アンディ・ボガード

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アンディ・ボガード プロフィール

  • 初出作品: 餓狼伝説
  • 格闘スタイル: 骨法、不知火流忍術
  • 出身地: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  • 生年月日: 1972年8月16日
  • 身長:  
    • 171cm(~『RB』、~『KOF'98』)
    • 172cm(『RBSP』~、『KOF'99』~『KOF2002』)
  • 体重:  
    • 69kg(~『RB』、~『KOF'98』)
    • 67kg(『RBSP』~、『KOF'99』~『KOF2002』)
  • 血液型: A型
  • 趣味: 旅行
  • 大切なもの: 修行時代の写真
  • 好きな食べ物: 納豆スパゲティ
  • 嫌いなもの:
  • 得意スポーツ: ショートトラック
  • キャッチコピー:  
    • 「骨法のスペシャリスト」(『餓狼2』『餓狼SP』)
    • 「兄の存在を越えるために」(『餓狼WA』)
    • 「骨法の達人」(『KOF'96』)
    • 「疾風の化身」(『KOF'98』)
    • 「全身凶器」(『KOF XII』)
  • 関連キャラクター: テリー北斗丸

アンディ・ボガード(Andy Bogard)は、SNKSNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム餓狼伝説』シリーズなどに登場する架空の人物。

概要[編集]

テリー・ボガードの弟。ジェフ・ボガード養子として育てられた捨て子。そのテリーには一度も勝てないでいる。

2人は兄弟(実際は義理の兄弟)であるが格闘スタイルは異なり、兄のテリーはマーシャルアーツ+喧嘩殺法なのに対して、弟のアンディは骨法を使う。これはテリーに体格で差をつけられている事が理由で別のスタイルを探した結果、日本の骨法にたどり着いたという(アニメではタンから「技の鋭さならジェフを超えた」と評した。)。

その骨法の師は『餓狼伝説2』(以下『餓狼2』と表記)から登場した不知火舞の祖父・不知火半蔵であり、その縁で舞とは恋人同士になった。彼女に執拗に結婚を迫られるが、アンディは「自分は未熟で修行中の身、結婚なんてまだ早い」と考えているため、未だに進展がなく、その求道的な考えが舞をヤキモキさせる一つの要因となっている。

『餓狼2』の時点で師匠の半蔵が死去。その後は不知火流継承者として修行をしたのか、『餓狼伝説3』(以下『餓狼3』と表記)と『リアルバウト餓狼伝説』(以下『RB餓狼』と表記)では忍者のようなスタイルになり、『餓狼3』以後は必殺技が不知火の焔を纏うようになった。

『餓狼3』のエンディングではギース・ハワードと戦った際に無理をしたらしく、吐血している。『餓狼 MARK OF THE WOLVES』にはアンディ自身はプレイヤーキャラクターとしては登場していないが、弟子の北斗丸のエンディングで姿を見せる。

『リアルバウト餓狼伝説スペシャル 』(以下『RBS』と表記)で隠しキャラクターとして登場したEXアンディ・ボガードは、他のEXキャラクターと違いアンディ本人ではなく、アンディの影であると当人が語っている。また彼の弁によれば、「不知火流には光と影が常に存在する」という。

一人称は基本的に「僕」だが、『餓狼3』など一部の作品(一人称が定められる以前)では「私」または「俺」になっている。またテリーの事も「兄さん」、または「兄貴」と呼んでいる。

キャラクターのモデルは俳優のアンディ・ガルシア[1]

『餓狼』シリーズ以外でのアンディ[編集]

ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)シリーズでは『KOF 2002』まではすべて出場していたが、『KOF 2003』では弟子である北斗丸がおたふく風邪のため、『KOF XI』では舞にバカンスに連れて行かれたため、それぞれ不参加となっている。『KOF XII』で約7年振りに出場している。

KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズには登場せず、『KOF MAXIMUM IMPACT 2』のテリーのストーリーでは一度も勝てないテリーに対抗できるだけの実力をつける修行をしていと説明されている。『KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION´A`』の特設サイトに掲載されているサイドストーリーにおいては、テリーに「戦うのはそう遠い話じゃない」と発言している。

