ギース・ハワード
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ギース・ハワード プロフィール
- 初出作品: 餓狼伝説
- 格闘スタイル: 古武術
- 出身地:
アメリカ合衆国 - 生年月日: 1953年1月21日
- 身長: 183cm
- 体重:
- 82kg
- 不明(『RBS』)
- 血液型: B型
- 趣味: 凝り性だが飽きっぽい
- 大切なもの: 己自身
- 好きな食べ物: ステーキ(レア)
- 嫌いなもの: 邪魔者(自分の野望を妨害する者)
- 特技: 物事を強引に解決すること(『餓狼3』)
- 得意スポーツ: なし、強いて言えばビリヤード
- 好きな音楽: ゴッド・ファーザー・愛のテーマ
- 職業: ハワード・コネクション総帥
- 年齢:
- 40歳(『餓狼SP』)
- 42歳(『餓狼3』『KOF'96』)
- 43歳(『RBS』)
- キャッチコピー:
- 暗黒街の支配者(『龍虎2』『餓狼SP』)
- 影の最高実力者(『KOF'96』)
- 悪のカリスマ(CAPCOM VS. SNK)
- 関連キャラクター: テリー、アンディ、ビリー、クラウザー、ルガール、ロック
ギース・ハワード (Geese Howard) は、SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズなどに登場する架空の人物。
目次 |
[編集] キャラクター設定
[編集] 餓狼伝説におけるギース
『餓狼伝説』シリーズ、ひいてはSNK対戦格闘ゲームを代表する悪役であり、初代『餓狼伝説』(以下『餓狼』と表記)及び『リアルバウト餓狼伝説』(以下『RB』と表記)、『餓狼伝説 WILD AMBITION』(以下『WA』と表記)でボスキャラクターを務める。
「ハワード・コネクション」の総帥であり、サウスタウンの支配者。金髪で183cmの長身と、鋭い目付き、圧倒的な悪の風格と威容を備えている。『餓狼』シリーズでの彼のステージの背景には仏像や甲冑などの日本の美術品が置かれているが、これは「日本が好き」というギースのキャラクター設定に基づいている。それによると、ギースは「日本は好きだが、アメリカが一番だと思っている」としている[1]。
初代『餓狼』は勧善懲悪の物語であったため、「わかりやすい悪」を基本コンセプトに作られた。第一稿はスーツ姿であったが、もっと見た目にインパクトが欲しいということで、胴着に袴という古武術スタイルに決定された。
初代『餓狼』で敗北して、居城であるギースタワーから転落して死亡したかと思われたが、『餓狼伝説スペシャル』(以下『餓狼SP』と表記)で復活を果たす。ちなみにこの作品は、のちの『KOF』のようなお祭り的なもので公式ストーリーが存在せず、時系列上でのギースの復活は『餓狼伝説3』(以下『餓狼3』と表記)である。なお、『餓狼SP』にてヴォルフガング・クラウザーと異母兄弟の関係にあることが明らかになった。だが、ギースもクラウザーも、お互いの存在は認めておらず、反目し合っている。
息子にロック・ハワードがいるが、家庭を顧みようとせず、妻のメアリーが危篤状態に陥った際に当時7歳だったロックに助けを求められた際には、冷酷にも追い返した。ギースにとってメアリーは装飾品でしかなかったようである。メアリーが他界した際も憐みの情を一切見せず、ロックに恨まれることになる。また、ごく一部の者を除いてギースに息子がいることを知らなかった。
『餓狼伝説2』(以下『餓狼2』と表記)で部下のビリー・カーンをクラウザーに接近させ、彼の持つ秘伝書「鳳凰の巻」を簒奪する。この秘伝書は秘孔の奥義を記しており、ギースタワー転落の負傷から回復するために必要だったものと思われる。ストーリー上では『餓狼3』で復活、最後の秘伝書を手に入れる。その後『RB』のテリーおよびアンディのエンディングでは、攻撃を受けてギースタワーから転落する。直後に手を差し伸べられるが、ギースはそれを拒んで高笑いしながら落下していった。その後『RBS』にて、ゲーム中に条件を満たすと、悪夢(ナイトメア・ギース)として登場を果たす(このギースの足元からは常にオーラが吹き上がっている。なお、本作でのギースの体重は「不明」となっている)。『餓狼MOW』のオープニングデモからも分かる通り、史実では『RB』で死亡している。『RB2』での登場は秦の秘伝書が見せた幻ということになっており、その様子はエンディングでも見ることができる。
