アストン・ヴィラFC

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アストン・ヴィラFC
原語表記 Aston Villa Football Club
愛称 ヴィラ (The Villa)
ヴィランズ (The Villans)
クラブカラー 臙脂(えんじ)
創設年 1874年
所属リーグ プレミアリーグ
ホームタウン バーミンガム
ホームスタジアム ヴィラ・パーク
収容人数 42,584
代表者 アメリカ合衆国の旗ランディ・ラーナー
監督 スコットランドの旗ポール・ランバート
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

アストン・ヴィラ・フットボール・クラブAston Villa Football Club)は、イングランドウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を置くプロサッカークラブ。ニックネームはヴィランズ

リーグとFAカップで優勝7回、欧州制覇の経験もあるなど獲得タイトルは多いが、プレミア移行後は、1992-93シーズンの2位が最高位である。同じバーミンガムを本拠地とするバーミンガム・シティとの対決はバーミンガム・ダービーとして盛り上がりを見せる。イギリス王太子チャールズ長男ウイリアム王子がファンである。

近年は、外資(2012年までNFLクリーブランド・ブラウンズのオーナーであった米国人実業家ランディ・ラーナー[1])の注入によってチーム強化が行われている。

歴史[編集]

アストン・ヴィラの選手達(1899年)
アストン・ヴィラの選手達(2009年)
ヴィラ・パーク

1888年9月に始まったフットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つである。 1893-94シーズンに初優勝を飾ると、それ以降1909-10シーズンまでに6度の優勝を達成した。特に1896-97シーズンは、FAカップも制しクラブ史上初のダブルを成し遂げ、ヴィクトリア朝において最も成功したフットボールチームであった。

その後は1912-13、1919-20と2度のFAカップ制覇があるもののリーグを制することはできなかった。そして、1936-37シーズンにクラブ史上初めて2部へ降格した。初めての2部でのシーズンとなった1937-38シーズンを優勝で飾り、1年で昇格した。その後は、第2次世界大戦中の中断期間を挟み1967-68シーズンまでトップリーグでの地位を保った。その間には、決勝でマンチェスター・ユナイテッドを下し、7度目のFAカップ制覇を成しえた1956-57シーズンと初めてフットボールリーグカップを制した1960-61シーズンも含まれている。

しかし、1966-67シーズンに2部降格が決まると坂道を転げ落ちるかのごとく1969-70シーズンには3部に降格し2部昇格には2シーズンを要した。 ロン・ソンダース (enの指揮の下、長い低迷期を経てようやく1975-76シーズンにトップリーグへの復帰を果たすと、1980-81シーズンには、1909-10シーズン以来の優勝を遂げた。1981-82シーズン、デ・カイプにおいてバイエルン・ミュンヘンを1-0で破り、UEFAチャンピオンズカップを制した。そして、トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップに出場したが、ウルグアイペニャロールに0-2で敗れ世界一の称号を得ることは出来なかった。

その後チームは急速に弱体化し、1986-87シーズンにはヨーロッパ制覇から僅か5年で2部へ降格した。しかし、1年で復帰し1992-93シーズンよりプロサッカーリーグの改編に伴い新設されたプレミアリーグのメンバーに名を連ね、初年度にはマンチェスター・ユナイテッドに優勝を許したものの2位で終えた。90年代には、危機はあったが1度も降格することなく、リーグカップも2度制した。

2000年代に入ると2001年UEFAインタートトカップを獲得。近年は上述の資金力注入や名将マーティン・オニールの監督就任によって着実にチームは強化されており、エヴァートンと共にBIG4に次ぐチームになりつつあった。

2010-11シーズン開幕5日前、代表者のランディ・ラーナーとのチームのベストプレーヤーを手放す方針の相違から、マーティン・オニール監督が辞任した。しばらくはリザーブチーム監督のケヴィン・マクドナルドを暫定監督とし、9月8日ジェラール・ウリエの監督就任を発表した。

2011-12シーズン以降は監督交代が相次ぎ再び下位に低迷している。

エンブレム[編集]

経営陣にスコットランド出身者が多かったため、スコットランドの強豪グラスゴー・レンジャーズのエンブレムをモチーフに、立ち上がる獅子が描かれたエンブレムを採用。 エンブレムにあるPREPAREDは“準備を怠るな”と言う意味である。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

