DiDiモビリティジャパン
市場情報 | 非上場 |
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本社所在地 |
日本 〒105-7303 東京都港区東新橋1-9-1 |
設立 | 2018年6月28日 |
法人番号 | 2010401135474 |
事業内容 | 「DiDi」の日本市場での提供およびそれに付帯する事業 |
代表者 | シュ・ケイシ |
資本金 | 40億円 |
売上高 |
20億1100万円 (2023年3月期)[1] |
営業利益 |
△8億6300万円 (2023年3月期)[1] |
経常利益 |
△8億4200万円 (2023年3月期)[1] |
純利益 |
△4億3,500万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
16億7,100万円 (2024年3月期)[2] |
主要株主 |
滴滴出行 SoftBank |
外部リンク | https://didimobility.co.jp/ |
特記事項:*登録番号:東京都知事登録旅行業第2-7593号 |
DiDiモビリティジャパン株式会社(英: DiDi Mobility Japan Corp.)は、東京都港区に本社を置く、タクシー配車サービスを提供する中国の滴滴出行(DiDi)とソフトバンクの合弁会社[3]。サービス開始から1年間で12都市でサービスを行っておりタクシーのパートナー企業は310社に増加した。2019年度中にサービス展開を20都市に増やす予定[4]。
事前確定運賃
[編集]2019年10月25日に国土交通省が事前確定運賃を認可した。事前確定運賃とは配車アプリ等で入力された乗降車地の地図上の走行距離と推計所要時間等を踏まえてタクシー運賃を事前に算出する仕組みである。これにより「渋滞や回り道等により運賃が高くなるかもしれない」「到着するまでメーターが気になる」というタクシー運賃に関する不安がなくなり、タクシーが利用しやすくなる。訪日外国人にとっても、事前に運賃を確定させて予約ができるようになり、タクシーを利用して円滑かつ安心な旅行ができるようになる。と説明されている[5]。これを受けDiDiは12月より青森、新潟で事前確定運賃制度を導入した。今後は2020年1月に大阪、2月以降に京都、兵庫、静岡で導入を予定している[6]。
沿革
[編集]- 2017年12月11日 - みなとA株式会社として設立
- 2018年4月24日 - ルノー・日産自動車・三菱自動車がDiDi Auto Allianceに参加[7]
- 2018年5月10日 - DiDiモビリティジャパン株式会社に商号変更
- 2018年6月21日 - 東京都知事登録旅行業第2-7593号取得
- 2018年6月28日 - DiDiモビリティジャパン株式会社設立
- 2018年9月10日 - 滴滴出行と第一交通産業が提携。大阪府内でタクシー600台の配車サービスを始める予定と報じられた[8]
2018年9月27日に大阪府でサービス開始し[9]、以後2019年に入り、次々とエリアを拡大していった。
- 4月24日 - 東京都と京都府[10]
- 5月29日 - 兵庫県[11]
- 6月21日 - 北海道[12]
- 6月27日 - 福岡県[13]
- 7月24日 - 広島県[14]
- 7月29日 - 青森県[15]
- 7月31日 - 愛知県[16]
- 8月20日 - 沖縄県[17]
- 9月2日 - 山口県[18]
- 9月12日 - 宮城県[19]
- 10月9日 - 新潟県[20]
- 10月23日 - 千葉県、埼玉県および東京都多摩エリア[21]
- 10月31日 - 大分県[22]
- 11月13日 - 群馬県[23]
- 11月28日 - 秋田県[24]
- 12月5日 - 静岡県[25]
- 12月6日 - 滋賀県[26]
- 12月11日 - 長崎県[27]
- 1月15日 - 和歌山県[28]
- 2020年1月20日 - 宮崎県[29]
- 2月20日 - 石川県[30]
- 2月27日 - 神奈川県[31]
事前確定運賃は、2019年12月19日に青森県、新潟県で、2020年2月18日に静岡県で[32]導入している。
2019年にはそのほか、
- 8月8日 - 東京エリアで予約配車機能提供開始[33]
- 8月13日 - 「DiDiポイントプログラム」提供開始[34]
- 11月22日 - ハイヤーを活用した配車サービス「DiDiプレミアム」の実証実験を東京都内の一部で実施[35]
サービス
[編集]「DiDi」は、タクシー配車アプリの「DiDi Taxi」、ヒッチハイクアプリの「DiDi Hitch」、自転車シェアアプリの「DiDi Bike-Sharing」など、世界中で幅広い交通手段を提供する、世界最大級の交通プラットフォーム[36]。
このうち、「DiDi Taxi」が開始されている[37]。
- 利用者はスマートフォンの配車アプリ「DiDi(ディディ)」に行き先と乗車地点を入力することで、タクシーを呼び出す。訪日中国人は中国で使っているアプリで最寄りのタクシーを呼べる[8]。
- アプリには、呼んだ車の特徴やナンバーが表示され、接近情報も確認できる。
- 注文確定時に支払い方法を選び、到着後、車内決済(タクシー車内、各タクシー会社の決済方法に準じ支払う)かアプリ決済(アプリに事前登録されたクレジットカード、デビットカード、PayPayで支払う)により決済を行う。
タクシーには配車アプリ「DiDiドライバー」が搭載されている。
- 2019年9月25日からゼンリンデータコムが提供する高機能ナビゲーションアプリ「Z-NAV(ゼットナブ)」提供[38][39]
- 同年11月6日に過去のデータを元にしたAIによる需要予測「DiDiヒートマップ」提供[40]
出典
[編集]- ^ a b c DiDiモビリティジャパン株式会社 第6期決算公告
- ^ a b DiDiモビリティジャパン株式会社 第7期決算公告
- ^ “中国の滴滴、ソフトバンクとタクシー配車”. 日本経済新聞 (2018年7月19日). 2018年9月10日閲覧。
- ^ “滴滴とゼンリン、タクシーのナビ精度向上へ提携”. 日本経済新聞 (2019年9月25日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ “タクシーの事前確定運賃サービスがスタートします”. 国土交通省 (2019年10月25日). 2020年1月15日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」、事前確定運賃を導入。東北・北信越では初”. Impress Watch (2019年12月19日). 2020年1月15日閲覧。
- ^ “アライアンス、滴滴出行のDIDI AUTO ALLIANCEに参加”. 三菱自動車 (2018年4月24日). 2018年9月10日閲覧。