テリーたちの養父ジェフとは、ともにタン・フー・ルーのもとで八極聖拳を修行した間柄であるが、己の野望のために邪魔者であったジェフ・ボガードを自らの手で殺害、テリーたちが復讐に身を捧げる引き金となった。この際に秘伝書の一巻「八極聖拳奥義書」を奪った。
サウスタウンを訪れた古武術の達人・周防辰巳(ブルー・マリーの祖父)のもとで古武術を学ぶ。そして学んだ古武術でもって周防を殺害した。『RB』の対CPU戦で勝ち進むとギースが登場する中間デモにおいて、プレイヤーがマリーの場合、ギースはモニター越しに映る彼女に対して「貴様の祖父は強かった」「あの素晴らしい断末魔の叫びを思い出した」と発言している。
[編集] 悪のカリスマ
『餓狼』『餓狼SP』におけるその動き、生瀬勝久の迫真の演技とその声、ステージ演出とBGM、「当て身投げ」という技(後述)の目新しさがブレイクして、一躍人気キャラクターとなった[2]。生瀬の出演はこの1作限りであったが、濃い裏設定も人気を博した。SNKによれば、ギースは初代『餓狼』の当初から、使用したいキャラクターとして名前が挙がっていたという。敵としても魅力的なキャラクターだったらしく、中間デモを見るためにコインを投入した人もいるという[1]。SNK側は「ギースがいなければ『餓狼』のドラマは始まらず、彼がいなければジェフも死ぬことはなく、KOFが開催されることもなく、クラウザーの登場もなかっただろう。ある意味、ギースは『餓狼』ワールドの“中心”なのだ」と述べている[1]。
ギースは、今なお「悪のカリスマ」を備えたボスとして、制作チーム自らが「彼以上の悪役を作るのは難しい」と認めており、格闘ゲームのキャラクターで彼に匹敵する悪の存在は稀である。タイトルの「餓えた狼」とは、当初テリーら主人公を指していたが、シリーズを重ねるうちに、ギースを指すようになり、いつしかタイトル・ロールにまで上り詰めた。
[編集] 『餓狼』以外での客演
初代『龍虎の拳』のSFC版の追加エンディングの中で、タクマがギースの名前を出している。また、『餓狼』より過去の話となる『龍虎の拳2』(以下『龍虎2』と表記)では、格闘大会「キング・オブ・ザ・ファイターズ」を主催した黒幕であり、ゲーム中にある条件を満たすと隠しボスとして登場する(通常ではオープニングデモで後姿を見せるのみ)。『龍虎2』のギースは26歳で、長髪に洋装姿である。サウスタウンを影で牛耳るある組織の幹部・Mr.ビッグとは同僚であり、対立関係にあった。ビッグは、組織内で頭角を現してきたギースを目障りに思っていた。隠しボスとして姿を現した際の対話デモで、ギースはビッグに対して「サウスタウンは自分の街」や「お前には消えてもらう」と言い放っていることから、自らの手でビッグを葬り去るつもりではあったようである。極限流空手一門と出会ったことをきっかけに日本に興味を持ち、来日する。ギースに勝っても逃亡デモが流れるのみで、ビッグ以外のキャラクターはエンディングが変わることがない(ビッグの場合、ギースと対戦したか否かにより、エンディングでのメッセージが異なる)。逃亡デモ中の飛行機の中で「日本でさらなる修行を積み、最強の男になる私に恐れるものはない」と発言する。
『KOF』シリーズでは「『RB』のあともギースが生きていた」ということになっていると誤解されやすいが、『'96』の餓狼チームストーリーで語られているのは『餓狼3』時期での出来事であり、『RB』のことではない(その割には『餓狼伝説2』で自決したはずのヴォルフガング・クラウザーが普通に出ていたり、Mr.ビッグも龍虎の拳の時期と同じ姿でいるため結局は時間軸が合っていない)。
