ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊
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ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊(The Blues and Royals,Royal Horse Guards and 1st Dragoons(「王室騎兵隊および第1竜騎兵隊」の意))は、イギリス陸軍 (British Army) の騎兵連隊。ライフガード連隊 (The Life Guards) とともに王室騎兵隊 (HHC:Household Cavalry) を構成する。
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[編集] 歴史
王室近衛騎馬連隊(Royal Horse Guards/通称 Blues)と第1王室竜騎兵連隊(1st The Royal Dragoons/通称 Royals)が1969年に統合されてブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊(Blues and Royals)となった。
王室近衛騎馬連隊(Royal Horse Guards)は1650年にオリバー・クロムウェルが創設した胸甲騎兵連隊(Regiment of Cuirassiers)が1660年王政復古により王立騎馬隊(Royal Regiment of Horse)(連隊長の名前からオックスフォード伯連隊(Earl of Oxford's Regiment))となった。この時の制服の色からオックスフォードブルーズ(Oxford Blues)の通称が付く。この頃は第一騎馬隊とされていたが、1746年に王室近衛騎馬連隊ブルーズ(Royal Horse Guards Blues)と改名され、1821年王室騎兵隊(Household Cavalry)の一員となり、王室近衛騎馬連隊(通称ブルーズ )(Royal Horse Guards(Blues))となった。
第1王室竜騎兵連隊(1st The Royal Dragoons/通称 Royals)はタンジールに派遣する騎兵隊(Tangier Horse)として、1661年に旧王党派の兵士を集めて設立された。後に連隊に拡大され、1751年第1王室竜騎兵連隊(1st The Royal Dragoons)となった。
[編集] 構成と任務
当連隊は3個中隊編制で、2個中隊はライフガード連隊の2個中隊とともに王室騎兵連隊 (HCR:Household Cavalry Regiment) を構成し、スコーピオン・ストライカー・スパルタンなどの装甲戦闘車両をもちいて、第16航空強襲旅団を含む第3師団に対し装甲偵察能力を供給することを任務とし、残りの1個中隊は同じくライフガード連隊の1個中隊とともに王室騎兵乗馬連隊 (Household Cavalry Mounted Regiment) を構成し、おもに儀仗兵としての任務をおこなう。やや煩雑な編制であるが、これはイギリス陸軍の縮小後も各連隊の長く、そして独自の伝統を守るための措置である。また、王室騎兵隊自身が "The best of both world" と謳うように、戦闘任務と儀仗任務は連隊にとってどちらも最重要任務であり、どちらかの任務が「片手間」であるようなことは決してない。
ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊は上記の通り機甲部隊の性格を持つが、王室騎兵隊自体が格式上は軍団と同格であるため、王室機甲軍団には形式上所属していない。
ライフガード連隊かブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊に勤務するためには、基本軍事教育(兵の場合は12週間)を受けた後、王室騎兵連隊要員は戦闘装甲車両操縦者の教育等を受ける。王室騎兵乗馬連隊要員は乗馬学校において16週間の乗馬教育を受ける。その後、ライフガード連隊かブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊に配属される。王室騎兵乗馬連隊として儀仗任務をしている騎兵であっても2年間勤務した後は一旦、儀仗任務を離れ、戦闘装甲車両の教育を受けて装甲偵察任務に就かなければならない。英国では真の騎兵隊員は乗馬と装甲偵察の両方の任務について精通しなければならないと考えられているからである。
王室騎兵隊の名称は形式のみのものではなく、現在においても王室の護衛はきわめて重要な任務であり、ウィンザー城またはバッキンガム宮殿に危険な事態が生じた場合は、いつでも緊急出動がとれる体制が整えられている。実際、ウインザー城火災の際にはブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊の部隊も消火活動の支援にあたっている。
[編集] 階級
王室騎兵隊には軍曹がおらず、下士官はすべて伍長であるなど他のイギリス軍部隊とは異なる階級呼称と階級章を用いることで知られている。なお、王室騎兵隊の下士官がすべて伍長であるのは、serjeant(sergeantの古名、軍曹の意)が召使という意味を含むことから、全員がジェントリの出身者であった王室騎兵隊の下士官にはその名称がふさわしくないとされた伝統を引き継ぐ、あくまでも名称のみのものであって、連隊先任伍長 (Regimental Corporal Major) が1等准尉相当格であるなど、実際の階級はその職責に見合ったものとなっている。またライフガード連隊にもない独自の階級呼称としてブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊では少尉に対しコルネッツ(Cornet)の呼称を用いる。
サンドハースト王立陸軍士官学校を卒業したヘンリー王子がブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊に配属され、シミター偵察装甲車の小隊長を務めている。
[編集] 参考文献
- W Y Carman; Richard Simkin; K J Douglas-Morris (1982). Richard Simkin's uniforms of the British Army : the cavalry regiments : from the collection of Captain K.J. Douglas-Morris. Exeter, England: Webb & Bower. ISBN 978-0-906671-13-9.
- David Griffin (1985). Encyclopaedia of modern British Army regiments. Wellingborough: P. Stephens. ISBN 978-0-85059-708-0.

