蓮城まこと
蓮城 まこと(れんじょう まこと、11月25日 - )は、宝塚歌劇団・雪組に所属する男役。
大分県大分市、大分県立芸術文化短期大学付属緑丘高校出身。身長170cm。愛称は「きんぐ」、「ぴろこ」。
略歴
- 小学4年生で全国ツアー『エールの残照』(月組)を見たとたん、「あそこに立ちたい!」と決意。それからは自宅から母が運転する車で約2時間かけて福岡までバレエを習いに行き、高校も音楽コースの声楽科に進んだ。
- 中学卒業時から受験し続け、高校2年の時に3度目の正直で合格した。
- 2001年、宝塚音楽学校入学。
- 2003年、第89期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は49人中28番[1]。同期生に凪七瑠海、望海風斗、明日海りお、美弥るりか、壱城あずさ、七海ひろき、夢咲ねね、白華れみ、純矢ちとせ(入団時は男役で後に娘役に転向)、愛花ちさき(俳優・夏夕介長女)、大月さゆ、羽桜しずくなど。月組公演『花の宝塚風土記/シニョール・ドン・ファン』で初舞台を踏み、同年5月22日[1]に純矢、大月らとともに雪組に配属される。
- 2005年には同期の大月さゆとTAKARAZUKA SKY STAGEスカイ・フェアリーズを務める。
- 2006年、『ベルサイユのばら -オスカル編-』小公子役を演じた。
- 2007年5月の『エリザベート』新人公演では、大役ルドルフ役を演じた。
- 2008年1月、『君を愛してる-Je t' aime-』新人公演、ジョルジュ・ドシャレット役で初主演を果たす。
- 2009年8月、『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』新人公演、新公卒業で2度目の主演を果たす。本公演でも上級生にまじり話のキーとなる役どころを演じた。
- 2010年10月、POND'Sの広告キャラクターに同期の望海、明日海、美弥、凪七と共に選抜される。
- 2011年、TAKARAZUKA SKY STAGEのスカイ・ナビゲーターズに同期生の沙月愛奈と共に就任。
- 2016年5月8日、『るろうに剣心』の東京宝塚劇場公演千秋楽をもって退団[2]。
主な舞台出演
- 2004年1 - 2月、『送られなかった手紙』フランチェスコ
- 2004年4 - 7月、『スサノオ―創国の魁―/タカラヅカ・グロリー!!』
- 2004年11月 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』新人公演:チャン(本役:凰稀かなめ)
- 2005年4 - 5月、バウホール公演『さすらいの果てに』ウィリアム軍曹
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ/ワンダーランド』新人公演:オットー(本役:凰稀かなめ)
- 2005年11月、全国ツアー公演『銀の狼/ワンダーランド』マルソー
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばらーオスカル編ー』小公子、新人公演:ジェロワール(本役:音月桂・水純花音)
- 2006年7月、全国ツアー公演『ベルサイユのばらーオスカル編ー』ジェロワール
- 2006年8月、『雪組エンカレッジ・コンサート』
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙/タランテラ!』新人公演:マルセル・ドレフュス(本役:彩那音)
- 2007年2月、バウホール公演『ハロー!ダンシング』
- 2007年2 - 3月、バウホール公演『ノン ノン シュガー!!』K・BOY(緒月遠麻の負傷休演に伴う代役)
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』ジュラ、新人公演:ルドルフ(本役:凰稀かなめ)
- 2007年10月、シアタードラマシティー・日本青年館公演『シルバー・ローズ・クロニクル』ティム
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t' aime-/ミロワール』アイユ、新人公演:ジョルジュ・ドシャレット(本役:水夏希)*新人公演初主演
- 2008年5 - 6月、全国ツアー公演『外伝 ベルサイユのばら―ジェローデル編―/ミロワール』ジャン
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪/マリポーサの花』新人公演:サルディバル(本役:未来優希)
- 2009年1月、バウホール・日本青年館公演『忘れ雪』中里信一
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア』キッキング・ベア、新人公演:ホセ・ディアス(本役:未来優希)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-/RIO DE BRAVO!! 』ロバート・ホッジキス、新人公演:アルバート・ウィスラー(本役:水夏希)*新人公演主演
- 2009年11 - 12月、全国ツアー公演『情熱のバルセロナ/RIO DE BRAVO!!』セルバンテス伯爵
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢』マニヤーニ
- 2010年6 - 9月、『ロジェ/ロック・オン!』街の男
- 2010年10 - 11月、日本青年館・バウホール公演『オネーギン』ムッシュ・トリケ/ドミトリー・ラフスキー
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』
- 2011年4 - 5月、バウホール・日本青年館公演『ニジンスキー〜奇跡の舞神〜』イーゴリ・ストラヴィンスキー
- 2011年7月、梅田芸術劇場メインホール公演『ハウ・トゥ・サクシード』タッカベリー
- 2011年9 - 11月、『仮面の男/ロイヤル・ストレート・フラッシュ』アラミス
- 2012年1月、バウホール公演『インフィニティ~限りない世界~』
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス/Shining Rhythm!(シャイニング・リズム)』アルバ公爵
- 2012年7 - 8月、梅田芸術劇場メインホール・博多座公演『フットルース』チャック・クランストン
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』中岡慎太郎
- 2013年2月、中日劇場公演『若き日の唄は忘れじ/Shining Rhythm!』武部春樹
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』ジェファソン
- 2013年8 - 9月、全国ツアー公演『若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアールII』里村左内
- 2013年11月 - 2014年2月、『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』ミハエル
- 2014年3月、全国ツアー公演『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』フェルゼン/ロベスピエール
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA』黒田官兵衛
- 2014年10月、日生劇場公演『伯爵令嬢』モリス
- 2014年11月、轟悠ディナーショー『Yu! Just in Time』
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-/ファンシー・ガイ!』ロアン枢機卿(ストラスブールの大司教)
- 2015年5月、博多座公演『星影の人/ファンシー・ガイ!』山崎丞
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜/La Esmeralda』泰三
- 2015年11 - 12月、全国ツアー公演『哀しみのコルドバ/La Esmeralda』アントン・ナバロ(エリオの師匠)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』桂小五郎/ベルクール
脚注
- ^ a b 小林公一・監修『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、p.115。
- ^ “宝塚雪組、大湖せしる5・8退団 蓮城まことらも”. 日刊スポーツ (2015年12月24日). 2015年12月25日閲覧。
関連項目
- 大分県出身の人物一覧
- 朝海ひかる(蓮城入団時の雪組トップスター。在団年:1991年 - 2006年)