実はギースが『RB』で死亡することを『KOF』開発チームが知らなかったためであり、実際に『RB』のポスターのキャッチフレーズの「さらば、ギース」を見たときは“開発室の時間が止まった”とネオジオフリーク(当時)のインタビューなどで語っている。なお、『餓狼』スタッフは『RB』完成後に『KOF』スタッフから「実はギースをボスチームとしてKOFに出場させたいんだけど・・・」と聞かされた時、『ぜひお願いします!』とか『いやぁ、お祭りだからノープロブレムでしょう』と快諾して、ギースのグラフィックをチェックまで申し出た。しかし、『RB』がギースのゲーム登場最終作と捕らえていたファンも多く、一部で物議を醸した[要出典]。『'96』以外にも、プレイステーション2版の『KOF 2002』や、お祭り作品である『KOF'98 ULTIMATE MATCH』(以下『'98UM』と表記)、『KOF2002 UNLIMITED MATCH』(以下『2002UM』と表記、こちらではナイトメア・ギースも出てくる)にも登場している。
『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズでは『餓狼』シリーズ同様に死亡しているようで姿を見せないが、『MAXIMUM IMPACT 2』以降の作品ではナイトメア・ギースとして復活している。
『CAPCOM VS. SNK 2』ではロックとの初の親子対決が実現して、専用の掛け合いもあるほか本作はチーム制であるため、親子タッグも可能である。また本作ではベガともライバル関係である。その後、『ネオジオバトルコロシアム』や『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズでも親子共演を果たしている。
『Days of Memories』シリーズでは、5作目『Days of Memories 〜恋はグッジョブ!〜』と8作目『Days of Memories 〜風舞う都でつかまえて!〜』と9作目『Days of Memories 〜世界で一番熱い冬〜』に登場している。『恋はグッジョブ!』ではギース商事のトップ、世界観が共通する『風舞う都でつかまえて!』と『世界で一番熱い冬』では覇天高校の校長として登場している。また、テリーとロックが登場する4作目『Days of Memories 〜彼と私の熱い夏〜』では『餓狼』シリーズ同様に死亡しているが、ビリーが遺恨のためにテリーたちに接触するときなど彼の名は何度も登場する。
[編集] ほかのメディアでのギース
ゲーム雑誌「ゲーメスト」で連載された初代『餓狼伝説』のコミック版ではサイボーグとして復活していて、口調も丁寧なものになっている(ただし、テリーとの最終決戦では原作ゲームと同じ口調になっている)。
漫画雑誌「コミックボンボン」で連載された細井雄二版『餓狼伝説』シリーズではホッパーとリッパーが登場しないかわりに、ダック・キングとリチャード・マイヤとマイケル・マックスを配下にしていた。また、同シリーズの番外編ではギースとジェフは親友だったという設定になっている。
天獅子悦也の『ギース・ハワード外伝』では16歳のギースが主人公のエピソードが存在する。
『バトルファイターズ餓狼伝説2』にも回想シーンで若き日のギースが登場する。父に捨てられて死んだ母の復讐に燃えており、のちにゲーム本編に登場するロックとの類似が見られる。このときは若きクラウザーに返り討ちにあっている。
[編集] ゲーム上の特徴
初代『餓狼』では、プレイヤーが対戦相手を1人打ち破る度に彼のデモが入る。最初の内は余裕を見せているが、面が進む度に冷静さを欠く演出になる。また、テリーかアンディのいずれかを使用していると、その素性を部下に調べさせた際、ジェフに息子がいることが分かって驚愕する。ビリーを倒したあとの優勝デモにてプレイヤーを秘書のホッパーとリッパーに拉致させ、最終ボスとして姿を現し、自分で決着をつけるために戦いに突入する。
地を這う飛び道具の「烈風拳」は技の発生がとにかく速く、テリーたちの飛び道具と違って画面端まで飛んでいく。威力も非常に高く、3回喰らえばKOとなる。通常技では、蹴り技のリーチが長く、ギースに空中戦を挑んでもまず落とされる。ほかに「当て身投げ」と呼ばれる、相手の攻撃を受け止めてそのまま投げてしまう技を使う。通常技だけでなく、「バーンナックル」などの必殺技も受け止めて投げており、鮮烈な印象と強烈な強さを見せ付けた。
