ベニエ

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粉砂糖をまぶしたカフェデュモンドのベニエ
ズッキーニの花、サヤインゲン、青リンゴのベニエ(フランス)

ベニエ: Beignet)は、生地で揚げた、ドーナツに似たペイストリーである。メープルシロップ果物を詰めたものはオードブルとしても人気がある。

フランスでは、ベニエは、果物を詰めた生地を油で揚げたペイストリーの総称として用いられる。ベニエとはフランス語で「揚げた生地」という意味である。揚げた果物を副菜として食べる伝統は、古代ローマ時代にまで遡る。料理名はフランス各地で微妙に異なり、ビュニュ(bugnes)、メルヴェイユ(merveilles)、オレイェット(oreillettes)、ベニエ・ド・カルナヴァル(beignets de carnaval、「謝肉祭のベニエ」)、ボットロー(bottereaux)、トゥルティソー(tourtisseaux)、コルヴシェ(corvechets)、ガンズ(ganses)、ヌーエ(nouets)、ヴォート(vautes)とも呼ばれる。

ベニエは、ペイストリーのタイプによって2つの種類に分けられる。1つはシュー皮生地を揚げたもので、イタリアツェッポレ英語版や、ドイツシュプリッツクーヘン英語版に相当するものである。一方、出芽酵母で膨らませた、パン生地を揚げたタイプも存在する。フランスではブール・ド・ベルラン(boules de Berlin)と呼ばれ、これは丸い形でジャムか果物を詰めたベルリンのドーナツが語源である。ポーランドポンチキポルトガルのボーラ・デ・ベルリン(Bola de Berlim)とも良く似ている。

ドイツ西部では、果物の入ったものをベニエと呼び、入っていないものをクラップフェンと呼ぶ。

アメリカ合衆国では、クレオール料理の四角い粉砂糖をかけた揚げ菓子として知られる。ニューオーリンズの老舗カフェデュモンドのベニエが最も有名であり、ルイジアナ州の公式ドーナツでもある。

コルシカ島では、ヨーロッパグリの粉で作ったベニエはフリテッリ英語版として知られる。

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