アンヘル

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アンヘル プロフィール

アンヘル (Ángel) はSNKプレイモア対戦型格闘ゲームザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。

概要[編集]

白に近い銀髪のショートカットの女性。体格はグラマラスで、性的な言動が多い。服装はビキニ風の衣装の上にジャンパーを纏っている。年齢は19歳。

秘密犯罪組織ネスツに所属しているが、そのおちゃらけた振る舞いは今ひとつ組織の構成員としての自覚が感じられない。K'の抹殺を目的としてイグニスにより創造された人間であり、同じ状況にあるK9999と行動を共にする。

『KOF2001』では途中でK9999と共にチームメイトのクーラ・ダイアモンドと上司のフォクシーを裏切り、エンディングでは海中に墜落していくネスツの本拠地をK9999と共に大暴れして、やりたい放題に破壊していた。その後はK9999と共に行方不明となる。『KOF2001』のノベライズ小説の中でもK9999と共に行方不明となる。

ほとんどのキャラクターが何らかの格闘技かスポーツなどを元に戦闘技術を確立しているのに対して、アンヘルの格闘スタイルは「てきとー」のハートマーク付という異色のものである。特に「アンチェイン」と呼ばれるアンヘル特有だった技(後の『KOF XI』に登場する桃子に「ももこんぼ」として同様の操作法が受け継がれる)は、実際に操作方法も変則的で、繰り出される技の性能にも癖のあるものが多く「てきとー」らしさが感じられる。また高速突進技や投げ技も持っており、アンチェインだけでも操作の選択肢が多いので覚えるのは大変だが、それらを完全に把握して、場面に応じて瞬時に判断・実行する技術を習得すると、対戦相手を翻弄することができる。このプレイスタイルは非常に高度で「てきとー」とは相反するが、多くのプレイヤーの興味を引いた。

『KOF2002』ではスコア上でプレイヤーが初心者と見なされた場合、CPU戦の中ボスとして登場する(中級者ならK9999、上級者と見なされた場合はクーラ・ダイアモンド)。

K9999の相棒という設定上、本編での出番は少なく、かつK9999が諸事情で参戦できなくなった為、現在は再登場が難しい状態にある。PlayStation 2版『KOF NEOWAVE』ではメイ・リーと共に追加キャラクターとして登場しているが、後発のXbox版『KOF NEOWAVE』ではこの2人は登場しない。しかし、『2002』のリメイク版である『UNLIMITED MATCH』では2人とも参戦を果たしており、アンヘルの方は恋愛シミュレーション『Days of Memories 〜僕と彼女と古都の恋〜』にも登場している。

「アンヘル」とはスペイン語で「天使」の意味である。つづりは英語とほぼ同じだが、「a」ないし「A」は上部にアクセント記号を付けたもの(アクセント文字)を用いて「ángel」「Ángel」と表記する。「天使」の由来は他の『KOF』キャラクターと同じく『堕落天使』のロッシが元デザインであることから。技名は全てソウルフラワーユニオンニューエスト・モデルの歌の題名を改変したものである。

技の解説[編集]

技名が併記されているものは、前者が『2001』、後者が『2002』での名称。

特殊技[編集]

センスレス チャター
中段回し蹴り。
アット ザ ウェイストランド
空中からのニーアタック。

通常投げ[編集]

ゴーゴー フーテンガール
相手をつかんで、3発のパンチを浴びせる。
スターリット フィールド
相手の後ろに回り込んで、首元を掻き切る。

必殺技[編集]

レッドスカイ オブ ヤポネシア
突進して相手を足で挟み、吹っ飛ばす。
マッドマーダールーレット
少し発生の遅いコマンド投げ。成立後に追い打ちが可能だが、発生が遅い技である為、実戦で使うには工夫が必要。

アンチェインサークル必殺技[編集]

後述するアンチェインサークル(以下「UC」と表記)必殺技は、「UC始動技→UC技→特殊サークル技(※省略可能)→UCフィニッシュ技」という一連の流れとなっており、UC技を出すにはその前にUC始動技を発動する必要があり、UCフィニッシュ技を出すには、その前にUC技(もしくはUCから派生して出した特殊サークル技)を発動してなければ出すことが出来ない。また、アンチェインサークル必殺技が1つヒットしても、その後の技が連続で繋がるわけではないので注意(相手側は途中でのガード、反撃も可能である)。アンチェインサークル必殺技は全体的に相手のガードを揺さぶる技が多く(中段や下段判定の技が多い)、コマンド投げや移動投げ、移動技なども含まれているので、相手を混乱させる技としての機能は大変高い。また、必殺技扱いである為、ゲージを溜める手段としても機能する。なお、『2002』で追加された特殊サークル技は省略が可能。

UC始動技
フォーマリスツ ブルー
中段攻撃。『2001』では、この技から直接UC技に派生することができず、派生するには、後述の「シチズン オブ ワールド」か、「ウェルカム トゥ リュウグウ」を経由しなければならない。『2002』では単体のUC始動技に変更されている。
シチズン オブ ワールド
下段攻撃。『2001』のみ、「フォーマリスツ ブルー」からの派生技であったが、『2002』以降は単体のUC始動技に変更された。
ウェルカム トゥ リュウグゥ
『2001』のみ使用。「フォーマリスツ ブルー」からの派生技の一つ。
センスレスフィスツ
『2002』で追加。後ろ回し蹴り。
レプンカムイ
飛び道具をかき消す技。相手が飛び道具を撃ってきた際にこの技を出してUC技に繋げると効果的。
ビヨンド ザ フレイムス / ビヨンド フレイムス
中腰で突進し、相手の後ろに回り込む攻撃判定の無い技(麻宮アテナの「サイキックテレポート」などと同じく、いわゆる移動技である)。なお、この技から後述のUC技に派生するには、相手の後ろに回り込む前にUC技のコマンドを入力しなければならない。
UC技