格闘ゲーム史上においてこのような性質の技を使ったのは、このギースが初めてであった。ここでいう「当て身」というのは打撃技のことであり、相手の”当て身”を裁いたり受け止めて”投げ”て反撃という古武術や柔術をイメージした技であったが、ギースが使うこの技の印象が強かったために、プレイヤー間ではほかのゲーム・別のキャラクターであっても、”相手の攻撃を読んで仕掛けておくカウンター専門の技”という性質の技を総じて「当て身技」もしくは「当て身」と呼ぶようになり、のちにゲーム用語として確立することになる。
当て身投げは、成功すれば必殺技であってもギース本体はダメージを受けず、相手に一方的にダメージを与えることが可能な技である。だが、その性質上、相手が攻撃をしてこなければ技が成立せず、長時間隙を晒すだけの行為になるため、決めるには相手の動きやクセの見極めが要求される。
(初代『餓狼』を除いて)ギースのジャンプは緩慢である分、相手に反応されやすいが、通常技を始め、技のリーチが全体的に長いものが多い。接近戦では、連発可能で隙の少ない弱攻撃で相手を固め、遠距離では「烈風拳」で牽制し、飛んできた相手の攻撃を当て身投げで捕えることもできる。自分の体を複数の気の柱で包み込む「レイジングストーム」は、コマンドが複雑だが、技が成立すれば大きな強さを発揮する。『餓狼3』では、「ダブル烈風拳」の性能が上がり、飛び道具の撃ち合いでも負けにくくなったほか、当て身投げの威力も上がった。
『'96』では、ほかのキャラクターの例に漏れず、「烈風拳」が飛ばなくなっただけなく、技の隙も増大し(「ダブル烈風拳」の隙はさらに顕著)、『KOF』独特の操作感も手伝うため、『餓狼』シリーズと同じ感覚でギースを操作することはできない。だた、小・中ジャンプからの強パンチを連続して出していくだけで、強力な連続技を狙うことが可能である。
『RB』では、「レイジングストーム」の攻撃判定がより大きくなっただけでなく、スウェーライン上の相手にも当たるようになり、大幅に性能が上がった。『RBS』では、最終ボスであるクラウザーを倒した際に条件を満たしていると、隠しボスとして姿を現し、プレイヤーに闘いを挑んでくる。CPU専用キャラクターということもあり、前作以上に長いリーチの通常技と非常に高い攻撃力を持ち、しゃがみガード不能の「ダブル疾風拳」や突進技の「邪影拳」をはじめ、動作が高速かつ隙も少ない数々の強力な技で迫ってくる。このギースはネオジオ版およびネオジオCD版では隠しコマンドを入力することで使用可能であり、セガサターン版およびプレイステーション版『リアルバウト餓狼伝説スペシャル DOMINATED MIND』では最初から使用可能となっている。『RB2』では、ついに下段攻撃をも当て身投げで取ることができるようになった。
当時26歳で、隠しボスとして登場している『龍虎2』では、隠し必殺技(このゲーム独自の呼び名で、超必殺技を凌駕する技)こそ持たないが、通常技の判定はほとんどが有利なものになっている(とくに蹴り技は、威力の高さや隙の少なさに優れる)。必殺技は気力の関係で威力こそ落ちるが、技の性能自体は気力が充実した時に使用したものと変わらないなど、ほかのキャラクターに比べて大きく優遇されており、その高性能な技を駆使してプレイヤーを圧倒してくる。それゆえネオジオ版では使用不可だが、SFC版では隠しコマンドを入力することで、対戦モードでのみ使用可能。相手に突進して乱舞攻撃を決める「デッドリーレイブ」は本作で初披露しており、『RB』以降、コマンドを順序良く入力していく技として追加された。息子のロックもこの技を受け継いでいる。
『CVS』及び『CVS PRO』ではベガと双璧をなす最終ボス、『CVS2』でもベガと双璧をなす乱入キャラクターして登場する。ほかの作品に比べると全体的に動きが遅くなっている分、攻撃力や「当て身投げ」の性能が上がっている。
[編集] 技の解説
[編集] 特殊技
- 燕返し
- 避け攻撃。掌を下から掬い上げる。攻撃判定は見た目よりも大きく、突進技の迎撃や対空にも使用可能。『餓狼3』では、食らった相手をダウンさせる。
