東彼杵町

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ひがしそのぎちょう
東彼杵町
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
東彼杵郡
団体コード 42321-1
法人番号 2000020423211
面積 74.29 km²
総人口 8,067
推計人口、2017年8月1日)
人口密度 109人/km²
隣接自治体 大村市東彼杵郡川棚町
佐賀県嬉野市
町の木 クス
町の花 コスモス
東彼杵町役場
町長 渡邉悟
所在地 859-3808
長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850番6号
北緯33度2分13.1秒東経129度55分1.7秒座標: 北緯33度2分13.1秒 東経129度55分1.7秒
Higashisonogi Town Office Nagasaki 2008.jpg
外部リンク 東彼杵町

東彼杵町位置図

― 市 / ― 町

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東彼杵町(ひがしそのぎちょう, Higashisonogi Town)は、長崎県東部の大村湾に面したである。東彼杵郡に属する。

地理[編集]

玉簾の滝

隣接する自治体[編集]

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  • 町の全域が火山性丘陵地帯で、大村湾に面した西側の海岸まで丘陵地が迫る。北には虚空蔵山(標高608m)・高見岳(標高538m)、南には多良山系の国見岳(標高816m)・遠目山(標高849m)・郡岳(標高826m)・武留路山(標高341m)など険しい山がある。

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    • 彼杵川千綿川・串川・江の串川があり、それぞれ川に沿って渓谷・扇状地・沖積平野がある。
  • 湧水
    • 出口山[1]や釜の内[2]などの湧水地があり、「ながさき水源の森」として長崎県によって整備されている。
    • 平山池(彼杵宿郷)、赤木池(千綿宿郷)、太ノ原池、中山池、足形池(中尾郷・太ノ浦郷)、かのまる池、三井木場池、中池、蕪池(中岳郷・蕪郷)、太田代池、綿内池(一ツ石郷)といったように池が多い。

土地の活用[編集]

  • 斜面では棚田や段々畑が作られ、(そのぎ茶)・ミカンビワイチゴなどが生産されている。また、渓谷には「龍頭泉(りゅうとうせん)」や「玉簾(たますだれ)の滝」などの景勝地がある。



東彼杵町・大村湾・大村線を眺望する(千綿駅~松原駅間(東彼杵町江ノ串付近)にて)

地域[編集]

人口[編集]

Demography42321.svg
東彼杵町と全国の年齢別人口分布(2005年) 東彼杵町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東彼杵町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
東彼杵町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 10,713人
1975年 10,335人
1980年 10,353人
1985年 10,363人
1990年 10,188人
1995年 10,349人
2000年 10,026人
2005年 9,657人
2010年 8,903人
2015年 8,298人
総務省統計局 国勢調査より

地名[編集]

旧彼杵町と旧千綿村のそれぞれに存在するの地名「宿郷」についてのみ、合併後は旧町村名(大字)を冠する。

旧彼杵町(北部)
  • 大音琴郷(おおねごとごう)
  • 川内郷(かわちごう)
  • 口木田郷(くちきだごう)
  • 蔵本郷(くらもとごう)
  • 小音琴郷(こねごとごう)
  • 坂本郷(さかもとごう)
  • 菅無田郷(すがむたごう)
  • 彼杵宿郷(そのぎしゅくごう、彼杵町時代は宿郷)
  • 中尾郷(なかおごう)
  • 法音寺郷(ほうおんじごう)
  • 三根郷(みねごう)
旧千綿村(南部)
  • 蕪郷(かぶらごう)
  • 木場郷(こばごう)
  • 里郷(さとごう)
  • 瀬戸郷(せとごう)
  • 駄地郷(だじごう)
  • 太ノ浦郷(たのうらごう)
  • 千綿宿郷(ちわたしゅくごう、千綿村時代は宿郷)
  • 遠目郷(とおめごう)
  • 中岳郷(なかたけごう)
  • 八反田郷(はちたんだごう)
  • 一ツ石郷(ひとついしごう)
  • 平似田郷(ひらにたごう)
  • 武留路郷(むるろごう、1963年(昭和38年)に大村市に編入)

