ザ・キング・オブ・ファイターズの登場人物
ザ・キング・オブ・ファイターズの登場人物(ザ・キング・オブ・ファイターズのとうじょうじんぶつ)では、ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズ(以下『KOF』)に登場するキャラクターを解説する。各作品で出場キャラクターが異なるため、キャラクターによっては登場していないシリーズもある。また、他の作品(『餓狼伝説』など)が出身のキャラクターは、原典から一部の設定が変更されている場合がある。
原作からの設定変更
『KOF』には『餓狼伝説』シリーズや『龍虎の拳』シリーズなど、他作品からのゲストキャラクターが複数登場している。しかし、例えば原作の『龍虎の拳』は『餓狼伝説』よりも過去の時代が舞台となっていたが、『KOF』ではこれらの作品の登場人物が同年代で登場しているなど、原作との設定の相違点が複数見られる。これらの時代的矛盾については、「『KOF』はパラレルワールド(原作本編とは設定の繋がりがない)」と説明されている。
三種の神器
草薙一族
- 草薙京(くさなぎ きょう)[Kyo Kusanagi](声:野中政宏)
- 所属:日本チーム(主人公チーム('94-'98))、三種の神器チーム(R-1、2003)、草薙流チーム(R-2)、乱入キャラクター('99)、エディット専用(2000)、京&庵チーム(XI)
- 『KOF』初代(オロチ編)主人公。炎を操る草薙流古武術の継承者(祓う者)である青年。『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズではアルバ・メイラのライバル。
- 草薙柴舟(くさなぎ さいしゅう)[Saisyu Kusanagi](声:新居利光['94RE-BOUT、'95]、逆木圭一郎['98-])
- 所属:エディット専用('94RE-BOUT)、中ボス('95)、おやじチーム('98)、草薙流チーム(R-2)、混合チーム(NW)
- 京の父で、先代の草薙流継承者。『'94』でルガール・バーンシュタインに敗れて死亡したものと思われていた。だが『'95』ではルガールに洗脳されて彼の部下として立ちはだかり、プレイヤーに敗れたあとに洗脳が解けて無事に生還する。タクマとは『'94』以前からの知り合い。
- 草薙蒼司
- → KOF 京
- 草薙葵
- → KOF 京
- 草薙静
- → KOF 京
八神(八尺瓊)一族
- 八神庵(やがみ いおり)[Iori Yagami](声:安井邦彦)
- 所属:八神チーム('96チーム)、ライバルチーム('95)、エディット専用('97、R-2、2000)、三種の神器チーム(R-1、2003)、乱入キャラクター('99)、庵チーム(2001)、最終ボス(EX)、京&庵チーム(XI)
- 草薙京の宿敵で『KOF』シリーズの準主人公。八神(八尺瓊)流古武術の継承者(封ずる者)。蒼い炎を駆使する。
神楽(八咫)一族
- 神楽ちづる(かぐら ちづる)[Chizuru Kagura](声:斉藤亜紀子['96-'98]、須川由紀子[2003])
- 所属:中ボス('96、2003)、女性格闘家チーム('98、'98UM)、三種の神器チーム(R-1)
- 神楽(八咫)流古武術の後継者(護りし者)。名の「ちづる」の漢字表記は「千鶴」。呪術を得意とする。
- 神楽マキ(かぐら マキ)[Maki Kagura](声:猪砂和世)
- 所属:中ボス(2003)
- ちづるの双子の姉。名の「マキ」の漢字表記は「万亀」。神楽(八咫)流古武術の後継者(護りし者)の一人だったが、『'96』以前、ゲーニッツによって殺害された。彼女が死んだことで、封印されていたオロチの力がゲーニッツによって解放されることとなった。『2003』にて、ちづるが作り出した幻影として登場している。
京の友人たち
- 二階堂紅丸(にかいどう べにまる)[Benimaru Nikaido](声:前塚あつし)
- 所属:主人公チーム('94-'99)、日本チーム('94-'98、2001-2002、XIII)、紅丸チーム(2000、2003)、ライバルチーム(XI)
- 京の親友にしてライバル。シューティングの使い手。雷を体に宿す。金髪を大きく逆立てた日米ハーフ。
- 大門五郎(だいもん ごろう)[Goro Daimon](声:臼井雅基)
- 所属:日本チーム(主人公チーム('94-'98))、紅丸チーム(2003)
- 柔道の元・金メダリスト。京と紅丸の友人で、現在は一児の父。
- 矢吹真吾(やぶき しんご)[Shingo Yabuki](声:子安武人)
- 所属:エディット専用('97、R-1)、乱入キャラクター('98、'98UM)、草薙流チーム(R-2)、主人公チーム('99)、紅丸チーム(2000、2003)、日本チーム(2001)、隠しキャラクター(家庭用2002)、ジョンチーム(2002UM)、混合チーム(NW)、京&庵チーム(XI)
- 京の在学する高校の学生で、「草薙京の弟子」を自称する。一般人だが、京のように炎を出せる技を習得しようとする努力家。パシリだけでなく後見人をも勤める。
- ユキ[Yuki](声:小島朋子)
- 京の恋人。高校生で陸上部に所属する。『'94』では背景に登場。戦いには縁のない普通の人間と思われたが、『'97』にて前世がクシナダヒメであることが判明した。京が行方不明になった際も生存を信じ、彼の帰りを待ち続けていた。その間の『2000』のストーリーにて、八神庵に助けられた。ネオジオポケットの格闘ゲーム『SNK GAL'S FIGHTERS』では隠しプレイヤーキャラクターとして登場を果たす。担当声優はオーディションによって決められた。
餓狼シリーズ
餓狼伝説
- テリー・ボガード[Terry Bogard](声:橋本さとし)
- 所属:餓狼伝説チーム(イタリアチーム)、サウスタウンチーム(R-1)、新サウスタウンチーム(R-2)
- 『2003』『XI』では『餓狼 MARK OF THE WOLVES』に準じた姿で出場したが、『XII』では『2002』以前の姿に戻った。『MAXIMUM IMPACT 2』では通常のテリーとは別に、「ワイルドウルフ」として『MOW』準拠のテリーが登場する。
- アンディ・ボガード[Andy Bogard](声:橋本じゅん['94]、難波圭一['95-])
- 所属:餓狼伝説チーム(イタリアチーム)
- 衣装替えが多く、『2001』では白い忍者風の衣装に変更される。また、『2001』のストーリーでは弟子の北斗丸が登場している。『ネオジオバトルコロシアム』(以下『NBC』)公式サイトのQ&Aでの回答では、数年間出場していなかったのは「斬影拳のキレを取り戻すため修行しているから」だとされている。
- ジョー・ヒガシ(東丈)[Joe Higashi](声:生瀬勝久['94]、檜山修之['95-])
- 所属:餓狼伝説チーム(イタリアチーム)
- キングを同じムエタイ使いということで意識しているらしく、『'98』での対戦前デモではわざわざムエタイのチャンピオンベルトを装着し見せびらかしては彼女に呆れられている。『2002』での女性格闘家チームに勝利したときのコメントにも、キングへの挑発的な発言をしている。『XI』では、ムエタイのタイトルマッチと『KOF』が重なってしまったために不参加となる。
- キム(キム・カッファン)(김갑환)[Kim (Kaphwan)](声:橋本さとし['94-XI]、長田和彦[XII、XIII])
- 所属:韓国チーム(キムチーム)、サウスタウンチーム(R-1)、隠しキャラクター(NW、MI2)、餓狼伝説チーム(XI)
- 『KOF』シリーズでは脱獄犯のチャン・コーハンと通り魔のチョイ・ボンゲを更生させるために大会に参加している。『'97』では更生の様子をドキュメント番組に取り上げられており、その番組をジョン・フーンが見ていた。『2003』以降(他作品を含めれば『SVC CHAOS』以降)は下の名前が表記されず、単に「キム」になっている。『XI』で初めて餓狼チームのメンバーとして出場する。『'94』と『'95』で超必殺技「鳳凰脚」が空中でも出せるようになっており、『'96』以降もそのまま正式な技として定着した。『'96』以前は性格が『餓狼』の頃とそれほど変わらないが、『'97』以降は腹黒ぶりが前面に押し出されるようになった。
- 不知火舞(しらぬい まい)[Mai Shiranui](声:曽木亜古弥['94-XI]、小清水亜美[XIII])
- 所属:女性格闘家チーム(イギリスチーム)、ヒロインチーム(R-1)、新サウスタウンチーム(R-2)、餓狼伝説チーム('99、EX、EX2)、隠しキャラクター(PS2版XI)
- 不知火流忍術を駆使して戦う巨乳のくノ一。アンディとは恋人同士。『'94』ではユリと同年齢だったが、『'95』から舞がユリより1つ年上という設定に変更されている。
- ビリー・カーン[Billy Kane](声:生瀬勝久['95]、山西惇['97-2002、MI2]、せいじろう[2003、XIII])
- 所属:'97スペシャルチーム('97チーム)、ライバルチーム('95)、アウトローチーム(2003)、隠しキャラクター(家庭用XIII)
- 『'95』では八神庵とチームを組むが、エンディングで庵の不意打ちにあう。以後、『KOF』シリーズでは庵を目の仇にしている。『MAXIMUM IMPACT 2』ではギース死後の設定の中で初めて登場する。
- ギース・ハワード[Geese Howard](声:コング桑田)
- 所属:ボスチーム('96ボスチーム)、隠しキャラクター(家庭用2002、PS2版2002UM、PS2版XI)、最終ボス(EX、NW)
- 初代『餓狼伝説』や『リアルバウト餓狼伝説』などでのボス。ハワード・コネクション総帥。『'94』では餓狼チームエンディング、『'95』ではライバルチームエンディングに登場している。『'96』ではオロチの力を得ようと『KOF』に出場する。以前は敵対関係にあるクラウザーとビッグとともに組むとは決して考えなかったが、彼らを利用するために裏から手を回して出場させる。『餓狼伝説』シリーズ本編では『リアルバウト餓狼伝説』で死亡しているが、『'96』に出すことに決定した時点で、ギースが死亡することを『KOF』のスタッフは知らされていなかった(ギース・ハワードの項に詳細)。『NW』では『龍虎の拳2』の頃の若い姿で登場した。本編とはパラレルワールドの『MI』シリーズでは既に死亡した設定になっている(本編と『MI』シリーズ両方の後日談であるアニメ『The King of Fighters: Another Day』でも同様の設定)。
- ヴォルフガング・クラウザー[Wolfgang Krauser](声:B.J.Love)
- 所属:ボスチーム('96ボスチーム)
- 『餓狼伝説2』などでのボス。暗黒界の帝王でシュトロハイム家の当主でもある。実はギースとは異母兄弟。『'94』では餓狼チームエンディングに登場。『KOF』にギースが出場すると聞き、その真意を確かめるために出場する。プロレスラーじみた新技が追加されている。本編と同じく年齢は不明となっている。
- ブルー・マリー[Blue Mary](声:生駒治美)
- 所属:'97スペシャルチーム('97チーム)、女性格闘家チーム('99、2003)、餓狼伝説チーム(2000、2001)、エージェントチーム(XI)
- 本名をマリー・ライアンというエージェント。たまにテリーに仕事を手伝ってもらっている。『'95』以降は各キャラクターの年齢が止まっていたために『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』の年齢設定で出てきたので、本家より年齢が2つ上にずれており、しかも『2001』で1つ年を取っている。
- 山崎竜二(やまざき りゅうじ)[Ryuji Yamazaki](声:石井康嗣)
- 所属:'97スペシャルチーム('97チーム)、アウトローチーム(2003)
- アジアを拠点として暗躍する悪漢。マリーと同じ理由で本来より年齢が2つ上にずれた。『餓狼』シリーズとは異なり、本シリーズではオロチ八傑集の一人という設定になっている(相手の飛び道具を掴んで投げ返す「倍返し」がオロチ一族としての能力を用いた技とされている)。しかし、彼自身に一族に協力する気はさらさらなかった。開発スタッフの話によると、餓狼シリーズの人気キャラクターである山崎を八傑集の一人にすることは相当のバクチだったという。このことに関しては「『KOF』の開発スタッフが餓狼シリーズの開発スタッフと相談した結果、山崎を八傑集の一人にすることができた」と明かされている。
- 李香緋(リー・シャンフェイ)[Li Xiangfei](声:金月真美)
- 所属:女性格闘家チーム('99、2001)、美少女格闘家チーム(2002UM)
- サウスタウン中華料理店のウェイトレスにして、用心棒も勤める中国系アメリカ人の少女。『'99』では財布を忘れて料金を払えない藤堂香澄を食い逃げ犯として追いかけており、そこをマリーに呼び止められたのが『KOF』に誘われるきっかけとなった。マリーと同様に年齢がずれている(こちらは3つ上)。
- ダック・キング[Duck King](声:コング桑田)
- 所属:餓狼伝説チーム(XI)
- テリーにライバル意識を燃やすストリートダンサー兼格闘家。『KOF』に出られないということでバー・イリュージョンで藤堂竜白・ヘビィ・D!とともにヤケ酒を飲むこともあった(この様子は『'95』の女性格闘家チームステージの背景で見られる)が、『2000』でアナザーストライカーとしての出場を経て、遂に『XI』では正式出場を果たした。しかし、テリーにより『XI』でのキムの「更生」の対象とされてしまう(同時にテリーも「教育」の対象になった)。