- 暗夜光突き
- 『餓狼3』でのクイックスウェー攻撃。片側に体を寄せてから前方に掌底で攻撃する。
- 不動活殺裏拳
- 踏み込んで裏拳を繰り出す。『餓狼SP』では、手前ラインで出すライン飛ばし攻撃で(『餓狼SP』での技名は「不動殺活裏拳」となっている。ギースの通常技の中にも「殺活」と付くものがあるが、『餓狼3』以降は「活殺」となっている)で、奥ラインでの技名は「秘中竜巻打ち」となる。また、『餓狼3』『RB』では手前のラインの相手に対する対オーバースウェー攻撃で、体を捻って裏拳を出すもので、技のリーチは若干短くなる(奥ラインの相手に対する対オーバースウェー攻撃は「秘中竜巻打ち」)。『KOF』シリーズでは地上ふっ飛ばし攻撃の動作として使われている。
- 雷光回し蹴り
- 足を浮かせて前に滑るように移動しながらの回し蹴り。『餓狼SP』『餓狼3』におけるギースの遠距離立ち強キックだが、『餓狼3』以降は通常技のほかに特殊技としても存在する。喰らった相手を奥ラインに飛ばす。『KOF』シリーズでは空中ふっ飛ばし攻撃の動作として使われている。
- 『餓狼SP』では「電光回し蹴り」であり、急所の「電光」を蹴るという意味があった。
- 昇天明星打ち
- 上方に掌底を打ち出す。『餓狼3』までのギースのしゃがみ強パンチで、『RB』シリーズでは特殊技扱い。
[編集] コンビネーションアーツ
『餓狼3』でのギースのコンビネーションアーツは、左右で掌底を叩き込む「武者水月付き突き」と、遠距離限定で、「雷光回し蹴り」のあとに立ち弱キック「秘中蹴り」を出して終わる「雷撃脚」の2つのみ。前者は、強パンチを連打することで出せる5連攻撃だが、大半の相手には全段ヒットせず、技が途中で終わることが多い。後者は、2撃目の蹴り技の威力の高さが爪の垢ほどであり、双方とも実用性は低い。
[編集] 投げ技
- 虎殺掌
- 相手の首を片手で掴み高く持ち上げてから首を締め上げ、とどめに気を込めた掌底で吹き飛ばす。『餓狼3』からコマンドが変更された。
- 虎殺投げ
- 相手を片手で掴んで吊るし上げてから後方に叩きつける。『餓狼3』では両手で持ち上げ、投げる際に強パンチボタンを連打すると、連携技の「絶命人中打ち」に派生する。『餓狼3』からコマンドが変更され、『RBS』では削除された。
- 絶命人中打ち
- 『餓狼3』『RB』での、「虎殺投げ」から派生する連携技。鼻と上唇の間(人体急所の1つである「人中」)に掌底を連続で打ち込む。
- 裏雲隠し
- 相手の首に腕をかけて後方に引き倒す。投げる際に強パンチボタンを連打すると、連携技の「絶命必中絞め」に派生する。
- 絶命必中絞め
- 相手の首に腕をかけて地面に倒し、喉を連続で締め上げる。この2つの連携技は『RB』にもあるが、コマンドが若干変更されている。
- 真空投げ
- 相手を掴んで流れるような動作で後方高く投げ飛ばし、ギースは構えて気を充実させる。『餓狼3』でのこの技は、どの相手にも安定して決まる高性能な投げ技であった。『RB』以降はコマンドが変更された。『RBS』でのギースの通常投げは、この技と「虎殺掌」のみ。なお、『'96』での通常投げの1つでもある。
- 殺陣方手投げ
- 『'96』での通常投げ。相手を片手で持ち上げてそのまま地面に叩きつける。ダウン回避不可。
- 巴投げ
- 『龍虎2』にて使用。すばやい動作の巴投げ。受け身は可能。
[編集] 必殺技
- 烈風拳
- 腕を振り上げ、地を這う気の波を打ち出す。『餓狼』シリーズでは総じて隙が小さく高性能な技である。とりわけ初代『餓狼』や『RBS』では、相手との飛び道具の撃ち合いでも負けることはない。『'96』、『'98UM(裏性能版を除く)』では目の前を引き裂くような技に変更され、飛び道具ではなくその場で消滅する打撃技のような性能で、隙は大きい(『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』と表記)では、通常は前者で烈風拳をキャンセルで出すと後者のようになる)。『龍虎2』では、気力の残量に関係なく画面端まで飛んでいく(威力は落ちる)。『RBS』では技の動作や衝撃波のスピードがとにかく速く、「パワーウェイブ」などの飛び道具を貫通する。『RB2』では飛び道具は貫通しなくなったが、『RBS』の性能を踏襲しているため、相手との飛び道具の撃ち合いにおいても主導権は握れる。