歴史[編集]

北部の彼杵と南部の千綿は大村湾に面した港町で、長崎街道の宿場町でもあった。

近現代[編集]

昭和[編集]

平成[編集]

  • 1989年平成元年)10月 - 町木(クスノキ)と町花(コスモス)を制定。
  • 2001年(平成13年)4月 - 佐世保市より東彼杵町に合併協議の呼びかけが行われた[3]
  • 2002年(平成14年)
    • 3月 - 東彼杵郡任意合併協議会が設置される。
    • 8月~9月
      • 大村市と東彼杵町との合併案を大村市が可決し、東彼杵町が否決した。
      • 東彼杵郡3町での合併案が、該当3町(東彼杵町と川棚町波佐見町)で可決。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - 川棚町が合併協議会の離脱を表明。合併協議会は休止状態になる。
    • 7月 - 川棚町が合併協議会に復帰。合併協議会を再開。
  • 2005年(平成17年)3月 - 3町での合併を断念。協議会を解散。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月
      • 佐世保市より合併の提案・打診があったが、拒否。
      • 長崎県よりパスポート業務が東彼杵町に移管され、東彼杵町民は東彼杵町役場(本庁)でのパスポートの申請・受け取りができるようになった。[4]
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 - 東彼杵郡合併協議会が住民発議により再び設置。1972年(昭和47年)より加盟していた佐世保地域広域市町村圏組合が解散。
    • 6月 - 川棚町、波佐見町が協議会解散を提案、合併が白紙に。
    • 8月 - 協議会解散が川棚町、波佐見町で可決。東彼杵町で否決。このように3町で合意にいたらず、協議会は休止状態となったが、実質的な解散となった。

行政区域の変遷[編集]

行政[編集]

町政[編集]

町章[編集]

  • 東彼杵(ガシノギ)の「ヒ」と「ソ」の文字を合わせ飛翔する鳥を形どったデザインとなっている。カラーは赤色。近代農業を中心に躍進する町勢と人情豊かな町民の融和、団結を象徴している。1968年(昭和43年)制定。

町長[編集]

  • 初代 - 山口前能(1959年(昭和34年)5月~2期8年)
  • 第2代 - 松尾関市(1967年(昭和42年)5月~5期20年)
  • 第3代 - 池田優(1987年(昭和62年)5月~4期16年)
  • 第4代 - 紙谷修(2003年(平成15年)5月~2期8年)
  • 第5代 - 渡邉悟(2011年(平成23年)5月~現職)- 無投票当選。

町議会[編集]

  • 東彼杵町議会 定数12

組織[編集]

  • 町長
    • 副町長(1名)[5]
      • 町民課 - 戸籍係、福祉係、環境衛生係
      • 健康ほけん課 - 健康推進係、介護保険係、国保年金係、高齢者支援係、地域包括支援センター
      • 水道課 - 下水道施設係、上水道施設係、水道業務係
      • 建設課 - 建設係、管理係
      • 農林水産課 - 農林水産係
      • 総務課 - 総務係(パスポート窓口・電算・消費者行政)、広報係、防災交通係
      • まちづくり課 - 企画係(企画・まちづくり・地域振興)、商工観光係
      • 財政管財課 - 財政係、管財契約係
      • 税務課 - 固定資産税係、住民税
      • 支所 - 千綿支所 (町税等の収納、戸籍、住基等の行政証明交付事務(税関係証明を除く)、その他各課への取り次ぎ事務)
      • 会計課 - 会計係
  • 議会議長)- 議会事務局
  • 教育委員会教育長)- 教育委員会事務局 - 総務係、社会教育係
  • 農業委員会
  • 選挙管理委員会
  • 監査委員