- タン・フー・ルー[Tung Fu Rue](声:中井重文)
- 所属:隠しキャラクター(PS2版XI)
- テリーやギースなどの師匠の一人で、八極聖拳の使い手。戦闘力は年老いてもなお健在。
- ライデン[Raiden](声:郷里大輔[XII]、イアン・ギブ[XIII])
- 所属:キムチーム(XIII)
- かつては正統派のプロレスラーだった悪役覆面レスラー。『'94』などではビッグ・ベアの姿で背景に登場していたが、『XII』において正式に参戦する。
- ホア・ジャイ[Hwa Jai](声:長代聡之介)
- 所属:キムチーム(XIII)
- かつてジョー・ヒガシに敗れ、ギースの配下になっていた元ムエタイチャンプ。現在は改心して、ジョーのセコンドを務める。『XIII』にて初めて格闘ゲームのプレイヤーキャラクターとして正式参戦し、キムとライデンがチームメンバーとなる。
- リチャード・マイヤ
- → MAXIMUM IMPACT
- リリィ・カーン
- → MAXIMUM IMPACT
餓狼MOW
- ロック・ハワード
- → MAXIMUM IMPACT
- グリフォンマスク[The Griffon / Tizoc](声:花田光)
- 所属:餓狼伝説チーム(2003)、餓狼MOWチーム(XI)
- 人気の覆面レスラー。『2003』ではチームメイトのジョーに「トリ男」と呼ばれ、腹を立てる(なお、原作でもマルコ・ロドリゲスにトリ扱いされていた)。『XI』ではジェニーの素性を知らぬままチームを組む。
- 牙刀(がとう)[Gato](声:石井康嗣)
- 所属:アウトローチーム(2003)、餓狼MOWチーム(XI)
- 『2003』ではギースに雇われ、『XI』ではジェニーに仇敵である父の情報をちらつかされ、『KOF』参加となる。
- B.ジェニー[B. Jenet](声:斉藤レイ)
- 所属:餓狼MOWチーム(XI)、隠しキャラクター(MI2)
- 大会の優勝賞金を狙う義賊。初恋の人はテリーで、舞とはライバル関係。
- 双葉ほたる(ふたば ほたる)[Hotaru Futaba](声:堀江ゆき)
- 所属:隠しキャラクター(PS2版XI)
- 母親殺害を機に行方不明となった父と兄を探す少女。テンのイトカツを連れている。『XI』の餓狼MOWチームのエピローグに登場していたが、同作のPS2版ではプレイヤーキャラクターとして登場している。
龍虎の拳
- リョウ・サカザキ(坂崎亮)[Ryo Sakazaki](声:臼井雅基['94-XI、XIII]、小崎正義[XII])
- 所属:龍虎の拳チーム(メキシコチーム、極限流チーム)、サウスタウンチーム(R-1)、新サウスタウンチーム(R-2)
- 特殊技「氷柱割り」は『龍虎の拳』でのボーナスゲームがモチーフ。『XI』では必殺技に「ビール瓶斬り」も追加される。また『龍虎2』で貰った馬に「タツマキ」という名が『'98』でついた。『'96』以降でのニュートラルポーズは「天地上下の構え」と呼ばれるもので『NBC』でも超必殺技「武力乱舞」を出す際に始動技としてこの構えをとる。『'94』で「龍虎乱舞」がバグで空中でも使用可能だったが、『'95』では正式採用されている。『KOF』での龍虎チームのエンディングはほとんどがお笑い担当となっている。
- ロバート・ガルシア[Robert Garcia](声:Kay稲毛['94-'95、XII、XIII]、小市慢太郎['96-2003])
- 所属:龍虎の拳チーム(メキシコチーム、極限流チーム)、隠しキャラクター(PS2版XI)
- 『'99』以降はKOFオリジナルの衣装になった。『XI』ではガルシア財団のプロジェクトに参加するために欠場(龍虎チームのエンディングには登場している。またPS2版には『NBC』仕様のロバートが隠しキャラクターとして登場する)。彼も『'95』でのみ、バグ技として「龍虎乱舞」を空中で出すことができる。
- 元々、設定的に極限流空手を自己アレンジしているということで、『'96』以降しばしば技構成にアレンジがなされ、リョウがパンチ技主体として描かれているのに対し、ロバートはキック技主体のキャラクターとして描かれるようになった(超必殺技を除く必殺技が溜めコマンドになっていたことも)。キャラクターの差別化がより必要な『KOF』においては、最もレギュレーション変更が頻繁なキャラクターである。
- タクマ・サカザキ(坂崎拓馬)[Takuma Sakazaki](声:津田英治)
- 所属:龍虎の拳チーム(メキシコチーム)、おやじチーム('98)、マスターチーム(2002UM)
- 『龍虎の拳2』の時とは違い、胴着はちゃんと着ている(格好が大門と重複するため)。原作ゲームでは既に引退したが、こちらではまだまだ現役である(『'95』で一旦引退し、ネスツ編で復活)。『'96』と『'97』の龍虎チームのエンディングでは天狗の面を被って「Mr.カラテ」を名乗り登場してきたこともあり、本人は本気でばれていないと思っている。
- 『2000』でチームに入れたキングの格闘家としての優れた才能に惚れ込み、以後から息子のリョウとくっつけて格闘技のサラブレッドを生ませて極限流の跡継ぎ(3代目)にしようと、くだらない企みをしている。
- テリー&アンディ兄弟の養父のジェフ・ボガードや草薙京の父の草薙柴舟といった自分と同じ先代的な格闘家たちとは『'94』以前からの知り合いの間柄である。
- 『2003』の龍虎チームのエンディングで牙刀の父親と思われる人物に、闇討ちを受けて入院していたが、『XI』ではほとんど回復しており、入院中も3mもある病院のゲートを飛び越えてカップそばを購入しに行っている程(しかも、天狗の面を被りながら)。
- ユリ・サカザキ(坂崎ユリ)[Yuri Sakazaki](声:ほりえかおり)
- 所属:龍虎の拳チーム(極限流チーム)、女性格闘家チーム(イギリスチーム)、ヒロインチーム(R-1)、ちょうヒロインチーム(R-2)
- 『'96』以降は他のキャラクターに似た必殺技(超必殺技)を使うようになる。『龍虎の拳2』での勝ちゼリフ「よゆうっチ!」からのインスパイアで、本作のみ「○○っチよ」という口調になっていることがある。
- 『XIII』からは、長髪を切って、ショートヘアにしている。
- キング[King](声:生駒治美)
- 所属:女性格闘家チーム(イギリスチーム)、龍虎の拳チーム(2000、XI)、隠しキャラクター(家庭用2002)
- イギリスに渡りバー「イリュージョン」を経営。双子のウェイトレスのサリー&エリザベスを雇っている。ジャンという弟がおり、『'96』では交通事故に遭っていた。このために彼女は『KOF』の出場を見合わせようとしたが、弟に叱咤されている。
- 如月影二(きさらぎ えいじ)[Eiji Kisaragi](声:島よしのり)
- 所属:ライバルチーム('95)、乱入キャラクター('98UM)、アンチ極限流チーム(XI)
- 極限流を目の仇にする如月流の忍者。ビリー・カーンと同じ理由で八神庵を目の仇にしている。修行により『'96』以降での登場はあまりなかった(『2000』ではアナザーストライカーとして登場)。『XI』で長き修行を終え『KOF』に復帰し、同じ敵対心を持つ藤堂香澄・まりんとともに極限流の打倒を目論む。
- Mr.ビッグ[Mr. Big](声:中まさる['96、'98UM]、柚木伸介[PS2版XI])
- 所属:ボスチーム('96ボスチーム)、隠しキャラクター(PS2版XI)
- サウスタウンの裏組織の幹部。原作ゲームでは中ボスであり、サカザキ家やギースとは対立している。組織を拡大するきっかけになればとギースとクラウザーとともに「ボスチーム」を組んで大会に出場する[1]。EDでは、下らない動機で自分やクラウザーを出場させた腹いせにギースを狙撃しているが、ビリーによって阻止される。尚、登場デモではセクシーな女性を2人も侍らせており、そのうちの1人は対戦相手に対し「彼は凄いわよ」と言う。
- 藤堂香澄(とうどう かすみ)[Kasumi Todoh](声:弓雅枝)
- 所属:女性格闘家チーム('96、'99、2000、2002UM)、乱入キャラクター('98UM)、アンチ極限流チーム(XI)
- 影二と同様に極限流一門を敵視しているはずだが、『2000』ではその極限流の一員であるユリの誘いで女性格闘家チームに加わった。この時のストーリーでは、ユリのことを「さん」付けで呼び仲が良い様子だったが、『XI』での彼女に対する勝利台詞では彼女を「亜流」だと言い、正当な極限流とは見なしていないようである。ぶっきらぼうだった喋り方も徐々に丁寧になっていった。『'99』以降は髪型をポニーテールにしている。香緋に食い逃げ犯扱いされたことがあり、翌年以降に彼女と一緒に出場したことはない。なお、かなり天然な面もあり、行方不明の父(藤堂竜白)を探すという目的があるが、ほぼ毎回『KOF』の背景に藤堂竜白がいることには気付いていない様子。
- 藤堂竜白[Ryuhaku Todoh](とうどう りゅうはく)(声:AKIRA GOTO[2000])
- 初代『龍虎の拳』のみに登場していた藤堂流古武術の使い手で、香澄の父親。『2000』では彼らしき人物がマニアックストライカーとして登場したが、顔が影で隠れていてキャラクター名も「アンノウン(Unknown)」となっていた。『2002UM』では香澄がMAX2で「超重ね当て」の構えを取った直後に香澄の背後に登場し、同時に「超重ね当て」を放った後、香澄に見られる直前に画面から消えるという形で登場する。『KOF MAXIMUM IMPACT 2』では操作キャラクターではないが、チャレンジモードの破壊オブジェとしてローラーカーに乗って登場。
怒チーム
ゲーム初期では「ブラジルチーム」とも称されている。
- ハイデルン[Heidern](声:新居利光)
- 所属:おやじチーム('98)、マスターチーム(2002UM)
- ブラジルの非合法の傭兵部隊を率いる、冷徹に徹した軍人。「ハイデルン」という名は本名ではなくコードネーム。ルガールに右目と妻子の命を奪われた。我流の暗殺術を編み出し、手刀術・手から相手の体力を吸収する「ストームブリンガー」を使用する。『'94』ではあるバグを利用して、体力満タンの相手を一気にK.O.することもできる。『2003』のストーリーにて、偶然アーデルハイドと出会う。意気投合する2人だったが、その後の調査(『XI』のストーリー)にてアーデルハイドがルガールの血縁であったことが判明し、彼の苦悩を打ち明け自ら敵対関係となる。年齢は40代半ば。
- ラルフ・ジョーンズ[Ralf Jones](声:前塚あつし['94-XI]、しのや文秀[XII、XIII])
- ネオジオ以前にSNKがリリースしたアーケードゲーム『T・A・N・K』の主人公であり、『怒』の1Pキャラクター。階級は大佐。ハイデルンの部隊に属し、直に彼の暗殺術を教え込まれた(だが、ハイデルンと同じ技は全く使っていない)。ガードすら許さない豪拳の持ち主で、その拳からは火花が出る。超必殺技の「ギャラクティカファントム」は、ボスの超必殺技並みの脅威の威力を誇るうえにガード不能だが、攻撃するまでのタメモーションが長いうえに隙も大きい(MAX超必殺技版は超必殺技版と違い、体力の8-9割を減らす。攻撃するまでのモーションは上半身にガードポイントがある)。また、この技は一時期普通の必殺技になっていた(ダメージは他の必殺技に比べ高い)。30代後半だが、随分ヤンチャな性格。苗字は「ジョーンズ」だが、本シリーズでは『'98』まで全く出てきていなかった。『メタルスラッグ6』にもプレイヤーキャラとして登場している。
- クラーク・スティル[Clark Still](声:島よしのり)
- 『怒』の2Pキャラクター。階級は中尉。『怒』時代は単にラルフの色違いだったが、帽子にグラサンというデザインになり、さらに差別化された。性格は冷静沈着で、ラルフにとって信頼のおける相棒であり、階級の差を越えた親友(年はクラークの方が5つ下)。ラルフ同様「ハイデルン暗殺術」を習得している(ハイデルンと同じ技は使わない)。『'94』はラルフと必殺技が同じだったが、『'95』から新技が増えるにつれてラルフとの差別化が徐々に図られていく。多彩な投げ技が持ち味で、相手を空高く放り上げる「スーパーアルゼンチンバックブリーカー」は彼の代名詞ともなっている。その戦いぶりは軍人というより、プロレスラー同然となっている。「ガトリングアタック」や「バルカンパンチ」が削除される時期もある。彼の苗字「スティル」も本シリーズでは『'98』で出てきている。彼も『メタルスラッグ6』にも登場する。まだオールスター作品となる前の『'94』企画当初は、近い性能の2人+リーダーという形で全チーム編成される予定だった(怒チームとサイコソルジャーチームはその名残)。
- レオナ[Leona](声:弓雅枝)
- 所属:エディット専用(R-1、R-2)
- ハイデルンの養女。オロチ八傑集の一人・ガイデルの実娘で、本来は父が受け継ぐはずだったオロチの力を所持している。幼い頃に突如現れたゲーニッツに強制的にオロチの力を目覚めさせられ、自分の手で家族を殺し、この事件が原因で心を閉ざし感情を無くす。この後ハイデルンに保護され兵士として鍛えられる。部隊の中でハイデルンに最も近い戦闘の「型」を持っている。「レオナ・ハイデルン」と名乗ることがあるが、これはハイデルン同様コードネームである。『'97』で再び暴走してしまうが、以降はオロチの血の力を紆余曲折あって制御できるようになった。しかし『2003』時にオロチの封印が解けて不意に暴走状態に陥り、チームから一旦離れることになる。
- ウィップ
- → 改造人間
サイコソルジャーチーム
- 麻宮アテナ(あさみや アテナ)[Athena Asamiya](声:福井玲子['94]、長崎萠['95]、さとう珠緒['96]、栗栖ゆきな['97]、池澤春菜['98-])