- ロックやルガール・バーンシュタインが同様の技を使う。
- ダブル烈風拳
- 一度「烈風拳」を放ってから即座に二発目を出し、両方を重ねて大きな形にして前方へ飛ばす。最初に波動を巻き上げている時にも攻撃判定が存在する。この時点で相手の飛び道具を相殺可能で、その後は通常の「烈風拳」が飛んでいく。こちらも『'96』、『'98UM(裏性能版を除く)』では飛び道具ではなく、「烈風拳」よりもさらに隙が大きい(「烈風拳」同様、『SVC CHAOS』ではキャンセルするか否かで技の性質が変化する)だが、『餓狼3』(とりわけ対CPU戦で)では頼りになる飛び道具。
- 当て身投げ(上段当て身投げ、中段当て身投げ、下段当て身投げ)
- 相手の攻撃を捌いて投げる。周防から学んだ古武術の技とされるがむしろ合気道の投げに近く、『CvS』でもギースが合気道を学んでいたニュアンスを含んだ勝利台詞がある。上段当て身はジャンプ攻撃、打撃系の必殺技および超必殺技を(テリーの「バーンナックル」、ケンの「昇竜裂破」など)、中段当て身は地上の打撃攻撃を、下段当て身は下からの攻撃(足崩しorスライディングなど)を捌いて投げる。投げ技には弱く、失敗すると隙を晒すうえに、相手の技に応じて使い分ける必要があるため、ある程度の慣れが必要。ギースを象徴する技である。
- 裏雲隠し
- 「当て身投げ」のバリエーションの一つで、下段判定以外の通常技を捌いて後ろに受け流し、相手の姿勢を崩して無防備にする。この後、ギース側が先に動けて、追撃を叩き込める。元々は『餓狼3』での通常投げの一種。
- 中段当て身打ち、下段当て身打ち
- 「当て身投げ」のバリエーションの一つ。攻撃を捌いたあとに投げるのではなく、打撃を食らわせる。
- 空歩(くうほ)
- メガドライブ版の初代『餓狼』の対戦モードのみ使用可能。バックステップである。
- 首絞め
- SFC版の初代『餓狼』の対戦モードのみ使用可能なコマンド投げ。片手で相手を持ち上げて連続で締め上げる。
- 飛翔日輪斬
- 『龍虎2』での技で、飛び上がって気を纏った手刀を振る。攻撃判定が出現するまで無敵状態となる。『'96』でも使用している。
- エクスプロージョンボール
- 『龍虎2』での技。気を纏った裏拳を打ち込んでから、アッパーを叩き込み、相手を遥か上空まで吹き飛ばす。気力が最大の状態だと、「デッドリーレイブ」並の威力を誇る。ガードされても隙は皆無な高性能な技。
- 疾風拳
- 『餓狼SP』にて追加された。空中から気弾を撃つ。撃った後は、その反動で後方に跳ね返ってゆっくり降下していく。ただし『'96』では反動を受けず、そのまま地面に着地する。『餓狼SP』のギースは、空中から飛び道具を撃てる唯一のキャラクターでもある。『RB』では、撃った後の着地地点をレバーで調節可能になった。『RBS』ではしゃがみガード不能で足元にヒットすれば立ちガードも不能になり、撃った後に着地の軌道修正が可能なため、疾風拳を足元にヒットさせた後にコンビネーションアーツから邪影拳に繋げられる。また、『RBS』では空中で2回まで出すことが可能となったが、2発目を撃つと後方に跳ね返ってゆっくり降下する。
- 初代『餓狼』での転落時に地面に向かって気を放つことで一命を取り留めており、それを元に技として完成させたという設定である。
- ダブル疾風拳
- 『RB』にて追加された。『RB』では、気弾が3つに増えて1つの形に大きく凝縮させたものを、「疾風拳」として放つ。通常の「疾風拳」と異なり、スウェーライン上にも攻撃判定が付く。『RBS』にてナイトメアとして登場するギースが使うこの技は、撃った直後に同コマンドを再入力すると再び2発の「疾風拳」を放つ(空中で2回まで出すことが可能で、合計4発の攻撃となる)もので、しゃがみガード不能で足元にヒットすれば立ちガードも不能なのは「疾風拳」と同じであるが、2発の「疾風拳」を放つ特性上コンビネーションアーツに繋げられず、スウェーライン上に攻撃判定が付かないため反撃を受けやすい。
