長崎県警察

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Flag of Nagasaki Prefecture.svg 長崎県の行政官庁
長崎県警察
Asahikage.svg
Nagasaki Prefectural Police.jpg
役職
本部長 國枝治男(警視監
警務部長 壱岐恭秀(警視正
組織
上部組織 長崎県公安委員会
内部組織 警務部生活安全部刑事部交通部警備部
概要
所在地 長崎県長崎市万才町4-8
ウェブサイト
長崎県警察
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長崎県警察(ながさきけんけいさつ、Nagasaki Prefectural Police)は、長崎県公安委員会の管理の下、長崎県が設置した警察組織。長崎県内を管轄区域とし、長崎県警と略称する。給与支払者は長崎県知事である。警察庁九州管区警察局管内。

本部所在地[編集]

沿革[編集]

明治[編集]

  • 1872年(明治5年)
  • 1874年(明治7年)
    • 1月 - 長崎県庁警保課を設置。
    • 10月27日
      • 司法警察の事務が警保課の担当となり、本大工町に開庁し、本営を長崎県警察局と改称。その分営を邏卒屯所とし、八百屋町と新地町の2カ所に設置。
  • 1875年(明治8年)
    • 9月15日 - 邏卒の制服を制定。袖に金色の横筋があったため、「横筋さん」と呼ばれた。
    • 11月12日 - 邏卒の名称を「巡査」に改称。
    • 12月17日
      • 長崎県警察局が本大工町から外浦町(現在の江戸町)に移転。
      • 旧警察局庁舎に八百屋町の邏卒屯所が移転し、「第一警察出張所」(後の長崎警察署)と改称。
      • 新地屯所を「第二警察出張所」(後の新地警察署、現大浦警察署)と改称。
  • 1876年(明治9年)
    • 1月8日 - 長崎県第四課と改称。長崎本獄を監獄に改め、第四課の管理下に置く。
    • 1月10日 - 長崎県警察所に改称。
    • 1月12日 - 県下を7警察区に分け、各区に出張所・屯所を置く。
    • 2月29日 - 管内に巡査を配置し、警部が置かれる。警部は帯剣を許可されたが、巡査は邏卒時代と同様に三尺棒を携帯。
    • 12月26日 - 長崎県警察所を東濱町に仮設。
  • 1878年(明治11年)
    • 1月18日
      • 長崎県警察所を長崎県警察本署に改称し、東濱町で第4課の事務を行う。
      • 出張所・屯所・分屯所を警察署・分署・派出所・交番所に改称。
      • 警察本署は、長崎・島原・佐賀・柄崎[1]・大村・平戸・福江・厳原・唐津の9警察署と31分署を統括することとなった。[2]
    • 5月8日 - 長崎警察署、市街地で初めて戸口調査を実施。
    • 9月 - 長崎県第四課に改称。
    • 10月 - 長崎県警察課に改称。
  • 1879年(明治12年)10月 - 居留地在住の外国人対策のために外国籍警察官が採用される。
  • 1880年(明治13年)4月 - 長崎県警察本署に改称。
  • 1883年(明治16年)7月16日 - 巡査の帯剣が許可される。
  • 1886年(明治19年)7月 - 長崎県警察本部に改称。
  • 1890年(明治23年)10月 - 長崎県警察部に改称。
  • 1899年(明治32年)7月 - 条約改正で居留地が廃止になり、外国籍警察官も廃止される。
  • 1905年(明治38年)4月 - 長崎県第四部に改称。
  • 1907年(明治40年)7月 - 長崎県警察部に改称。
  • 1911年(明治44年)12月27日 - 長崎県警察部に高等警察課を設置し、社会・政治運動取締のために組織を強化。

大正[編集]

  • 1921年大正10年)
    • 2月5日 - 長崎市内での交通事故増加に対処し、初めて交通巡査を配置し、長崎電気軌道・自動車営業者に警告を出す。
    • 2月20日 - 長崎県・長崎市合同で自動車パレードを行い、交通事故防止を呼びかけるとともに、学童1,000名を動員し、自動車左側通行の啓蒙活動を実施。

昭和[編集]

