日本長距離フェリー協会

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日本長距離フェリー協会(にほんちょうきょりふぇりーきょうかい、: Japan Long Course Ferry Service Association 略称:JLCFSA)は、日本の海運会社のうち片道300km以上の長距離フェリーを運航する会社で組織している業界団体である。1973年に日本旅客船協会のうち長距離フェリー事業者18社により任意団体として設立。

加盟会社・航路[編集]

2023年10月現在、8社が加盟しており、国土交通省の分類で片道300km以上とされている長距離フェリーは15航路が運航されている。

  • 新日本海フェリー
    • 舞鶴 - 小樽航路(1,061km・約20時間)
    • 新潟 - 小樽航路(692km・約18時間)
    • 敦賀 - 苫小牧東航路(948km・約19時間)
    • 敦賀 - 新潟 - 秋田 - 苫小牧東航路(1,074km・約31時間)
  • 太平洋フェリー
    • 名古屋 - 仙台 - 苫小牧航路(1,330km・約40時間)
  • 商船三井さんふらわあ
    • 大洗 - 苫小牧航路(754km・約19時間)
    • 大阪 - 別府航路(425km・約12時間)
    • 神戸 - 大分航路(411km・約12時間)
    • 大阪 - 志布志航路(583km・約14時間40分)
  • オーシャン東九フェリー
    • 東京 - 徳島 - 北九州航路(1,163km・約35時間)
  • 名門大洋フェリー
    • 大阪 - 新門司航路(458km・約12時間40分)
  • 阪九フェリー
    • 泉大津 - 新門司航路(458km・約12時間30分)
    • 神戸 - 新門司航路(454km・約12時間30分)
  • 宮崎カーフェリー
    • 神戸 - 宮崎航路(495km・約12時間00分)
  • 東京九州フェリー(2021年6月加盟)[1]
    • 横須賀 - 新門司航路(976km・約21時間15分)

主な旧加盟会社[編集]

カッコ内は加盟時に保有していた主な長距離航路。

Japan Ferry Pass 21[編集]

訪日外国人旅行者を対象とする、協会加盟会社のフェリーを利用可能な企画旅行券。2017年10月26日から11月30日にかけて試験的に販売し、2018年1月9日より本販売開始し2020年初めまで販売。

  • 料金:21,000円(現金払いのみ)
  • 有効期間:21日間(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始は使用不可)
  • 利用可能回数:2等寝台6回(差額運賃支払いで上等船室利用可)

脚注[編集]

  1. ^ 日本長距離フェリー協会、東京九州フェリーが新規加盟 - WEB CRUISE
  2. ^ a b c d e f g h i 日本長距離フェリー協会会員一覧表 - 日本長距離フェリー協会(Internet Archive 1998年12月6日付キャッシュ)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]