サイコソルジャー

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サイコソルジャー』(PSYCHO SOLDIER)は1987年3月にSNKから発売された、強制横スクロールのアクションシューティングゲーム

概要[編集]

本作は『アテナ』の続編として制作された作品である。強制横スクロールで進む数段の段で仕切られたフィールドを上下に移動して敵を攻撃しつつ画面右側に向かい、ステージの最後に待ち受けるボスを倒すことで次のステージへと進んでいく。崩壊後の世界を舞台とした退廃的な世界観と、ステージ毎に変わるフィールド背景が特徴となっている。

さらに、メインBGMに肉声によるボーカル音声が用いられた「歌うゲーム」であることも特徴。第1ステージと、以降の特定のステージで、BGMの1ループ分のみ歌が流れるようになっている。FM音源で音楽部分を、ADPCM音源でヴォーカル部分を再生している。ヴォーカルの音声は、日本国内版は日本語、海外版では英語となる。日本語版・英語版とも、当時アイドルだった清水香織が歌唱を担当している。

ストーリー[編集]

数多の太古の文明を滅ぼした末に封印され、数千年の眠りについていた異種生物「屍愚魔」が眠りから目覚め、世界は闇に包み込まれた。

はるか東の地より、二人の戦士が現れた。太古の預言者の予言に残された「光の戦士」に選ばれしサイコソルジャー、麻宮アテナと椎拳崇である。

屍愚魔を滅ぼし世界に光を取り戻すため、その身に宿る超能力「サイコパワー」を武器に、二人は果てしない戦いに旅立つ。

登場キャラクター[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

スペシャルアイテムを取った際の変身時の姿が異なることを除き、性能差はない。

麻宮アテナ(あさみや -)
本作の主人公で1P側のキャラクター。16歳のごく普通の女子高生だが、生まれながらにして超能力を持つ。その力はまだ不完全だが、歌を歌いながら扱うことでより高く発揮できるという。
同社制作のアクションゲーム『アテナ』の主人公アテナ姫の子孫であり、超能力は彼女から先天的に受け継いだものである。
スペシャルアイテムを取った際は鳳凰に変身する。
椎拳崇(しい けんすう)
2P側のキャラクターで、アテナのパートナーの中国人。アテナいわく、“とっても頼れる助っ人”。:
中国拳法の達人であり、彼の超能力は厳しい修行の末に後天的に身に付いたものらしい。アテナのことを“アテナはん”と呼ぶ。
スペシャルアイテムを取った際は龍に変身する。

敵キャラクター[編集]

  • メゾ・ゼール/メギド・ゼール/ルメギド・ゼール
  • モグ・ゴルゴ
  • ガル・ゴルゴ
  • バルガ・ゴルゴ
  • ギド・ラゴス
  • ミド・ラゴス
  • アル・ドラゴ/ダフ・ドラゴ/ゲルド・ドラゴ
  • ドロド・コーガ
  • ゼブ・シグマ
  • グラ・シグマ
  • ビビ・シグマ
  • ウゾウ・ムゾウ
  • ダフ君
  • モーム - タマゴから出現する毛虫。

ステージボス[編集]

  • ゼール・ゼブブ(第一面)
  • ドラ・ゴーン(第二面)
  • ゴルゴ・メカベ(第三面)
  • ラゴス・アゴン(第四面) - このステージから壁を破壊してもクリアにはならず、ボスを撃破するしかない。
  • マ・グローン(第五面)
  • シグ・ド・ダビデ(第六面) - 最終ボス。全ての屍愚魔族の創造主。

ゲーム中の攻撃・武器など[編集]

基本攻撃[編集]

サイコ・ビーム
素手の状態での攻撃。壁は最大3回攻撃しなければ破壊できない。

ルーム[編集]

ブロックの中に隠されており、ブロックを壊して出現させ、その上を通過することによりキャラクターの攻撃力の強化を行う。
ブロックはミスから復帰した直後の待機状態(キャラクターがUFOの状態の時)中に触れることにより一撃で壊すことが可能で、待機中の無敵状態のままで各種ルームの効果を取得することが可能。

エレクトロ・ルーム
主攻撃であるサイコ・ビームの威力上昇。
ビームは3段階で、緑→青→赤の順に威力が上昇する。赤になるとエレクトロ・ルームは利用できなくなる。
エナジー・ルーム
サイコエネルギーを4ゲージ追加。
サイコエネルギーがMAX状態の時は利用できない。
サイコ・ルーム
サイコボールを1個または4個補給できる。所持数が最大値の時には利用できない。
マイナス・ルーム
サイコエネルギーが吸い取られ減少する。他のルーム同様、ミス直後の待機状態中でも触れると効果が出てしまう。

