仙名彩世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。59.168.130.216 (会話) による 2019年7月22日 (月) 16:38個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (意味の無い編集を差し戻し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

せんな あやせ
仙名 彩世
生年月日 12月3日
出生地 日本の旗 日本 宮城県名取市
身長 162cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2008年 -
活動内容 2008年:宝塚歌劇団入団、花組配属
2017年:花組トップ娘役就任
2019年:宝塚歌劇団退団、芸能活動開始
主な作品
宝塚歌劇
ポーの一族
あかねさす紫の花
CASANOVA
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

仙名 彩世(せんな あやせ、12月3日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役。

宮城県名取市[1]宮城県第二女子高等学校出身[1]。身長162cm[1]。血液型A型[2]。愛称は「ゆき」[1]

来歴

2006年4月、宝塚音楽学校入学。

2008年3月、宝塚歌劇団に94期生として首席入団。月組公演「ME AND MY GIRL」で初舞台。

2011年、「ファントム」新人公演で、カルロッタ役(本役:桜一花)に抜擢。以降、「オーシャンズ11」のクィーン・ダイアナ、「エリザベート」の皇太后ゾフィーなど、新人公演で桜一花の役を多く演じる。

2013年、「フォーエバー・ガーシュイン」で、バウホール公演初ヒロイン。

2014年、蘭寿とむ退団公演となるショー「TAKARAZUKA∞夢眩」で、初のエトワールに抜擢。その後も度々エトワールを務め、ショーでは主に歌手として起用される。

2015年、「風の次郎吉」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、専科スター北翔海莉の相手役を務め、桜咲彩花とダブルヒロイン。

2016年、「For the people」(ドラマシティ・神奈川芸術劇場公演)で、専科理事の轟悠の相手役を務め、東上公演単独初ヒロイン。続く初舞台公演の再演となる「ME AND MY GIRL」では、歴代ベテラン女役が演じてきたマリア公爵夫人役を、桜咲彩花と役替わりで演じる。

2017年2月6日付で、花乃まりあの後任として花組トップ娘役に就任。明日海りおの3人目の相手役として、「仮面のロマネスクEXCITER!!2017」(全国ツアー公演)で、プレトップお披露目を果たす。新人公演のヒロイン経験が無い娘役がトップ就任するのは、元雪組トップ娘役・神奈美帆以来32年ぶりのこととなり、入団9年目でのトップ就任(お披露目時には研10)も、娘役としては異例の遅咲きとなった[3]

2019年4月28日、「CASANOVA」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[4]

人物

2歳上の兄がいる[2]。 幼少時は兄よりも活発で、木登りをしたり走り回ったり踊ることが何よりも好きだった[2]

幼稚園から、ピアノとバレエと習字を習い始める[2]。 年長から小学1年までを、父親の仕事の関係で、アメリカ・サンディエゴで過ごす[2]。 現地では物怖じせずに順応していた[2]

中学では、バレエを続けていたため怪我をしないように書道部に所属[2]。 体育祭ではハードルの選手に選ばれる[2]。 しかし跳ぶ際にバレエのポーズになってしまい、とても遅かった[2]

高校ではバレエ以外のことにも挑戦してみたいと思い、新体操部に入部[2]

2年になり進路を考え始める時期になり、母から宝塚の存在を教えられる[2]。 音楽学校のカリキュラムを見て、自分の好きなことを習えると思い、受験を決意[2]

東京で1次試験を受験[2]。 当日は練習する場所が無かったため、四ツ谷駅の土手で大声で発声練習をしてから受験に臨んだ[2]。 受験会場では知り合いが1人も居なかったため、周りを見よう見まねでついていった[2]。 2次試験で初めて関西へ出向き、映像で宝塚を初観劇[2]。 バレエの試験では、お手本を務めていた本科生の愛月ひかるの美しさに圧倒される[2]

受験2ヶ月前に準備を始めたが、チャンスは1回きりと決めて、見事に合格を果たす[5]

芸名は、生まれ育った仙台市と名取市に由来する[5]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台公演

花組時代

花組トップ娘役時代

  • 2017年3月~4月、『仮面のロマネスク/EXCITER!!2017』(全国ツアー)フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人 *トップお披露目公演
  • 2017年6月~8月、『邪馬台国の風/Santé!!~最高級ワインをあなたに~』マナ *大劇場トップお披露目公演
  • 2017年10月、『ハンナのお花屋さん-Hanna's Florist-』(TBS赤坂ACTシアター)ミア・ペルコヴィッチ
  • 2018年1月~3月、『ポーの一族』シーラ・ポーツネル男爵夫人
  • 2018年5月、『あかねさす紫の花/Santé!!~最高級ワインをあなたに~』(博多座)額田女王
  • 2018年7月~10月、『MESSIAH -異聞・天草四郎-/BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』流雨
  • 2018年11月~12月、『Delight Holiday』(舞浜アンフィシアター)
  • 2019年2月~4月、『CASANOVA*退団公演

出演イベント

  • 2009年7月、「宝塚巴里祭2009」
  • 2010年1月、第3回「マグノリア・コンサート・ドゥ・タカラヅカ」
  • 2011年11月、第51回「宝塚舞踊会」
  • 2014年7月、「宝塚巴里祭2014」
  • 2014年12月、「タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-」
  • 2016年4月、「ME AND MY GIRL」前夜祭
  • 2016年12月、「タカラヅカスペシャル2016~Music Succession to Next~」
  • 2017年12月、「タカラヅカスペシャル2017 ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-」
  • 2018年12月、「タカラヅカスペシャル2018 Say!Hey!Show Up!!」
  • 2019年3月、仙名彩世ミュージック・サロン「Sen-se」

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

受賞歴

脚注

  1. ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2019年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、21頁。ISBN 978-4-86649-089-2
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「波瀾爆笑!? 我が人生 仙名彩世/宝塚GRAPH 2017年5月号」、宝塚クリエイティブアーツ、2017年、82-84頁。
  3. ^ 宝塚歌劇団32年ぶりの異例のトップ娘役、仙名彩世お披露目デイリースポーツオンラインより。
  4. ^ “宝塚花組トップ娘役・仙名彩世退団発表 異例の遅咲き実力派”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2018年10月15日). https://www.daily.co.jp/gossip/2018/10/15/0011733432.shtml 2018年10月15日閲覧。 
  5. ^ a b 仙名彩世、10年目の“遅咲き”「夢か現実か、不思議な感覚」スポーツ報知より。
  6. ^ 乙羽映見の休演により宝塚大劇場のみ代役でエトワールを務めた。

外部リンク