ウィリアム (ケンブリッジ公)

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ウィリアム
HRH Prince William, Duke of Cambridge
ケンブリッジ公爵殿下
ポロの試合中に(2007年

チャールズ王太子第1男子(エリザベス2世孫)

出生 1982年6月21日(29歳)
イングランドの旗 イングランドパディントン、聖メアリ病院
実名 ウィリアム・アーサー・フィリップ・ルイス William Arthur Philip Louis[1][2]
王室 ウィンザー家
父親 チャールズ王太子
母親 ダイアナ妃
配偶者 ケンブリッジ公爵夫人キャサリン
職業 英空軍救援ヘリコプター操縦士
信仰 キリスト教イングランド国教会
親署
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ケンブリッジ公爵ウィリアム王子 KG FRS(Prince William, Duke of Cambridge, William Arthur Philip Louis 英語発音: /ˈwiljəm ˈɑːrθər ˈfilip ˈluːis/, 1982年6月21日 - )は、イギリス王室成員で、イギリス王太子チャールズの長男。イギリス女王エリザベス2世の孫で、父のチャールズに次ぎ英国の王位継承順位第2位の地位にある。

公式の称号は“His Royal Highness Prince William, Duke of Cambridge”(ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下)、兄弟に2歳年下の弟ヘンリー(ハリー)がおり、両者の生母は、1997年8月末に亡くなったダイアナである。

は「マウントバッテン=ウィンザー」とされるが、法的にはウィンザーであるともされる[2]。いずれにせよ、王族であるため通常は姓を称することはない。公式には、自らが爵位を得る前は、(他の有爵者の子と同様に)父の称号(プリンス・オブ・ウェールズ)から、オブ・ウェールズクリスチャン・ネームに後置して使用していた(HRH Prince William of Wales)が、結婚とともにケンブリッジ公位を得たため、これにより公式には(オブ・ウェールズではなく)ケンブリッジ公と称することとなった(HRH Prince William, Duke of Cambridge)。なお、大学ではウィリアム・ウェールズという名前を使用していた[3][4]

目次

[編集] 略歴

イギリス王室
Badge of the House of Windsor.svg

エリザベス2世
エディンバラ公爵フィリップ


1982年6月21日に西ロンドンパディントンの聖メアリ病院で生まれた。父のチャールズはイギリス王太子、母ダイアナは第8代スペンサー伯エドワードの娘である。

ロンドン西部にある保育所や幼稚園に通い、小学校はバークシャーのルドグローブ小学校に通った。ウィリアムは小学校に通学した最初のイギリス王子である。その後、名門パブリックスクールであるイートン校に学び、地理、生物、歴史ではAの成績を取った。卒業後1年間のギャップ・イヤーにはチリでのボランティアを経験している。

大学はスコットランドセント・アンドルーズ大学に入学し、最初は美術史の専攻を選択したが、途中から地理学に変更した。大学ではウィリアム・ウェールズと名乗っていたほか、セント・アンドルーズの町では目立たない集合住宅に暮らすなどの生活を心がけ、近くのエディンバラの町でもよく見かけられた。また大学在学中は、イギリス王室とマスコミの協定により、取材攻勢から保護された。

2005年6月に大学を卒業した。卒業論文はモーリシャスロドリゲス島珊瑚礁をテーマに1万語に上る大作で、大学院の入学資格もあるとみなされる“Upper Second”という優秀なランクの成績をとった。父王太子は“Lower Second”という1つ下のランクの成績での卒業であり、王子の成績はこれまでのイギリス王室の中では最高だった。卒業後短期間であるが、デヴォンシャー公爵領における事務およびロンドンのHSBC銀行の慈善事業部門において研修を行っている。

[編集] 軍歴

王室の伝統に従い、2006年1月サンドハースト王立陸軍士官学校に入学した。卒業後陸軍少尉に任官し、近衛騎兵連隊のブルーズ・アンド・ロイヤルズに配属された。2008年には海軍兵学校及び空軍士官学校でも教育を受け[5]海軍中尉及び空軍中尉の階級も保有することとなった。

2008年6月末、ヘリコプターで西インド諸島バルバドスの北東数百キロの海上を巡視中、高速で移動する不審な小型船を発見。遠洋には適さず、麻薬密輸に多く使われるタイプだったので、母艦に連絡し、母艦に同乗していた米沿岸警備隊員が小型船に乗り込んだところ、900キロのコカインが見つかった。

2008年11月、イギリス空軍の戦闘ヘリで訓練を行っているウィリアムが私的な目的で5回にも及ぶ隊規違反を起こしたことがスクープされた。問題の訓練飛行の費用は、8万6434ポンド(約1300万円)に上るという[6]