- ^ a b “滴滴とのタクシー配車 第一交通、秋に大阪で600台”. 日本経済新聞 (2018年9月10日). 2018年9月10日閲覧。
- ^ “DiDiモビリティジャパン、大阪でタクシー配車アプリサービスを開始”. レスポンス (2018年9月28日). 2019年5月29日閲覧。
- ^ “タクシー配車DiDiが東京と京都でサービス開始、東京は当面迎車無料、PayPay決済も可能に”. テッククランチ (2019年4月24日). 2019年5月29日閲覧。
- ^ “PayPay決済可能なソフバン系配車サービスDiDiが神戸でサービス開始、最大1万円のクーポンもあり”. テッククランチ (2019年5月29日). 2019年5月29日閲覧。
- ^ “札幌・函館・富良野でタクシー配車「DiDi」がサービス開始、“100万円分乗れる”キャンペーンも”. ケータイ Watch (2019年6月21日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “福岡でタクシー配車の「DiDi」が利用可能に、初乗り無料キャンペーン開催”. ケータイ Watch (2019年6月27日). 2019年6月27日閲覧。
- ^ “DiDi、広島でタクシー配車 第一交通と連携”. 日本経済新聞 (2019年7月24日). 2019年7月24日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」 青森でサービス開始”. 日本経済新聞 (2019年7月29日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “AI配車、名古屋夏の陣 滴滴参入・つばめは需要予測で先行”. 日本経済新聞 (2019年7月31日). 2019年7月31日閲覧。
- ^ “沖縄でタクシー配車アプリ、DiDi 20事業者と提携”. 日本経済新聞 (2019年8月20日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」、山口エリア(下関市)で利用可能に”. トラベル Watch (2019年9月3日). 2019年9月21日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリのDiDi、宮城でもサービス提供”. 日本経済新聞 (2019年9月12日). 2019年9月21日閲覧。
- ^ “DiDi、新潟でサービス開始 県内7事業者と”. 日本経済新聞 (2019年10月9日). 2019年10月28日閲覧。
- ^ “DiDi、千葉・埼玉・多摩の3エリアでタクシー配車サービス開始”. トラベル Watch (2019年10月23日). 2019年10月28日閲覧。
- ^ “DiDiモビリティ、大分でタクシー配車アプリ”. 日本経済新聞 (2019年10月31日). 2019年10月31日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」、群馬県でサービス”. 日本経済新聞 (2019年11月12日). 2019年11月12日閲覧。
- ^ “DiDi、秋田でタクシー配車プラットフォームを提供開始 国内18エリア目”. response (2019年11月26日). 2019年11月27日閲覧。
- ^ “タクシー配車のDiDiが静岡でも 5日からサービス開始”. 日本経済新聞 (2019年12月5日). 2019年12月6日閲覧。
- ^ “タクシー配車のDiDi、滋賀県内でサービス開始”. 日本経済新聞 (2019年12月6日). 2019年12月6日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」、長崎エリアで利用可能に”. トラベル Watch (2019年12月11日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “アプリでタクシー予約 白浜第一交通が導入”. 紀伊民報 (2020年1月15日). 2020年1月15日閲覧。
- ^ “DiDiモビリティジャパン、 宮崎エリアにてタクシー配車プラットフォームを提供開始”. DiDiモビリティジャパン株式会社. 2020年1月20日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリDiDi、石川県でサービス開始”. 日本経済新聞 (2020年2月20日). 2020年2月20日閲覧。
- ^ “DiDi、神奈川でタクシー配車開始。PayPayで30%オフも”. Impress Watch (2020年2月27日). 2020年2月27日閲覧。
- ^ “浜松エリアでタクシー事前確定運賃サービスを提供 DiDiアプリを使用”. response (2020年2月19日). 2020年2月20日閲覧。
- ^ “タクシー配車アプリ「DiDi」、東京エリアで予約配車機能提供”. トラベル Watch (2019年8月8日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “DiDiモビリティジャパン、お得なポイントプログラムの提供を開始”. ケータイ Watch (2019年8月15日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “DiDiモビリティジャパン アプリでハイヤーを配車依頼できる実証実験を都内で実施”. carview (2019年11月18日). 2019年11月18日閲覧。
- ^ サービス DiDiモビリティジャパン
- ^ よくある質問 DiDiモビリティジャパン
- ^ “タクシー配車サービス「DiDi」が国内サービス開始から1周年 「PayPayでタクシー代半額キャンペーン」を実施”. ITmedia. (2019年9月25日) 2020年4月1日閲覧。
- ^ “DiDiとPayPayが還元上限2000円のタク代半額キャンペーン、対応タクシーはゼンリンナビ搭載へ”. techcrunch (2019年9月25日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ [https://didimobility.co.jp/info/20191106731/ “DiDiモビリティジャパン、 DiDiヒートマップ機能を提供開始 ~東京エリアで先行開始、他エリアで順次拡大予定~”]. DiDiモビリティジャパン. (2019年11月6日) 2020年4月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- DiDiモビリティジャパン
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