KOF完全読本』にも収録された『美形会議』では、『餓狼伝説』の美形キャラとして登場。主にこの会議を仕切るリーダー的存在である。何かと血を吐く橘右京に対して、痛いところを突きまくる八神庵に右京への謝罪を強い口調で要求する。たまにロバート・ガルシアにもからかわれる。また上記の『餓狼3』エンディングに関連してか、彼も血を吐くことがあった。美形キャラの存在価値にこだわりすぎて、会議とは無関係な不規則発言を飛ばすことが多い。庵にそれを指摘されてからは若干低姿勢になり、さすがに反省している様子。

カプコンとのクロスオーバーは『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズに個別キャラクターカードがあるのみで、『CAPCOM VS. SNK』シリーズなどの対戦格闘ゲームには一切出場していない。

技の解説[編集]

特殊技[編集]

浴びせ蹴り(あびせげり)
『餓狼3』からの技。側転しながら、上段に蹴りを入れる。
上げ面(あげつら)
『RB餓狼』からの技。屈んで、斜め上に掌底を繰り出す。
くない弾(くないだん)
『RB餓狼』でのダウン追撃技で、くないを足元に投げる。『リアルバウト餓狼伝説スペシャル DOMINATED MIND』(以下『RB餓狼SDM』と表記)と『KOF 2002 UNLIMITED MATCH』でも使用する。『RBS』ではEXアンディが使用。
回転袈裟蹴り(かいてんけさげり)
餓狼伝説 WILD AMBITION』(以下『WA』と表記)で使用する技。回りながら踵落としを繰り出す。
逆回し蹴り(さかまわしげり)
『WA』で使用する回転上段蹴り。
後ろ宙返り蹴りあげ(うしろちゅうがえりけりあげ)
『WA』で使用する技。後方に宙返りしながら蹴り上げる。
上顎(うわあぎと)
『KOF』シリーズの技。いわゆる踵落とし。

必殺技[編集]

