商船三井フェリー

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商船三井フェリー株式会社
MOL Ferry Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-0011
東京都港区芝公園2-4-1
芝パークビルA館4階
設立 2001年3月12日
業種 海運業
事業内容 一般旅客定期航路事業
内航運送業
貨物利用運送事業
旅行業
代表者 代表取締役社長 中井和則
資本金 15億7740万円
売上高 294億円(2012年度実績)
従業員数 陸上87名 海上183名
主要株主 商船三井(100%出資)
主要子会社 ブルーシーネットワーク
ブルーハイウェイエクスプレス九州
ブルーハイウェイエクスプレス北海道
ブルーハイウェイサービス
外部リンク http://www.sunflower.co.jp/
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さんふらわあ さっぽろ - 大洗港

商船三井フェリー株式会社(しょうせんみついフェリー)は、東京都港区に本社を置く海運企業。内航フェリーRO-RO船を運航している。商船三井100%出資の子会社。

なお、ここでは同社の前身である日本沿海フェリーやブルーハイウェイラインについても解説する。

沿革[編集]

日本沿海フェリー[編集]

  • 1969年8月18日 - 日本沿海フェリーを設立。
  • 1972年4月 - 東京〜苫小牧航路の運航開始
  • 1984年6月 - 大洗〜苫小牧間一般旅客定期航路事業の免許取得。
  • 1985年3月 - 大洗〜苫小牧航路の運航開始
  • 1990年1月 - 日本高速フェリーより東京〜那智勝浦〜高知航路を譲り受け運航開始。

ブルーハイウェイライン[編集]

  • 1990年11月1日 - 日本沿海フェリーがブルーハイウェイラインに社名変更。
  • 1990年11月 - 日本高速フェリーより大阪〜志布志〜鹿児島航路を譲受け運航開始。
  • 1991年10月 - エム・オー・シーウエイズより内航部門を譲受。
  • 1991年12月 - 大阪〜志布志〜鹿児島航路の志布志〜鹿児島間を廃止。
  • 1994年3月 - 大三海運より内航部門の一部を譲受。
  • 1997年9月 - 東京〜苫小牧航路を大洗寄港化し「新東京航路」とする。
  • 1999年4月 - 東京〜苫小牧航路の旅客運送を廃止、RO-RO船に転換。東京対北海道の旅客輸送を大洗に集約。
  • 2000年2月1日 - 分社化してブルーハイウェイライン西日本を設立。
  • 2000年4月1日 - ブルーハイウェイライン西日本が営業開始し大阪南〜志布志航路を同社に譲渡。
  • 2001年10月1日 - 東京〜那智勝浦〜高知航路廃止。ブルーハイウェイライン解散。

商船三井フェリー[編集]

  • 2001年3月12日 - 商船三井フェリーを設立。
  • 2001年7月1日 - 営業開始。ブルーハイウェイラインの大洗〜苫小牧航路を継承。
  • 2002年6月3日 - 大洗〜苫小牧航路、東日本フェリーとの共同運航開始。同社の「ばるな」を裸傭船
  • 2007年1月2日 - 東日本フェリーが大洗〜苫小牧航路より撤退し単独運航となるほか、同社の船舶「へすていあ」が商船三井フェリーへ移管。「さんふらわあ みと」「さんふらわあ つくば」を東日本フェリーの「ニューれいんぼうべる」「ニューれいんぼうらぶ」と交換。
  • 2007年3月31日 東京〜苫小牧の貨物航路を廃止。
  • 2011年3月25日〜6月5日 - 東日本大震災による大洗港被災のため東京〜苫小牧間を貨物のみで臨時運航。6月6日夕方便より大洗 - 苫小牧の運航を再開。

航路[編集]

旅客[編集]

貨物[編集]

かつて運航していた航路[編集]

  • 東京港 - 苫小牧港
    • 川崎近海汽船と共同で「貨物フェリー共同営業センター」(CFC)を運営し貨物輸送を行っていたが、2007年3月末をもって航路休止となった。

船舶[編集]

ファンネルマークは橙一色。

運航中の船舶[編集]

大洗 - 苫小牧航路(フェリー)