- 所属:ヒロインチーム(R-1)、ちょうヒロインチーム(R-2)、女子高生チーム(2003)
- ネオジオ以前にSNKがリリースしたアーケードゲーム『サイコソルジャー』の1Pキャラクター。『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』等にも登場した『アテナ』の主人公「アテナ姫」は彼女の先祖である。
- 椎拳崇(シイ・ケンスウ)[Sie Kensou](声:や乃えいじ)
- アテナに恋する少年。元は『サイコソルジャー』の2Pキャラクター。
- 鎮元斎(チン・ゲンサイ)[Chin Gentsai](声:西村寿一['94-2002]、松尾まつお[XII、XIII])
- 所属:マスターチーム(2002UM)
- アテナたちが駆使する拳法の師匠。
- 包(パオ)[Bao](声:中野加奈子)
- 生まれた日が凶日で、災厄を呼ぶ子供とされて殺されそうになったが、助けられてある寺に託されていた少年。ある日、超能力が発現したために鎮の元に預けられた(この超能力は拳崇から吸収してしまったもの)。『'99』の大会後に拳崇から膨大な超能力を吸収してしまい、長い昏睡状態になるが回復。『2000』の大会後、今度は逆に拳崇によって超能力の多くを吸収されてしまう。まだ超能力の制御がうまくできていないらしく、現在は修行に励んでいる。シリーズ登場キャラクター内では最年少の12歳。他の登場作では、『SVC CHAOS』にてヒューゴーの開始前デモなどで登場。
- 桃子(ももこ)[Momoko](声:猪砂和世)
- 『XI』から登場するカポエイラ使いの超能力者(超能力は生まれつきらしいが、どこでカポエイラを習得したのかは不明。一時期リチャード・マイヤであるという説があったが製作者スタッフがインタビューにおいて否定している)。とても小柄で幼く見えるので、よく小学生と間違えられるほどだが、れっきとした女子高生である。連携技「ももこんぼ」を駆使する。カポエイラ使いなだけに動きは軽やかだが、技名は全て平仮名表記になっている。
- 渡部薫(わたべ かおる)[Kaoru Watabe](声:川澄綾子)
- 『'97』から登場したアテナファンの女子高生。病気で足が不自由だったが、治療の甲斐あって完治する。大勢のアテナファンの内の一人のはずだったが、『'99』以降アテナたちと行動をともにしている。操作キャラクターではないが、『2000』では包のアナザーストライカーとして登場し、メイド風の衣装を着ている。
韓国チーム
『'98』までは「キムチーム」が正式なチーム名。
- キム(キム・カッファン)
- → 餓狼伝説
- 本シリーズではチャンとチョイの更生という名目で韓国チームを結成する。
- チャン・コーハン(장거한)[Chang Koehan](声:島よしのり['94-'95]、有田洋之['96-])
- キムの元で更生指導を受ける鉄球を使う巨漢の脱獄犯。本シリーズのオリジナルキャラクターだが、キムの本家登場作品の『リアルバウト餓狼伝説』のキムのエンディングで登場している。また『CAPCOM VS. SNK 2』にも後述のチョイとタッグを組んで登場し、2人とも服装が『'95』以前と同じ物に戻っている。
- チョイ・ボンゲ(최번개)[Choi Bounge](声:前塚あつし)
- キムの元で更生指導を受ける爪使いの元・通り魔。チャンとともに『'97』までは2人とも逃げ出す気だったが、『'99』以降は半ば諦めており、何だかんだ言いつつキムやジョンを慕っているような発言も見られるようになった。
- ジョン・フーン(전훈)[Jhun Hoon](声:一条和矢)
- 所属:ジョンチーム(2002UM)
- キムと同門の武術家。名前の漢字表記は「全 勲」。自分の苗字をキム(金)より二画少ないという理由で嫌っている。必殺技の中に「構え」を取るものがある。キムの更生指導のことは『'97』の試合中継で知った。『'99』にはチャン、『2000』にはチョイを個別更生指導している。
- アイドルおたくで、特にアテナの大ファン。「チャンたちを更生させる」と言いつつも、アテナのコンサートなどに連れ回してオタクっぷりを披露するため、チャンとチョイからは「キムのほうがマシ」と言われている。
- 『2002UM』では真吾、麟を誘って参戦している。そのチームとしての浮きっぷりはキムとチャンはおろか、クリザリッドとオメガ・ルガールからも指摘されるほどである。
- メイ・リー(이진주)["May" Lee Jinju](声:川上とも子)
- 所属:女性格闘家チーム(2002)、美少女格闘家チーム(2002UM)、隠しキャラクター(PS2版NW)
- キムの弟子。ベルトとカエルの顔が描かれたTシャツを着用し、頭の上にメガネを乗せている。特撮ヒーローマニアで、テコンドーとヒーロー風ファイトの2種のスタイルをとる(ゲーム中では、それぞれ自由に切り替え可能)。
- 韓国版では名前の表記が本名の「イ・ジンジュ(李 珍珠、이진주、Lee Jinju)」となっている。
- デビュー作の『2001』では交通事故にあったジョンの代わりに韓国チームに加わった。『2003』以降はバックストーリーにも登場しないが、PS2版『NW』にはアンヘルとともに登場している。
- チェ・リム
- → MAXIMUM IMPACT
アメリカンスポーツチーム
- ヘビィ・D![Heavy D!](声:西村寿一)
- ボクシングの対戦中に相手を死亡させてしまった黒人ボクサー。それ以来、対戦相手がいなくなっていたところに『KOF』の招待状が届いたため、ラッキーとブライアンを誘い『KOF』に出場する。『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』の暴走庵エンディングにも登場する。
- ラッキー・グローバー[Lucky Glauber](声:Kay稲毛)
- ヘビィ・D!の友人の、元バスケットマンで空手全米チャンピオン。バスケットボールや練った気を飛び道具として使う。『'97』のニューフェイスチームのストーリーで彼らしき人物を襲い招待状を奪う描写があったが、『'98』のインタビューではあれは自分ではないと主張している(同様の描写が『NBC』でのシェルミーのストーリー、『KOF MIA』での溝口誠のストーリーにもある)。
- ブライアン・バトラー[Brian Battler](声:や乃えいじ)
- プロのアメリカンフットボーラー。TVで見ていたヘビィ・D!にスカウトされる。『'94』時点では格闘技経験なし。『'98』ではトレーニングを重ね、プロレス技も会得。必殺技の「スクリューボディープレス」はその形態からスタッフの間で「ダッシュガメラ」と呼ばれていた。
バーンシュタイン一族
- ルガール・バーンシュタイン[Rugal Bernstein](声:新居利光['94-'95、'98、2002UM]、若本規夫[2002])
- 所属:最終ボス('94)、エディット専用('98)、乱入キャラクター('98UM)
- 『'94』と『'95』で『KOF』を開催した武器商人。様々な格闘技をマスターしており、ギースやクラウザーの技も一部習得済み。ボス戦で倒された後は毎度自爆する。『'98』での再登場時には勝利ポーズで新たな秘書2人(ヒメーネとアヤ)が登場する。
- アーデルハイド・バーンシュタイン[Adelheid Bernstein](声:田中哲哉)
- 所属:最終ボス(2003)、乱入キャラクター(XI)
- 巨大飛行艇「スカイノア」を所有する若き兄妹の兄。ルガール・バーンシュタインとは血縁関係にあたり、ルガールの技を受け継いでいる。『2003』ではKUSANAGIを超必殺技かリーダー超必殺技を使わずにK.O.すると、通常の最終ボスとして登場するが、この時の彼を倒しても正式なエンディングは見られない。ファミリーネームが「バーンシュタイン」であると明らかになったのは『XI』。『XI』では720時間稼動させると隠しキャラクターとしてタイムリリースで登場する。『XI』の乱入キャラクターの中では彼にだけ通常のキャラと同様の形式のエンディングがあるが、彼をリーダーにしてクリアしなければ見ることはできない。
- ローズ・バーンシュタイン[Rose Bernstein](声:猪砂和世)
- アーデルハイドの妹で、兄がルガールの技を受け継いでいるのに対し、彼女はルガールの価値観を受け継いでいる。それ故、プライドが非常に高い。『XI』のアーデルハイドのエンディングで、「彼の地より出る者たち」の牡丹に操られてしまう。それにより、『XIII』では表向きの主催者となった。
オロチ一族
オロチに魅入られた者たちで形成された共同体。オロチを長として、崇めたたえている。人の姿をしているが、人とは異なる存在。様々な自然の力を持っている。少数ではあるが、基本的に人と交わることはなく、現在までその血は色濃く受け継がれている。残虐性が高く、破壊的な行動を好む。真の瞳孔は、その名を示すとおり、爬虫類系で縦に割れたもの。
なお、オロチ一族は、宗教のようなもので結束されたものではなく、あくまで『オロチ』という絶対的なものが存在していれば良いという意識で確立された一族である(ゲーニッツが四天王でありながら牧師という職に就いているのもそのため)。
一族の長
- オロチ[Orochi](声:緒方りお)
- 所属:最終ボス('97、'98UM)
- 地球という惑星そのものの意思の存在であり、実体を持たない。『'97』(オロチ編最終章)では“炎のさだめ”のクリスに宿って復活した。
オロチ八傑集
オロチ一族の中でも秀でた力を持つ8人。ヤマタノオロチとも呼ばれ、人々から恐れられてきている。そして、八傑集の中で特に力が強く、自然現象をも自らの意志で操ることが可能な4人を「オロチ四天王」と呼ぶ。
他のオロチ一族は次の世代を血筋によって受け継がせるのに対し、八傑集は血筋ではなく輪廻転生によってその存在と力を受け継がせていく。したがって、八傑集の親族は基本的にはオロチとは関係のない普通の人間なのだが、稀にレオナのようなイレギュラーも誕生する。最終的には山崎竜二を除いて全員が死亡し、オロチとともにその魂が封印されることになる。
出身地が判明しているのは、日本出身の山崎竜二と七枷社、フランス出身のシェルミー、スウェーデン出身のクリスの4人である(『'97』で正体が判明した)。なお、レオナはオロチの血統を受け継いだが、意思までは受け継いでいないので八傑集にはカウントされない。
- ゲーニッツ[Goenitz](声:島よしのり)
- 所属:最終ボス('96、'98UM)、隠しキャラクター(家庭用2002、PS2版2002UM)
- “吹き荒ぶ風”の名を持つオロチ四天王。八傑集の中でもいち早く覚醒した。牧師風の格好(オロチ一族の正装)をしており、風を自在に操る。神楽マキを殺害し、封印されていたオロチの力を開放した張本人。
- コミック版『KOF京』では、ちづるにオロチの技を封印されただけで死んではいない。『EX2』では自身の配下であるグスタフ・ミュンヒハウゼンによって十種神宝の一人、天羽忍に自身の魂を宿し、その肉体を奪って転生しようとするという設定がある。ちづる同様、『'96』ではMVS版やネオジオROMカセット版でも隠しキャラクターとして使用できる予定であった。
- 七枷社(ななかせ やしろ)[Yashiro Nanakase](声:粟根まこと)
- 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)
- “乾いた大地”の名を持つオロチ四天王。とある出来事が原因で、庵を目の敵にする白髪のバンドマン(担当はギター)。打撃技を主体とした格闘スタイル。エンディングでは、オロチ復活のためにクリスとシェルミーをその手にかけた後、自らもその命を捧げた。
- シェルミー[Shermie](声:西川葉月)
- 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)
- “荒れ狂う稲光”の名を持つオロチ四天王の紅一点。ファッションデザイナーもしている、社のバンドメンバー(担当はキーボード)。投げ技を中心とした格闘スタイルで、ミニスカートを通した脚で相手をはさみこむ戦い方を得意とする。
- クリス[Chris](声:緒方りお)
- 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)
- “炎のさだめ”の名を持つオロチ四天王。社のバンドメンバー(担当はボーカル)の少年。小柄な体を活かしたスピーディーな戦い方をする。『'97』では最終的にオロチの依代になったが、ちづる以外のほとんどのキャラクターにはクリスがオロチ本人と思い込まれているような台詞を言われる。
- マチュア[Mature](声:辻裕子)
- 所属:八神チーム('96チーム)
- 『'94』のデモ画面でルガールの秘書として登場した金髪シニヨンヘアの女性。実はオロチの力を手に入れたルガールを監視していた。プレイヤーデビュー作の『'96』で元々は八神庵を監視する目的でバイスとともにチームを組んだが、庵自身に興味を抱き、ゲーニッツを裏切った。エンディングでは、「血の暴走」を起こした庵によってバイスとともに体を引き裂かれた。真行寺たつや版『'94』のコミカライズでは名前こそ出ないが、ルガールの愛人的存在として描かれている。『'98』では対ルガール戦の開始前デモで投げキッスをする。
- バイス[Vice](声:弓雅枝)
- 所属:八神チーム('96チーム)
- 『'95』のデモ画面でのルガールの秘書だった黒髪ベリーショートヘアの女性。マチュアと同じく、ルガールの監視が目的だった。彼女もまた『'96』で元々は八神庵を監視する目的でマチュアとともにチームを組んだが、庵自身に興味を抱き、ゲーニッツを裏切った。エンディングでは、「血の暴走」を起こした庵によってマチュアとともに体を引き裂かれた。登場作品ごとにニュートラルポーズが大きく異なり、『CAPCOM VS. SNK』シリーズでのニュートラルポーズは『'96』と同じものになっている。