  • 1928年昭和3年)7月 - 特別高等警察課を設置。
  • 1944年(昭和19年)4月 - 警備隊を設置。
  • 1945年(昭和20年)
    • 8月 - 長崎原爆投下により、壊滅的打撃を受ける。
    • 10月 - 特別高等警察が廃止。
    • 12月 - 公安課(公安警察)を設置。
  • 1946年(昭和21年)2月 - 警備隊を廃止。 
  • 1948年(昭和23年)- 長崎県警察部が廃止され、旧警察法[3]の施行により、福岡警察管区国家地方警察長崎県本部(略称は「国警」)と自治体警察に組織が再編。
  • 1949年(昭和24年)
    • 7月11日 - 県警察学校の新校舎が城山町に完成。
    • 8月2日 - 県警察学校の新校舎が火災で焼失。
  • 1950年(昭和25年)
    • 5月7日 - 国警県本部・県庁仮庁舎火災。
    • 8月10日 - 県警察学校の校舎が再建。
  • 1952年(昭和27年)9月15日 - 国警県本部 警備部 警ら交通課に特別機動隊を設置。[4]
  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日
      • 警察法[5]の公布により、国家地方警察と自治体警察が廃止され、都道府県警察として長崎県警察(現在名)が発足。
      • 7自治体警察署と17地区警察署を統合し、27警察署を設置。
    • 12月19日 - 長崎市外浦町(現在の江戸町・万才町)に県警察本部新庁舎を落成。
  • 1960年(昭和35年)
    • 7月30日 - 長崎県運転免許試験場を長崎市から大村市に移転。
    • 8月8日 - 大村市での運転免許試験場の業務を開始。
  • 1966年(昭和41年)
    • 6月11日 - 県警武道館の落成式を挙行。(国際体育館横)
    • 11月9日 - 小江原町に県警察学校の新校舎が完成。
  • 1967年(昭和42年)
    • 4月28日 - 歩行者の交通事故防止のため、長崎市で交通キップ(交通違反警告書)を実施。
    • 8月21日 - 巡査長制度を新設。
    • 10月17日 - 思案橋・本石灰町・船大工町の3カ所に県下初の防犯テレビを設置。
  • 1969年(昭和44年)
    • 3月20日 - 機構改革を行い、交通指導官・警備調査官を新設し、交通警備部門の強化を図る。
    • 6月3日 - 第1回警察と市民のつどい・音楽の夕べが長崎市公会堂で開催。
    • 9月20日 - 油木庁舎老朽化のため、県警交通機動隊新庁舎が田中町(現在地)に完成。
  • 1970年(昭和45年)
    • 4月1日 - 専従捜査班を設置。
    • 4月10日 - 県警本部から長崎市内の全派出所・駐在所に一斉指令ができる「全派指令装置」が完成。
    • 7月21日 - 過密・過疎対策の一環で、駐在所・派出所の統廃合を実施。
  • 1971年(昭和46年)9月1日 - 長崎水上警察署を廃止。
  • 1973年(昭和48年)1月23日 - 新興社宅や団地の急増に対処するため、浦上警察署に移動交番車を配置。
  • 1974年(昭和49年)
    • 4月10日 - 長崎警察署・佐世保警察署に九州で初めて「ヤングテレホン」を実施。
    • 7月15日 - 県警本部庁舎の増築工事が完了し、移転。新庁舎は地下1階・地上7階建て。
  • 1975年(昭和50年)1月18日 - 警察法施行20周年と新庁舎落成を記念し、2日間にわたり庁舎を一般に公開。
  • 1978年(昭和53年)4月1日 - 県警捜査一課内の機動捜査隊を独立させる。秘書課広報係を広報課に昇格。
  • 1982年(昭和57年)
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - JR九州の発足に伴い、施設内の警らと列車警備を任務とする鉄道警察隊(25名)が県警本部で発足式を行う。

平成[編集]


本部組織[編集]

データ[編集]

長崎県警察所有船せとなみ

2009年(平成21年)4月現在)

施設
(2011年(平成23年)4月現在)
  • 警察署数 - 23署
  • 交番数 - 73[14]
  • 駐在所数 - 127[14]
職員
  • 職員数 - 3500人(うち警察官3000人)
車両・船舶等
  • パトカー - 150台
  • 捜査用パトロールカー - 220台
  • ミニパトカー - 210台
  • 白バイ - 60台
  • 船舶 - 10隻
  • ヘリコプター - 1機

警察署[編集]