※船内の様子
  • さんふらわあ さっぽろ(2代目)
    • 1998年8月竣工、同年11月就航。13,654総トン、全長192m、幅27m、出力35,600馬力、航海速力24ノット。
    • 旅客定員632名。車両積載数:トラック180台・乗用車100台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元・東日本フェリー「ばるな」(3代目)。2002年6月より商船三井フェリーによる運航となり、2005年1月に船名変更。夕方便に運用中。
さんふらわあ だいせつ - 東京港(2011年5月撮影、東日本大震災により大洗港被災のため暫定入港)
  • さんふらわあ だいせつ
    • 2001年6月竣工、同年7月就航。11,401総トン、全長190m、幅26.4m、出力39,600馬力、航海速力24.9ノット。
    • 旅客定員154名。車両積載数:トラック160台・乗用車62台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元・東日本フェリー「ニューれいんぼうらぶ」。室蘭-直江津-博多航路に就航していたが、2006年12月に同航路の運休に伴い転配し、2007年1月より就航した。2007年3月に船名変更。深夜便に運用中。
  • さんふらわあ しれとこ
    • 2001年9月竣工、同年10月就航。11,410総トン、全長190m、幅26.4m、出力39,600馬力、航海速力24.9ノット。
    • 旅客定員154名。車両積載数:トラック160台・乗用車62台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元・東日本フェリー「ニューれいんぼうべる」。室蘭-直江津-博多航路に就航していたが、2006年12月に同航路の運休に伴い転配し、2007年1月より就航した。2007年3月に船名変更。深夜便に運用中。

くろしおライン(RO-RO船、東京 - 宇野・岩国・徳山・博多)

日本海運と共同運航、船体の側面には、さんふらわあ(太陽のマーク)の模様が描かれていない。
  • さんふらわあ はかた
    • 2003年6月竣工、11月就航。10,507総トン、全長166.9m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・商品乗用車251台。
  • さんふらわあ とうきょう
    • 2003年8月竣工、12月就航。10,503総トン、全長166.9m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・商品乗用車251台。
御前崎港を出港するみやこ丸

追浜 - 苅田航路(RO-RO船)

  • むさし丸
    • 2003年6月竣工、10月就航。13,927総トン、全長166.03m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・乗用車120台。
  • みやこ丸
    • 1997年1月竣工、3月就航。8,015総トン、全長156.82m、幅24.0m、航海速力20.8ノット。
    • 車両積載数:トラック122台。

就航予定の船舶[編集]

  • 2014年10月に「さんふらわあ さっぽろ」「さんふらわあ ふらの」の代替船の建造を決定。2017年度上期竣工予定[1]
    • 約14,000総トン、全長199.7m、幅27.2m、航海速力24ノット。
    • 旅客定員620名。車両積載数:トラック160台・乗用車113台。ジャパン マリンユナイテッド磯子工場建造。

過去に運航していた船舶[編集]

