿鳴館
- 「ヘドバンギャー!!」
- 「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
世直し盤
[編集]CD
[編集]- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
- 「ヘドバンギャー!! -Night of 15 mix-」 – 4:37
- リミックス:DJ'TEKINA//SOMETHING
※ワンマンライブ「I、D、Z〜LEGEND“I”」「I、D、Z〜LEGEND“D”SU-METAL聖誕祭」「I、D、Z〜LEGEND“Z”」のチケット購入者のみに送付された限定盤(非売品)。ジャケットは全3種。
カバー
[編集]- 2015年には、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を吹奏楽バンド・ぱんだウインドオーケストラがカバーアルバム『PANDASTIC!! 〜Newest Standard〜』の中でカバーした[43]。
- 2023年2月21日に日本武道館で、および2023年3月28日に大阪城ホールで開催された音楽イベント『Golden Circle Special いつかの僕らの夢、星になれたかな』で桜井和寿が「イジメ、ダメ、ゼッタイ」をカバーした[44]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “イジメ、ダメ、ゼッタイ│BABYMETAL”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2013年12月26日閲覧。
- ^ “2013年01月07日~2013年01月13日のCDシングル週間ランキング(2013年01月21日付)”. ORICON NEWS. オリコン株式会社. 2013年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月16日閲覧。
- ^ a b 真紀和泉 (2013年1月11日). ““イジメ、ダメ、ゼッタイ”。BABYMETALの新曲がタワレコシングルチャート1位に!”. Techinsight (株式会社メディアプロダクツジャパン) 2013年11月12日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot 100│Charts│Billboard JAPAN (2013/01/21 付け)”. Billboard JAPAN. 株式会社阪神コンテンツリンク. 2014年8月8日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Singles Sales│Charts│Billboard JAPAN (2013/01/21 付け)”. Billboard JAPAN. 株式会社阪神コンテンツリンク. 2014年4月8日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Radio Songs│Charts│Billboard JAPAN (2013/01/21 付け)”. Billboard JAPAN. 株式会社阪神コンテンツリンク. 2016年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月16日閲覧。
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- ^ “BABYMETALの新曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のジャケット写真&収録曲の全貌を解禁!”. Kawaii girl Japan. (2012年12月3日). オリジナルの2013年12月3日時点におけるアーカイブ。 2014年2月25日閲覧。
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- ^ “成長期限定ユニット さくら学院が新メンバー初お披露目”. hotexpress (株式会社プランテック). (2011年7月26日) 2016年1月11日閲覧。
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- ^ “BABYMETAL初出場、炎と赤の照明演出/紅白”. 日刊スポーツ (株式会社日刊スポーツホールディングス). (2020年12月31日) 2025年12月2日閲覧。
- ^ “BABYMETAL、メジャー初シングル“イジメ、ダメ、ゼッタイ”で甲冑風コスに”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード株式会社). (2012年10月19日) 2016年1月11日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/takeru_yoda”. Twitter. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “藝大出身PWOデビュー作でベビメタ、ももクロ、セカオワ吹奏楽カバー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2015年11月11日) 2016年1月11日閲覧。
- ^ 久保田瑛理 (2023年4月13日). “寺岡呼人『Golden Circle Special いつかの僕らの夢、星になれたかな』千秋楽レポート、桜井和寿、はっとり、長屋晴子と共に輝かせた奇跡の星”. SPICE. イープラス. 2025年7月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- トレーラー
- ミュージック・ビデオ
- ライブ・ミュージック・ビデオ
- ディスコグラフィ
- DISCOGRAPHY - BABYMETAL 公式サイト
- イジメ、ダメ、ゼッタイ(通常盤) - TOY'S FACTORY 公式サイト
- イジメ、ダメ、ゼッタイ(初回生産限定盤“I”盤) - TOY'S FACTORY 公式サイト
- イジメ、ダメ、ゼッタイ(初回生産限定盤“D”盤) - TOY'S FACTORY 公式サイト
- イジメ、ダメ、ゼッタイ(初回生産限定盤“Z”盤) - TOY'S FACTORY 公式サイト
- 歌詞
- 『イジメ、ダメ、ゼッタイ』 - 歌ネット
- 『Catch me if you can』 - 歌ネット
- 『BABYMETAL DEATH』 - 歌ネット