2009年1月、陸海空軍の大尉に昇進した。2011年からは、名誉職としてアイリッシュガーズの連隊長を務めている。結婚式の際は、同連隊の制服に連隊長(大佐)の階級章を付けて着用していた。

  • 2006年1月 - 2006年12月16日:陸軍士官候補生
  • 2006年12月16日 - 2006年12月16日:陸軍少尉
  • 2006年12月16日 - 2009年1月1日:陸軍中尉
  • 2008年1月1日 - 2009年1月1日:空軍中尉、海軍中尉[7]
  • 2009年1月1日 - :海軍大尉、陸軍大尉、空軍大尉

[編集] その他

ゴシップが絶えないイギリス王室の中で、ウィリアムに対する国民の人気は高く、父王太子より彼を次期国王に推す声も存在する[8]。容貌は母親似と言われるが、最近は父にも似て、頭髪も薄くなってきている。また、近年では曽祖父のジョージ6世にも似てきている、との声も聞かれる。

[編集] 結婚

新婚のケンブリッジ公爵および公爵夫人。バッキンガム宮殿のバルコニーにて(2011年4月29日)。
空軍将校姿のウィリアム

学生時代に知り合ったキャサリン(ケイト)・ミドルトンと交際を開始、食事会に誘うなどして交流を深め、2011年4月に結婚した(後述)。交際期間においては、2007年1月彼女をパパラッチが執拗に追い掛け回しているのに激怒していると報道がされ、パパラッチに追い掛け回された母の二の舞にならないかと心配するなどしていた。これを受けて英最大発行部数の大衆紙『ザ・サン』などを発行する「ニューズ・インターナショナル社」は、個人のプライバシーを守るという理由でパパラッチからの写真は掲載しない方針を決めた。

2010年11月16日、クラレンス・ハウス(ウェールズ大公チャールズの公邸)はウィリアムとキャサリンが2011年に結婚すると発表した[9]4月29日に挙式を行い、同日ケンブリッジ公、ストラザーン伯とキャリクファーガス男爵の儀礼称号を贈られた[10]

[編集] 逸話

[編集] 称号・身位・勲章・紋章

ウィリアム王子の紋章

[編集] 称号

  • 1982年6月21日 - 2011年4月29日: His Royal Highness Prince William of Wales(ウェールズのウィリアム王子殿下)
  • 2011年4月29日 - 現在: His Royal Highness Prince William, Duke of Cambridge(ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下)
    • 正式称号:His Royal Highness Prince William Arthur Philip Louis, Duke of Cambridge, Earl of Strathearn, Baron Carrickfergus, Royal Knight Companion of the Most Noble Order of the Garter

[編集] 勲章

[編集] その他

  • 誕生を記念してドイツのコルデス社から「ロイヤル・ウィリアム」というバラを贈られている。

[編集] 脚注

  1. ^ 姓は「マウントバッテン=ウィンザー」とされるが、王族であるため、通常はこれを用いることはない。
  2. ^ a b alt.talk.royalty FAQ: British royalty and nobility:”. Heraldica.org. 2011年4月15日閲覧。
  3. ^ Summerskil, Ben (2001年9月23日). “Welcome to Will's new world”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/uk/2001/sep/23/education.students 2011年4月15日閲覧。 
  4. ^ Howie, Micheal (2005年6月4日). “William Wales M.A. collects his degree”. The Scotsman. http://news.scotsman.com/latestnews/William-Wales-MA-collects-his.2637753.jp 2011年4月15日閲覧。 
  5. ^ AFP (2008年9月17日). “大空に魅せられたウイリアム英王子、救助パイロットを志望”. 2011年4月15日閲覧。
  6. ^ AFP (2008年11月10日). “英ウィリアム王子、訓練ヘリの問題使用は5回 上官は関知せず”. 2011年4月15日閲覧。
  7. ^ イギリス海軍の尉官は2階級なので、海軍少尉と訳されることもある。
  8. ^ 木村正人 (2007年12月18日). “英国人の半数「次期国王はウィリアム王子に」”. 産経新聞. オリジナル2009年2月21日時点によるアーカイブ。. http://replay.waybackmachine.org/20090221042254/http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071228/erp0712280959002-n1.htm 
  9. ^ “Royal wedding: Prince William to marry Kate Middleton”. BBC. (2010年11月16日). http://www.bbc.co.uk/news/uk-1176542 2011年4月15日閲覧。 
  10. ^ “ウィリアム王子はケンブリッジ公爵、ケイトさんはケンブリッジ公爵夫人に”. AFPBB NEWS. (2011年4月29日). http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2797682/7147728 2011年5月2日閲覧。 
上位:
チャールズ王太子
ウェールズ公
イギリス王位継承順位
継承順位第 2
他の英連邦王国の王位継承権も同様
下位:
ヘンリー王子
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