- ガイデル[Gaidel]
- レオナの実父。他のオロチ八傑集とは違ってオロチの血が覚醒しきっておらず、受け継いだ血はほとんどレオナに受け継がれたので、普通の人間としての人生を選び、妻子とともに平穏な生活を送っていた。ゲーニッツにレオナの体内に秘めるオロチの血の濃さを見抜かれ、ゲーニッツによって覚醒(暴走)させられたレオナに妻とともに殺害された。
- 山崎竜二
- → 餓狼伝説
オロチ四天王
四天王の技名はここではひらがなで表記しているが、本来はキリル文字で表記されている(例:ゲーニッツの必殺技「ЁНОКАЗЭ」⇒「よのかぜ(世の風)」)。「真八稚女・みずち(「蛟」、キリル文字で「МИЗУЧИ」と書く)」の「真八稚女」は、キリル文字で表さずに漢字で表す。キリル文字での表記法はロシア語などにおける日本語のキリル文字表記とほぼ同じだが、シャ行の子音に「Ш」、チャ行の子音に「Ч」、ジャ行の子音に「Ж」、ザ行の子音に「ДЗ」でなく「З」を用いる点が異なる(ゲーニッツの『SVC CHAOS』で追加された「ふうじん いぶき」のような一部例外もある)。ハ行の子音はゲーニッツの技のみ「Г」で他の四天王の技は「Х」となっている。
- 吹き荒ぶ風のゲーニッツ(ふきすさぶかぜのゲーニッツ)
- ゲーニッツの四天王としての二つ名。ただし、ゲーム上はこの名前で登場することはない。オロチの風の力を操る。
- 乾いた大地の社(かわいただいちのやしろ)[Orochi Yashiro]
- 所属:オロチチーム(裏オロチチーム)、中ボス('97)、隠しキャラクター('98、'98UM、R-1、R-2、NW)
- 本性を現した社。オロチの地の力を操る。打撃中心だった表と打って変わり、投げ技で相手に大地のパワーを直接叩き込む。製作者たちの間で「オロチチームは日本チームに対比した形に」ということになったため、社は大門に対比した技を持つことになり、そのため超必殺技に「あんこくじごくごくらくおとし(暗黒地獄極楽落とし)」がある。
- 荒れ狂う稲光のシェルミー(あれくるういなびかりのシェルミー)[Orochi Shermie]
- 所属:オロチチーム(裏オロチチーム)、中ボス('97)、隠しキャラクター('98、'98UM、R-1、R-2、NW)
- 本性を現したシェルミー。オロチの雷の力を操る。投げ技メインの表と違い、電撃を操り戦う。表の時とは話す時の声色や髪の色が変わる。紅丸に対比した技を持ち、超必殺技に「あんこくらいこうけん(暗黒雷光拳)」がある。また、必殺技「しゃじつのおどり(斜日の踊り)」「むげつのらいうん(無月の雷雲)」「やたなぎのむち(八咫薙の鞭)」にはそれぞれ草薙・八尺瓊・八咫の三種の神器を打倒するといった意味がある。
- 炎のさだめのクリス(ほのおのさだめのクリス)[Orochi Chris]
- 所属:オロチチーム(裏オロチチーム)、中ボス('97)、隠しキャラクター('98、'98UM、R-1、R-2、NW)
- 本性を現したクリス。オロチの炎の力を操る。庵と同様にオロチの蒼い炎を使い、京に対比した技を持つ。オロチ側だが、超必殺技に「あんこくおろちなぎ(暗黒大蛇薙)」を持つ。実際は、当時のディレクターの案でそういうことになっただけであり、元々は草薙京に対比したキャラクターであるため、技名も対比する意味でただ単に“暗黒”の文字が付け加えられているだけのようである。彼の必殺技「たいようをいるほのお(太陽を射る炎)」「つきをつむほのお(月を摘む炎)」「かがみをほふるほのお(鏡を屠る炎)」にも、三種の神器を打倒するといった意味が込められている。
人間との混血
オロチの血は人間にとって反動が強く、多くの場合その寿命が縮む。中でもオロチと人の双方の血を濃く受け継いだ者は、八神庵のように「血の暴走」という現象により、血による圧倒的な身体・神経の強化と破壊衝動に侵される。本人の意思による制御も可能ではあるが、尋常でないほどの修練が必要。
当時の開発側も「オロチと人の血が混ざると何が起こるか分からず、もし血の暴走が発生した場合、普通の人間なら一瞬で死亡する」と述べている。
- ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ[Orochi Iori]
- 所属:乱入キャラクター('97、'98UM)、隠しキャラクター(R-1、R-2、家庭用2002)
- オロチの覚醒によって「血の暴走」に侵された庵。通称「暴走庵」。移動スピードが格段に上昇している。立ちポーズでは口から気体か煙が出ている。理性がない状態ながら京のことは認識しているらしく、京の名を叫ぶ。作品によっては暴走していない時でも「禁千弐百拾壱式・八稚女」のMAX版でこの状態に変化してしまう。『'99』ではオロチが封印されたために暴走も収まり落ち着いたようだが(ネスツ編では八稚女で変化することもない)、『2003』で「遙けし彼の地より出る者」の手によって封印が解かれたため、『XI』のエンディングで突如暴走してしまい、チームを組んでいた京と真吾を倒してしまった。
- ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ[Orochi Leona]
- 所属:乱入キャラクター('97、'98UM)、隠しキャラクター(R-1、R-2)
- オロチの覚醒によって「血の暴走」に侵されたレオナ。通称「覚醒レオナ(または暴走レオナ)」。移動スピードは格段に上昇している。髪は赤く変色し、ダッシュが獣じみて四つ足で走るものになったり、勝利ポーズで口から血を吹き出したりする。『'98』では「リボルスパーク」のMAX版でこの状態に変化。『2002』では、通常のレオナからコマンド入力で任意に変化することができる。このときは性能以外にあまり変化はないが、超必殺技「リボルスパーク」に変更点があり、通常版が使えなくなる代わりにMAX2として使用できる。『2000』からはレオナの勝利メッセージで「力は制御できるけどそれに頼るつもりはない」と言っている。しかし『2003』のエンディングではオロチの封印解除の影響を受けて暴走し、ラルフとクラークに襲い掛かる。
亜種
- オメガ・ルガール[Omega Rugal]
- 所属:最終ボス('95、'98、'98UM、2002、2002UM)、隠しキャラクター(家庭用NW)
- 『'95』で登場したオロチの力を取り込んでパワーアップしたルガール。マチュアによって右腕が改造され機械化している。KOF優勝者を睡眠ガスで眠らせ、アジトの船に連れてきて戦う。力を取り込んだものの、オロチの力に耐え切れず、肉体が崩壊して死亡した。死亡した際に肉体が爆発してアジトの船を破壊してしまっている。以後は『'98』のようなストーリーのないお祭り作品で、技構成の変更をされつつもボスとして再登場し、毎度敗北しては自爆していくのが恒例となっている。『'98』のオメガ・ルガールは生命維持装置を付け、自らの血と既に死亡していたゲーニッツの血を入れ替えることでオロチの力を入手したようで[要出典]、その力が暴走することはなかった。また、機械化されていた右腕が元に戻っている。『2002』ではネスツの科学力を取り入れたようで[要出典]、登場デモやMAX2の「カイザーフェニックス」中に背中の機械などにその片鱗を見せる。エンディングではネスツの幹部たちを銅像(ただし、クローンゼロはネスツの裏切り者である為か存在しない)にしてバックに椅子に座るシーンがある。
秘密結社「ネスツ(NESTS)」
「ネスツ(NESTS)」の創始者
- ネスツ[Nests]
- 秘密結社「ネスツ(NESTS)」の創始者にして、イグニスの父。息子に殺害され、自分の築いた組織を乗っ取られてしまった。イグニスの対戦前デモで、イグニスとミスティーの傍らで椅子に座っている。この時点で既に死亡しており、イグニスに頭を掴まれて消滅させられる。
現・「ネスツ(NESTS)」の支配者
- イグニス[Igniz](声:若本規夫)
- 所属:最終ボス(2001、2002UM)
- ネスツの盟主の実子で、現在の支配者。父を殺して組織を乗っ取り、世界を統べる神になろうと目論む。
改造人間
- K'(ケイ・ダッシュ)[K'](声:松田佑貴)
- 所属:K'チーム(主人公チーム、'99チーム)
- KOF二代目(ネスツ編)主人公。強化手術により手に入れた身体能力と移植された草薙京の発火能力を駆使して戦う。ネスツに記憶操作を施され、失くした過去の記憶を取り戻すため、組織を離脱することになる。ネスツ編が終了した後も未だ記憶は戻っていない。嫌いなものが『KOF』だと言っておきながら、初出場の『'99』以降から毎度出場をしている。『KOF』が嫌いな理由は「チームメイト同士が馴れ合っている様子が気に入らないから」とのこと。設定上、その名前は「京」(Kyo)を超える者として「K'」と名付けられた。
- マキシマ[Maxima](声:小西克幸)
- 所属:K'チーム(主人公チーム、'99チーム)
- K'の相棒。中年に見えるが20代(とはいっても、三十路手前の29歳)。全身のサイボーグ化に成功した「M型戦闘員」。ネスツに殺された親友の仇を取るため、あえて身分を偽ってネスツに加わり強化手術を受け、その後はK'とともに離脱した。「マキシマ」の名は自身をサイボーグ化した科学者・巻島博士からとられている(本名はネスツに加わる際に捨てた)。
- ウィップ[Whip](声:菊池志穂)
- 所属:K'チーム(主人公チーム、'99チーム)、怒チーム('99、2000、XI)
- K'の死んだ姉(セーラ)のクローン。特殊繊維でできた鞭「ウッドドゥ」を操る。K'たちよりも以前に組織を離脱し、ハイデルンの傭兵部隊に所属していた(ハイデルン流暗殺術も習得しているようであるが、ラルフたちと同様に、ハイデルンと同じ技は使わない)。「ウィップ」は彼女の戦いぶりからクラークが名付けたもので、彼女はこの名前を気に入っている。ネスツ内での名称は「セーラ」、ハイデルンの部隊に転属する前に所属していたアックス小隊でのコードネームは「サリー」。ラルフからは「ムチ子」と呼ばれているが、彼女自身はこの呼び名を嫌がっている。
- クーラ・ダイアモンド[Kula Diamond](声:かかずゆみ)
- 所属:乱入キャラクター(2000)、ネスツチーム(2001)、KOF2001チーム(2002)、K'チーム(XI、XIII)、混合チーム(NW)
- K'を抹殺するために作られた、「アンチK'」と呼ばれる少女。精神年齢が肉体に比例しておらず幼い。氷を操る能力を持つ。初登場時の『2000』では「キャンディー・ダイアモンド」という名のロボットと行動をともにしていたが、エンディングにて彼女を守り抜いてキャンディーは大破してしまう。そのために翌年から趣味が「キャンディー修復のパーツ集め」になっていたが、『XI』で元の「キャンディーに落書き」に戻っている(『MI』シリーズでは壊れたまま)。
- K9999(ケイ・フォーナイン)[K9999](声:佐々木望)
- 所属:ネスツチーム(2001)、KOF2001チーム(2002)
- 草薙京の9999人目のクローン。しかし、度重なるクローニングで京の面影は残っておらず、あまりにも不完全で京の能力も充分に引き出せない。その代わり、ミューテーションにより肉体を文字通り凶器へと変化させて闘う。戦闘時には髪の色が普段の白髪から青色へと変化し、髪型も若干変わる。その外見や使用する技・技名が『AKIRA』の鉄雄そのままで物議を醸した。製作当初は『装甲騎兵ボトムズ』の主人公キリコ・キュービィー的なキャラクターになる予定だったらしく、髪の色とズボンの形状にその名残が見られる。『2002』のリメイク作品の『アンリミテッドマッチ』(以下『2002UM』)にはネオジオモードにしか登場せず、代わりに同系統の技を持つネームレスが登場している。
- アンヘル[Angel](声:冨永みーな[2001]、新谷真弓[2002、NEOWAVE、XIV])
- 所属:ネスツチーム(2001)、KOF2001チーム(2002)、隠しキャラクター(PS2版NW)
- K9999と行動をともにする改造人間の女性。そのおちゃらけた振る舞いは、今ひとつ組織の構成員としての自覚が感じられない。独自の連携技「アンチェイン」を駆使して戦う。その格闘スタイルを彼女は「てきとー☆」と称している。K9999とともにフォクシーを急襲し、クーラとダイアナを裏切った。K9999が諸事情により、以降のシリーズでは参戦できなくなったと同時にアンヘル自身も再登場が難しい状態にあったが、最新作の『XIV』で再登場を果たす予定である。また、『NW』のPS2版でも再登場を果たしている。
- ネームレス[NAMELESS](声:小野大輔)
- 所属:エディット専用(2002UM)
- 草薙京とK'の遺伝子を併せ持つ実験体。コードネームの正式名称は「Ж'(ジェープライム)」。顔つきは京に似ており、前髪が半分だけ白くなっている。物静かな性格だが自信家な一面もある。
- 不気味な紅黒い色の炎を操るが、自身では制御する事ができないため、特殊な白いカスタムグローブ「イゾルデ」を右手(イラストでは左手)に装着している。戦闘ではグローブを抜刀術の要領で外して炎を操ったり、グローブの形状変化を駆使した技で攻撃する。
- 『2002UM』のオリジナルキャラクターで、ゲーム中の性能はK9999のそれを再現したものとなっている。
- イゾルデ[Isolde]
- 『2002UM』におけるネームレスのストーリーに登場した少女。顔つきはクーラに似ている。
- 救護班としてネームレスと出会い、互いに惹かれ合っていったが、彼女は最初から「アンチK'」が持つ「氷を操る力」の因子を育てるための実験体として生まれた存在であり、ネームレスのカスタムグローブ開発の際に、グローブの素材となる氷の因子を体内から取り出されて死亡した。