庁舎[編集]

  • 東彼杵町役場(本庁)- 蔵本郷1850番6号地図
    • 千綿支所 - 駄地郷148地図

消防[編集]

  • 佐世保市消防局(佐世保市に委託)
    • 東消防署(佐世保市広田1-16-19)
      • 東彼出張所(とうひ、大音琴郷187-1)

ごみ処理[編集]

  • 東彼地区保健福祉組合(東彼杵町・川棚町・波佐見町)
    • 事務局(東彼杵町蔵本郷95-1)
    • 東彼地区清掃工場(ごみ処理場、川棚町白石郷282)
    • 東彼地区環境センター(し尿処理場、東彼杵町蔵本郷95-1)

県政[編集]

県議会[編集]

  • 長崎県議会 東彼杵郡(川棚町・波佐見町と合わせて)選挙区 定数1

県の出先機関[編集]

  • 県北振興局(佐世保市)
    • 管理部、税務部、商工水産部、建設部
    • ただし農林部・保健部に関しては別。下記参照。
  • 県央振興局諫早市
  • 長崎県農林技術開発センター茶業研究室

警察[編集]

  • 長崎県警察
    • 川棚警察署(川棚町)
      • 東彼杵警察官駐在所(ひがしそのぎ、蔵本郷1755番地2)
      • 大楠警察官駐在所(おおくす、菅無田郷398番地1)
      • 瀬戸警察官駐在所(せと、瀬戸郷1192番地1)

医療[編集]

国政[編集]

衆議院選挙区[編集]

国の出先機関[編集]

防衛省
  • 陸上自衛隊大野原(おおのばる)演習場(遠目郷、長崎県東彼杵町佐賀県嬉野市の県境にある。)

産業[編集]

漁業[編集]

  • かつては捕業が盛んで、昔から多くの海産物が運び込まれ、流通・交通の要所として鯨肉が取引きされていた。明治の中頃には、大きな魚市場やくじら問屋によって売り買いされ、九州各地に運ばれていた。
    • 鯨 - 現在ではワシントン条約により、取引量は大きく減少したものの、東彼杵鯨肉株式会社のもとで月に1回、県内で唯一の入札会が開かれている。
    • ナマコ - 大村湾で捕れる。

農業[編集]

林業[編集]

工業[編集]

  • 内海(うちめ、大村湾)の穏やかな環境と、町内に高速道路のインターチェンジもあることから、企業誘致がさかんに行われている。
    • 東そのぎグリーンテクノパーク(八反田郷)
      • 株式会社ツジデン - 液晶関連
      • 昭和金属工業株式会社 - 自動車関連
      • 八幡金属株式会社 - 自動車関連
      • 株式会社ウラノ - 宇宙航空機器関連
      • アーテック工房株式会社 - 住宅用炭素複合塗料
      • 株式会社中野製作所 - ゴム製品
      • 睦工業株式会社
      • 株式会社岩倉製作所長崎東彼杵工場
    • 赤木工業団地(三根郷)
      • 長崎部品株式会社
      • JAながさき県央東彼杵製茶工場

商業[編集]

商工会[編集]

  • 東彼商工会[7](本部は川棚町)
    • 東彼商工会東彼杵支所(旧東彼杵町商工会)

金融[編集]

教育[編集]

中学校[編集]

町立
※遠目郷の一部生徒は隣接する嬉野市立大野原中学校へ通学する。

小学校[編集]

町立
※遠目郷の一部児童は隣接する嬉野市立大野原小学校へ通学する。

幼稚園[編集]

私立
  • 東彼杵中央幼稚園(学校法人東彼学園が運営、平似田郷702番)[9]

保育所[編集]

私立(認可)
  • 千綿保育園(平似田郷713-1)
  • 山田保育園(蔵本郷1780-1)
私立(認可外)
  • ひまわり保育園(彼杵宿郷362)
  • すみれ園(蔵本郷1810-2)

