クロワッサン
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クロワッサン(仏語 Croissant)は、三日月形に作るフランスパン。元々はフランス語で三日月の意味。バターを多く使っており、サクサクした食感と甘みが特徴的である。
なお、「クロワッサン」 のフランス語の原音は
【クルワソン】というカタカナ表記に近い。
[編集] 概要
その独特のサクサクした食感は、生地にバターをはさんで何度も折りたたむことで生み出される。チョコレートやアーモンドを焼き上げる前に練りこむこともあり、チョコレートを包んだクロワッサンはパン・オ・ショコラ(pain au chocolat)と呼ばれる。プロセスチーズやウィンナーソーセージなどを包んで焼き上げられることもある。そのまま食べることが多いが、切り込みを入れてサンドイッチにも使用される。
国内で販売されているクロワッサンには甘い物が多数見られるが、これは日本独自のアレンジである。本来のクロワッサンは上記のようにサンドイッチにする等の食事用のパンである。
フランスで作られるクロワッサンには、菱形のものと三日月形のものがある。 どちらの形状にするかは、使用している油脂で習慣的に決まっており、前者はバター、後者はマーガリンである。フランスで一般的に見かけるのは菱形のもので、日本でよく見かける三日月型のものは、フランスではスーパーマーケットなどで販売される安価品の目印となる。
独特の食感を出すには生地の出来が重要で、うまく作るのにはある程度のコツと手間がかかる。そのため、これを省きながらも家庭で焼きたてのものが食べられるように、冷凍の生地が販売されている。また、ベーカリーやレストラン向けの業務用のものもある。
[編集] 歴史
1683年にトルコ軍の包囲を打ち破ったウィーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたパン、クロワッサンを焼き上げたという伝承がある(村上信夫の『おそうざいフランス料理』にも書かれている)が、これは事実に反する。Oxford Companion to Foodの編集者だったアラン・デイヴィッドソンによると、20世紀初頭のフランスの料理本にクロワッサンの調理法が現れる以前のレシピは一切発見されていないということである。前記の伝承が広まったのは1938年にLarousse Gastronomiqueの初版本を出版したアルフレッド・ゴットシャルクによるところが大きいという。この本の中ではこの伝承に加え、1686年にオーストリアハプスブルク家がブダペストをトルコ軍から奪回した時に作られたのではないかという伝承を紹介している。カプチーノの語源についても同じような伝承がある。マリー・アントワネットがオーストリアから嫁いだ時に、その製法がフランスに伝えられた逸話がある。
[編集] 名称
フランス語の三日月が語源のため、日本語で「三日月パン」と呼ばれる場合もある。
中国語ではヒツジの角の形のパンという意味の「羊角麵包 ヤンジャオミエンバオ」と呼ぶのが普通で、香港の広東語ではウシの角の形のパンという意味の「牛角包 アウコッバーウ」と呼ばれる。