幹部
- ダイアナ[Diana](声:南かおり)
- ネスツの上級幹部。190cmに近い長身の女性で、剣術の達人。フォクシーとともにクーラの保護者であり、クーラやフォクシーの対戦前デモ・超必殺技などに登場する。操作キャラクターにはなっていない。なお、『2001』の開発段階で、「フォクシーのコンパチキャラとして登場」という案が出されていたが、この案は最終的にはボツになったという逸話がある。
- フォクシー[Foxy](声:池澤春菜)
- 所属:ネスツチーム(2001、2002UM)
- ダイアナの同僚で、ダイアナ同様に剣術を得手とする女性。裏切ったK9999に不意討ちを受けたが、スタッフの話によれば重傷を負っているだけで健在とのことである(『2003』以降は登場していないが、『XIII』でクーラのNEOMAX必殺技に出てくる)。
- クリザリッド[Krizalid](声:岩本義幸['99、2000]、や乃えいじ[2001])
- 所属:最終ボス('99、2002UM)
- ネスツの幹部。『'99』にて、全国に配置したクローン京の戦闘データを収集し、自身にフィードバックして戦う。K'を自分のクローン人間だと思い込んでいたが、実は彼の方がクローンだった。上官であったクローンのゼロによって粛清されるが、オリジナルのゼロに新たな肉体に記憶データを移植してもらったことで生き延びる。それ以降は、オリジナルに忠誠を誓う。
- ゼロ(クローン)[Zero(Clone)](声:ふとがね金太)
- 所属:最終ボス(2000、2002UM)
- ネスツの上級幹部。セスたちの属するエージェント機関のトップのリング司令を暗殺したうえに、彼にすり替わって変装し、『KOF』を裏から操作した。超兵器「ゼロキャノン」を利用してネスツの乗っ取りを企んだことで、クーラ・フォクシー・ダイアナによって粛清される。
- ゼロ(オリジナル)[Zero(Original)](声:新居利光)
- 所属:中ボス(2001)、最終ボス(2002UM)
- ネスツの最上級幹部。クローンと違って組織に忠実であり、趣味なども全く違っている。格闘スタイルはクローンと同じ。必殺技の数は減っているが、ゲーム中では3人のストライカーを使役する。出身地は北極。
- グルガン[Glugan]
- オリジナルのゼロに飼われている黒ライオン。ライオンにもかかわらず、コマンドサンボの使い手である。プロフィールの嫌いなものには漫画『グラップラー刃牙』の登場キャラクターローランド・イスタスを挙げている。最期は『2001』でオリジナルとともにエアシップに乗ったまま地上に墜落していった。
- 龍(ロン)
- → 河北省暗殺集団「飛賊」
- ミスティー[Misty]
- 謎の女性でネスツの最上級幹部。腹に一物を持ってネスツに参加している。龍(ロン)とは協力関係にある。シリーズの『2001』と『XI』ともにサイコソルジャーチームのエンディングで龍と並んで姿を見せている。
クローン京
- 草薙京-1[Kyo Kusanagi-1](声:野中政宏)
- 所属:エディット専用('99)、クローンチーム(2002UM)
- 『'95』までの京がベースで、オリジナルの技も持つ。しかし京の記憶までは再現されておらず、ネスツの命令にただ忠実に従うだけの戦闘マシーンとなっている。
- 草薙京-2[Kyo Kusanagi-2](声:野中政宏)
- 所属:エディット専用('99)、クローンチーム(2002UM)
- 『'96』以降の京がベース。こちらは割と本物を忠実に再現。当時、京が使えなくなっていた「無式」も使うことができる。ただし京-1と同様、京の記憶までは再現されていない。
- KUSANAGI[KUSANAGI](声:岩田光央)
- 所属:隠しキャラクター(2002、家庭用NW)、クローンチーム(2002UM)、乱入キャラクター(2003)
- 草薙京のクローンだが、京と比べて色黒で瞳が赤く獰猛な眼つきである。また、声が異なる。使う技は主にオリジナルが『'95』まで使っていたもので、無式そっくりの技「最終決戦奥義・零式」(MAX2)も持つ。『2003』に登場するKUSANAGIはちづるが八咫の鏡で創り出したものでクローン京ではなく、「零式」も持っていない。
- K9999
- → 改造人間
河北省暗殺集団「飛賊」
「飛賊」の長
- 龍(ロン)[Ron](声:黒田崇矢)
- 『2000』の紅丸チームのエンディングで初登場。自分に協力するよう麟に働きかけるが断られ、麟を殺そうとするが、紅丸に阻止される。しかし、変わり身の術で攻撃をかわし、そのまま逃走した。『2001』では、オリジナルのゼロの専属ストライカーとして登場する。元々は飛賊の長だったが、飛賊を裏切り、より強い力を求めて秘密結社「ネスツ(NESTS)」の仲間となった。さらに龍は、飛賊の体術とネスツの力を融合させて究極の力を手に入れた。だが、飛賊を裏切ったことで、麟や息子の堕瓏(デュオロン)など、飛賊の者たちから命を狙われることになる。
- 堕瓏の父親で年齢は37歳。9人の息子がおり、堕瓏はその内の3男である。『2001』で『KOF』の優勝者との戦いに敗れたオリジナルのゼロとともにエアシップに乗って地上に墜落するも、脱出したために助かっている。その後、元ネスツの幹部であるミスティーと行動をともにしている。『2001』と『XI』のサイコソルジャーチームのエピローグでは、椎拳崇の超能力である「龍の力」を手に入れようと機会をうかがっている。
「飛賊」の暗殺者
- 堕瓏(デュオロン)
- → 男性キャラクター
- 笑龍(シャオロン)
- → MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"
飛賊四天王
- 麟(リン)[Lin](声:黒田崇矢)
- 所属:紅丸チーム(2000)、主人公チーム(2001)、ジョンチーム(2002UM)
- 飛賊四天王の一人。毒手の使い手で、龍を追うために『KOF』に参加。元飛賊の長であった龍とは、親友関係だった。如月影二とは何らかの因縁があるらしく、影ニと酷似した技も使う。『2001』以降、再び龍を追うためにK'たちと別れて姿を消す。その後『XI』でのサイコソルジャーチームのエピローグで、龍の後ろに彼らしき人物が控えていた。
- 乱(ラン)[Luan]
- 飛賊四天王の一人。四天王最強の女戦士で、同じ飛賊のデュオロンに好意を寄せている。炎を生み出す足技や、変身してパワーアップする能力を持ち合わせている。『2001』の麟の勝利ポーズで登場するが、操作キャラクターとして登場したことはない。服は『2001』の麟の勝利ポーズではノーブラで前を開けているコスチュームだが、『2003』のムックの漫画では普通のチャイナドレスを着ていた。趣味は強くなること。性格は我儘で分からず屋、負けず嫌い。
- 賽(サイ)[Sai]
- 飛賊四天王の一人。通常技や必殺技や超必殺技などの全ての技が頭突きというパチキ男。『2001』の麟の勝利ポーズに登場するが、操作キャラクターとして登場したことはない。服にはサイコロの目があしらわれている。趣味は博打。性格は何事も勝つまでやる。
- 七(チャト)[Chat]
- 飛賊四天王の一人。まだ子供だが、一度捕えられると脱出不能というほどの握力の持ち主であり、子供とは思えないほど戦いのときは冷酷である。『2001』の麟の勝利ポーズに登場するが、操作キャラクターとして登場したことはない。趣味はおもちゃ収集。
特殊機関エージェントと関係者
- セス[Seth](声:中村秀利)
- 所属:エージェントチーム(2000チーム)、紅丸チーム(2000)、庵チーム(2001)、隠しキャラクター(家庭用NW)
- 紅丸とは旧知の仲である、優秀なエージェント。護身術をマスターしている。盗聴が趣味らしい。妻子持ち。正式な初出場は『2000』だが、『'99EVO』でエキストラストライカーとしてヴァネッサとともに一足先に出場。
- 『MI』シリーズでは、メイラ兄弟の恩人フェイトを知るキーマンとして登場するが、「アデス」を調査している際に協力を依頼していたフェイトが殺されたため、フェイトを死に追いやる一因を作ったとしてメイラ兄弟には目の敵にされている。
- ヴァネッサ[Vanessa](声:南かおり)
- 所属:エージェントチーム(2000チーム)、主人公チーム(2000)、庵チーム(2001)、隠しキャラクター(NW)
- こちらも既婚者であるエージェント。ラモンをスカウトする。ボクシングを格闘スタイルとし、一部『リアルバウト餓狼伝説2』に登場したキャラクターの1人リック・ストラウドと似た技も使用する。年齢が明かされている女性キャラクター中では最年長の30歳であり、設定年齢が若い他の女性キャラクター(ただしフォクシー(28歳)、バイス(27歳)、マチュア(28歳)は除く)に対し、対戦前にその若さを羨むような様子を見せる。
- ラモン[Ramon](声:竹本英史)
- 所属:エージェントチーム(2000チーム)、主人公チーム(2000)、庵チーム(2001)、隠しキャラクター(NW)
- ヴァネッサに惚れている陽気なルチャドール(メキシカン・プロレスラー)。「虎」に引っ掛けたセリフをよく用いる。片目に眼帯をつけているが、本人は見えないわけではないと勝利メッセージで言っている。
- 「実はネスツの関係者」という裏設定があったらしく、『2000』ではクーラやゼロを知っているかのような意味深な発言をしていたが、採用にはいたらなかった。『2001』では、ネスツが最強の人類の一角としてマークするほどの実力者だったという設定が明らかにされている。
- リング[Ling]
- 『2000』においてセスとヴァネッサが所属していた機関の司令官。しかし、ゼロ(クローン)に殺害されて摩り替わられてしまう。ゼロ(クローン)はリングの顔のままで、プレイヤーに勝負を挑んできた(このあいだにリングのクローンが司令室で指示を出していた)。
その他の本編オリジナルキャラクター
男性キャラクター
- アッシュ・クリムゾン[Ash Crimson](声:長代聡之介)
- 所属:主人公チーム(2003、XI)、エディット専用・最終ボス(XIII)
- KOF三代目(アッシュ編)主人公。主人公にしては珍しく、溜め技を多く持つ。緑色の炎を駆使して戦う。「三種の神器」の力に目をつけ、その力を手中に収めようと企んでいる。
- デュオロン(堕瓏)[Duolon](声:丸尾恒人)
- 所属:主人公チーム(2003)、ライバルチーム(XI)、エリザベートチーム(XIII)
- 飛賊の暗殺者で龍の息子。麟と同じく、龍の行方を捜し求めている。「魔哭鳴斬拳」の達人で、死霊を現世に召喚できる。
- シェン・ウー(神・武)[Shen Woo](声:水津浩志)
- 所属:主人公チーム(2003、XI)、エリザベートチーム(XIII)
- ステゴロ(素手喧嘩)の使い手で、上海で名を轟かせる。そのためか、恨みを買っている相手も少なくない。三度の飯より勝負事が好きで、強い相手と対すると嬉しそうにする(対戦前デモが変化)。そういう理由もあって、アッシュに誘われる以前から『KOF』には興味津々だった。
- オズワルド[Oswald](声:重塚利弘)
- 所属:主人公チーム(XI)
- 手にしたトランプで相手を切り刻む、カード暗殺術「カーネフェル」の使い手。裏社会では名の知れた殺し屋で、すでに引退した身であったが、アッシュに報酬金と探している薬の名を教えることを条件に『KOF』に参戦。
- 霧島翔(きりしま しょう)[Syo Kirishima](声:岩田光央)
- KOF初代主人公である草薙京の原型となったキャラクター。没キャラクターであるが、細かなプロフィールが存在し、『'99EVO』や『2000』でストライカーとして登場した。このストライカー動作やセリフの一部は、京のクローンであるKUSANAGIに反映されており、声優も同じである。
女性キャラクター
- 四条雛子(しじょう ひなこ)[Hinako Shijo](声:川澄綾子)
- 所属:女性格闘家チーム(2000、2001)、美少女格闘家チーム(2002UM)、女子高生チーム(2003)
- 相撲にのめりこみ、女子相撲部まで作ろうとしている女子高生。財閥のお嬢様で、感覚が世間一般から大きくズレている。ちゃんこ鍋を専属のコックに作らせる辺り、正に金持ちのお嬢様である。『2000』で女性格闘家チームの一般公募に応募し、初めて出場する。ゲーム中ではスカートの中はドロワーズのような短パンを穿いているが、YUJINから発売されたフィギュアでは通常のパンツとなっていた。
- まりん[Malin](声:猪砂和世)
- 所属:女子高生チーム(2003)、アンチ極限流チーム(XI)
- 暗器使いの少女。とある組織に属しているが、詳細は不明。ユリに「暗器を使うのが卑怯」だと指摘されたのが気に入らなかったらしく、敵視し打倒を目論む。
- エリザベート・ブラントルシュ[Elisabeth Blanctorche](声:大島加代子)
- 所属:ライバルチーム(XI)、エリザベートチーム(XIII)
- 光の力をぶつける「光拳術」を代々受け継ぐ、誇り高きブラントルシュ家の令嬢。「遙けし彼の地より出ずる者」と相対する関係にあり、何らかの使命を持っている。
遙けし彼の地より出る者
アッシュ編より姿を現した、オロチ復活を目論む謎の集団。メンバーは全員、普通の人間ではない。現時点で出身地が判明しているのは紫苑(中国出身)のみとなっている。
リーダー
- 斎祀(サイキ)[Saiki](声:長代聡之介)
- 所属:中ボス・最終ボス(XIII)
- 「遙けし彼の地より出る者」のリーダーで、『XIII』の中ボス。無界を吸収して、中ボスとして登場する時は亜麻色のオールバックの長髪に赤黒い肌をした逞しい男性の姿となる。この際、衣服を身につけていないが、顔、手元、足元が黒い炎で覆われている。その後はアッシュの肉体を乗っ取り「血の螺旋に狂うアッシュ」と言う名で最終ボスとして登場。