- 邪影拳
- 『餓狼3』にて追加された。突進して体当たりし、その後で掌底を打ち込む。アンディの「斬影拳」をヒントに編み出した技。作品によっては気を練りつつ突進して衝撃波を打ち付ける技になっている。
- 『RBS』では、弱では今までの弱と同じく掌底、強は秦兄弟の「帝王神足拳」のようにヒット後に掴んで投げるようになった。『餓狼3』では発生が遅く使いにくかったが、『RBS』や『'98UM』の裏ギースのそれは発生が非常に早く威力も高いうえ、技後は「雷鳴豪波投げ」による追い打ちも決まるなど、強力な性能。
- 真空投げ
- 元々は通常投げで、『RB2』や『'98UM』などでは必殺技となっている。
- 雷鳴豪破投げ
- ダウン中の相手を掴み、高く持ち上げてから地面に叩き付ける追撃技。初出は『RB』だが、必殺技扱いになったのは『RB2』以降。
- 飛燕失脚
- 『RBS』での技で、前方への高速移動から掌を払う。動作が速く、威力も高い。
[編集] 超必殺技(潜在能力)
- レイジングストーム
- 『餓狼SP』にて新しく用意された超必殺技。両腕を大きく振り上げて技名を叫びながらその場に両腕を振り下ろし、周囲に牙のような気の柱を幾つも発生させる超必殺技。気の柱の形状は「ギースを覆うようにして全方位に発生」するものが基本だが、「ギースの前方に偏っている(『RBS』、『SVC CHAOS』、『'98UM』の裏性能版)」、「全方位だが気の柱が光のように変化(『'96』のMAX版)」など、登場作品によって異なる。コマンドが独特であり、「レイジングストーム」以外の技(ほかのキャラクターを含めて)にはあまり採用されていない(その少ない例として、K9999の超必殺技「月…」や「てめぇも往っちまえ!!」が挙げられる。また、『RBS』でのローレンス・ブラッドの「ブラッディフラッシュ」は、このコマンドの最初のレバー入力が逆方向になったものが採用されている)。『RB2』でのみ汎用的なコマンドになっている。
- 『餓狼3』での潜在能力技でもあり、密着状態にてしゃがみ強パンチから始まる連続攻撃を叩き込み、「電光回し蹴り」を当てて相手を気絶させてから、通常時とは異なる赤い気の柱を吹き出させて相手を吹き飛ばすコンビネーション式のものとなっている(このタイプは『2002UM』ではナイトメアギースがMAX超必殺技として使用)。『ネオジオバトルコロシアム』では「中段当て身投げ」からの追加入力で出すこともできる。
- 『餓狼3』までは攻撃判定が小さかったが、『RB餓狼』以降は気の柱が太くなり、攻撃判定が大きく設定されていくようになる。『RB』ではコンビネーションアタックで相手を別ラインに追いやってからキャンセルで出すと(すばやいコマンド入力が要求される)絶大な効果を発揮する。
- サンダーブレイク
- 「レイジングストーム」と同様にその場に両腕を振り下ろし、周囲に稲妻のような気の柱を幾つも発生させる潜在能力。ダメージそのものは「レイジングストーム」より上であり、稲妻も時間差で数本発生するものの、発生する場所がランダムであるため、対空手段としては安定しない。
- 『2002UM』では表性能版がMAX2として使用。こちらは稲妻がランダムではなく、常にギースの周りを囲むように発生し、さらに稲妻を地面に走らせる。
- 技名の由来は『グレートマジンガー』から。
- デッドリーレイブ
- 初出は『龍虎2』で、通常の必殺技として登場。相手に突進して乱舞攻撃を叩き込む。乱舞の最後に気を込めた掌底を放つが、ギースの気力が最大の状態で決まると相手を気絶させることが可能。この状態であれば、最初の乱舞を受けなくとも、この掌底を食らうとその時点で気絶する。ギースの体力が点滅していない状態および気力が無い状態でも出すことが可能となっている。
- 『RB』以降は潜在能力として格上げされる。突進後、ボタンの追加入力で攻撃を続け、最後は「邪影拳」の追撃技のモーションで締める(『'98UM』ではロック式の乱舞技になっており、追加入力の必要はない)。