アイテム[編集]

サイコ・ボール
Bボタンで発射する。サイコエネルギーの状態により技が変化。
防御用のサイコ・ボールは敵弾を受ける毎にエネルギーが1ゲージ減り、エネルギーがない場合はサイコ・ボールが1個減る。
所持できる最大個数は16個。画面上に表示されるサイコボールは回って防御している4個+下方ステータス欄の8個の計12個だが、それ以降に表示されない分の4個も所持できる。
サイコ・ソード
64回使用可能な武器。壁・敵弾なども破壊可能で威力が高い。
またサイコ・ソード所持時はビームで壁を壊せなくなるが貫通する。
クリア・ポイント
画面上の敵を全てサイコ・ボールか風船に変えてしまう。敵弾と小型飛行敵は風船で、その他の敵はサイコ・ボールになる。
フル・ポイント
サイコエネルギーがMAXになる。
タケノコ
特定の場所を通過すると生えてくる。破壊すると風船・UFO・トランプのいずれかが出現。
破壊せずに通過しようとすると「おっとっと」という台詞と共につまづいて一時的に操作不能になる。
UFO
ポイントアイテム。複数取るとタマゴからスペシャルアイテムが出現しやすくなる。
また取るタイミングによって点数が変わる。
風船
ポイントアイテム。取るタイミングで点数が変わり、高得点で取り続けるとトランプが出現しやすくなる。
トランプ
1UPアイテム。残機が1機増える。
タマゴ
割るとスペシャルアイテムかモーム(毛虫)のどちらかが出現。
チェンジ・アイテム
1Pと2Pの装備を入れ替える。
2人プレイ専用アイテムで、ソロプレイ時は意味が無い。
ターゲットポイント
取得したキャラクターに攻撃が集中される。
2人プレイ専用アイテムで、ソロプレイ時は意味が無い。
敵の進化・退化・(上下の矢印)
取得すると画面内の敵が1ランク進化するか退化する。
ガイコツ
全ての装備を失う。
スペシャル・アイテム
タマゴを破壊すると稀に出現。取ったキャラクターを変身(ミューテーション)させる。変身中は攻撃が前方への火炎攻撃のみに変化し、背後に向きを変えることはできない。ザコ敵や壁を一撃で破壊可能になる他、敵からの攻撃に対して無敵状態となる。
サイコ・エネルギーが0になった時およびステージクリア時には強制解除されて元に戻る。
2人同時プレイ時には変身していないキャラクターは変身したキャラクターの背中に乗ることができる。

必殺技[編集]

サイコ・ボールを1つ消費して必殺技が発動する。ただし、サイコ・エネルギーとサイコ・ボールがMAXになるとサイコ・ボールがキャラクターの周囲で高速回転を始め、エネルギーが0になるまでこの状態が続き、技は究極奥義弾のままとなる。

天地炸裂弾(サイコ・エネルギー0〜4)
サイコ・ボールが着弾点で上下に分裂する。
反復爆裂弾(サイコ・エネルギー5〜8)
サイコ・ボールが着弾点で前後に跳ね返る。画面外に消えるまで有効。
縦横無尽玉(サイコ・エネルギー9〜12)
サイコ・ボールが着弾点で45度に跳ね返る。画面外に消えるまで有効。
爆進直列弾(サイコ・エネルギー13〜16)
サイコ・ボールが一直線に貫通して飛んでいく。
飛翔撃滅弾(サイコ・エネルギー17〜20)
サイコ・ボールを撃ち出し、縦3列を交差しながら飛んでいく。撃ち出すサイコ・ボールは2個に見えるが、使用数は1つである。
究極奥義弾(サイコ・エネルギーMAX+サイコ・ボール12個以上所持)
サイコ・ボールがゆっくりと回転しながら画面内をなぎ払う。
技の使用で消費されるのはサイコ・エネルギー4つのみとなり、サイコ・ボールは消費されない。

移植・その他[編集]

ファミリーコンピュータ版の『アテナ』には、サイコソルジャーのテーマソングやアーケード版のサウンドを収録したカセットテープが付属していた。

1987年に『サイコソルジャー』のファミリーコンピュータ版が計画され、『ファミリーコンピュータMagazine』などの各ゲーム雑誌に開発が告知されていたが、中止になった。

2011年4月21日に発売されたプレイステーション・ポータブル用のオムニバスゲームソフト『SNKアーケードクラシックスゼロ』にて国内では初めて家庭用機に移植された。[1]清水香織の歌声も完全再現されている。ただし、アドホック通信には対応していないため2人プレイは行えず、完全な1人用になっている。

脚注[編集]

  1. ^ 海外ではホビーパソコン向けの移植がいくつかでている。

関連項目[編集]