横田茂昭

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横田 茂昭(よこた しげあき、1969年5月1日 - )は、囲碁棋士岡山県浅口郡金光町(現浅口市)出身、関西棋院所属、赤木一夫門下、九段。関西棋院第一位碁聖戦挑戦者など。厚みを重視する棋風。趣味はクラシック音楽バレーボール

経歴[編集]

1980年、第1回少年少女囲碁大会に金光町立金光小学校5年で出場し、見事初代優勝者となる。翌年も連覇を掛け第2回少年少女囲碁大会に出場するが、のちに関西棋院の後輩となる新垣朱武に敗れ準優勝に終わる。

1983年入段、1995年に九段。

2005年、第49期関西棋院第一位決定戦中野泰宏を2-0で降し、自身初のタイトルを手にした。

2007年、第32期碁聖戦トーナメントを勝ち上がり、38歳にして七大タイトル初挑戦を果たす。張栩に0-3で敗れ去ったものの、「3局とも悪い碁で、負けていてもおかしくなかった」といわしめる健闘を見せた。

2009年度下期のNHK囲碁講座では「横田茂昭の厚味の戦略」と題して講師を務めた。

2018年、第62期関西棋院第一位決定戦で余正麒に挑戦。0-2で敗れ、自身2度目のタイトル獲得はならなかった。

著書[編集]

  • 「横田茂昭のこの厚みは星なんぼ?」(NHK囲碁シリーズ) 日本放送出版協会 2010年
  • 「横田茂昭の白番は楽しい!」(NHK囲碁シリーズ) NHK出版 2013年

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