文化・スポーツ等施設[編集]

図書館[編集]

  • 東彼杵町図書館(東彼杵教育センター分館(旧 中央公民館)内、彼杵宿郷706-4)

ホール[編集]

  • 東彼杵町総合会館文化ホール「グリーンハートホール」(彼杵宿郷706-4)

研修施設[編集]

  • 教育センター

博物館[編集]

  • 東彼杵町歴史民俗資料館(歴史館・文化館

スポーツ施設[編集]

自然体験施設[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

バス路線[編集]

一般路線バス
特急バス(高速道路は経由しない)
  • 西肥自動車
    • 佐世保-ハウステンボス-彼杵本町-長崎空港
      • 東彼杵町内では、「彼杵本町」バス停にだけ停車する。

道路[編集]

高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道
道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

名所・旧跡・観光スポット[編集]

  • 千綿駅(長崎県景観資産) - 海に面した駅。駅舎は東彼杵町が所有。駅舎内には千綿食堂有り。
  • 俵坂峠(長崎街道
  • 日本二十六聖人乗船場跡 - 平成29年2月に420周年記念式典開催。
  • キリシタン墓地
  • ひさご塚古墳 - 県内最大級の前方後円墳
  • 龍頭泉 - 豊後国(現在の大分県)の儒学者である広瀬淡窓が名付けたと伝えられている
  • 玉簾の滝
  • 千綿人形浄瑠璃 - 1954年(昭和29年)に長崎県無形民俗文化財に指定された。200年の歴史を持つ。人形は、東彼杵町歴史民俗資料館で見ることができる。
  • 滝の上美術館
  • 河川公園やすらぎの里

祭事・催事[編集]

  • 5月 - そのぎ茶市 - 新茶の即売や露店商
  • 7月 - 祇園祭 - 龍踊りや坂本浮立[10]、蔵本浮立などが奉納される。笛や太鼓の賑やかなお囃子の中で、旧長崎街道を練り歩く。
  • 8月 - 納涼花火大会 - 踊りや歌謡ショー、のど自慢も行われる。
  • 11月 - うまかもんフェスタ - 実りの秋を迎え、いちごやみかん、野菜、牛肉など東彼杵町で栽培・育成された農産物の品評会・即売会が行われる(平成28年ふるさとふれあいまつりから名称変更)。

東彼杵町出身の著名人[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 読みは「でぐちやま」。蕪郷にある。
  2. ^ 読みは「かまんち」。坂本郷にある。
  3. ^ 他に西彼町西海町 (長崎県)大島町 (長崎県)崎戸町吉井町 (長崎県)世知原町宇久町小値賀町佐々町小佐々町波佐見町川棚町の12町に同様の合併協議が呼びかけられた。
  4. ^ 原則、他の窓口では手続きができない。詳しくはパスポートの手続きについて(東彼杵町ウェブサイト)、長崎県パスポートインフォメーション(長崎県ウェブサイト)を参考にされたい。
  5. ^ 東彼杵町副町長の定数を定める条例 - 東彼杵町ウェブサイト
  6. ^ 読みは「りゅうとうせん」。詳しくは驚愕するほどの景観龍頭泉・千綿四十八淵(東彼杵町ウェブサイト)を参考にされたい。
  7. ^ ひがしかれ(東彼の訓読み)ネット(東彼商工会ウェブサイト)
  8. ^ 2009年(平成21年)3月にそのぎ支店と千綿支店が統合され、東そのぎ支店となった。
  9. ^ 他にもまどか幼稚園(彼杵宿郷589)があったが、2008年(平成20年)に閉園した。東彼杵町次世代育成支援後期行動計画(平成22年度~平成26年度)(PDF)
  10. ^ 読みは「ふりゅう」。佐賀県を中心に分布する風流(ふりゅう)系舞踊の民俗芸能。太鼓を打ち鳴らして、集団で踊るものが多い。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]