アストン・ヴィラ・フットボール・クラブ(Aston Villa Football Club)は、イングランド・ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を置くプロサッカークラブ。ニックネームはヴィランズ。
リーグとFAカップで優勝7回、欧州制覇の経験もあるなど獲得タイトルは多いが、プレミア移行後は、1992-93シーズンの2位が最高位である。同じバーミンガムを本拠地とするバーミンガム・シティとの対決はバーミンガム・ダービーとして盛り上がりを見せる。イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンである。
近年は、外資(2012年までNFLクリーブランド・ブラウンズのオーナーであった米国人実業家ランディ・ラーナー)の注入によってチーム強化が行われている。
歴史 [編集]
1888年9月に始まったフットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つである。 1893-94シーズンに初優勝を飾ると、それ以降1909-10シーズンまでに6度の優勝を達成した。特に1896-97シーズンは、FAカップも制しクラブ史上初のダブルを成し遂げ、ヴィクトリア朝において最も成功したフットボールチームであった。
その後は1912-13、1919-20と2度のFAカップ制覇があるもののリーグを制することはできなかった。そして、1936-37シーズンにクラブ史上初めて2部へ降格した。初めての2部でのシーズンとなった1937-38シーズンを優勝で飾り、1年で昇格した。その後は、第2次世界大戦中の中断期間を挟み1967-68シーズンまでトップリーグでの地位を保った。その間には、決勝でマンチェスター・ユナイテッドを下し、7度目のFAカップ制覇を成しえた1956-57シーズンと初めてフットボールリーグカップを制した1960-61シーズンも含まれている。
しかし、1966-67シーズンに2部降格が決まると坂道を転げ落ちるかのごとく1969-70シーズンには3部に降格し2部昇格には2シーズンを要した。 ロン・ソンダース (en) の指揮の下、長い低迷期を経てようやく1975-76シーズンにトップリーグへの復帰を果たすと、1980-81シーズンには、1909-10シーズン以来の優勝を遂げた。1981-82シーズン、デ・カイプにおいてバイエルン・ミュンヘンを1-0で破り、UEFAチャンピオンズカップを制した。そして、トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップに出場したが、ウルグアイのペニャロールに0-2で敗れ世界一の称号を得ることは出来なかった。
その後チームは急速に弱体化し、1986-87シーズンにはヨーロッパ制覇から僅か5年で2部へ降格した。しかし、1年で復帰し1992-93シーズンよりプロサッカーリーグの改編に伴い新設されたプレミアリーグのメンバーに名を連ね、初年度にはマンチェスター・ユナイテッドに優勝を許したものの2位で終えた。90年代には、危機はあったが1度も降格することなく、リーグカップも2度制した。
2000年代に入ると2001年にUEFAインタートトカップを獲得。近年は上述の資金力注入や名将マーティン・オニールの監督就任によって着実にチームは強化されており、エヴァートンと共にBIG4に次ぐチームになりつつある。
2010-11シーズン開幕5日前、代表者のランディ・ラーナーとのチームのベストプレーヤーを手放す方針の相違から、マーティン・オニール監督が辞任した。しばらくはリザーブチーム監督のケヴィン・マクドナルドを暫定監督とし、9月8日にジェラール・ウリエの監督就任を発表した。
エンブレム [編集]
経営陣にスコットランド出身者が多かったため、スコットランドの強豪グラスゴー・レンジャーズのエンブレムをモチーフに、立ち上がる獅子が描かれたエンブレムを採用。 エンブレムにあるPREPAREDは“準備を怠るな”と言う意味である。
タイトル [編集]
国内タイトル [編集]
- リーグ : 7回
- 1893-1894, 1895-1896, 1896-1897, 1898-1899, 1899-1900, 1909-1910, 1980-1981
- FAカップ : 7回
- 1886-1887, 1894-1895, 1896-1897, 1904-1905, 1912-1913, 1919-1920, 1956-1957
- フットボールリーグカップ : 5回
- 1960-1961, 1974-1975, 1976-1977, 1993-1994, 1995-1996
国際タイトル [編集]
過去の成績 [編集]
| シーズン |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
敗 |
得点 |
失点 |
所属 |
| 2011 - 2012 |
16 |
38 |
38 |
7 |
17 |
14 |
37 |
53 |
FAプレミアリーグ |
| 2010 - 2011 |
9 |
48 |
38 |
12 |
12 |
14 |
48 |
59 |
FAプレミアリーグ |
| 2009 - 2010 |
6 |
64 |
38 |
17 |
13 |
8 |
52 |
39 |
FAプレミアリーグ |
| 2008 - 2009 |
6 |
62 |
38 |
17 |
11 |
10 |
54 |
48 |
FAプレミアリーグ |
| 2007 - 2008 |
6 |
60 |
38 |
16 |
12 |
10 |
71 |
51 |
FAプレミアリーグ |
| 2006 - 2007 |
11 |
50 |
38 |
11 |
17 |
10 |
43 |
41 |
FAプレミアリーグ |
| 2005 - 2006 |
16 |
42 |
38 |
10 |
12 |
16 |
42 |
55 |
FAプレミアリーグ |
| 2004 - 2005 |
10 |
47 |
38 |
12 |
11 |
15 |
45 |
52 |
FAプレミアリーグ |
| 2003 - 2004 |
6 |
56 |
38 |
15 |
11 |
12 |
48 |
44 |
FAプレミアリーグ |
| 2002 - 2003 |
16 |
45 |
38 |
12 |
9 |
17 |
42 |
47 |
FAプレミアリーグ |
| 2001 - 2002 |
8 |
50 |
38 |
12 |
14 |
12 |
46 |
47 |
FAプレミアリーグ |
| 2000 - 2001 |
8 |
54 |
38 |
13 |
15 |
10 |
46 |
43 |
FAプレミアリーグ |
| 1999 - 2000 |
6 |
58 |
38 |
15 |
13 |
10 |
46 |
35 |
FAプレミアリーグ |
| 1998 - 1999 |
6 |
55 |
38 |
15 |
10 |
13 |
51 |
46 |
FAプレミアリーグ |
| 1997 - 1998 |
7 |
57 |
38 |
17 |
6 |
15 |
49 |
48 |
FAプレミアリーグ |
| 1996 - 1997 |
5 |
61 |
38 |
17 |
10 |
11 |
47 |
34 |
FAプレミアリーグ |
| 1995 - 1996 |
4 |
63 |
38 |
18 |
9 |
11 |
52 |
35 |
FAプレミアリーグ |
| 1994 - 1995 |
18 |
48 |
42 |
11 |
15 |
16 |
51 |
56 |
FAプレミアリーグ |
| 1993 - 1994 |
10 |
57 |
42 |
15 |
12 |
15 |
46 |
50 |
FAプレミアリーグ |
| 1992 - 1993 |
2 |
74 |
42 |
21 |
11 |
10 |
57 |
40 |
FAプレミアリーグ |
現所属メンバー [編集]
- 2013年2月10日 現在
- 監督
ローン移籍 [編集]
- in
- out
12/13移籍 [編集]
詳細は「:en:List of English football transfers summer 2012」を参照
歴代会長 [編集]
歴代監督 [編集]
歴代所属選手 [編集]
詳細は「アストン・ヴィラFCの選手一覧」および「:Category:アストン・ヴィラFCの選手」を参照
アストン・ヴィラ殿堂 [編集]
2006年、クラブは Aston Villa Hall of fame を制定し、投票により12人の選手、監督が選ばれた[1]。
脚注 [編集]
- ^ Aston Villa | Club | History | Hall of Fame
外部リンク [編集]
- 公式
- ニュース
- その他