斬影拳(ざんえいけん)
残像を伴う素早い踏み込みからの肘打ち。『餓狼2』では極端に隙が少ない技になっており、通常技キャンセルを絡めたハメ技が存在する。「残影拳」は誤記。
疾風裏拳、疾風横拳 (しっぷううらけん、しっぷうおうけん)
『餓狼3』以降の「斬影拳」からの追撃技(技名がついたのは『RB餓狼』から)で、裏拳で相手をふっ飛ばす。「疾風横拳」は『KOF'99』以降での追撃技で、「疾風裏拳」とほぼ同様。
我弾幸(がだんこう)
『KOF'96』〜『'98』での「斬影拳」からの追撃技で、体当たりを決める。リーチが短いので空振る事がままあった。
飛翔拳(ひしょうけん)
掌から気弾を打ち出す飛び道具。『餓狼』シリーズでも『KOF』シリーズでも見た目や性能の変化が激しい。初代『餓狼伝説』では幅が広いが、出が遅くて飛距離が短かった。しかし、以後の『餓狼』シリーズでは次第に隙が少なく幅が小さくなり、『餓狼2』からは飛距離が無制限になった。『KOF』シリーズでは『'96』から気を噴射する技に変更。また動作は『餓狼3』(『KOF』シリーズでは『'99』)から打ち出す手に反対側の手を添えなくなっている。
激・飛翔拳(げき・ひしょうけん)
『RB餓狼』からの技で、「飛翔拳」のバリエーション。目の前に大きな気の塊を発生させる。『RBS』ではEXアンディが使用。
昇龍弾(しょうりゅうだん)
両手を広げて振り回しながら飛び上がる対空技。
初代『餓狼伝説』のインストラクションカードや中間デモでは技名が表記されず、雑誌媒体やスーパーファミコン版の説明書で「空破弾」と表記されていたが、これは後に誤植とされ、『餓狼伝説2』で正式に今の技名となった。
空破弾(くうはだん)
その場で前転してから、ドロップキックのように両足を揃えての飛び蹴り。北斗丸はこの技を受け継いでいる。『餓狼伝説』でライデンに対して出すと間合によっては一撃でKOできる事があった。
上記「昇龍弾」と同様の経緯で当初は技名が入れ替わっていたが、『餓狼伝説2』で正式に今の技名となった。
幻影不知火(げんえいしらぬい)
『餓狼3』からの技。『餓狼』シリーズでは空中から別ラインに急降下して、着地して「浴びせ蹴り」で攻撃する。攻撃がヒットすると相手は別ラインに移動する(『RBS』まで)ので、更に追撃も可能。
『KOF』シリーズでは別ラインがないのでそのまま急降下して、以下の追加技に派生する。
幻影不知火・上顎 (げんえいしらぬい・うわあぎと)
『KOF'98』までは跳びつつ踵落とし(「上顎」と同じ動作)、『KOF'99』以降は振り下ろすように回し蹴りを繰り出す。中段攻撃。
幻影不知火・下顎 (げんえいしらぬい・したあぎと)
『KOF'98』まではしゃがんでの掌底、『KOF'99』以降は足払いを繰り出す。
不知火蜘蛛絡み(しらぬいくもがらみ)
『餓狼3』からの技で、相手の背中におぶさり締め付ける投げ技。『餓狼3』では地上で入力し、『RB』以降は空中で入力する。『RBS』ではEXアンディが使用。『WA』では通常の背後投げ。
撃壁背水掌(げきへきはいすいしょう)
『KOF'95』からの技で、掌底のコンビネーションを繰り出す。『KOF'95』では連続入力技だったが、『KOF'96』以降は打撃投げに変更。
闇 浴びせ蹴り(やみ あびせげり)
『RB餓狼』からの技で、炎を纏った脚を振り上げながら後転する。動作は「浴びせ蹴り」のものを逆回しにした形になっている。『RBS』ではEXアンディが使用。
爆震(ばくしん)
『RBS』からの技。突進して相手に組み付き、掌底を打ち込む打撃技。『WA』では飛び込んでの移動投げになっている。『KOF'98 ULTIMATE MATCH』(以下『'98 UM』と表記)でも裏アンディが使用し、こちらも移動投げ。

EXアンディの技[編集]

斬影拳 穿(ざんえいけん うがち)
「斬影拳」を繰り出した後、影のような残像が追って突進する。追撃技は出せないが、残像がヒットすると相手はダウンする。
幻影不知火 飛影(げんえいしらぬい ひえい)
ダッシュからのみ出せる技。姿を消して背後に回り込み攻撃する。

超必殺技(潜在能力)[編集]

超裂破弾(ちょうれっぱだん)
炎(あるいはオーラ)を纏った「空破弾」の強化版。『餓狼』シリーズでは『RBS』まではタメコマンド(しかもレバー真下以外でのタメは受け付けない)だった。
斬影裂破(ざんえいれっぱ)
『RB餓狼』及び『RBS』での潜在能力。「斬影拳」から立て続けに「超裂破弾」を決める。
飛翔流星拳(ひしょうりゅうせいけん)
『KOF'97』からの技。二連続の掌底から、両手を突き出し練った気を噴射する。
斬影流星拳(ざんえいりゅうせいけん)
『KOF'99』からの技で、「斬影拳」で突進してから「飛翔流星拳」に移行する。
昇龍裂破弾(しょうりゅうれっぱだん)
『RB餓狼SDM』での隠し技(潜在能力)。「昇龍弾」で飛び上がった後、さらに空中で「超裂破弾」を決める。
男打弾(だんだだん)
『リアルバウト餓狼伝説2』での潜在能力。ボディブローの連打から、最後に正拳突きを決める。技名はジョー・ヒガシが命名したという。
斬徹(ざんてつ)
『WA』でのオーバードライブパワー。その場での掌底で始動する乱舞技。
斬影至兜裂破弾(ざんえいしこうれっぱだん)
『KOF2002』及び『KOF NEOWAVE』のMAX2。オーラを纏った「斬影拳」で突進した後、追加入力で上昇のみの「超裂破弾(に見えるが実は頭から突っ込んでいる為に違う)」を出した後、頂点付近でそのまま降りてくる。
絶・飛翔拳(ぜつ・ひしょうけん)
『KOF XIII』からの超必殺技。前方に球状の「飛翔拳」を作り出し、続く掌打で気を一気に噴出させる。
超・神・速・斬影拳(ちょう しん そく ざんえいけん)
『KOF XIII』から追加されたNEO MAX超必殺技。構えとともに姿が消えるほどの「斬影拳」を放ち、画面端まで相手を叩きつける技。