- これ以後、ほかのキャラクターが同様の追加コマンド式の乱舞技を使用するケースが増加した。クラウザーの「アンリミテッドデザイア」に始まり、麻宮アテナの「マジカルテンプテーション」「サイキック9」など、テリーの「ライジングビート」が代表例。他社の作品でも『ザ・ランブルフィッシュ』のゼンの「轟雷旋武」や『ギルティギア』シリーズの聖騎士団ソルの「ドラゴンインストール 殺界」がある。ロックの「デッドリーレイブ・ネオ」は、父でもあるギースから受け継いだ技。『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 ~月に咲く華、散りゆく花~』の「乱舞奥義」もこれと同様である。
- 「ゲーメスト」で連載されていた漫画版『龍虎の拳2』(作:天獅子悦也)では、極限流空手の奥義「龍虎乱舞」を自己流にアレンジした技という設定になっている。
- 羅生門
- 『RB2』の潜在能力で、(家庭用)『2002』のMAX超必殺技。『'98UM』の裏ギースの超必殺でもある。相手をふわりと浮かし、落ちてきたところに気を纏った両の掌底を打ち込む投げ技。『'98UM』のMAX版では「雷鳴豪破投げ」を2回決めてからとどめを刺す。
- 『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』では掌底を数発当てたあとに浮かせてから強烈な掌底で締める。
- 『餓狼』シリーズによく出てくるようになった「上に吹き飛ばしてから落ちてきたところにさらに攻撃をたたき込む」技。同様のものに投げ属性では山崎竜二の「ドリル」、打撃系にはリック・ストラウドの「ガイアブレス」、フランコ・バッシュの「ハルマゲドンバスター」などがある。
- ロックの「真空投げ」からの派生技「羅刹」の元になった技。
- 阿修羅疾風拳
- 『DOMINATED MIND』での隠し必殺技。「邪影拳」で突進し、倒した相手に「疾風拳」を連発する。『2002UM』ではナイトメアギースがMAX超必殺技として使用している。
- 虚空烈風斬
- 『WA』でのみの技。射程の短い「烈風拳」を連発し、とどめに両の手を合わせ気弾を発射する。
- ヴォイスは「レイジングストーム」ではなく、「ウィンドストーム」が正しい。
- レイジングデッドエンド
- 『WA』のオーバードライブパワーで、コマンドを入力したあとに「(上段・中段)当て身投げ」を成功させると成立する。相手を空中に舞い上げてから、自らも飛び上がり気を打ち込む。
- 『2002UM』ではナイトメアギースがMAX2として使用。こちらは当て身が決まると上着を脱ぎ、上記の「虚空烈風斬」を繰り出す。
[編集] 担当声優
- 生瀬勝久(『餓狼SP』)
- コング桑田(『餓狼3』以降の各種ゲーム)
- 柴田秀勝(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説」及び「餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-」)
- 大倉正章(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説2」での少年期の声)
- 森功至(CDドラマ「電撃CD文庫 餓狼伝説」)
[編集] 参考文献
[編集] 脚注
[編集] 関連人物
- ロック・ハワード - 息子
- カイン・R・ハインライン - 義理の弟
- テリー・ボガード - 宿敵
- アンディ・ボガード - 宿敵
- ジョー・ヒガシ - 宿敵の仲間
- 不知火舞 - 宿敵の仲間
- ブルー・マリー - 宿敵の仲間、自分が殺めた男の孫娘
- チン・シンザン - 元・後輩
- タン・フー・ルー - 元・師匠
- ホア・ジャイ - 元・部下
- ライデン - 元・部下
- ビリー・カーン - 部下
- リッパー - 側近
- ホッパー - 側近
- ヴォルフガング・クラウザー - 異母兄弟、政敵
- Mr.ビッグ - 元・上司(のちに対立関係に。彼らの決着については不明)、『KOF』ではチームメイト
- ベガ - VSシリーズでの好敵手
[編集] 関連項目
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