警察署数は23。警察車両ナンバー地名は佐世保市周辺地域が「佐世保」、それ以外の地域は「長崎」となる。

地域 警察署名称 管轄区域 前身
長崎 県南 長崎警察署 長崎市中心部・東部
稲佐警察署 長崎市西部
浦上警察署 長崎市北部
大浦警察署 長崎市南部
時津警察署 西彼杵郡時津町長与町、長崎市西北部(三重琴海外海地区)
佐世保 西海警察署 西海市(崎戸町江島・平島地区を除く) 大瀬戸警察署
県央 川棚警察署 東彼杵郡東彼杵町川棚町波佐見町
長崎 大村警察署 大村市
諫早警察署 諫早市
島原 島原警察署 島原市
雲仙警察署 雲仙市 小浜警察署
南島原警察署 南島原市 口之津警察署
佐世保 県北 佐世保警察署 佐世保市中心部
相浦警察署 佐世保市西部
早岐警察署 佐世保市南部
江迎警察署 佐世保市北部、北松浦郡佐々町
平戸警察署 平戸市
松浦警察署 松浦市
新上五島警察署 北松浦郡小値賀町、佐世保市宇久地区 有川警察署
県南 西海市崎戸町江島平島地区
長崎 五島 南松浦郡新上五島町
五島警察署 五島市 福江警察署
壱岐 壱岐警察署 壱岐市
対馬 対馬南警察署 対馬市南部(旧下県郡)の厳原美津島豊玉地区 厳原警察署
対馬北警察署 対馬市北部(旧上県郡)の上県上対馬地区 上県警察署

統合により改称された警察署[編集]

  • 2004年(平成16年)
    • 厳原警察署(いずはら) →対馬南警察署(市町村合併による)
    • 上県警察署(かみあがた) →対馬北警察署(同上)
    • 有川警察署(ありかわ) →新上五島警察署(同上)
    • 福江警察署(ふくえ)→五島警察署(同上)
  • 2005年(平成17年)
    • 大瀬戸警察署(おおせと) → 西海警察署(同上)
  • 2006年(平成18年)
    • 小浜警察署(おばま) → 雲仙警察署(市町村合併に伴い、国見警察署と統合)
    • 口之津警察署(くちのつ) → 南島原警察署(市町村合併による)

統合により廃止された警察署[編集]

  • 長崎水上警察署(すいじょう)→ 1971年(昭和46年)9月1日廃止。
  • 奈良尾警察署(ならお)→ 1972年(昭和47年)有川警察署(現 新上五島警察署)と統合の上、廃止。
  • 東長崎警察署(ひがしながさき) - 2005年(平成17年)に長崎警察署と統合の上、廃止。
    • 旧東長崎警察署庁舎は矢上交番として使用されている。
  • 国見警察署(くにみ) - 2006年(平成18年)に小浜警察署と統合の上、雲仙警察署となる。
    • 旧小浜警察署庁舎は雲仙警察署として使用、旧国見警察署庁舎は雲仙北交番(幹部交番)として使用されている。

交番・駐在所[編集]

  • 交番 - 73カ所
  • 警察官駐在所 - 127カ所
(2011年(平成23年)4月現在)[14]

マスコットキャラクター[編集]

  • キャッチくん

主な事件・事故[編集]

(年次は事件化時期)

昭和[編集]

平成[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 「つかざき」、現在の武雄市
  2. ^ この時佐賀県は長崎県の一部だった。1884年(明治16年)に佐賀県は長崎県から分離・独立した。
  3. ^ 昭和22年12月17日法律第196号
  4. ^ この時、設置されたのは、九州では福岡と長崎のみ。
  5. ^ 昭和29年6月8日法律第162号
  6. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報第9310号(平成16年2月17日火曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  7. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報第9420号(平成17年3月18日金曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  8. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報第9522号(平成18年3月24日金曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  9. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報第9610号(平成19年2月9日金曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  10. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報号外(平成20年3月10日月曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  11. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報9819号(平成21年3月24日火曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  12. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報9909号(平成22年2月26日金曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  13. ^ 交番等の名称、位置及び所管区に関する規則の一部を改正する規則---長崎県公報10010号(平成23年3月4日金曜日発行) (PDF)---長崎県ウェブサイト
  14. ^ a b c 交番・駐在所一覧表 - 長崎県警察ウェブサイト

関連項目[編集]

警察(全般)
日本の警察
歴史
前身
法律
関連団体

外部リンク[編集]