- 性格は非常に傲慢で終始人間を見下しており、更には仲間であるはずの無界をも平気で殺害して吸収するほど冷酷である。実は過去から来たアッシュの先祖であり、その真の目的はオロチを復活させることで時空の扉を開き、元の過去に帰還して未来を自由自在に作りかえる事にある。
- 敗北後、自身に乗っ取られたアッシュに、時空の扉を使って過去の世界に帰還する事を促すが、「この世界の事がけっこう、気に入っているんだ」という返答を出したアッシュに拒絶され、過去への帰還の叶わぬまま消滅する自業自得の結末を迎えた。しかしタイム・パラドックスが生じてしまい、その矛盾によって、アッシュもまた「存在が無かった事」になってしまう。
- 見た目は美形の男性で、アッシュの先祖だけあって顔立ちや服装も彼と似ている。ネイルアートの趣味があるアッシュと同様に、中間デモでは自身の爪を気にする描写がある。
斎祀(サイキ)の部下
- 無界(ムカイ)[Mukai](声:重塚利弘)
- 所属:最終ボス(2003)
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。ありとあらゆる物体を石化させる能力を持つ、漆黒の肌の男。『2003』ではKUSANAGIを超必殺技またはリーダー超必殺技でK.O.すると、真の最終ボスとして登場する(条件を満たしてない場合はアーデルハイド)。プレイヤーに敗北した後は無事に逃げおおせているが、『XIII』では「命令に背いた」という理由だけで斎祀に殺され、肉体ごと力を吸収されるという最期を迎えた。その後、白骨死体だけが残った。
- 牡丹(ボタン)[Botan]
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。黒髪でボブカットの女性。ムカイの部下で、生物を思いのままに操る能力を持つが、人間に対しては効き目が薄く、行動を示唆する程度に止まる。『2003』で神楽ちづるを操ってオロチの封印を解いた。『XI』のアーデルハイドのエンディングではローズにも手をかけ、『XIII』で彼女を操り表向きの主催者としてKOFを開催させた。
- 紫苑(シオン)[Shion](声:小川時代)
- 所属:中ボス(XI)
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。『XI』の中ボス。禍忌と手を組んでいる。物体をテレポートさせる能力を持ち、あらゆる中国系統の武術で挑んでくる。女性のような服装・声だが、性別は男である。プレイヤーに敗北後、禍忌に異空間へ引きずりこまれてしまうが、不意をついて空間から槍を投げつけ、禍忌を殺害した。紫苑本人の生死は不明だったが、家庭用『XIII』のエンディングで生存が判明している。
- 禍忌(マガキ)[Magaki](声:スパイシー八木)
- 所属:最終ボス(XI)
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。『XI』のボスで、長い白髪の男。戦いの時のみに現す真の姿は、その名の通り禍々しい出立ち。「操空拳」を操りプレイヤーを苦しめるが、決戦を終えて撤退しようとする際に紫苑の不意打ちにより呆気ない最期を遂げた。彼の死体はハイデルンの手配で回収され、地元警察による死体の解剖中にシュルームと謎の黒服少女に奪われた。
- シュルーム[Shroom]
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。外見は金髪でマッシュルームカットの少年。『XI』の怒チームエンディングで登場した、禍忌の死体とハイデルンの眼帯強奪(『XIII』以降も着用している)と、1隻の戦艦を沈ませた犯人の一人。だが禍忌解剖はエサであり、『XIII』の日本チームストーリーで京を襲撃するも、逆に服を焼かれた。その後、家庭用『XIII』のエンディングで黒服の少女とともに生き残り、紫苑と再会を果たしている。
- ゲーム本編で名前を判明できるのは家庭用版『XIII』だが、日本国外の『XII』公式漫画(2009年)で名前が既にシュルームと設定されていた。
- 黒服の少女
- 「遙けし彼の地より出る者」の一人。いつもシュルームの傍にいる黒髪ショートボブの黒服少女。名前は不明だが、シュルームと同じく日本国外の『XII』公式漫画ではRimelo(リメロ)と名前が設定され、シュルームの妹になっている。
乱入者
『XI』でタイムリリースにより登場するキャラクターたち。あくまで隠しキャラクター扱いのため、ストーリーに関わりはない。
風雲シリーズ
- ショー・疾風(ショー はやて)[Syo Hayate](声:井上宏之)
- 所属:乱入キャラクター(XI)
- 『風雲黙示録』の主人公。空手とブーメランを組み合わせた全く新しい格闘技「風雲拳」の使い手。原作での「武器攻撃」は特殊技として出せるようになっている。『XI』で1440時間稼動すると登場。
- ジャズウ(邪頭)[Jazu](声:伊藤えん魔)
- 所属:乱入キャラクター(XI)
- 『風雲スーパータッグバトル』の最終ボス。テロリスト集団「邪呀」の頭領で、人外の存在。風雲シリーズに登場するゴズウ、メズウと共通する技を使う。『XI』で1200時間稼動すると登場。
武力 〜BURIKI ONE〜
- 天童凱(てんどう がい)[Gai Tendo](声:檜山修之)
- 所属:乱入キャラクター(XI)
- 『武力 〜BURIKI ONE〜』の主人公。総合格闘技の天才。大切なものに入っている「番長」は、飼っている犬の名前である。『'99EVO』や『2000』ではストライカーとしてのみ出場。正式に出場した『XI』では、960時間稼動すると登場する。同じく『武力』に出ていたリョウとの掛け合いもある。声優がジョーと同じで、ユリに負けると「ハリケーンアッパーって言ってみて」と勝利セリフでせがまれる。必殺技のコマンド入力は『武力』仕様に近いものとなっている。追加技が多く、『武力』同様にレバーで入力しなければならない技も多い。ただし、リーダー超必殺技「タイマン勝負」の発動中では、一部の必殺技が他のキャラクターのようにボタンとの組み合わせで出せるようになる。
- ズィルバー[Silber](声:有田洋之)
- 所属:乱入キャラクター(XI)
- 『武力 〜BURIKI ONE〜』のボスにして隠しキャラクター。空手を使うようだが、口数の少ない謎の多い男。ジャズウ同様、『XI』で1200時間稼動すると登場。凱と違って、コマンド入力は『武力』仕様ではないが溜めコマンドの技を持つキャラクターになっており、「レバーを後ろから前に入れて」攻撃するという『武力』の操作性をある意味で再現している。ゲーム中では異様に足が遅い。
KOF 京
夏元雅人の同名コミックを題材にしたアドベンチャーゲームに登場するキャラクター。
バトルモード参戦キャラクター
バトルモードで隠しキャラクターとして選択可能なキャラクター。
- 草薙蒼司(くさなぎ そうじ)[Souji Kusanagi](声:及川直紀)
- 京のいとこ。草薙流の修行をしていたが、とある理由により断念し、現在は普通の生活を送っている。京をも越える才能を持っていたとされるほどの天才であり、唯我独尊の性格の京をもってして、「一人の男として尊敬している」「一生勝てないと思っていた」と言わしめるほどの人格者でもある。京や柴舟と同じく草薙流の技を使う。なお、『'98』のエンディングにて、イラストで出演している。
- 千堂恭司(せんどう きょうじ)[Kyoji Sendo](声:林裕隆)
- 千堂兄弟の長男。『KOF』の招待状を得るために順子と翔太の2人とともに、あの手この手で京に挑む。外見は見るからに格闘家らしいうえに、極限流空手に似た技を使う。左頬に傷がある。神社へのお参りを欠かさず、神社で京と出会っても「ここは神聖な場所だ」と戦わずに去るなど、実直で硬派な性格をしている。
- 千堂順子(せんどう じゅんこ)[Junko Sendo](声:菊池由美子)
- 千堂兄弟の長女。外見はレディースっぽく、マチュアや藤堂香澄に似た技を使う。3人の中でも手段を選ばない度合いはもっとも高く、京をおびき寄せるためだけに大門五郎の教え子を襲う計画を立てたのも彼女。その反面、弟の圭輔への思いも強く、病室に持っていくための花束を抱えて歩く順子の姿が見られる。
- 千堂翔太(せんどう しょうた)[Syota Sendo](声:タイソン大屋)
- 千堂兄弟の次男。学ランを着た巨漢で、力任せに戦う。七枷社(ノーマル)に似た技を使う。
イベントキャラクター
- 草薙葵(くさなぎ あおい)[Aoi Kusanagi](声:川澄綾子)
- 蒼司の妹(京のいとこ)。兄が草薙流を止めたことで本家(とくに京)を恨む。
- 草薙静(くさなぎ しず)[Shizu Kusanagi](声:金田美穂)
- 京の母(柴舟の妻)。本編でも設定上存在する(柴舟のプロフィール欄の大切な物に記載)が、出番があるのはこのゲームと同名の漫画版、それと『'96』と『2000』(コメディ編)の小説版のみ。漫画版では薙刀を心得ているらしく、草薙家に侵入した影二に突きつけている。小説版では医者であり(『2000』の小説版(コメディ編)では、普段収入がない柴舟に代わり草薙家の家計を担っているとされている)、紅丸が認めるほどの美人。
- レイレン[Lei-len](声:弓雅枝)
- 鎮元斎の孫娘。
- 千堂圭輔(せんどう けいすけ)[Keisuke Sendo](声:金田美穂)
- 千堂兄弟の末子。病弱で車椅子に乗って生活しており、入院している。病院のベッドで見た『KOF』で京の強さに憧れ、彼のファンになった。恭司たちが『KOF』の招待状を狙うのは彼のためである。
携帯ハードの外伝
熱闘KOF
- ナコルル[Nakoruru]
- 所属:乱入キャラクター(熱闘'95)
- 『サムライスピリッツ』シリーズから登場。オメガ・ルガールを倒したチームの前に現れ、オロチ一族と勘違いしていきなり襲い掛かる。戦闘後にママハハの説得もあって誤解が解けるが、再び復活するルガールの気配を感じ取り、大自然の敵を倒すために隠しキャラクターとして参戦する。『2000』ではユリ・サカザキのアナザーストライカーとしても登場している。
- 神楽(かぐら)[Kagura]
- 所属:中ボス(熱闘'96)
- 『熱闘'96』はデフォルトで神楽ちづるが出場しているが、それとは別に、中ボスとして性能が少し異なるちづるが「KAGURA」の名前で登場する。ストーリーデモでは彼女も「神楽ちづる」と名乗っている。
- → 神楽(八咫)一族
- 庵'(いおり ダッシュ)[Iori']
- 所属:乱入キャラクター(熱闘'96)
- 『熱闘'96』における「ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ」。八神庵が草薙京、神楽ちづるとチームを組んだ場合、ゲーニッツを倒した後に血の暴走を起こし、2人と戦うことになる。通常の庵から一部の技が変更されている。
- → 人間との混血
- レオナ'(レオナ ダッシュ)[Leona']
- 所属:乱入キャラクター(熱闘'96)
- 『熱闘'96』における「ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ」。レオナが八神庵、マチュアとチームを組んだ場合、ゲーニッツを倒した後に血の暴走を起こし、2人と戦うことになる。ハイデルンの「ストームブリンガー」のような技なども使用する。
- → 人間との混血
- Mr.カラテ[Mr.Karate]
- 所属:乱入キャラクター(熱闘'96)、家庭用DLCキャラクター(XIII)
- 『龍虎の拳』に登場した天狗面の男。エンディング後に現れ、優勝チームに稽古をつけるため乱入する。その後、正体は「タクマ」ではないかとプレイヤーキャラクターに指摘されているが、本人は否定し誤魔化している。
- → 龍虎の拳
KOF EX
- 葉花萌(はばな もえ)[Moe Habana](声:千葉麗子)
- 所属:主人公チーム(EX、EX2)
- 三種の神器を補佐する「十種神宝(とくさのかむだから)」の一人で、「八握剣」である日系アメリカ人の少女。ジークンドーと古武術を組み合わせて闘う。『EX』では自分が十種神宝の一人であることを知らず、『EX2』でそのことを祖父から聞かされる。『EX2』の雑誌掲載のストーリーを担当した嬉野秋彦によれば、柴舟の隠し子で京とは腹違いの兄妹という設定案があったとの事。
- 大神零児(おおがみ れいじ)[Reiji Ohgami](声:稲田徹)
- 所属:主人公チーム(EX2)
- 十種神宝の一人で「辺都鏡」の守護者。ちづるそっくりの格好をした子供を連れている色男。そのちづるにはそれなりの感情を抱いているようで、オロチの封印を護るため動けない彼女に頼まれ、京と萌とでチームを組んで『KOF』に出場する。格闘スタイルは「古武術+我流」となっているが、技に神楽流同様に分身するものがある。
- 華守純(かがみ じゅん)[Jun Kagami](声:鈴木麻里子)
- 所属:八神チーム(EX2)
- 十種神宝の一人である長身の女性。体格を利とした体術が得意。庵に高級の毛皮コートを燃やされる。
- 黒咲壬羽(くろさき みう)[Miu Kurosaki](声:野中藍)
- 所属:八神チーム(EX2)
- 十種神宝の一人である小柄な少女。黒い羽根状の暗器を使う。華守と行動をともにしている。
- 天羽忍(あもう しのぶ)[Shinobu Amou](声:石毛佐和)
- 所属:最終ボス(EX2)
- 十種神宝の一人「死返玉」であるが、一族の閉鎖的な環境を疎んでいたため、あえてグスタフの元に下り、ゲーニッツの魂をその身に降ろしプレイヤーに襲い掛かる。壬羽とは幼なじみである、『EX2』の最終ボス。ゲーム中では電撃を帯びた技を使う。
