FV107 シミター

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FV107 シミター
FV107 Scimitar pic11.JPG
基礎データ
全長 4.9 m
全幅 2.2 m
全高 2.1 m
重量 7.8 t
乗員数 3名
装甲・武装
主武装 30 mm L21 ラーデン機関砲
副武装 7.62mm L37A1 機関銃(同軸)
機動力
速度 80 km/h (整地)
エンジン ジャギュアJ60 No.1 Mk.100B
直列6気筒液冷ガソリン
190 hp
懸架・駆動 トーションバー懸架
行動距離 450 km (整地)
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FV107 シミターは、イギリスで開発された偵察戦闘車イギリス陸軍などで運用されている。この車両はFV101 スコーピオンにとてもよく似ているが、マウント部に76mm砲を装備するかわり、30mm L21 ラーデン機関砲を搭載している。

本車は王立装甲軍団(偵察任務の装甲連隊からなる)に配備された。8両のFV107 シミターが偵察中隊に配備されており、この偵察中隊5個で近接偵察大隊が編成され、この大隊から装甲連隊が構成される。

開発[編集]

FV107 シミターCVR(T)イギリス軍の用いた装甲車両の仕様)シリーズの一車両で、1971年に就役した。

初期には、本車のエンジンはジャガーJ60 4.2リットル6気筒ガソリンエンジンを使用した。これはジャガー社の車両で使われているエンジンである。現在のイギリス軍に配備されているシミターは、CVR(T)の耐用年数延長プログラム(LEP)に基づき、カミンズBTA 5.9ディーゼルエンジンに換装されている。

FV101スコーピオンと同様に、シミターは1982年のフォークランド紛争において、ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊とともに投入された。また、国連NATOの平和維持活動に関連し、イギリス軍は本車をユーゴスラビアイラク、2010年現在はアフガニスタンにも投入している[1]

他の仕様[編集]

  • 最低地上高: 0.35 m
  • 主兵装: 30 mm L21A1 ラーデン砲。(発射速度は90発毎分)
  • 使用弾薬:
  • 追加防御機材: 2 x 4筒 煙幕発射器
  • 搭載弾薬数:
    • 30mm口径弾 約165発
    • 7.62x51mm NATO弾 公式には約2,000発 (実際にはさらに多数の200発入りの弾薬箱を収納できる)
    • 他のイギリス軍装甲車両と同様に、本車は強制換気システムを備え、搭乗員はCBRN(化学・生物兵器、放射線、核兵器)環境で活動できる。

使用国[編集]

砂漠迷彩のシミター
シミターはイギリス陸軍の5個編隊偵察連隊によって運用されている。各連隊にはそれぞれ12両のシミターを保有する3個大隊がある。ハウスホールド騎兵連隊には第16空挺旅団を支援するための追加の大隊がある。
また、イギリス空軍も本車を装備する。

出典[編集]

  1. ^ Household Cavalry hone their skills in Helmand”. UK MoD (2008年7月). 2008年7月1日閲覧。
  2. ^ UK Defence: British Army estimated operational armoured vehicle fleet”. european-defence.co.uk (2008年1月). 2008年1月9日閲覧。
  3. ^ Ondrejka, Jan; Stojar, Richard (8.3.2004). “Belgian armed forces: trends in development (PDF)”. Ministry of Defence of the Czech Republic. 2008年1月9日閲覧。
  4. ^ La Defense au rapport”. page 55. Belgian Ministry of Defence (2006年1月). 2008年1月9日閲覧。

関連項目[編集]

  • CVR(T) (戦闘偵察車両 - 装軌式) シリーズ化された車両の仕様。

外部リンク[編集]