奉納

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奉納(ほうのう)とは、神仏や精霊などに対して供物を捧げる宗教的な行為。

日本[編集]

解説[編集]

奉納は、氏子檀家が神仏を敬い、また鎮め愉しませる目的のため、人々にとって「価値のあるもの」を供物として神仏(お墓なども含む)に捧げる宗教的な行為のことをいう。

奉納に用いられる対象は、必ずしも食物や酒、金銭や宝物などといった「物質」を納めることにかぎらず、一般的にはむしろ神楽謡曲、踊りや武芸山車または神輿などの練り巡行といった「行為」で捧げることも多い。

また古来においては、「生贄」や「人柱」などといった風習も残酷ではあるが、これもまた奉納のひとつの姿であるといえる。

主な奉納の例としては、鳥居灯籠絵馬算額護摩木などの他に、歌手音楽家などが楽曲演奏を実演し、神仏に捧げる例も見られる。

ギャラリー[編集]

ミラグロ[編集]

ミラグロ(スペイン語で奇跡)あるいはエクスヴォート(en)(奉納品)とは、古代ギリシャ・ケルト・イベリアなどにみられた病気平癒のための願掛けの習わしである[1]。精霊に対して奇跡が起きた時の御礼が何かを明確にして祠に願掛けを行い、支援や祝福を受けたときには精霊にその御礼(奉納)を行う[1]。現代でもラテンアメリカではよくみられる[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c ジュディカ・イルス『スペルズ 世界のおまじない事典』説話社、2012年、253-254頁

関連項目[編集]