EXアンディの技[編集]

絶 裂破弾(ぜつ れっぱだん)
青紫の炎を纏った「超裂破弾」。『KOF'98 UM』でも裏性能版で使用できる。
爆裂天翔拳(ばくれつてんしょうけん)
潜在能力。「斬影拳」から、さらに「激・飛翔拳」を決める。

ゲーム以外のメディアでの描写[編集]

アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説』では、テリーと互角に戦える技の切れを持つ反面、ギースへの復讐に固執して血気に逸る熱血漢的な面が強調されている。テリーが八極聖拳を継承してギースを倒した後は、自身の未熟さを自覚して更なる修行に励む為、日本へ戻った。この作品のみ髪色が水色になっている。なおアニメをベースとした小説版では性格は基本的にクールとされ、本作の時点では養父の仇を討ちたいという焦りが普段の冷静さを失わせていたという形で、本作以降での描写との差異を解消していた。この小説版ではアニメでは描写されない、彼が不知火流に学ぶ事になった経緯やジョーと友情を結ぶきっかけとなった事件についても明かされている。

その続編『バトルファイターズ餓狼伝説2』では、強さを求めて黙々と修行に励むクールな求道者という側面が強くなった。その一方で「婚約者」を自称する舞の積極的なアプローチには狼狽する事しきりだが、彼女がローレンス・ブラッドに敗れて囚われの身となった時は激しい怒りを見せ、ローレンスを瞬殺して救い出すなど、強く想っている事も描かれた。劇場用アニメ『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』でもクールな面と、舞とはその積極さに戸惑いながらも強い絆で結ばれている事が描かれている。なお、これらのアニメで描かれた性格や舞との関係は『餓狼伝説スペシャル』以降のゲームにも設定としてフィードバックされていった。

細井雄二作画のコミックボンボン連載版コミックでは、児童向け漫画の主人公らしく破天荒なキャラクターのテリーに対して、熱血漢ながらも沈着冷静に立ち回る副主人公的ポジション。ジョーとは良きライバルという間柄。舞との関係は「婚約者」というところは踏襲されつつも、アニメの様なラブコメ的なやりとりはなかった。同シリーズの『餓狼伝説2』ではヴォルフガング・クラウザーの息子・リヒャルト(漫画オリジナルキャラクター)に瓜二つという事から拉致されるという役回りを担う。

LEO ADVER作画によるゲーメスト連載版コミックでは、豪快な性格のテリーに比べて落ち着いた感じではあるものの年齢相応の明るい青年として描かれた。テリーの事は「兄貴」もしくは「テリー」と呼ぶ。行く手に立ち塞がるホア・ジャイを「オッサン」呼ばわりするなど、アニメやコミックボンボン版に比べると行儀の悪い面もある。

電撃CD文庫版では『バトルファイターズ餓狼伝説2』以降のクールな性格描写に準じていた。しかし初期(ギースとの戦いまで)の時点では、そのクールさは感情を押し殺しているが故のものという差異がある。常にテリーの事を意識しており、その強さを超える事を目標にしているという部分が強調されていた。その為クラウザーに敗れて自棄になりかけたテリーにはあえて勝負を挑み、自身の全力を出した激闘の中で尊敬する兄に再起を促した。

担当声優[編集]

関連項目[編集]

出典・参考文献[編集]

  1. ^ 『KOFキャラクターズ―KOF94~97 全45キャラ設定資料完全収録』 ネオジオフリーク編集部