アテナ (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

アテナ』(ATHENA)は、1986年7月にSNKより発売されたビデオゲーム、および、同ゲームの主人公の名前。

概要[編集]

1986年にアーケードゲームとしてリリースされた、アイテム取得による成長要素を含んだアクションゲーム。主人公のアテナを操作して、敵を倒してアイテムを取得してキャラを強化しつつ、各面のボス及び最終ボスを倒す事がゲームの目的である。

ストーリー[編集]

ビクトリー王国の王女アテナは、王様も頭を悩ますおてんば娘。「退屈しのぎ」という理由で幻想界に通じるお城の開かずの間の扉に飛び込み、王国にちょっかいを出してくる悪者である帝王ダンテを打倒すべく、待ち受けるモンスターたちをなぎ倒しながら進んでいくのであった。

キャラクター[編集]

主人公[編集]

アテナ姫
好奇心旺盛かつ冒険好きな性格で退屈を何よりも嫌う、ビクトリー王国のプリンセス。退屈しのぎに悪の帝王ダンテを叩きつぶすべく、自ら開かずの間の扉の奥に広がる幻想界へと飛び込んでいった。
続編「サイコソルジャー」及び「KOF」シリーズの登場人物、麻宮アテナの先祖で、彼女の持つサイコパワーのルーツとなった人物である。

[編集]

  • ヌーパー
  • ボア
  • リップス
  • ピュタン
  • コーダ
  • アルマジロ
  • カッサム
  • 毒グモ
  • リュカオン
  • 毒サソリ
  • メデューサ
  • デスヘッド
  • ウニ
  • イソギンチャク
  • ダゴス
  • デスフィッシャー
  • ヘビコウモリ
  • フライングピュタン
  • レグルス
  • ミノタウロス
  • ケルベロス
  • デスナイト
  • ワラコーベ
  • ダークナイト
  • フェイスポール
  • ビショップ

ボス[編集]

ハマドゥリアス
森の世界のボス。
ゴーレム
洞窟の世界のボス。
ネプチェーン
海の世界のボス。
キマイラ
空の世界のボス。
グリュプス
氷の世界のボス。
マドー
地獄の世界のボス。
帝王ダンテ
最終ボス。小説版では父親が登場する。

登場ステージ[編集]

森の世界
最初のステージ。木々が生い茂る大森林。ステージの最後にハマドゥリアスが待ち受けている。
洞窟の世界
ステージ2。海へとつながる鍾乳洞。ゴーレムがこのステージのボス。
海の世界
地上から海底へと進むステージ。ネックレスを入手して人魚に変身しないと動きが鈍くなる。ネプテューンが待ち受ける。
空の世界
山岳が舞台の空中ステージ。このステージのボスはキマイラ。
氷の世界
背景が森の世界や洞窟の世界と同じだが、色が青と白で、登場する雑魚キャラクターも違う。ボスのグリュプスを倒すには炎の弓矢は必要となる。
地獄の世界
死後の世界に見えるが、実際はダンテが作り出した世界。ボスのマドーを倒すにはパンドラの箱を入手しなければならない。
迷宮の世界
ティターンが捕らわれているステージ。ボスが存在しない。
最後の世界
帝王ダンテが潜む最終ステージ。今まで倒してきたボスオンパレード。その試練を乗り越え、ダンテを倒せば元の世界に戻れる。

家庭用移植版[編集]

ファミコン版[編集]

1987年に発売。パッケージがピンクの背景に、ハートマーク入りで書かれたアテナのロゴと、前述のオフィシャルイラストのアップが描かれている。ゲームソフトとカセットテープが同梱されているので、パッケージサイズは通常のファミコンソフトと比べて倍以上大きい。ゲームバランスは比較的難しい部類に入る。アーケード版にあったエンディングのメッセージは削られている。

特典として、続編『サイコソルジャー』のテーマソング等が収録されたカセットテープが付属した。歌手はアイドルの清水香織

PSP版[編集]

2011年4月21日に発売された『SNKアーケードクラシックスゼロ』に収録。内容はアーケード版の移植。

関連商品[編集]