  • リーグ : 7回
    1893-1894, 1895-1896, 1896-1897, 1898-1899, 1899-1900, 1909-1910, 1980-1981
  • FAカップ : 7回
    1886-1887, 1894-1895, 1896-1897, 1904-1905, 1912-1913, 1919-1920, 1956-1957

国際タイトル[編集]

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 試合数 得点 失点 勝ち点 順位 選手 得点数
1984-85 ディビジョン1 42 15 11 16 60 60 56 10位 3回戦敗退 3回戦敗退 ポール・ライドアウト 15
1985-86 ディビジョン1 42 10 14 18 51 67 44 16位 4回戦敗退 準決勝敗退 シモン・ステインロッド 21
1986-87 ディビジョン1 42 8 12 22 45 79 36 22位 3回戦敗退 4回戦敗退 アラン・エヴァンス 8
1987-88 ディビジョン2 44 22 12 10 68 41 78 2位 4回戦敗退 4回戦敗退 ウォーレン・アスピナル 13
1988-89 ディビジョン1 38 9 13 16 45 56 40 17位 4回戦敗退 準々決勝敗退 アラン・マキナリー 22
1989-90 ディビジョン1 38 21 7 10 57 38 70 2位 準々決勝敗退 3回戦敗退 デビッド・プラット 24
1990-91 ディビジョン1 38 9 14 15 46 58 41 17位 3回戦敗退 準々決勝敗退 UEFAカップ 2回戦敗退 デビッド・プラット 24
1991-92 ディビジョン1 42 17 9 16 48 44 60 7位 準々決勝敗退 2回戦敗退 ドワイト・ヨーク 17
1992-93 プレミア 42 21 11 10 57 40 74 2位 4回戦敗退 4回戦敗退 ディーン・ソーンダース 16
1993-94 プレミア 42 15 12 15 46 50 57 10位 5回戦敗退 優勝 UEFAカップ 2回戦敗退 ディーン・ソーンダース 16
1994-95 プレミア 42 11 15 16 51 56 48 18位 4回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ 2回戦敗退 ディーン・ソーンダース 17
1995-96 プレミア 38 18 9 11 52 35 63 4位 準決勝敗退 優勝 ドワイト・ヨーク 25
1996-97 プレミア 38 17 10 11 47 34 61 5位 4回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ 1回戦敗退 ドワイト・ヨーク 20
1997-98 プレミア 38 17 6 15 49 48 57 7位 5回戦敗退 3回戦敗退 UEFAカップ 準々決勝敗退 ドワイト・ヨーク 16
1998-99 プレミア 38 15 10 13 51 46 55 6位 4回戦敗退 3回戦敗退 UEFAカップ 2回戦敗退 ジュリアン・ヨアキム 16
1999-2000 プレミア 38 15 13 10 46 35 58 6位 準優勝 準決勝敗退 ディオン・ダブリン 16
2000-01 プレミア 38 13 15 10 46 43 54 8位 4回戦敗退 3回戦敗退 UEFAインタートトカップ 準決勝敗退 ディオン・ダブリン 9
2001-02 プレミア 38 12 14 12 46 47 50 8位 3回戦敗退 4回戦敗退 UEFAインタートトカップ 優勝 ファン・パブロ・アンヘル 16
UEFAカップ 1回戦敗退
2002-03 プレミア 38 12 9 17 42 47 45 16位 3回戦敗退 準々決勝敗退 UEFAインタートトカップ 準決勝敗退 ディオン・ダブリン 14
2003-04 プレミア 38 15 11 12 48 44 56 6位 3回戦敗退 準決勝敗退 ファン・パブロ・アンヘル 23
2004-05 プレミア 38 12 11 15 45 52 47 10位 3回戦敗退 3回戦敗退 ファン・パブロ・アンヘル 9
2005-06 プレミア 38 10 12 16 42 55 42 16位 5回戦敗退 4回戦敗退 ミラン・バロシュ 12
2006-07 プレミア 38 11 17 10 43 41 50 11位 3回戦敗退 4回戦敗退 ガブリエル・アグボンラホール 10
2007-08 プレミア 38 16 12 10 71 51 60 6位 3回戦敗退 3回戦敗退 ヨン・カリュー 13
2008-09 プレミア 38 17 11 10 54 48 62 6位 5回戦敗退 3回戦敗退 UEFAインタートトカップ 優勝 ヨン・カリュー 15
UEFAカップ ベスト32
2009-10 プレミア 38 17 13 8 52 39 64 6位 準決勝敗退 準優勝 UEFAヨーロッパリーグ 予選プレーオフ敗退 ヨン・カリュー 17
2010-11 プレミア 38 12 12 14 48 59 48 9位 5回戦敗退 準々決勝敗退 UEFAヨーロッパリーグ 予選プレーオフ敗退 ダレン・ベント
アシュリー・ヤング
9
2011-12 プレミア 38 7 17 14 37 53 38 16位 4回戦敗退 3回戦敗退 ダレン・ベント 10
2012-13 プレミア 38 10 11 17 47 69 41 15位 4回戦敗退 準決勝敗退 クリスティアン・ベンテケ 23
2013-14 プレミア 38 10 8 20 39 61 38 15位 3回戦敗退 3回戦敗退 クリスティアン・ベンテケ 10