- グスタフ・ミュンヒハウゼン[Gustav Munchausen]
- オロチ一族の生き残りで、ゲーニッツの元・配下。忍を手中にし、ゲーニッツの魂の依り代とする。ゲーム中では忍を操る黒幕としてデモや背景に登場するのみで、格闘キャラクターとしては登場しない。
KOF MAXIMUM IMPACTシリーズ
MAXIMUM IMPACT
- アルバ・メイラ[Alba Meira](声:佐藤佑暉)
- 『MI』主人公。ストリートギャング「サンズ・オブ・フェイト」の若きリーダー。自己流で鍛えた中国拳法にマーシャルアーツを組み合わせた格闘を駆使し、その格闘技術は「暁の悪魔」と呼ばれ恐れられる程の威力を持つ。紳士的な物腰をした穏健派だが間違ったことに対する怒りは非常に激しく、それ故にリアン・セス・デュークに強い恨みを抱く。
- ソワレ・メイラ[Soiree Meira](声:服巻浩司)
- アルバの双子の弟。幼少より平衡感覚に秀で、カポエイラに分類される我流の格闘術で戦う。敬愛する兄を街の「キング」にするため、「メフィストフェレス」との戦いへ赴く。冷静沈着な兄とは対照に、陽気でお調子者な性格をしている。
- リアン・ネヴィル[Lien Neville](声:井上富美子)
- 幼い頃デュークに両親を殺され、そのデュークによって育てられた暗殺者。「殺人カラテ」という格闘術だけでなく、レーザー衛星も使用する。 両親を殺したデュークの命を狙い続けている。
- ミニョン・ベアール[Mignon Beart](声:安田美和)
- 一人前を目指す白魔術使いの魔女の卵。魔法だけでなく中国拳法も使う。金持ちのお嬢様育ちであり、場の空気を読むことができない間抜けな性格で、幼稚な部分が目立つが本人はいたって真面目な努力家である。魔力と身体を鍛える目的で『KOF』に参加した。
- ハイエナ[Hyena](声:島田敏)
- デュークの腰巾着である媚びへつらった男。とにかく口が達者で、人を利用するのが上手い。「メフィストフェレス」主催の『KOF』で実況アナウンス役を勤めていた。『MI』の時点で操作キャラクターとして制作されていたが、結局お流れになり、『MI2』で操作キャラクターとしてデビューを果たすことになる。格闘スタイルはチキン。複数枚のカードをバラまくといった特殊な技が多く、死んだフリで騙し討ちを仕掛けるなど、トリッキーかつ狡猾な技が数多くある。『MIA』の新超必殺技「JOKE」は、『XI』のキャラクター、オズワルドが使う「JOKER」のパロディ。
- チェ・リム(채림)[Chae Lim](声:天野有希子)
- キム・カッファンの弟子である少女。大会出場の経験がなかったために「キムの秘蔵っ子」と呼ばれていたが、多忙なキムに代わり、KOFへ出場することに。キム同様、悪は絶対に許さない。技もキムと全く同じものを使うが、『MI2』以降ではジョン・フーンのように「構え」が導入されている。性格も師匠譲りであり、気さくで真面目すぎるところがあるが、普段は食べ歩きが楽しみだったり、自分で服を作るのが趣味など、女の子らしい一面もある。アリス・クライスラーたちとは仲が良い。
- ロック・ハワード[Rock Howard](声:竹本英史)
- 『餓狼MOW』の主人公。『KOF』本編ではまだ子供(『2001』などのテリーの勝利ポーズに出てくる)だが、『MI』シリーズではパラレルワールドという設定により成長した姿で登場。『MI』シリーズと本編である『XI』両方の後日談であるアニメ『Another Day』でも成長した姿で登場している。
- デューク[Duke](声:梁田清之)
- 所属:最終ボス
- 闇組織「メフィストフェレス」の統治者で、巨大組織「アデス」が生み出した強化人間の一人。かつては「クシエル」の幹部だった。サウスタウンを牛耳ろうと『KOF』を開催し、メイラ兄弟を葬ろうとするが、返り討ちに遭い姿を消した。『MI2』では「アデス」に再び闘うことを命じられるが、目的は己の存在理由を知るためとなっている。
MAXIMUM IMPACT 2
- ナガセ(流星)[Nagase](声:谷藤リョーコ)
- 自称「くのいち」のアキバ系少女。『サムライスピリッツ』での服部半蔵に似た技を使う。『KOF』を開催した裏社会の大規模組織「アデス」が生み出した強化人間の一人だが、組織に対する忠誠心はほとんど無く、『KOF』に参戦したのも自分の強さを証明するためである。
- ルイーゼ・マイリンク[Luise Meyrink](声:辻裕子)
- ロケット工学の権威であるデートレフ・マイリンク博士の一人娘。父の失踪によって精神を病んだ母を気遣い、「アデス」に誘拐された父を探すため自ら『KOF』に参戦した。しかし、それ以外にも違う目的があるようである。メイラ兄弟に隠された秘密を知っている様子。
- ニノン・ベアール[Ninon Beart](声:高塚純)
- 所属:隠しキャラクター
- ミニョンの妹。白魔術を使う姉と違い、黒魔術を自分の気の向くままに使う。天然ボケで夢見がちな姉とは対照的に、まだ幼いながらもクールで冷徹な性格。奮闘する姉に対抗心を抱き、自分の方が姉より強い黒魔術使いであることを証明するため、退屈しのぎとして密かに『KOF』に参戦する。
- リチャード・マイヤ[Richard Myer](声:コング桑田)
- 所属:隠しキャラクター
- 『餓狼伝説』シリーズに登場した、カポエイラの使い手にしてレストラン「パオパオカフェ」の店主。『餓狼』シリーズにおいては初代でのみ戦い、以後は第一線から退き、弟子のボブ・ウィルソンが戦っていた。『XI』の餓狼チームのエンディングにも登場している。妻と一人娘がいる。
- リリィ・カーン[Lilly Kane](声:かかずゆみ)
- 所属:隠しキャラクター
- ビリー・カーンの妹。初登場の『餓狼伝説』シリーズ時代から『MI2』まで、一度もプレイヤーキャラクターになったことはなく、戦ったことがなかった(『2000』ではアナザーストライカーとして登場しているが、攻撃はしていない)。三節棍のように伸ばせる物干し竿を武器にしており、ビリーとほぼ同じ技を使用する。「すすはらい」という技で空中に停滞できたり、「ヒップアタック」があったりと、ほぼマスコット(ギャグキャラクター)的存在。テリー・ボガードや不知火舞との戦闘前には、兄のことを謝るシーンもある。
- ナイトメア・ギース[Nightmare Geese](声:コング桑田)
- 所属:隠しキャラクター
- 『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』と同様、「悪夢」という形で復活したギース・ハワード。原作同様、足元にオーラが渦巻いている。
- フィオ[Fio](声:森角香奈子['99EVO、2000]、アイクル[MI2])
- 所属:隠しキャラクター
- 『メタルスラッグ』シリーズから登場のスパローズ隊員。『'99EVO』と『2000』ではストライカー専用キャラクターとして登場した。「フィオ」は通称で、本名はフィオリーナ・ジェルミ。本作では重火器や爆弾などを駆使して戦闘に参加する。
- 服部半蔵(はっとり はんぞう)[Hanzo Hattori](声:臼井雅基)
- 所属:隠しキャラクター
- 『サムライスピリッツ』シリーズから登場。江戸時代の人物だが、子孫ではなく本人。本家『サムライスピリッツ』に登場する2人の服部半蔵のうち、この半蔵は『新章』に登場する真蔵ではなく、ほぼ全作品登場している父親の方である。似たような技を使うナガセや、不知火流の継承者である舞、ギース(怨霊)との掛け合いが見られる。忍刀を振り下ろして火柱を立てる「忍法 天魔覆滅」は本作でも健在。「火遁の術」という、本家には無い技も使用する。
- ワイルドウルフ[Wild Wolf]
- 所属:隠しキャラクター
- 『餓狼MOW』版のテリー・ボガード。前作ではそのままテリーの2Pモデルとして選ぶことができた。
- 二代目Mr.カラテ[Mr. Karate]
- 所属:隠しキャラクター
- リョウ・サカザキの性能違い版で、タクマと同様、天狗の面をつけている。2Pモデルは『餓狼伝説 WILD AMBITION』でのものとほぼ同じ衣装になる。
- 草薙京CLASSIC[Kyo Kusanagi Classic]
- 所属:隠しキャラクター
- 『'95』ベース性能の改造学ランを着た京。ワイルドウルフと同じく、前作では京の2Pモデルとして選択できた。技の台詞はKUSANAGIから引用されているものが多い。
- アーマーラルフ[Armor Ralf]
- 所属:隠しキャラクター
- 特殊な装甲に身を包み、棘だらけのナックルガードを装備した、ラルフの性能違い版。全キャラクターの中で唯一、常時スーパーアーマー性能となっている(ただし、ガードゲージがある場合のみ)。攻撃を受けてもビクともせず、コマンド投げも通用しないが、その代わりバックステップとガードが使用できない。元々はアルバたちの仲間の一人・ノエルとして製作されていたコンパチキャラだったが、後から今の形に変更された。同じくアルバたちの仲間であるギャラガーがクラークのコンパチキャラとして作られる予定があったが、こちらは没となっている。ゲームバランスを度外視した強さであったため、アーケード作品の『REGULATION "A"』では他の『MI2』の登場キャラクターが全員参加している中で、彼のみ除外されている。
- ジヴァートマ[Jivatma](声:工藤恭造)
- 所属:最終ボス
- 闇組織「クシエル」の統治者で、「闇の爪」と呼ばれる。マイリンク博士や巻島博士を含む、世界中の高名な科学者を誘拐・拉致している黒幕。強靭な肉体を持つ格闘家を集めるために暗躍しているが、真の目的は謎に包まれている。メイラ兄弟を「ユーダイム」と呼び、2人の出生の秘密について何か知っている模様。ルイーゼのことを「ラキア」と呼ぶ。自らの格闘スタイルを「制裁」と称し、腕を伸縮させるなどの常軌を逸した身体と高い戦闘能力を持つ。ルイーゼに似たような技も使う。
MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"
- 笑龍(シャオロン)[Xiaolon](声:松本まきこ)
- 飛賊の一員。龍の娘であり、デュオロンの異母妹。芯の強い控えめな女性だが、父の同門である麟に師事し、全身が猛毒と化している(その毒は、触れただけで身体に染み込むほど強烈)。兄であるデュオロンより先に龍を捜し、二人の戦いを阻止することを目的に生きている。腕を長い袖で覆い隠しているが、袖には様々な暗器が仕込まれている。
- 溝口誠(みぞぐち まこと)[Makoto Mizoguchi](声:Kay稲毛)
- SNKの作品からではなく、データイーストの『ファイターズヒストリー』シリーズから登場のキャラクター。『ファイターズヒストリー』の特徴であった弱点システムが「頭部を攻撃されると通常よりも高いダメージを受ける」という個人的特徴として反映されている。リョウ・サカザキを自分のパチモンと勝手に判断し、彼を倒すために参戦した(その際、ラッキー・グローバーと思しき人物から招待状を強奪している)。これはSNKプレイモアがジー・モードとキャラクターの相互利用契約を締結したことによって実現したもので、ジー・モードはデータイーストの自己破産後にデータイーストのゲームに関するライセンスを取得している。
その他(ゲーム以外)
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- 前田たかや(まえだ たかや)
- 漫画版『KOF京』にのみ登場した、京の高校に通う柔道部部長。なかなかの硬派で、紅丸のようなナンパ野郎が嫌い。大門に指導を受け、その才能を見込まれる。ユキをかけて京と勝負し(その時の京が不調であったとはいえ)勝利。短い間ながらユキと付き合うことができた。
- 谷間菊理(たにま きくり)(声:かかずゆみ)
- CDドラマ・劇場版『夕陽と月』にのみ登場した、庵に想いを寄せる少女。
- 谷間このえ(たにま このえ)(声:RUMI)
- CDドラマ・劇場版『夕陽と月』にのみ登場する、菊理の姉。
背景・エンディング・演出
THE KING OF FIGHTERS '94
- 山田十平衛(イタリアチームステージ)
- ダック・キング(同上)
- ビッグ・ベア(同上)
- チン・シンザン(同上)
- タン・フー・ルー(同上)
- ヴォルフガング・クラウザー(イタリアチームエンディング)
- ギース・ハワード(メキシコチームステージ、イタリアチームエンディング)
- 藤堂竜白(メキシコチームステージ)
- リー・パイロン(同上)
- ミッキー・ロジャース(同上)
- 如月影二(同上)
- テムジン(同上)
- リリィ・マクガイヤー(同上) ※『バトルファイターズ 餓狼伝説』に登場するテリーの恋人
- ビリー・カーン(同上)
- リチャード・マイヤ(同上)
- ロディー(同上)※『トップハンター』のキャラクター
- キャシー(同上)※『トップハンター』のキャラクター
- ユキ(日本チームステージ)
- クールガイ(アメリカチームステージ) ※レフェリー
- マチュア(中間デモ)
THE KING OF FIGHTERS '94 RE-BOUT
ほとんどが歴代『KOF』に登場したことがあるキャラクターたち。
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THE KING OF FIGHTERS '95
- ブルー・マリー(主人公チームステージ)
- 山崎竜二(同上)
- ギース・ハワード(餓狼伝説チームエンディング)
- 藤堂竜白(女性格闘家チームステージ)
- ダック・キング(同上)
- ヘビィ・D!(同上)
- サリー&エリザベス(同上) ※キングの部下の双子姉妹