攻略本は3社から発売された。表紙イラストは講談社は鎧を着用した姿、徳間書店とJICC出版(現:宝島社)はビキニアーマーのオフィシャルイラストを掲載している。

この内JICC版は漫画家のDONKEYが漫画などを描いており、右上のパラパラ漫画にセクシーな要素が入っている。商業品でアテナを描いたプロの漫画家には他に森野うさぎがおり、他の漫画家による攻略漫画やゲームブックも存在している。

ビキニ姿のアテナは1994年以降も他のゲームに出演を果たしたほか、フィギュアも発売された。旧作そのままではなくデザインにアレンジが加えられており、フィギュアもこのデザインが採用されている。

リメイクシリーズ[編集]

アテナ フルスロットル[編集]

2006年に携帯電話ゲームとしてリメイクされた。世界観は旧作の直後であり、ステージ等は全く新しく作られている。

キャラクターデザインは旧作を活かし、かつ瞳やデザインバランスなどの細部がアレンジされている。『ティンクルスタースプライツ』『どきどき魔女神判!』のキャラクターデザインを担当した藤ノ宮深森がデザインのリメイクを手がけた。

またパートナーとして「ヘレネ」が新登場した。ヘレネはアテナの面倒を見る魔術師という設定で、アテナと共に水着同然のビキニアーマーを着用する。また外見の細部が、アテナは赤の三角ビキニに対し、ヘレネは白のホルターネックであるなど、対照的に変えられている。

アテナ フルスロットル ウィニング魔女学園騒動記[編集]

2007年に発売された上記作品の続編。

客演作品[編集]

ベースボールスター[編集]

ベースボールスター』はSNKのファミリーコンピュータ用野球ゲーム。アテナはSNKバタリアンズのエース扱い。

ザ・キング・オブ・ファイターズ2000[編集]

対戦型格闘ゲームザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズの『ザ・キング・オブ・ファイターズ2000』では初代のアテナがストライカー専用キャラクターとして登場。本作でのデザインはアーマーを着用した姿。

SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS[編集]

2003年に稼働した『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』ではビキニ姿で登場。本作では天界の守護者という設定になっている。ある条件を満たすことによって現れるシークレットボスの1人。アーケード版、家庭用ネオジオ版ではCPU専用であるが、プレイステーション2版、Xbox版では条件を満たすことによってプレイヤーキャラクターとして使用可能。

ネオジオバトルコロシアム[編集]

2005年に稼働した『ネオジオバトルコロシアム』でも『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』と同じく初代のアテナが登場。『SVC CHAOS』とは性能が大きく異なる。本作では隠しキャラクターで、条件を満たすことによってプレイヤーキャラクターとして使用可能だった(現在はAW-NETのサービス終了により不可能)。本作におけるアテナのストーリーは『SVC CHAOS』から直接繋がる続きとなっている。

関連作品[編集]

サイコソルジャー
『アテナ』の続編。テーマソングを清水香織が歌っていた。主人公は1Pがアテナの子孫、麻宮アテナ。2Pは椎拳崇。二人とも超能力を持つ設定である。
ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ
この作品ではアシーネの名前で登場。『サイコソルジャー』の椎拳崇も別の名前で登場した。
Days of Memories 〜世界で一番熱い冬〜(2009年)
携帯電話アプリゲームで展開する『Days of Memories』シリーズの9作目『Days of Memories 〜世界で一番熱い冬〜』のニンテンドーDS移植版に、初代のアテナをモデルにしたキャラクター「初代(はつしろ)アテナ」が登場する。本作には麻宮アテナも登場しており、初代アテナは麻宮アテナの従姉妹という設定。

小説版[編集]

アーケード版『アテナ』を題材とした小説。ハーヴェスト出版より2009年8月15日に発売された。文は七烏未奏 with 企画屋、イラストはミヤスリサが担当。物語のラストで続編ゲーム『フルスロットル』に繋がる描写も挿入されている。

その他[編集]

1998年にはテレビ東京系列にてドラマ『ATHENA -アテナ-』が放映された。石橋けいが麻宮アテナ役を演じた。本作の要素も取り入れられている。

外部リンク[編集]