現所属メンバー[編集]

2014年9月2日 現在
No. Pos. 選手名
1 アメリカ合衆国の旗 GK ブラッド・グザン
2 イングランドの旗 DF ネイザン・ベイカー
4 オランダの旗 DF ロン・フラール (Captain sports.svg)
5 デンマークの旗 DF ヨレス・オコレ
6 アイルランド共和国の旗 DF キアラン・クラーク
7 オランダの旗 MF レアンドロ・バクーナ
8 イングランドの旗 MF トム・クレヴァリー
10 オーストリアの旗 FW アンドレアス・ヴァイマン
11 イングランドの旗 FW ガブリエル・アグボンラホール
12 イングランドの旗 MF ジョー・コール
14 スイスの旗 DF フィリップ・センデロス
15 イングランドの旗 MF アシュリー・ウェストウッド
16 イングランドの旗 MF ファビアン・デルフ
17 オーストラリアの旗 MF クリス・ハード
No. Pos. 選手名
18 イングランドの旗 DF キーラン・リチャードソン
19 イングランドの旗 FW ダレン・ベント
20 ベルギーの旗 FW クリスティアン・ベンテケ
21 スコットランドの旗 DF アラン・ハットン
23 フランスの旗 DF アリ・シソコ
24 コロンビアの旗 MF カルロス・サンチェス
27 チェコの旗 FW リボル・コザーク
28 フランスの旗 MF シャルル・ヌゾクビア
31 アイルランド共和国の旗 GK シェイ・ギヴン
34 イングランドの旗 DF マシュー・ロートン
35 アイルランド共和国の旗 DF エンダ・スティーヴンス
37 イングランドの旗 FW カラム・ロビンソン
38 アイルランド共和国の旗 FW グラハム・バーク
40 アイルランド共和国の旗 MF ジャック・グリーリッシュ
監督

ローン移籍[編集]

in
No. Pos. 選手名
8 イングランドの旗 MF トム・クレヴァリー (マンチェスター・ユナイテッド)
out
No. Pos. 選手名
3 イングランドの旗 DF ジョー・ベネット (ブライトン)
9 デンマークの旗 FW ニクラス・ヘレニウス (オールボー)
13 イングランドの旗 GK ジェッド・スティアー (ドンカスター)
22 イングランドの旗 MF ガリー・ガードナー (ブライトン)
24 ブルガリアの旗 MF アレクサンダル・トネフ (セルティック)
No. Pos. 選手名
32 セントルシアの旗 DF ヤロニ・ドナシエン (トレンメア)
36 イングランドの旗 MF ダニエル・ジョンソン (チェスターフィールド)
-- スペインの旗 DF アントニオ・ルナ (エラス・ヴェローナ)
-- マリ共和国の旗 MF ヤクバ・シラ (カイセリ・エルジイェススポル)

14/15移籍[編集]

歴代会長[編集]

歴代監督[編集]


歴代所属選手[編集]

アストン・ヴィラ殿堂[編集]

2006年、クラブは Aston Villa Hall of fame を制定し、投票により12人の選手、監督が選ばれた[2]

脚注[編集]

  1. ^ ジャガーズ・オーナー、英サッカーチームを買収か”. NFL JAPAN (2013年7月11日). 2013年8月18日閲覧。
  2. ^ Aston Villa | Club | History | Hall of Fame

外部リンク[編集]

公式
ニュース
その他