日本沿海フェリー
  • しれとこ丸
    • 1972年竣工、1989年引退。7,875総トン、全長153.6m。金指造船所建造。東京 - 苫小牧航路第一船。
  • えりも丸(初代)
    • 1972年竣工、1987年引退。7,858総トン、全長153.6m。金指造船所建造。
  • ぺがさす
    • 1973年竣工、1973年4月 - 7月に大洋フェリーから用船。7,167総トン、全長140.9m。林兼造船下関工場建造。
  • さっぽろ丸さんふらわあ さっぽろ(初代)(ブルーハイウェイライン)
    • 1974年竣工、1998年引退。11,067総トン、全長164.0m。林兼造船下関工場建造。大洗 - 苫小牧航路第一船。
    • 航海速力20.0ノット、車両積載数8.5mトラック142台・乗用車55台、旅客定員640名。
    • 苫小牧 - 東京・大洗航路に就航。1990年「さんふらわあ さっぽろ」に船名変更。最晩年の1997年から1998年には大阪 - 志布志航路に転籍。
  • とうきょう丸
    • 1975年竣工、1999年引退。6,737総トン、全長147.5m、林兼造船下関工場建造。RO-RO船。川崎近海汽船と共有。
  • とまこまい丸
    • 1975年竣工、1999年引退。6,738総トン、全長147.5m、林兼造船下関工場建造。RO-RO船。
  • おおあらい丸さんふらわあ おおあらい(ブルーハイウェイライン・商船三井フェリー)
    • 1987年竣工、2002年引退。15,139総トン、全長178.0m、幅24.8m。林兼造船下関工場建造。
    • 航海速力22.5ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車105台、旅客定員656名。
    • 苫小牧 - 大洗航路に就航。1990年「さんふらわあ おおあらい」に船名変更。1998年から1999年には大阪 - 志布志航路に転籍。
  • えりも丸(2代目)→さんふらわあ えりも(ブルーハイウェイライン・商船三井フェリー)
    • 1989年竣工、2002年引退。11,272総トン、全長178.0m、幅25.0m。石川島播磨重工東京工場建造。
    • 航海速力20.0ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車105台、旅客定員594名。
    • 苫小牧 - 東京・大洗航路に就航。1990年「さんふらわあ えりも」に船名変更。1997年から1999年には大阪 - 志布志航路に転籍。
  • さんふらわあ5さんふらわあ おおさか(ブルーハイウェイライン)
    • 1973年竣工。12,711総トン、全長185.0m、幅24.0m。来島どっく建造。
    • 最大速力25.5ノット、車両積載数トラック84台、乗用車81台、旅客定員1,079名。
    • 元日本高速フェリー船、大阪 - 志布志 - 鹿児島航路に就航。1990年「さんふらわあ おおさか」に船名変更。1993年8月「さんふらわあ きりしま」就航に伴いフィリピンへ売却、2001年に火災事故を起こし解体。
  • さんふらわあ8さんふらわあ とさ(ブルーハイウェイライン)
    • 1973年竣工。12,759総トン、全長185.0m、幅24.0m。来島どっく建造。
    • 元日本高速フェリー船、東京 - 那智勝浦 - 高知航路に就航。1990年「さんふらわあ とさ」に船名変更。1997年6月「さんふらわあ くろしお」就航に伴いフィリピンへ売却。
  • さんふらわあ11さんふらわあ さつま(初代)(ブルーハイウェイライン)
    • 1974年竣工。13,599総トン、全長195.8m。来島どっく建造。
    • 最高速力26.9ノット、車両搭載数8トントラック84台、乗用車191台、旅客定員1,218名。
    • 元日本高速フェリー船、大阪 - 志布志 - 鹿児島航路に就航。1990年「さんふらわあ さつま」に船名変更。1993年3月「さんふらわあ さつま」(2代目)就航に伴いフィリピンへ売却、1998年台風で沈没。
ブルーハイウェイライン
  • さんふらわあ きりしま
    • 1993年竣工。12,418総トン、全長186m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.5ノット(最大25.5ノット)、旅客定員782名、車両積載数トラック175台・乗用車140台。
    • 大阪 - 志布志航路に就航、1997年から1999年には東京 - 大洗 - 苫小牧航路に転籍。2000年ブルーハイウェイライン西日本の所有となる。
  • さんふらわあ さつま(2代目)
    • 1993年竣工。12,415総トン、全長186m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.5ノット(最大25.5ノット)、旅客定員782名、車両積載数トラック175台・乗用車140台。
    • 大阪 - 志布志航路に就航、1997年から1999年には東京 - 大洗 - 苫小牧航路に転籍。2000年ブルーハイウェイライン西日本の所有となる。
  • さんふらわあ みと(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1993年12月就航。11,782総トン、全長186.0m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.0ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車140台、旅客定員514名。
    • 大洗 - 苫小牧航路に就航。2006年12月引退。日本国外へ売却され、2007年4月から2009年にパンスターライン(韓国)の「PANSTER SUNNY」(パンスターサニー、パナマ船籍)、2009年から中国遠洋運輸集団の「COSCO STAR」として厦門 - 台中など中国本土 - 台湾間の航路に就航。
  • さんふらわあ くろしお
    • 1997年7月就航。9,723総トン、全長160m、幅25.0m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力22.7ノット、車両積載数トラック150台・乗用車70台、旅客定員530名。
    • 東京 - 那智勝浦 - 高知航路に就航。2001年9月航路廃止で引退、2001年10月から12月までダイヤモンドフェリーにて「スターダイヤモンド」の機関故障に伴う代替船として神戸 - 別府航路に就航したのち韓国パンスターラインに売却され「PANSTER DREAM」として就航。
  • さんふらわあ つくば(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1998年1月就航。12,325総トン、全長192.0m、幅27.0m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.0ノット、車両積載数8.5mトラック216台・乗用車111台、旅客定員342名。
    • 大洗 - 苫小牧航路に就航。2006年12月引退。日本国外へ売却され、現在はANEK LINE(ギリシャ)の「ELYROS」として運航中。
  • さんふらわあ とまこまい(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1999年8月就航。12,520総トン、全長199.0m、幅24.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力30.0ノット、車両積載数8.5mトラック200台・乗用車80台。
    • 2007年3月引退。RO-RO船。2008年から2014年にAegean Cargo Management SA(ギリシャ)にて「AEGEAN HEAVEN」、2014年からEkol Logistics(トルコ)に用船され「AYSHE」として就航。

