デニッシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
リンゴのデニッシュ

デニッシュDanish)とは、パンの一種。デンマークやその周辺のスカンジナビア諸国に源を発し、世界各国で様々なものを指す場合がある。「デニッシュ・ペストリー」という呼び方もある。

概要[編集]

原料として、小麦イースト牛乳、多量のバターを含む。その他の油脂類を含む場合もある。イーストの入ったパン生地を薄く延ばし、バターを塗り込み何重にも重ね、巻き込む。数回繰り返すことでサクサクと言う食感やバターの風味ができ上がる。但し作り方には例外もある。

デンマークではチョコレート砂糖等をトッピングしたり、ジャムマルチパンカスタードを詰めたりするものもある。形もいろいろあり、中に詰め物のある丸いものや、螺旋状に巻いたもの、ひらがなの「め」の字に似た「クリンゲル」などもある。デンマークのパン職人が、酪農王国ならではのバター鶏卵をたっぷり使ってサクサクとした食感の生地に改良した。クロワッサンのようなバターを何層にも折り込んだパン生地に、フィリングとコーティングやトッピングを組み合わせ、様々な種類を作ることができる。生地はクロワッサンに似ている。だが、クロワッサンと同生地を使っている店と、別生地を使っている店があり、一概に同じとは言えない。

デンマークでは誕生日などのお祝いにはケーキの代わりに食べる。大きな「クリンゲル英語版」や、子供のバースディには男の子や女の子の形の「カイヤマン」を作り、みんなで切り分けて食べる。

デニッシュとはデンマークが由来と言う意味だが、そのデンマークでは、オーストリアウィーンで発祥したと伝えられているため「ヴィナーボズ(Wienerbrød)」(ウィーンのパン)と呼ばれている。


日本ではアンデルセンで販売されたのが最初。1959年タカキベーカリーの創業者高木俊介がはじめて欧州旅行にでかけ、デンマークのコペンハーゲンのホテル・ヨーロッパで食べた、朝食のデニッシュペストリーに感動したのがきっかけ。菓子パンとしてのみならず、ベシャメルソーストマトソースマヨネーズなどと具を乗せて焼いた調理パンとしても多く流通している。

関連項目[編集]