UC技は、「(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)((6)の後は(1)に戻る)」の順、もしくはその逆方向に繋げて出すことが可能で、この六つの繋ぎは最高1周、つまり6段目まで可能である(2周目に入ろうとして、6段目終了直後に1周目で最初に入力した技をまた入力しても、技が出ずそのまま終わってしまうので注意)。なお、この繋ぎの最中ならいつでもフィニッシュ技(もしくは特殊サークル技)に派生可能。なお、『2001』のみ、(1)と(4)からフィニッシュ技に派生するには、6つのUC技1周の最後(要するにUC技6段目)に出していないとフィニッシュ技に派生できない。つまり、(1)からフィニッシュ技に派生したい場合は(2)から始めて、前述の法則の通りに繋げ、(4)からフィニッシュ技に派生したい場合は(3)から始めて同じように法則にしたがって繋げていけばよいのである。

(1) バイバイ リュウグゥ
その場でアッパーカットを繰り出す。
(2) インポテント シンプトム
下段判定のキックを繰り出す。
(3) バギー アンド コフィン
一歩踏み込んで中段判定のパンチを繰り出す。
(4) シェルター フロム ザ ストーム / シェルター フロム ストーム
その場で上段のキックを出す。
(5) ア トレイン トゥ シー チェリーブロッサムズ / トレイン トゥ シー チェリーブロッサムズ
一歩踏み込んでの下段パンチ。
(6) ウィズ ア ランプ フォー ザ パスウェイ / ウィズ ア ランプ フォー パスウェイ
飛び上りながら中段判定のキックを繰り出す。
特殊サークル技
オーマガトキ
『2002』で追加されたスピンジャンプ。攻撃判定はないが、全身無敵になる。この状態からUCフィニッシュ技を発動可能。
UCフィニッシュ技
クラウン アンダー ザ スカイ / クラウン アンダー スカイ
しゃがみこんだ後、アッパーを繰り出す。ヒット後に追い打ち可能。
ステート オブ ヒートヘイズ
中段攻撃。
ア フルムーン イブニング / フルムーン イブニング
ガード不能のパンチを繰り出す。技の発生は遅めである。
ライド ユア サイクル
『2001』のみ使用。移動投げ技。
レッドスカイ オブ ヤポネシア
UCフィニッシュ版の「レッドスカイ オブ ヤポネシア」。性能は同名の通常必殺技と同じである。「2002」ではこのUCフィニッシュ版は削除され、通常必殺技版のみとなった。
ア ガーデン トゥ プレイ ウィズ ゴースツ
『2001』のみ使用。バックステップしてその場でコマンド投げを出す。
コズミック フーテン スイング
『2002』で追加。相手の頭に掴み掛かり、相手の首を、隠し持っているカッターらしきもので斬る移動投げ技。対地上の投げ技である為、空中の相手を掴むことはできず、相手はジャンプでかわすことが可能。
ロスト ホームランド
『2002』で追加。コマンド投げ。
ビヨンド フレイムス
『2002』で追加。UCフィニッシュ版の「ビヨンド フレイムス」。性能はUC始動技版のそれと同じである。フィニッシュ技であるにも関わらず、始動技版同様、この技の後にはUC技に派生することが可能。

超必殺技[編集]

ロイヤリティー テスト フォー ザ リベラリスツ / ロイヤリティー テスト フォー リベラリスツ
上記で紹介しているUCフィニッシュ技の一つで、他のUCフィニッシュ技同様、UC技から派生してのみ発動可能。突進して乱舞を決める。『2002UM』では単発でも出せるようになった。
ザ アナイデンティファイド ビクテム コンシャスネス
『2001』のみ使用。飛び道具以外の相手の打撃技を取れる当て身投げ。空中技を取った場合と、地上技を取った場合とで演出が変化する。
ウィンズ フェアグラウンド / ブルーマンデー パレード
『2002』から使用。『2001』で使用していた「ビクテム コンシャスネス」に取って代って追加された、飛び道具以外の打撃系の攻撃を取れる当て身投げ。両方ともコマンドが同じだが、地上攻撃を取った場合は左記の「ウィンズフェアグラウンド」に、空中攻撃を取った場合は右記の「ブルーマンデー パレード」となる。なお、「ビクテム コンシャスネス」とは異なり、MAX超必版のみしか存在しない。
サヴァイヴァーズ バンケット
前述の「ブルーマンデー パレード」成立時に限り、発動できるMAX2。左右に素早く回り込んだ後に全体重を乗せた強烈なエルボードロップを叩き込む。派生技のため、ゲージを消費する事はない。『2002UM』では単発で出せるダウン追撃技に変更されているが、他のダウン追撃技に比べタイミングはシビア。元ネタはプロレスラー、ザ・ロックの必殺技、ピープルズ・エルボー。

声優[編集]

関連人物[編集]

  • K9999 - チームメイト、相棒的存在。
  • クーラ・ダイアモンド - 『KOF 2001』『KOF 2002』『KOF 2002UM』でのチームメイトだが、後に裏切る。
  • フォクシー - 『KOF 2001』『KOF 2002UM』でのチームメイトだが、後に裏切る。

関連項目[編集]