主な関連企業[編集]

  • 株式会社ブルーシーネットワーク
  • 株式会社ブルーハイウェイエクスプレス九州
  • 株式会社ブルーハイウェイエクスプレス北海道
  • 株式会社ブルーハイウェイサービス

東京対北海道連絡輸送[編集]

  • 高速バスと苫小牧 - 大洗航路を組み合わせた連絡切符として2006年より「パシフィック・ストーリー」、2012年より「マリンきっぷ」を設定している。

連絡切符の種類[編集]

パシフィックストーリー
  • パシフィック・ストーリー(東京駅 - 札幌駅)2006年12月15日 -
  • ふらの・ストーリー(東京駅 - 富良野駅)2008年6月1日 -
  • あさひかわ・ストーリー(東京駅 - 旭川駅)2009年6月15日 -
  • おたる・ストーリー(東京駅 - 小樽駅)2010年4月1日 -
マリンきっぷ
  • 北関東マリンきっぷ(宇都宮駅 - 札幌駅)2012年7月2日 -
  • 茨城マリンきっぷ(水戸駅 - 札幌駅)2013年7月1日 -

利用可能交通機関[編集]

パシフィック・ストーリー
マリンきっぷ

その他[編集]

  • テレビ番組等の撮影
    • 日本沿海フェリー時代
      • ウルトラマンレオ』第19・21話に登場。
      • 1982年にテレビ朝日系で放送されていた刑事ドラマ西部警察PART-II』(第26話「-北都の叫び- カムバック・サーモン」、第29話「燃える原野!オロフレ大戦争」)の北海道ロケで、東京-苫小牧航路の「さっぽろ丸」船内でも、洋上結婚式などのシーンの撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
    • 日本高速フェリー時代
    • ブルーハイウェイライン時代
      • 1989年にテレビ朝日系で放送されていた刑事ドラマ『ゴリラ・警視庁捜査第8班』(第32話「洞爺湖の女」、第35話「美奈子、君の瞳に乾杯!」)の北海道ロケで、東京-苫小牧航路の船内でも撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
      • 1990年にテレビ朝日系で放送されていた刑事ドラマ『代表取締役刑事』(第12話「慕情」、第13話「哀愁」)の北海道ロケで、東京-苫小牧航路の船内でも撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
      • 土曜ワイド劇場高橋英樹の船長シリーズ』第11作「狙われた密会航路」の撮影が東京 - 那智勝浦 - 高知航路「さんふらわあ くろしお」にて行われている。
      • 仮面ライダークウガ』(EPISODE 41 抑制、EPISODE 42 戦場)の撮影が大洗-苫小牧航路「さんふらわあ えりも」にて行われている。
    • 商船三井フェリー
      • 仮面ライダーアギト』(第42話 あかつき号)の撮影が、大洗-苫小牧航路(「さんふらわあ みと」船内)にて行われている。
      • 仮面ライダーW』(第42話に登場。航行中の商船三井フェリー「さんふらわあ だいせつ」の甲板デッキ上で格闘を演じた)[2]
      • 映画『永遠の0』の空母「赤城」のCG合成用のマーカー船として「さんふらわあ ふらの」を使用[3]

脚注[編集]

  1. ^ フェリー代替建造のお知らせ” (2014年10月17日). 2014年11月26日閲覧。
  2. ^ 【7月11日放送】仮面ライダーW(ダブル)の撮影が行われました!” (2010年6月30日). 2015年5月27日閲覧。(Internet Archive)
  3. ^ 【観光情報】さんふらわあに乗って、映画「永遠の0」ロケ地に行こう!” (2014年1月24日). 2015年5月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]