- バイス(中間デモ)
THE KING OF FIGHTERS '96
- ブルー・マリー(餓狼チームステージ)
- 山田十平衛(同上)
- タン・フー・ルー(同上)
- 望月双角(同上)
- 藤堂竜白(女性格闘家チームステージ)
- サリー&エリザベス(同上)
- ビリー・カーン(ボスチームステージ、ボスチームエンディング)
- リッパー(ボスチームステージ)
- ホッパー(同上)
- ハイデルン(ちづるステージ)
- 草薙柴舟(同上)
- 如月影二(同上)
- タクマ・サカザキ(Mr.カラテ)(ちづるステージ、龍虎の拳チームエンディング)
- ルガール・バーンシュタイン(中間デモ)
THE KING OF FIGHTERS '97
- ヘビィ・D!(中国ステージ左側)
- ラッキー・グローバー(同上)
- ブライアン・バトラー(同上)
- ダック・キング(同上)
- ボブ・ウィルソン(同上)
- 望月双角(同上)
- 如月影二(同上)
- ロディ・バーツ(同上)
- レニィ・クレストン(同上)
- ロディー(同上)
- キャシー(同上)
- 藤堂竜白(中国ステージ、女性格闘家チームエンディング)
- ジャン(女性格闘家チームエンディング、'94女性格闘家チームエンディング)
- ギース・ハワード('97スペシャルチームエンディング)
- Mr.カラテ/タクマ・サカザキ(龍虎チームエンディング)
- 渡部薫(サイコソルジャーチームエンディング)
- ユキ(三種の神器チームエンディング)
- ゲーニッツ(中間デモ、主人公チームエンディング)
- ルガール・バーンシュタイン(主人公チームエンディング)
- マチュア(同上)
- バイス(同上)
THE KING OF FIGHTERS '98
- 藤堂竜白(アメリカスラム街ステージ)
- ダック・キング(同上)
- Mr.ビッグ(同上) ※『UM』では使用キャラクターとして登場
- 如月影二(アメリカスラム街ステージ、ビリーvs庵対戦前デモ) ※『UM』では使用キャラクターとして登場
- ユキ(エンディングランダムイラスト)
- 草薙蒼司(同上)
- ジャン(同上)
- 渡部薫(同上)
THE KING OF FIGHTERS '99
- ハイデルン(中間デモなど)
- 渡部薫(サイコソルジャーチームエンディング)
THE KING OF FIGHTERS 2000
- ハイデルン(中間デモなど) ※PS2版では隠しアナザーストライカーとして登場
- クリザリッド(中間デモ) ※PS2版では隠しアナザーストライカーとして登場
- 龍(紅丸チームエンディング)
THE KING OF FIGHTERS 2001
- 草薙柴舟(日本チームエンディング)
- ジョン・フーン(韓国チームエンディング)
- 渡部薫(サイコソルジャーチームエンディング)
- 藤堂竜白(イタリアステージ)
THE KING OF FIGHTERS 2002
- 藤堂竜白(日本ステージ)
- 藤堂香澄(同上)
- ヘビィ・D!(同上)
- ギース・ハワード(同上) ※一部の移植版では隠しキャラクターとして登場
- マルコ・ロドリゲス(同上)
- 山田十平衛(同上)
- 如月影二(日本ステージ、ビリーvs庵対戦前デモ)
- 望月双角(オランダステージ)
- 王覚山(同上)
- タン・フー・ルー(中国ステージ)
- 包(同上)
- 麟(同上)
- 李香琲(同上)
- チン・シンザン(同上)
- 秦崇雷(同上)
- 秦崇秀(同上)
- ホンフゥ(同上)
- リー・パイロン(同上)
- カン・ベダル(カンボジアステージ)
- キム・スイル(同上)
- キム・ジェイフン(韓国ステージ)
- ジョン・フーン(同上)
- ダック・キング(メキシコステージ)
- ボブ・ウィルソン(同上)
- ラッキー・グローバー(同上)
- ブライアン・バトラー(同上)
- キング(同上) ※一部の移植版では隠しキャラクターとして登場
- デューク・エドワーズ(同上)
- グリフォンマスク(同上)
- ヴォルフガング・クラウザー(イタリアステージ)
- Mr.ビッグ(同上)
- ハイデルン(メキシコステージのテレビ画面、イタリアステージのテレビ画面および最終デモ)
THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH
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- 草薙柴舟(日本ステージ)
- 草薙条(同上) ※『痛快GANGAN行進曲』のキャラクター
- ユキ(同上)
- 神楽ちづる(同上)
- カーマン・コール(同上)
- 霧島翔(日本ステージ、ネオジオランドステージ)
- マルコ・ロドリゲス(台湾ステージ)
- 牙刀(同上)
- 双葉ほたる(同上)
- 藤堂竜白(同上)
- リー・パイロン(同上)
- キム・ドンファン(韓国ステージ)
- キム・ジェイフン(同上)
- キム・スイル(同上)
- アリス・クライスラー(同上) ※『リアルバウト餓狼伝説』のキムのエンディングに登場するキムの弟子
- カン・ベダル(同上)
- ホア・ジャイ(ミャンマーステージ)
- ボブ・ウィルソン(同上)
- リチャード・マイヤ(同上)
- マルコ・ロッシ(同上)
- エリ・カサモト(同上)
- グリフォンマスク(ギリシャステージ)
- ジャンヌ・ダルク(同上) ※『ワールドヒーローズ』のキャラクター
- フリーマン(同上)
- ヴォルフガング・クラウザー(同上)
- カイン・R・ハインライン(同上)
- マックス・イーグル(同上)
- 王覚山(同上)
- テムジン(中国ステージ)
- ホンフゥ(同上)
- ブレンダ(同上) ※ホンフゥの恋人
- タン・フー・ルー(同上)
- 秦崇雷(同上)
- 秦崇秀(同上)
- ロディー(同上)
- キャシー(同上)
- チン・シンザン(ネオジオランドステージ)
- 望月双角(同上)
- 不破刃(同上)
- フランコ・バッシュ(同上)
- ロッキー(同上)
- ビッグ・ベア(同上)
- 白湯(同上)
- 直衛虎徹(同上)
- ナコルル(同上)
- ショー・疾風(同上)
- キャロル・スタンザック(同上)
- ねおぽけくん(同上)
- 渡部薫(同上)
- リリィ・カーン(同上)
- デューク・エドワーズ(同上)
- ラッキー・グローバー(アメリカステージ)
- ブライアン・バトラー(同上)
- ジョン・クローリー(同上)
- ジャック・ターナー(同上)
- ホワイト(同上)
- ヘビィ・D!(イタリアステージ)
- ダック・キング(同上)
- キサラ・ウェストフィールド(同上) ※『痛快GANGAN行進曲』のキャラクター
- 北斗丸(同上)
- アルフレッド(同上)
- 天童凱(同上)
- 山田十平衛(同上)
- 千堂つぐみ(同上)
- 坂田冬次(同上)
- 遠野緋名子(同上)
THE KING OF FIGHTERS 2003
- 龍(主人公チームエンディング)
- アンディ・ボガード(餓狼チームエンディング、女性格闘家チームエンディング)
- ロック・ハワード(餓狼チームエンディング)
- タクマ・サカザキ(龍虎チームエンディング)
- チョイ・ボンゲ(韓国チームエンディング)
- クーラ・ダイアモンド(K'チームエンディング)
- ダイアナ(同上)
- ゲーニッツ(エディットチームエンディング)
- 七枷社(同上)
- シェルミー(同上)
- クリス(同上)
- マチュア(同上)
- バイス(同上)
- ルガール・バーンシュタイン(中間デモ)
THE KING OF FIGHTERS XI
- チャン・コーハン(餓狼チームエンディング)
- チョイ・ボンゲ(同上)
- アンディ・ボガード(同上)
- 不知火舞(同上) ※家庭用では隠しキャラクターとして登場
- ボブ・ウィルソン(同上)
- リチャード・マイヤ(同上)
- 双葉ほたる(餓狼MOWチームエンディング) ※家庭用では隠しキャラクターとして登場
- ロバート・ガルシア(龍虎チームエンディング) ※家庭用では隠しキャラクターとして登場
- タクマ・サカザキ(同上)
- ハイデルン(怒チームエンディング)
- レオナ(怒チームエンディング、家庭用追加ステージ)
- 鎮元斎(サイコソルジャーチームエンディング)
- 包(サイコソルジャーチームエンディング、家庭用追加ステージ)
- 渡部薫(同上)
- 白湯(同上)
- 麟(同上)
- 龍(同上)
- セス(エージェントチームエンディング)
- ジョン・フーン(家庭用追加ステージ)
- マチュア(同上)
- フィオ・ジェルミ(同上)
THE KING OF FIGHTERS XIII
※ ◎は家庭用追加ステージ、家庭用での追加デモ
- 矢吹真吾(日本ステージ、江坂ステージ◎)
- ナコルル(日本ステージ)
- 藤堂竜白(同上)
- 四条雛子(日本ステージ、女性格闘家チームエンディング)
- タン・フー・ルー(中国ステージ)
- 麟(同上)
- 李香琲(中国ステージ、女性格闘家チームエンディング)
- クリス(イギリスステージ)
- 山崎竜二(同上)※ポスターでの登場
- B.ジェニー(イギリスステージ、女性格闘家チームエンディング)
- シェルミー(フランスステージ)
- セス(フランスステージ、家庭用オリジナルデモ◎)
- ラモン(同上)
- ヴァネッサ(フランスステージ、家庭用オリジナルデモ◎、女性格闘家チームエンディング)
- チャムチャム(ブラジルステージ)
- グリフォンマスク(同上)
- マルコ・ロドリゲス(ブラジルステージ、極限流道場ステージ◎)
- マルコ・ロッシ(エジプトステージ)
- フィオ・ジェルミ(同上)
- マーズピープル(同上)
- Pちゃん(アメリカステージ)
- Mr.ビッグ(アメリカステージ、サウスタウンステージ◎)※前者は飛行船のプリントでの登場
- チン・シンザン(インドステージ)
- チャン・コーハン(インドステージ、キムチームエンディング、家庭用オリジナルデモ◎)
- チョイ・ボンゲ(キムチームエンディング、家庭用オリジナルデモ◎)
- オズワルド(アッシュエンディング)
- ブルー・マリー(餓狼チームエンディング、家庭用オリジナルデモ◎)
- ウィップ(怒チームエンディング)
- 包(サイコソルジャーチームエンディング、パオパオカフェステージ◎)
- 桃子(サイコソルジャーチームエンディング)
- 渡部薫(同上)
- 龍(同上)
- リチャード・マイヤ(女性格闘家チームエンディング、パオパオカフェステージ◎)
- 双葉ほたる(女性格闘家チームエンディング)
- まりん(同上)
- 藤堂香澄(女性格闘家チームエンディング、極限流道場ステージ◎)
- ショー・疾風(極限流道場ステージ◎)
- 覇王丸(江坂ステージ◎)
- 王覚山(砂漠ステージ◎)
- カイン・R・ハインライン(草原ステージ◎)
- 嘉神慎之介(同上)
- シャルロット(同上)
- リリィ・カーン(橋ステージ◎)
- ヴォルフガング・クラウザー(同上)
- ローレンス・ブラッド(同上)
- アクセル・ホーク(同上)
- カーマン・コール(サウスタウンステージ◎)
- ジャック・ターナー(同上)※ポスターでの登場
- ヘビィ・D!(スラム街ステージ◎)
- ラッキー・グローバー(同上)
- ブライアン・バトラー(同上)
- ロボアーミー(同上)
- キャンディー・ダイアモンド(同上)
- 服部半蔵(スタジアムステージ◎)
- 御名方守矢(寺ステージ◎)
- 色(同上)
- アーデルハイド(家庭用オリジナルデモ◎、飛空艇ステージ◎)
- ローズ(中間デモ、家庭用オリジナルデモ◎、飛空艇ステージ◎など)
- ルガール・バーンシュタイン(飛空艇ステージ◎)※スクリーンでの登場
- 無界(中間デモ)
- ハイデルン(家庭用オリジナルデモ◎)
- ダック・キング(同上)
KOF MAXIMUM IMPACT
- 牙刀
- チン・シンザン
- ビリー・カーン
- キング
- ダック・キング
- ウィップ
- 如月影二
- Mr.ビッグ
- 山崎竜二
- ブルー・マリー
- ルガール・バーンシュタイン
- 大門五郎
- 七枷社
- ラモン
- ギース・ハワード
KOF MAXIMUM IMPACT 2
- 藤堂竜白
- 包(DRAGON'S LAIRステージ)
- 椎拳崇(同上)
- 鎮元斎(同上)
- シェン・ウー(同上)
- マーズピープル(ネオジオランド)
- アッシュ・クリムゾン(同上)
- 風魔小太郎(同上) ※『ワールドヒーローズ』のキャラクター
- ヴォルフガング・クラウザー(クラウザーステージ)
- Mr.ビッグ(同上)
- 山崎竜二(同上)
- クリザリッド(同上)
- 獅子王(同上)
- 羅将神ミヅキ(ミヅキステージ)
- アンブロジァ(同上)
- ブルー・マリー
- シェルミー
- ダック・キング
- ジョー・ヒガシ
- キング
- ロバート・ガルシア
- ヴァネッサ
- 不破刃
- グリフォンマスク
- 双葉ほたる
- アーデルハイド
- ローズ
- ウィップ
- マチュア
- バイス
- K9999
KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"
この節の加筆が望まれています。 |
- マルコ・ロドリゲス
- 藤堂竜白
- 藤堂香澄
- 山田十平衛
- ロバート・ガルシア
- アーデルハイド
- ローズ
- キング
- ヴァネッサ
- 李香琲
- 双葉ほたる
- マルコ・ロッシ
脚注
- ^ なお、『龍虎2』においてビッグはギースよりも年上の上司であるが、このギースは『餓狼伝説』の設定であり、ビッグよりも年上である。したがって、このような形でギースと組むことは時系列上ありえないが、「夢の共演」という趣旨である『KOF』だからこそ可能なチームである。